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ライオンのくにのネズミ 表紙

ライオンのくにのネズミ

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刊行日 2024/11/07 | 掲載終了日 未設定

ハッシュタグ:#ライオンのくにのネズミ #NetGalleyJP


内容紹介

第71回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校低学年の部

パパの仕事の都合で、ライオンの国の学校に転校したネズミの「ぼく」。体の大きさも、言葉も習慣も違うライオンが、こわくてこわくてしかたがない。仲良くなんて、とんでもない! そう思っていたけれど――

「優しさと勇気」の物語として、初めての「国際理解」の教科書として……いろいろな読み方ができる「書店員が選ぶ絵本新人賞2024」大賞受賞作。ネズミくんの一歩で「世界が変わる」瞬間を見届けたら、きっと、もう一度、最初から読みたくなるはず。

第71回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校低学年の部

パパの仕事の都合で、ライオンの国の学校に転校したネズミの「ぼく」。体の大きさも、言葉も習慣も違うライオンが、こわくてこわくてしかたがない。仲良くなんて、とんでもない! そう思っていたけれど――

「優しさと勇気」の物語として、初めての「国際理解」の教科書として……いろいろな読み方ができる「書店員が選ぶ絵本新人賞2024」大賞受賞作。ネズミ...


出版社からの備考・コメント

※無断複製、他者への転売を固く禁じます。

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販促プラン

<中央公論新社営業局より>

この度はご覧いただきありがとうございます。

ご一読いただき、面白いと思って頂けたら、ぜひコメントを頂戴できますと嬉しいです。

※いただいた感想(書店名・お名前など)は、弊社のTwitterや宣伝・拡材などに掲載させていただく場合がございます。掲載にあたっては事前に確認のご連絡を差し上げます。

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784120058486
本体価格 ¥1,600 (JPY)
ページ数 32

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

ライオンのくににひっこしてきて、ライオンのがっこうにてんこうしてきたネズミ。らいおん語はわからないし、ライオンたちとちがうことをするとライオンは笑うし怖いしもういやだ。ネズミのくににかえりたい。 あー、そうだったんだ!という結末で低学年の子も自分事として考えられるかな、と思える話でした。

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こんな素敵な本に出会えることができるから、やはり課題図書を設定して、良書に子どもが触れやすくするのは意義深いと感じる、そんなとびきりの一冊。

小さい、大きい、言葉が通じない、属性が違う、経験が異なる。。ここでは外国への転勤と戦争による難民という設定だが、そうでなくても、異なる言語や文化に放り込まれざるを得ない子どもの苦しさや溶け込むまでの軌跡を描くことは、当事者だけでなく、大勢の迎え入れる側の子たちにも、残るものがあると思う。経済的格差による経験の差はガクチカを問われる就職にまで影響を及ぼす。それぞれの普通があり、違いがあり、思いがある。自分と異なるものを下に捉えたり嘲笑したりする大人の姿は、それを模倣する幼い人を作ることもある。一年生、二年生のうちに、接していてほしい本

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色々な側面から受け取り、考えることができる一冊。感想文も書きやすそうです。
前半部分はねずみの不安な気持ちに感情移入しすぎて胸が痛かったです。
後半部分はねずみの静かながらも、凛とした強さが際立ち優しい気持ちで終われました。

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低学年の子どもが感情移入しやすい作品だと思います。言葉や文化が違い、分かり合えないと避けていた相手に一歩進んでぶつかることで、お互いの勝手な思い込みが解消され、距離が近づいていくお話だと思いました。こういうお話を読むことも、お互いの違いを理解し、歩み寄ることの大切さを知るきっかけになるのではないでしょうか。柔らかい色合いの絵も、心を温かくしてくれました。

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新学期に、転校生が入って来たクラスなどに、読み聞かせたい。だれもが、環境が変わることでの、不安やとまどう気持ちに寄り添っている。主人公の小さいネズミのかわいらしさがお弁当の中味に表れているし、大きいこわいライオンのお弁当におびえていたけど。。。ほっこりな結末に、子ども自身も読んで、感じてもらい、感想を聞きたい。

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とても素敵な絵本でした。
不安だった気持ちから、嬉しく楽しいワクワクした気持ちへと変わりました。

ライオンの国へやって来て、新しい環境で不安いっぱいだったネズミくん。
そんなネズミくんが見せた勇気と、その勇気がもたらした変化に思わず笑顔になりました。

ネズミくんが勇気を出して伝えたことは、私たち大人にも言えること。
不安や先入観、決めつけにとらわれてばかりの今から一歩踏み出せば、世界はこんなにも楽しいものへと変わる。
そんなことを感じさせてくれました。

先入観というフィルターを通してみる私たちの世界は、こんなにも現実を歪めてしまうのか。
絵本だからこそ、メッセージがストレートに刺さります。
優しく清々しい読後感の、親子で楽しめる絵本。

友だちって良いものですね。物語と始まりと終わり、登場人物の表情の変化がとてもいい。
学校も国際色豊かになっている今、是非子どもに読み聞かせたい絵本です。

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作者が伝えたいメッセージをしっかりと発信しているお話です。
多様性の本質を、そして多様性を真に理解するためには、どうすればいいのかが提示されています。
生きにくい世の中で、子どもたちが影響される環境の厳しさにも思いを馳せます。
2024年「書店員が選ぶ絵本新人賞」大賞受賞作品。

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親の仕事や戦争、色々な理由で引っ越しをしなくてはならない子どもたちがたくさんいます。言葉の違いや環境の変化は子どもたちにはとても不安です。でも何かをきっかけに少しずつお互いを理解することができれば、お友達になれるかもしれません。お互いを知る勇気のヒントをくれる絵本です。

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絵に迫力があり惹かれました。特にライオンの顔!でも、読み終わってからもう一度見てみると、なんとも愛らしく見えてしまうのが不思議です。見え方って人の気持ち次第で色んなふうに見えるのだと、文章だけでなく絵でも感じられた作品でした。子どもの世界だけでなく、大人だってこんなことはいくらだってあります。勇気を出して一歩踏み出そうと思えるようなお話でした。

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ただでさえネズミとライオンの体格差がある中、ライオンの中にひとり。家族は『いい人だよ』と教えてくれるだけ。ひとり、ひとり。
でも知る勇気を持てたら、相手も自分と同じだった。
リスの背景も少し記載があった。あの背景がある理由を少し深堀してみたくなった。

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私はアメリカに長く住んでいて、日本からアメリカにくる駐在家庭の子ども達を多く知っているのだが、この絵本はその子たちの苦労や成長を思い起こさせた。日本とは全く違う文化、習慣、言語(英語)も知らずに現地校へ通い始めることになる子どもたち。「学校楽しい?」「友達はできた?」とつい声をかけてしまうのだが、英語が分からなくてもスポーツを通して簡単に友達を作ってしまう子どもや、先生やクラスメイトの言っていることが分からなくて友達もできず孤立してしまう子どももいる。この絵本に登場する「ぼく」はパパの仕事の都合でネズミの国からライオンの国へ家族でやってきて、ライオンの学校、いわゆる現地校に通うことになる。ライオンは体も大きいし、小さなネズミにとってはそれだけでも怖い存在。話している言葉もライオン語でやたら迫力があるし、何を話してるのかも分からない。お昼ごはんの時間にお母さんの作ってくれた手作り弁当を食べようとしたら「ぼく」が食べられそうになったりして、小さな「ぼく」は迎えにきたお母さんにすがってわあわあ泣いてしまった。そうだよね、怖かったよね、もう学校に行きたくないよね、と「ぼく」に共感してしまった。また、ページいっぱいに描かれたライオンの姿に埋もれるように存在する「ぼく」。絵からも「ぼく」の心細さが痛いほど伝わってきた。そんな「ぼく」が唯一仲良くなった子は戦争から逃れるためにリスの国からやってきたリス。少しライオン語が話せるリスは学校で「ぼく」を色々助けてくれた。でも、ある時、今度は「ぼく」がリスを助けることになり。。。「友情」と「信頼」の大切さ、そして人を見た目で判断しないこと、逃げないで相手と正面から向き合ってみること、そうすればきっと新しい道が開けてくるよ、そんなメッセージを受け取った素敵な作品だった。

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親事情で引越しと転校を強いられたネズミ
国の騒動で慣習の違う国に来ざるをえなかったリス
両者が行きついた 初めて足を踏み入れた国は 
名を馳せるライオンがいる
のっぴきならない遭遇を 卒直な感情 簡素な言語で綴る
自分では動かし難い状況を 気持ちを交わすことで打破する
戦略でなく頭脳でなく歴史的背景でなく
あなたはいまどう思うの?なにしたい?
角々が ほろっとこぼれ落ちたような気持ちになった

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ライオンの国の小学校に転校したネズミ君は毎日が怖くて仕方がない。やっと仲良しになった同じ転校生のリス君がライオン達に笑われた時、ネズミ君は……
世界は心の持ちようで変わる。子どもの目の高さでそれを示してくれる本。

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迫力ある絵が、ネズミくんの心中をよく表していく。その絵が変わっていく様に、ネズミくんの心に映る世界が手に取るようにわかった。

ネズミの小学生が、ライオンの小学校に転校したら、怖くて萎縮してしまうのはもっともだなぁ。まして「ライオンはみんな親切」なんてお母さんが言ったら、逆に不安が増してしまうよね。お母さんやお父さんがライオンみたいになってしまう気がして。
そんなネズミくんだって、怖さを超えて怒ることがある。優しさで思い切り怒鳴ることがある。それは友だちが笑われる時、馬鹿にされる時。ライオン語もサッカーも自転車も、その国それぞれ。経験がなければできない。それを笑うのは許せないよね。
でも、ネズミくんだって至らないところがあったのか。怖さが先に立って、ライオン達と正面から話そうとしなかったし、その大きなお弁当の中身を見ようとしなかったっけ。
それに気づいた時、世界が変わっていた。そうなんだ。世界を見るのは一人一人の心。だから、心が変われば世界も変わる。それはネズミ君のようになかなかできないけど、とってもとっても大切なことなんなね。

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パパのしごとのつごうでライオンの国にひっこしたネズミ。
言葉はわからないし、そもそも大きいし。そのうちにせんそうをしている国からやってきたリスと友だちになって…

 異なる文化に触れることになった者と、受け入れる側の気持ちを描いた作品。これは子どもの世界だけの話ではないと思いました。移民とかではなくて、新しい学校や職場に飛び込むことになった人もいるはず。

動物園のようなこの世界。多数も少数もなく交わることをこの本を通じて自然に感じて欲しいですし、私も自分の殻を破りたいです。

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中2の時に引っ越しで転校をし、
その時の気持ちはまさにネズミくんでした。
周りはライオンで孤独で辛かったです。
マンガ好きを通して友だちができ、
少しずつ周りに馴染んでいきました。
勇気をちょっとだけ出せば、世界は広がります。
中2の自分や今、頑張っているネズミくん達に読んであげたいなと思いました。

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書店員が選ぶ絵本新人賞2024で、候補作を読んだ時に「絶対この作品に受賞してほしい!」と強く思いました。そしてやはり受賞したので嬉しくて入荷したらPOPを描き、勤め先でずっと売れ続けています。
魅力的な絵で描かれた子ども達の一歩踏み出した勇気の物語。これは決して珍しい話ではなく、いまもどこかで起きているささやかな、けれど大きな一歩の日常物語です。彼らの笑顔が素晴らしい。大人達も是非読んでほしい、ずっと愛されてほしい絵本です。

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この『ライオンのくにのネズミ』は、わたしのお気に入りの本になりました。
かわいいイラストなのに、本からはなたれるメッセージは強烈に熱く強くかっこいいのです。
まず『ライオンのくにのネズミ』の物語設定にびっくりしました。
ライオンの国にねずみがやってくるなんて、衝撃的な内容です!
なぜなら小さなころに読む絵本、今までよみつがれてきた絵本は、『みにくいアヒルの子』のように、同じようでちょっと違うから仲間外れになるレベルのはなしでしたよね。
それが、ネズミとライオンって……。
あまりにも違いすぎじゃないですか!!
でも最後のページを読んで、「ああ、なるほど」と納得。
大人が読んでも、奥深い物語でした。
グローバル化の進んだ現代では、ちょっとした違いどころか、見た目も考え方も価値観もまったく違う人たちと一緒に生きていかなけばならない。
そんな現代を生きる子どもたちに「絶対読んでほしい」本です。

登場人物が動物がになっているので、子どもが読みやすいのでおすすめです。

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新しい環境に入っていく子どもたちにとって、大きな勇気を与えてくれる物語だと感じました。
この作品には、多文化理解や国際理解、さらには差別の背景や真相といった深いテーマが込められていると推察できます。とはいえ、子どもたちにとって最も重要なのは、目の前の教室での現実でしょう。そうした身近な環境の中で、この物語が大きなテーマを子どもたち自身の経験へと結びつけ、前向きな気持ちを育んでいくのではないかと思いました。
力強くダイナミックな絵柄は、特に男の子たちの心を惹きつけそうです。読後には、さまざまな感想が生まれることでしょう。
とても魅力的な作品でした。読ませていただき感謝です!

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言葉も文化も異なる国にやってきて戸惑い、殻に閉じこもってしまったネズミ。そんなネズミが殻を破り、一歩踏み出していく物語だった。
勇気を出して一歩踏み出せば、そこには広い世界が待っているということを知るきっかけになりそう。
進学や進級で新しい環境へと変わるこども達を思ったり、転校生、はたまた移民、難民に思いを馳せたり…
ほんわかとした絵と考えさせられる内容が絶妙なバランスでまとめられた、手にとりやすく読みやすい絵本だと思った。

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2025年課題図書低学年。最後に全てがわかり、はっとします。転校生の不安から現代の課題まで写した良作。著者が海外在住の方とのことで、このような作品が描けるのかも。中・高学年から大人にも響く作品だと思います。

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見た目の印象や思い込みで、居心地が悪く思えたり、敬遠したりしてしまうことはよくあります。でも、ちゃんと知ったら、話してみたら、思っていたのと違っていた、ということもよくあること。そういうことが、分かりやすく伝わってくる本でした。自分の住み慣れた国を離れて、言葉や文化の違う国で暮らすことになったネズミやリスの違和感や、心細さも知ることができ、誰かの立場になって考えることも出来るようになりそうです。ライオンがネズミと仲良くなりたい感じがちゃんと出ていてほっこりします。

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親の都合で、ライオンの国に引っ越すことになったネズミの子。学校に行っても、ライオンの言葉もわからず、こわそうな態度でせまってくるライオンがいやで、ネズミの国に戻りたいと思うが、ネズミの親は、この国だって良いわよ、と受け入れてくれない。そこに、リスの女の子が転校してきた。
リスはライオンをこわいと思うけれど、自分の国では女子はサッカーもできないし、争いがあるからこちらの国の方がいいと話す。リスを守るようにネズミが行動することで、ライオンとネズミは仲良くなる、という展開。戦争や難民、多様性を盛り込みたかったのだろうが、ライオンとネズミとリスの動物にする必要性はあったのだろうかと感じた。

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これはいい。作者は宮城出身。追いかけたい作家さんが増えました。
最後の演出まで込みで、読み手が自分ごとに捉えられる絵本です。
ライオンの国に引っ越したネズミのお話。
ささいなすれ違いを修復していくことの積み重ねが、かけがえのない関係を作っていく。
それができるか否かで人間関係の質は大きく変わるんだなと、物語を通じて思わされました。

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自分が異質であると自覚させられる環境は、大人であっても委縮してしまうものだ。
ましてやそれが子どもだったら。
知らない環境、知らない言葉。
前にいた環境に戻りたい、となるのは当然の心のうごき。

ネズミは、自分がいたネズミの国に戻りたいと両親に訴える。
リスは、戻れる国は戦争の真っただ中だ。

新しい環境に目を向けても、なじめると思えない。
私だったらどうだろう…とずっとネズミのことを思いながらめくるページ。

あることをきっかけにネズミは、自ら行動することに。
そのきっかけが自分の理由ではないところが素敵だ。

すると相手もどう思っていたのかというところまで描かれていて。

よかったね、そうだよね、だけではなく
たくさんの線が交わるためには角度をつけなきゃならないんだね、ってことに
気付ける素敵な絵本。

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転校でライオンの国に来たねずみの不安な気持ちがリスの言葉で救われ、そしてそのリスを助けたいと思った勇気がライオンとも通じ合えるきっかけになります。最後のページで「ああ、そうだったのか」とわかる鮮やかな仕掛けは低学年も楽しめると思います。

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ライオンのくにの学校に通っているライオンとネズミとリスは、それぞれの立場や環境があり、いろんな考えや行動様式を持っている。進化の過程で種が違うのだから、差異は当然かもしれない。それでもこの星に棲む生物としては仲間であるが。この絵本には、それが人間だったらどうなのかなという問いが込められてる。読者がそれぞれの視点に立ってどう感じるのか、自身に置き換えて思いを巡らしてみようと。みんなの表情をよく見てごらん。ライオンの瞳は優しいし、ネズミもリスも穏やかだよ。先入観を持たずに触れ合えれば、きっと答えは見えてくる。

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”しょうめんから ライオンとむきあうと ふしぎなくらい ライオンがなんていっているか わかった”
思わずノートに書き留めた、この1文。
自分の想像や、自分の感情のスクリーンを通して物事を判断する前に、真正面から向き合うこと。
大切なことを、また絵本から教えてもらった。
ひとりでも多くの子供たち、大人たちに読んでもらいたい1冊。

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