
弱虫ハムスターは夏の神様の夢を見る
織島かのこ
ログインするとリクエスト可能か確認できます。 ログインまたは今すぐ登録
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2025/06/20 | 掲載終了日 2025/06/10
ハッシュタグ:#弱虫ハムスターは夏の神様の夢を見る #NetGalleyJP
内容紹介
私たちはしょせん、神様とその信者という関係なのだ。
舞台は京都。超絶アガリ症のハムスター(?)を、緊張を知らない陽キャな神様(?)がプロデュース!?
☆ ☆ ☆
【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】
・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。
・レビューなどでのネタバレ行為はネットギャリーのみならず、外部サイトやSNS等の多くの方が目にする場でもお控えください。
・本文に対するご指摘などは「コメント」にてお願いします。
・自分には合わない作品だった場合、今後のためにも建設的なご意見をよろしくお願いします。
※今作は作者のご厚意によって提供いただいた校了前の大切なゲラを公開をしています。
※今作にこれから出会うであろう多くの読者のためにも、ご理解の上、素敵なレビューによる応援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
☆ ☆ ☆
【あらすじ】
物心ついた時にはアガリ症で人目が怖くて目立たないように生きてきた女子・紬(つむぎ)と、 生まれてこの方緊張したことがなく、とにかく明るく生きてきた男子・瀬那(せな)。
かつて瀬那が野球の試合で見せた物おじしない姿に感動した紬は、自分が勇気を出したいときに、 そのときの彼を「神様」として思い出し、 心の中で拝んでは気持ちを奮い立たせる毎日を過ごしていた。
高校で同じクラスになった二人だったが、ある日大ピンチに陥った紬は「神様」である瀬那に向かって「衝撃のお願い事」をしてしまい……!?
瀬那のペットのハムスターのようないたいけネガティブ系女子と、 お日様のように明るいポジティブ系男子が出会うとき、 彼らは自分たちも知らなかった「もう一人の自分」の姿を見ることになる――。
京都を舞台に繰り広げられる、ネガ×ポジ炸裂のヒューマンラブコメディ!
【目次】
P6 プロローグ そして彼女は目を閉じる
P10 ハムスターと神様は噛み合わない
P72 少しずつ、近付いていく
P118 加速していく想い
P146 ハムスターと神様は恋を知る
P184 ネガティブボーイとポジティブガール
P222 エピローグ そして二人は目を閉じる
P230 番外編 彼女になったハムスターと、彼氏になった神様
P244 番外編 晴れ男と雨女の幸福
■著者
織島かのこ(おりじま・かのこ)
「ビューティフルワールド」で第15回GA文庫大賞《銀賞》受賞、「甘党男子はあまくない〜おとなりさんとのおかしな関係〜」で第8回カクヨムweb小説大賞ライト文芸部門《大賞》《ComicWalker漫画賞》W受賞。
既刊に『甘党男子はあまくない』(メディアワークス文庫)、『お嬢さんの契約カレシ。』シリーズ(一二三文庫)、『嘘つきリップは恋で崩れる』シリーズ(GA文庫)がある。
■装画
前田ミック(まえだ・みっく)
イラストレーター。書籍装画、音楽動画、広告用イラスト等を中心に活動。
書籍装画実績として『手づくり雑貨ゆうつづ堂』シリーズ(マイナビ文庫)、『小料理屋いろりのお味見レシピ』(富士見L文庫)等人気作多数。
出版社からの備考・コメント
◎拡材や新刊配本のお申込みにつきましては、
【マイクロマガジン社 営業部】までお問い合わせいただけますと幸いです。
件名に「ことのは文庫 6月新刊の注文」と明記の上、
「番線 or 番線情報」「書店名」「ご発注者様名」をご記載いただき
【hanbai-bceigyou@microgroup.co.jp】までメールにてご連絡くださいませ。
※受注状況によってはご希望数より調整が入る可能性がございます。予めご了承ください。
※価格は予価です。
◎こちらの新刊タイトルのお申し込み締め切りは2025年5月19日迄承っております。
おすすめコメント
◆正反対の性格の男女による、絶対に嫌な気持ちにならない「好感度最高」の甘酸っぱい成長譚。
お互いに「困ったときに祈りを捧げる神様」扱いされていた男の子と、「オレの手ずから餌を食べるようになるまで一年近くかかった、ハムスターのどん兵衛」扱いされていた女の子による、可愛すぎるラブコメディ。
紬を好きになっていた瀬那が、紬から神様扱いされていたことを知った後に見せる困惑ドタバタぶりも微笑ましく、周りのクラスメート(陽キャ陰キャ問わず)嫌なタイプの人間が出てこないため、非常に安心して最後まで主役二人の関係性の変化の面白さに集中できるところも魅力。
笑顔とじれキュン感だけをたっぷりと与えてくれる「動物動画」のようなかわいさと癒し感が満載です。
◆自分とは正反対の新たな価値観を知り、受け入れ、成長するキャラ達の姿が尊く心打たれる。
ネガティブ思考、ポジティブ思考の絶妙にずれた掛け合いが、明るい笑いを誘いつつも、「前向きで、怖いものも緊張も知らなかった人間が、それらを知って動揺し、初めて逃げる様」や「後ろ向きで、常に緊張しすべてを怖がっていた人間が、それでも自分の欲しいものに手を伸ばすことにチャレンジする様」などがしっかりと描かれており、人が今まで自分が持ちえなかった価値観を知り、自分と世界への理解が深まる様子に、純粋に心を打たれます。
販促プラン
あなたの【おすすめコメント】大募集!! 拡材に使わせていただきます!
①応援レビューを拡材(帯またはPOP)やECサイトに使用させていただきます!
期間内にいただい応援レビューを、拡材に使用させていただく場合があります。
掲載文字数に制限がありますので、一部抜粋の上、整理した文面になります。
書籍オビに採用された方にはサイン本を1冊進呈します。
※掲載時には事前にご連絡・確認をいたします。
※サイン本の発送は国内に限らせていただきます。
※出版社にメールアドレスを開示設定されていない場合は、送付先の確認のご連絡ができかねますのでご注意ください。
《拡材用の応援レビュー募集期間》
~2025年5月14日(水)午前10時
②応援レビューを特設サイトで紹介します!
期間内にいただいた応援レビューは、刊行時に公開する予定の作品特設サイトのレビュー紹介欄にて掲載する場合がございます。
※レビュアー様のお名前も併せて掲載させていただきたい場合は、事前にご連絡いたします。
《特設サイト応援レビュー募集期間》
~2025年5月14日(水)午前10時
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は、
恐れ入りますが『マイクロマガジン社 営業部』まで直接お問合せをお願い致します。
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784867167755 |
本体価格 | ¥710 (JPY) |
ページ数 | 256 |
関連リンク
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー

女子高生の紬が可愛い、可愛すぎる!この可愛さは反則級だ。
高校で同じクラスになった瀬那は、紬にとって中学生のときに野球の試合で見かけて以来、「神様」と崇める存在だった。
神様にあるお願いをしてから、二人は少しずつ距離を縮めていく。
瀬那にとってのハムスターのような紬。挙動不審で真っ赤になってしまい、おにぎりを頬張る姿もまた、たまらなく可愛い。
後光が差して見えるほど輝く瀬那と、そんな彼に振り回されながらも必死についていく紬の関係は、読んでいるだけで身悶えしてしまうほど愛おしい。
いつも謝ってばかりの紬の受け答えは、まるで武士のようで、そんなに何度も切腹していたら、命がいくつあっても足りないよと、思わず頬が緩んでしまう。
暑い京都の夏。祇園祭ではなく、あえて亀岡の花火大会を選ぶところも良いなと思う。
だって、祇園祭の宵山なんかに行ったら、紬は迷子になってしまいそうで、心配でたまらなくなりそうだから。
恋をして、相手の気持ちを考えることで、今まで見えなかった自分自身の姿に気づくものだ。
超ネガティブな紬と、超ポジティブな瀬那。
駆け引きなんてできない不器用な二人の、もどかしくて、でもたまらなく可愛い物語でした。

どのページにも夏のキラキラした日差しのようなときめきが溢れてます。この気持ち、恋と呼ばずして何と言うの!!と微笑みなから読み進めてました。
気弱な紬ちゃんは憧れから瀬那くんのことを神様、と讃えるのですが、瀬那くんの方は紬ちゃんのことは身近に普通に可愛いと思っていて、その微妙に噛み合ってないモダモダする両片思いみたいなところがたまりませんでした。
紬ちゃんの緊張のドキドキは音が聞こえそうなくらい伝わってくるのですが、何事にもポジティブで人前でも物怖じしない瀬那くんが緊張するシーンがあるんです。この瞬間の感情がきらめいていて素敵でした。
ハムスターのどんべえが「キュ」と鳴くところがこの恋を応援してるみたいだな、と笑顔になりました。
はじけそうな青春の初々しさが眩しいお話でした。

それぞれの視点が切り替わる事で気持ちの変化やすれ違っている部分などが見えやすかったです。
お互いがお互いをちょっと変な人だと認識していたけど似た者同士なのでは?と思っていました。
声をかけられると驚きのあまり奇声を発したり、お弁当でおにぎり3つと実は大食い属性持ちだったり紬可愛いですね。
最初は飼っているハムスターに似ているだった瀬那の紬に対する気持ちの変化、それがなんであるのか定まっていなかった中で急にストンと落ちてきた自覚シーンが好きです。
誰かを好きになる事で知らなかった自分自身に出会い、それは時に大きな原動力になる一方で臆病にもさせるもの。
紬と瀬那に起きた変化がどのような物だったのかは読んで確かめて欲しい。
すぐ緊張でぎこちなくなる紬と緊張知らずの瀬那という正反対の2人が織りなす青春恋愛物語。
特に1対1のラブコメ好きに読んでもらいたい1作でした。

なんて可愛らしいふたりなのだろう。
高校生ならではの甘酸っぱさと、はずかしさによるすれ違い。2人のドキドキが伝染して胸がギュッとなりました。どんなに自信がなくて臆病になっても、勇気をだして一歩踏み出せる瞬間が必ずある!!
恋のチカラと輝く未来を信じてみたくなるお話でした!

第一志望の高校に入学した私はまさかの事態に遭遇する。教室での自分の後ろの席に自分が憧れていた神様がそこにいるのだ・・・。
超ポジティブと超ネガティブと相半するかのような二人の出会いによる化学反応は、芽生え始める恋愛感情と相まって(・∀・)ニヤニヤがとまりません。そしてそれは相半するかのような二人は両極端な別物ではなく、あたかも磁石のSN極のようで表裏一体で元々は同じもの。そしてだからこそ惹かれあうのかもしれません。変わっていった分(成長した分)、そのままの分、両方含めてピュアで、なんとも懐かしさと気恥ずかしさえ生じるかのようです。
エンディングまでも微笑ましい、ガールミーツボーイ兼ボーイミーツガール。

超絶ネガティブな紬が〝神〟と崇める瀬那。絶対ポジティブなその瀬那は飼っているハムスターのどん兵衛と同じレベルで彼女を可愛いと思ってる。
すれ違い落ちていく無限ループから脱して、2人は自分の本心に気づく事ができるのだろうか?
-----------------
相手を受け入れようとしていくのが、恋の始まり。でも、超絶ネガティブと絶対ポジティブの対極的な過ぎる2人はそれができるのか? 心の中に押し込めすぎて自覚さえできない想いが結ばれるのか?
人見知りであがり症の超絶ネガティブな紬が、自分と真逆の〝神〟として崇める瀬那。一方の瀬那は、他人の気持ちを察するパーソナルスペースの配慮もない、自己完結した絶対ポジティブ。このふたりが惹かれあったとしても、すれ違わないはずがない。やり取りを重ねて行くたびに、負のスパイラルに落ち込んでいく様子に、思わず頭を抱え身もだえをつづけていってしまった。
でも、ネガティブとは心を強引に抑えつけているもの。ポジティブとは心の負の部分に気付かないためのもの。それを極めている二人だけに、あるきっかけに心の向きが真逆になることが本当にあるとは。
瀬那の衝動的な行為をきっかけに、紬は遠くから崇拝する〈信仰心〉という殻を突き破り、その中に身を潜めていたポジティブでアクティブな恋に目覚めるとは。野球の試合をきっかけに人の気持ちを察してしまい、瀬那の絶対ポジティブは単なる視野の狭さから来ることに気付いてしまい、ネガティブの渦に落ち込んでしまうとは。
この豹変にあっけにとられてしまった。
そして、今までとは真逆のアプローチが始まる。今まで気付きもしなかった「本当の自分」に戸惑いながらも、行動していく二人。それだけに、その初々しいこと初々しいこと。
そして、さらに奇跡が起きる。ネガティブとポジティブのプラスマイナスゼロ。対等となった二人は、互いに相手を受け入れることができた。そして相思相愛の関係に。おめでとう!!!
でもそれで完結せずに、さらにつづく「番外編」二つの甘さにニヤニヤが止まらなかった。
ここまでキャラが立っており、それで笑わせ、頭を抱えさせる前半。それが真逆となり呆気にとられる後半。そして幸せいっぱいの番外編。こんな極端な展開であっても、そのこまやかな心理描写で、それを納得させてしまうラブコメディに白旗を揚げてしまった。