若親分、翔る

伍代圭祐

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目明かし常吉の神楽坂捕物帖第2巻

刊行日 2025/06/05 | 掲載終了日 2025/06/12

潮出版社

文芸小説 | 時代小説

ハッシュタグ：#若親分翔る #NetGalleyJP

内容紹介

神楽坂「捕物帖」シリーズ第2弾！！

江戸の街を震撼させた「十三人斬り」。その凶刃の真相とは。

ご公儀すら手出しできない事件の全容。祟りの裏に隠された陰謀に目明かしを継いだ、若親分が挑む！！

著者プロフィール：生年出身、未公開。主な著書に『若親分、起つ　目明かし常吉の神楽坂捕物帖』（潮文庫）、『江戸留守居役　浦会』（ハヤカワ時代ミステリ文庫）など。

神楽坂「捕物帖」シリーズ第2弾！！

江戸の街を震撼させた「十三人斬り」。その凶刃の真相とは。

ご公儀すら手出しできない事件の全容。祟りの裏に隠された陰謀に目明かしを継いだ、若親分が挑む！！

出版情報

発行形態	文庫・新書
ISBN	9784267024573
本体価格	￥900 (JPY)
ページ数	224

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教育関係者 528943

父の跡を継いだばかりの半人前若親分・常吉が、父の遺した者たちに助けられながら、「十三人斬り」事件の裏に潜む強大な敵に立ち向かっていく、人気王道捕物帖シリーズ第2弾。

まず、冒頭から繰り広げられる怒濤の展開に、一瞬フリーズしてしまうほどの衝撃を受けた。最初の衝撃をそのままに「十三人斬り」へ移った事で、元の件が浮いた状態になり、立ち返る度に毎回新鮮さを味わえて面白かった。常吉もきっとこんな気持ちなんだろうな、と微笑ましくも感じた。これが他の重要な局面でも作用していて、次から次へと襲ってくる大きなものにとらわれ過ぎて「すっぽり抜けてしまった部分」をここぞというタイミングで決めてくる。新キャラの登場もあって思考がとっ散らかっている所をまんまと狙われてしまい、もうお手上げ状態。
敵か味方か判断が難しい新キャラたちもまたいい味を出していた。常吉ファミリーもキャラが濃いが、そこに新キャラと惚けた写楽ときたら、予想のつかないお楽しみ袋のような展開に、いそいそとページを繰る手が止まらなかった。
優しさや、それゆえの少し頼りない部分など、人を魅了する常吉の成長の物語にこれからも目が離せない。

かけ蕎麦と天ぷら好きの方も是非！

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