カナエトメイ 怪奇専門探偵事務所
嗣人
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刊行日 2025/07/15 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#カナエトメイ怪奇専門探偵事務所 #NetGalleyJP
内容紹介
【あらすじ】
「あたしの眼。雇ってみない?」
3年前のクリスマスイブ。御燎(みりょう)かなえは最愛の夫と娘を失った。遺体はまるで破裂したかのように、血だまりで残骸として発見され、科捜研の調査でも犯行の手掛かりは一切見つからなかった。
刑事を辞めて怪奇事件専門の探偵事務所を立ち上げたかなえ。ある日、刑事時代からの知り合いである都庁特別対策室・御堂筋(みどうすじ)から、顔のない男に眼を取り替えられたという家出少女・早凪冥(さなぎめい)にまつわる相談を受ける。それは人にかけられた呪いが視える眼だった。冥の眼の力を使い、失踪した彼女の仲間の行方を捜すが…。
『夜行堂奇譚』嗣人が贈る、異色バディホラーシリーズ。
装画:champi
【著者プロフィール】
熊本県荒尾市出身、福岡県在住。温泉県にある大学の文学部史学科を卒業。在学中は民俗学研究室に所属。 2010年よりWeb上で夜行堂奇譚を執筆中。妻と娘2人と暮らす専業作家。著作に『夜行堂奇譚』シリーズ、『天神さまの花いちもんめ』『穂束栞は夜を視る』(産業編集センター)、『四ツ山鬼談』『文豪は鬼子と綴る』(竹書房)、『イヴたちの楽園 藤紫乃女学園の怪異譚』(PHP研究所)など。
出版社からの備考・コメント
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【書店員の皆さまへ】
書籍のご注文や拡材をご希望の書店さまは、恐れ入りますが<産業編集センター出版部>まで直接お問合せをお願いいたします。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784863114500 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
ページ数 | 254 |
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NetGalley会員レビュー

オカルトではありつつも探偵ものとして面白かったです!
かなえさんの悲惨すぎる事件の真相が気になりすぎますし、冥の生い立ちも気になるしで、一刻も早く続きが読みたいです!
嗣人さんがえがくいつもの九州と違って、東京が舞台というのも新鮮でした。
かなえさんが冥に合わせて、言葉を少し荒っぽくしてる感じが微笑ましいですね。
腹に溜まる、食い放題とか。5歳の娘がいた時はきっとそんな言葉遣いしなかったんだろうな、と思うと胸が痛みました。
読み終わって、コンビニの鮭おにぎりを買いに行きました(笑)

想いが許容限度を超えた時、怪奇事件が起きる。それで夫と娘を失い刑事を辞めたかなえは、呪いが見える少女冥を助手に怪異専門探偵となる。そして2人は、人のどんな想いを目の当たりにしていくのだろうか?
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怪奇現象、その引き金はキャパオーバーしてしまった人の想い。それがどのようなものであっても、悲劇を引き起こす。と、あくまでも人の気持ちに焦点を当ててくるから、読んでいてその〈現象〉よりも〈想い〉がグサッとくる。
娘と夫が怪奇現象で殺された家に、3年たっても住み続けるのにこだわるかなえの心情。自分の身代わりになった莉緒への冥の想い。その莉緒がずっと押し込めてきた辛さ。その全てが人の物語として迫ってきた。
かなえと冥の2人は、更に辛い様々な想いに触れていくのだろう。でも、それで心が折れることなく、それぞれの願いが叶うことを、〈心から〉願う。
そう、これはホラーであっても、〈人の心〉の物語であるのだから。