やさしいがつづかない
稲垣諭
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刊行日 2025/06/30 | 掲載終了日 2025/10/15
ハッシュタグ:#やさしいがつづかない #NetGalleyJP
内容紹介
やさしいほうの自分でありつづける
画期的論考。
「やさしいは性格ではありません。
自分と他人の間のコントロールの問題です」
現象学を専門とする哲学者が
やさしいの内実にせまります。
◎なぜ「やさしい」はつづかないのに、
「嫌い」はつづく?
◎咄嗟ならやさしくできるのに、
関係が深い人ほどやさしいが困難な理由
「やさしい」の明確な定義が手に入り、
思考と言動が変わります。
読んだらやさしいが続く確率が高まる本です。
★本書で提示する「やさしい」の定義
①コントロール権を手放し、相手にゆだねること(ソフトな意味でのやさしさ)
②その結果、起こることの責任は引き受けること(ハードな意味でのやさしさ)
【目次より】
1章 やさしいを解剖する
やさしくなれないあなたへ
2章 マイクロ・カインドネス
「小さなやさしい」が、あなたにはあるが……
3章 やさしいの土壌を耕す
やさしいがつづくために
4章 それでも「憎しみ」はつづく
つづいてしまう「嫌い」にとらわれないために
おわりに コントロール権を奪うやさしさもあるのか
おすすめコメント
感情をテーマにした本と捉えると「心理」ですが、
「やさしくなれない自分に落ち込む」「最初はやさしくできるがそれがつづかない」という読み手自身の悩みを解決する本なので「自己啓発」でもあります。
感情をテーマにした本と捉えると「心理」ですが、
「やさしくなれない自分に落ち込む」「最初はやさしくできるがそれがつづかない」という読み手自身の悩みを解決する本なので「自己啓発」でもあります。
出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784763142344 |
| 本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
| ページ数 | 224 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
図書館関係者 603863
ふしぎなタイトルに興味をひかれて拝読しました。
「やさしい」とはどういうことか、「やさしい」気持ちがなぜ続けられないのか、焦点を絞って考えを深めていく本です。
「やさしい」とは、相手をコントロールしようとするのをやめて任せ、しかも、その責任は自分がとること。
今までそのように考えたことがなかったのですが、腑に落ちました。
優柔不断でもなく単なる放任でもなく、「やさしい」に近づくのは難しいことです。
なるほど「やさしいがつづかない」のも道理。
やさしくするには自分に余裕が必要、という指摘も、大変よくわかります。
経済的な余裕、精神的な余裕、時間的な余裕。どれも不足しがちです。
続けることが難しい、自己犠牲にも似た「やさしい」行動が、しかし、重要であることも、しみじみ感じました。
レビュアー 1604179
やさしさは永遠ではない、それは当然のこと。やさしくされるよりやさしくありたい、その想いを抱くだけであなたはやさしい。思い通りの方が楽なのに、なぜ他者を優先するのだろう。やさしさとはそもそもなんだろう。誰にでもそうすると疲弊してしまうから、そのやさしさが届く人にやさしくすればいい。やられたらやり返す、コントロールするされる、その感情も自身である。セルフケアを広げる必要はなく、元々の範囲の中でやさしくあればいい。著者の稲垣愉さんは哲学者であり、やさしいがつづかない、それなのに嫌いが続く原因を本書で解きほぐす。
レビュアー 540565
やさしくなりたい
この本は凄い!
なぜ、身近な人ほどなぜやさしくなれないのか?
心と裏腹に動く心理描写を根拠的に解説して、やさし再定義を構築する。
その結果見えてくるのは自分が今後やさしくあるためになにをすべきか?
また、やさしくあることが何をもたらすことができるのか?
家族や恋人、大事にしたい人に思わず強くあたっってしまい自己嫌悪に陥ってしまう、そんな自分やあなたは読んで損はない一冊である。
【やさしいがつづかない 】
#稲垣諭 #サンマーク出版
優しいとは何なのかという定義から始まります。
印象にに残ったのは、優しいは続かない何で続かないのかは本書にて。
ずるいは憎い?
やさしいはコントロールできる?
やさしいは余裕があるから?
読んでみると腑に落ちる内容でした。
レビュアー 630819
ずっと長いこと不思議でしたが答えが見つかりました。どうして私は優しさが続かないんだろうと自分を責めたこともたくさんありましたが、でもこの本はその理由を教えてくれました。やっと出会えたと思いました。
優しくなれない時、優しさが続かないとき、痩せすぎないようにあたしはあたしを守っていたんだなぁと実感しました。
読みやすくてわかりやすくて、今後の人生の大切な教科書になりました。
読ませてくださりありがとうございました。
他人に優しくしたいと思いながらも、いつでも優しくいられない自分に落ち込んだり、嫌になったりしてきました。
が、優しさが当然ではないからこそ、優しくする、優しくされることってありがたく尊いことなんだとわかった気がします。
同時に千年以上昔から人間は同じ悩みを抱えて考え続けてきた・・・哲学者や偉人も悩んできたことを知り、ちょっとホッとしました。
「星のすみか」という歌に「宝石もゴミも、愛も憎しみも何もかもが集まる心」という歌詞があるのですが、本書で改めて人は大変複雑な生き物なんだと思いました。
悩みながらもこのように悩み抜いた結果を共有できるのも人間。
そう考えると自分にも他人にもちょっと優しくなれそうです。
難しい哲学の一端を優しく説明してくれた本書はおすすめです。
レビュアー 454060
大変申し訳ないのですが、最後まで読み切ることができませんでした。
表紙やタイトルからライトな自己啓発書を想定し、
サンマーク出版さんの本は昔からよく読ませてもらっていたこともあり、きっと読みやすいはず、と手に取ったのですが、
思いのほか哲学や倫理の教科書に出てくる用語が多く、難しく感じているうちに期限となってしまいました。
また機会を見て再度手に取りたいと思います。