
カラー図鑑 フェミナ・サピエンス全史
人類の進化と女性の祖先
マルタ・ユストス 文 ディエゴ・ロドリゲス・ロブレド 絵 篠田謙一 監修 網野真木子 訳
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刊行日 2025/06/25 | 掲載終了日 2025/06/30
ハッシュタグ:#カラー図鑑フェミナサピエンス全史 #NetGalleyJP
内容紹介
世界初! 人類史を女性の化石人類でたどるビジュアル大図鑑。
本書は、女性の目から見た人類の進化についてのとびきりユニークな図鑑です。
ここに登場する女性の化石人類には、
440万年前に2本の足で歩く一方で木の上でも暮らしていたアルディ、
もっとも有名な祖先であるルーシー、
グラン・ドリーナの少女、
みんなに愛されたベンハミーナなどがいます。
その暮らしぶりや発見時のエピソード、家族との絆など、わくわくするストーリーが満載です。
さまざまな種の人類が生きていた700万年前から、
わたしたちホモ・サピエンス(現生人類)というひとつの種が残っている現在までをたどる、
壮大な進化の旅へ。
いざ出発です!
出版社からの備考・コメント
*「フェミナ・サピエンス」は女性のホモ・サピエンスに注目するためにつくられた言葉です。
おすすめコメント
●国立科学博物館長 篠田 謙一氏 監修!
●世界19ヵ国で刊行! 人類進化の歴史を新しい視点🔍でたどる世界初のビジュアルブック。
●国立科学博物館長 篠田 謙一氏 監修!
●世界19ヵ国で刊行! 人類進化の歴史を新しい視点🔍でたどる世界初のビジュアルブック。
販促プラン
◇目 次
太古に芽生えた進化の木/解剖学の授業/はじまりの場所/大地に足をつけて/適応か、死か/新天地へ/ヨーロッパの住人/家族の肖像/シベリアの親戚/ネアンデルタール人のくらし/謎の解明はつづく/現生人類(ホモ・サピエンス)/どこまでも、広い世界へ/創造する力/死をこえて/移動から定住へ/道を切りひらいた女性たち/わたしたちの家族アルバム
◇作者プロフィール
文 マルタ・ユストス
人類学者で、長年にわたりスペイン・ブルゴスの人類進化博物館(MEH)で科学コミュニケーターとして勤務する。世界で最も重要な古生物学遺跡のひとつである、近郊のアタプエルカ遺跡群の発掘にも10 年以上携わる。MEHは同遺跡群から出土した多くの遺物を収蔵している。
絵 ディエゴ・ロドリゲス・ロブレド
1998年生まれ。スペイン・マドリードで考古学を、バスク地方で科学イラストレーションを学び、さまざまな遺跡発掘に携わる。芸術と科学の専門知識を融合させ、先史時代の知識とデータに忠実でありながら、美しいイラストを分かりやすく教育的に描くことに情熱を注ぐ。
監修 篠田 謙一(しのだ けんいち)
1955年生まれ。京都大学理学部卒業。博士(医学)。佐賀医科大学助教授を経て、国立科学博物館人類研究部に勤務。2021年より館長。専門は分子人類学。『人類の起源』(中央公論新社)、『科博と科学』(早川書房)など、編著書多数。長い間、ペルーで発掘をしていたことがあり、アンデスの遺跡調査は懐かしい思い出のひとつ。
訳 網野 真木子(あみの まきこ)
上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。東京外国語大学大学院修士課程修了。スペイン語文学専攻。スペイン語非常勤講師。訳書に『わたしのくつしたはどこ?』(岩崎書店)、『夜明けをまつどうぶつたち』(NHK 出版)など。アタプエルカの遺跡をいつか訪れたいと願っている。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784867060575 |
本体価格 | ¥2,700 (JPY) |
ページ数 | 41 |
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NetGalley会員レビュー

まず目を引くのは、各ページの色合いの美しさ。
それぞれの内容にあったテーマカラーを中心に、カラーバランスよく、時に元気に、また可愛らしく絵と色でまとめられています。
開くだけでウキウキしてきます。
そして、女性という切り口でみた人類史。
考古学者に女性が多いことに、心強くなります。
また、狩りは男性の仕事だと教わってきましたが、女性も狩りに出ていたと知り、嬉しくなりました。
危険なこともあったでしょうけれど。
各ページに発見があり、次はどんな?とめくるのが楽しくなる図鑑です。

女性の目から見た人類史の図鑑という視点、アイデアが面白い。
”道を切りひらいた女性たち”の章の女性たちは、初めて聞く名前ばかりだ。
今まで考えることもなかったが、確かに考古学はじめ、あらゆる分野はずっと男性中心だったのだ。
この本を読むことによって、はっと気づかされた。
”道を切りひらいた女性たち”に登場する女性たちのことは、敬意をもって、ひとりひとり調べてみたいと思った。

すごく珍しい「女性」を取り上げた大図鑑。
今までそこまで不思議に思っていなかったのですが、今までの「人類の図鑑」「人類の歴史」はほとんど男の人をメインにしたもので、
女性についてはついでに書かれていたものが多かった。
この図鑑では女性をメインにして書かれているのですごく新しく感じました。
大昔の人類の女性の骨格や体形など「そうなんだ!」と思えることがたくさん。
カラーですごくきれいです。

自分が生きている今、男だから女だからというのは昔に比べて思わないことが多くなった。
人間の半分は男であり女であるのに、この有史何千年の間やはり男性が名を残すことが多い。
こうやってすごい意味のある女性を上げても、彼女だけが凄いわけでない。
ハンデのある中で名を成したということは、ほかの人よりも苦労と実績があるものの、
名が残っていない人を、改めて評価しようということ。
もし自分がこれから良いことを成しても、全部時の政治家の名前で置き換わるのは忍びないのと同じなのかもしれないな。
と思いました。

表紙がピンク=女性は逆に古いのでは…?という話も聞きますが、
中身は今までの歴史関係の本ではあまりお目見えできない女性が登場し、
かなり硬派な内容で興味深かったです。
歴史上の女性を取り上げる本は学校や図書室にもっとあってもいいと思います。

拝見できたのは最初の数ページですが、なかなか面白い本だと思います。
女性初の○○、という項目は、なんと、全員が初めて聞く名前ばかりでした。
「ふつうの」歴史が男性中心で描かれていることがよく感じられます。
こうした出版が盛んになると良いですね。