ライアーハウスの殺人
織守きょうや
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刊行日 2025/07/25 | 掲載終了日 2025/09/30
ハッシュタグ:#ライアーハウスの殺人 #NetGalleyJP
内容紹介
孤島に聳え立つ来鴉館で
嘘つきたちの饗宴が始まる
お嬢様・彩莉は転がり込んできた莫大な遺産で孤島にギミックつきの館を建設し、かつて自分の書いた小説を馬鹿にした相手を殺害しようと企てる。
「おまえらがバカにした私の考えたトリックで死ね」
嵐の気配が近づく中、ターゲットのミステリ愛好者たち(ショーゴ、詩音)、医療関係者(みくに)、刑事(矢頭)、霊能者(真波)、嘘で雇われたメイド(アリカ)が館に集められ、金にものを言わせた自前のクローズドサークルが完成。有能メイド・葵の鬼のダメ出しの末、綿密に練られた復讐劇は、成功間違いなしと思われた。しかし、一夜明けると、彩莉が殺した覚えのない死体が転がっていた……。
二度読み必至。空前絶後の超本格ミステリ!!
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784087700084 |
本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
ページ数 | 352 |
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NetGalley会員レビュー

完膚なきまでに騙されました…!これは超楽しめるミステリ作品!!悔しいけどおもしろい。ネタバレできないし、すんごくおもしろかったです!としか言えない…!
ポンコツがすぎるお嬢様視点で物語を追っているときの緊迫感もすごいですし、一緒になってヤバい!ヤバい!なんで!?と、パニックになりながら読み進めました。
また、探偵役の真波さんがめちゃくちゃいいキャラで、刑事である矢頭さんとの不思議なバディ感も好きでした。2人の新たな物語も読みたくなるほど…!
計画的に作られた完璧なクローズドサークルで、嘘つきたちの嘘つきバトル!
めっっっっちゃ、おもしろかったです!

このあらすじでそうなるんですか?!!って言うびっくりミステリ。
どんでん返し…なのか?なのかな?なんでしょう!という感じ。
文体は読みやすくサクサク読めますが、終盤にくる怒涛の展開に二度読みは必至です。
エンタメ性も抜群。最後の最後まで気を抜けません。

孤島に建つ来鴉館。そこで起こる仕組まれた殺人事件。
仕組んだのはお嬢様たちだから何が起こるかもわかってるし、なんて気楽な気持ちで読み進めたら、予定していなかった方向へ事件が進んでいってしまって、もう終止ハラハラしっぱなしでした。
集まった人たちは計画に沿って職業の人選がされているので、まぁ、この人たちが探偵役になるのは妥当だな、と思い解決編に期待していたら、そこでの真の解決で、ええっ、そこから騙されてた!!としてやられました。
もう、嘘つきばっかり。騙される快感が心地よくて面白かったです。

ずっとこういうのが読みたかった。
ややポンコツ成金お嬢様を生温かい目で見守って、横取りされた殺人事件に頭を悩ませ、「解決編」では驚きすぎて思わず声出た。「えっ」って3回は口に出したと思う。完膚なきまでに騙された。
読み終わってからすぐに頭から読み返してニッコリ。
「探偵役」と「刑事」のコンビも魅力的だし、孤島の館で起きるクローズドサークルミステリとして隙のない完璧な作品だ!ずっとこういうのが読みたかった。
わたしの愛するミステリをありがとう、お嬢様。

まんまと騙されました。本当の嘘が何なのか。
4人のうち誰なのか。全く見当もつかない中、最後の最後まで読んで初めて
物語の全体の流れ、犯人、全てがわかりました。
ミステリーの展開を創作しても実際には人の勘違いや人の性格みたいなものも
関係して100%うまくいくことは難しいんだろうな、
ミステリーが好きなことで理解されないこともあるのかもしれないな、と思いました。

そんなことある…!?の連続だった。
冒頭の「大金持ちになったら」という妄想にはとても共感したし、自分ならこんな屋敷を建てたい。こんな部屋を作ってみたい。あんな趣味に手を出してみたい。そういったわくわくとした気持ちで主人公に感情移入しつつ読み進めた作品だったが、次のページから次々と裏切られていく展開に目が離せなかった。もちろん良い意味で。どんな書物を読み、どんな感性を持っていたらこの展開が思い付くのかと羨ましさと悔しさが込み上げてきた。
この作品は絶対に前情報無しに読んでもらいたいし、自分が今まで読んできた作品を思い浮かべて先を想像しながら読み進めてほしい。悉く裏切られる楽しさを体感してほしい。そんな作品でした。……このレビューもネタバレに成りかねないなぁという気持ちもありますが……。刊行されたら何度も読み返してその度にびっくり仰天を味わいたいので読み終わる度に一旦記憶を消してもらえないだろうか……。

なんですか、これは!?
どんでん返し?二転三転?
おかげで二度読みしたくなる。
最初の、少々ポンコツなお嬢様と、毒舌メイドの笑えるやり取りからは、想像していなかった本格ミステリー。
後ろめたいことがあるばかりに、必死に考え、推理するところにドキドキした。

莫大な遺産で殺人事件の舞台となるお屋敷を用意してしまう時点で、ぶっ飛び具合がよく分かる。しかも先回りでターゲットを殺されて立場が逆転!?何てハチャメチャ展開なんだ面白過ぎる!みんながみんな怪しくて、没頭して読んだ。連続殺人事件が起こるような小説は登場人物が把握しづらいこともあるが、この作品はそれぞれキャラが立っているからその心配もなくサクサク進められる。
怒涛の解決編ではとにかく驚かされた。詳しく話せないのがもどかしいくらい、ここが本当にすごい!真波のキャラがいいなと思っていたら、最後の最後でより好きになった。

かつて自分の書いた小説を馬鹿にした相手を殺害しようと企てた彩莉によって、ターゲットのミステリ愛好者たち、医療関係者、刑事、霊能者、噓で雇われたメイドが館に集められて、金にものを言わせた自前のクローズドサークルによる綿密に練られたはずの復讐劇。しかし殺した覚えのない死体が出てきて、計画に齟齬を絡めながらどうなるのか読めないテンポ良く進むストーリーは軽妙で、嘘つきな登場人物たちの一筋縄ではいかない何とも複雑な関係を描きながら、違和感を真相に結びつけていく謎解きとその結末はなかなか良かったですね。

クローズドサークルという設定自体難がある現代に、館の主が自ら進んでそれを製作するという大胆な発想!そしてその館の主をはじめとして、あらゆる登場人物が嘘つき。誰を信じたらいいのか分からず、ハラハラしながら読み進めた。最後のどんでん返しは、すぐに最初から読み返して確かめたくなるほど。ラストも「本当に誰一人信用ならない!」という、ライアーハウスという看板に偽りなしの締めくくりでした。

オビに書いてあることをわかってて読んでいたのに、全然ダメだった。わからなかった!完全にやられた!!二度読み必至です!!面白かったけど、悔しい!!悔しい!すっかり騙されました…トリックにばかり目がいってて、細かい違和感を見逃していた。また今から読み返さなきゃ!

書いた小説を馬鹿にされることはすごく悲しくて腹の立つことだけど、
それだけで顔も知らない相手を殺そうとする人っているかな❓というのが読み始めの感想。
しかも莫大な金額を使って屋敷まで殺人仕様で建ててって、
これってやっぱりアレですかね。
ちょっとユーモア的なスパイス、入ってますかね。
以前、あるミステリー小説でユーモア要素を見抜けず、
違和感抱えたまま読走しちゃったもんでユーモアに過敏になってます。
孤島の洋館で屋敷には隠し通路なんかもあってカラスのレリーフなんかもふんだんにあしらってあって、
ドレスのお嬢様にメイド。
しかも読者には殺人計画が明かされていてどんなことになるのかと思っていたら、
主人公は被害者を殺すために待ってる間にうっかり居眠りしちゃうとか。
やっぱりこれはユーモアミステリーでは❓って思ったけど、
読んでいくほどに本格ミステリーだった。
真犯人は…
うん、主人公の上をいく強者だったね。
そこでやっと、ああ、主人公みたいな人はやっぱりいるかも。って思いました。
エンタメミステリーって感じで面白かったです。

なんだこれ すごいな ほんっっとうに嘘つきしかいなかった 孤島にある館ものなのに見取り図的なものは一切なく、なんなら最初から隠し通路がありますってわかってるし新感覚のクローズドサークル もうなにが起きてるのかどこまで騙されてるのか全然わからなくて全く結末が想像できなかったです 個人的には知的な葵のキャラクターが好みだったので、案外あっさり退場してしまって残念だった もう少しかき回して欲しかったな