
ヴォカライズ
(1)
小菊路よう
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刊行日 2025/05/09 | 掲載終了日 2025/07/10
ハッシュタグ:#ヴォカライズ #NetGalleyJP
内容紹介
★ 1巻プレゼント企画・レビュー募集中! ★
「1人 1音 みんな この世で
たったひとつの音色を出す「楽器」なんだ」
「どこにいても上手くなじめなくて
自分が嫌になることあるんだけど
アカペラで歌えてる時は
自分にもちゃんと居場所があるんだって思える」
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♫ あらすじ
自分の声が低くてコンプレックスを持っている女子高校生・瀬尾セラ。中学生の時に自分の声をいじられて以来、思っていることも声に出せずにクラスになじめないでいた。
そんなセラのクラスには、もう一人まわりから浮いている男子高校生・鳴上尊がいた。
いつもヘッドホンをしている鳴上も自分と同じ「ぼっち」だと思っていたが、昼休みに校舎裏で歌う鳴上の姿を見てセラの気持ちに変化が――。
♬ 担当者よりコメント
アカペラを通して成長していく高校生達の物語がとても爽やかに描かれている作品です。
「他人に理解されず自分を出せないもどかしさ」や「周りに無理に合わせるしんどさ」など誰しも心当たりのある感情が描かれ、コンプレックスをプラスに変えていくポジティブなキャラクターと言葉に溢れた作品なので、どんな立場の人にも響く作品ではないかと思います。
漫画では音を描くことが困難ではありますが、この作品の歌唱シーンの熱量が高く、まるで音が聞こえてくるかのようなので、アカペラのライブシーンをぜひコミックスで体感してみてください!!
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《 1巻プレゼント企画 》
『ヴォカライズ』にレビューを投稿してくださった方の中から
抽選で3名様に本書1巻をプレゼントいたします!!
詳細は〈おすすめコメント〉をご確認ください。
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著者/小菊路よう(こきくじ・よう)
代表作『水曜姉弟』『七つの大罪 セブンデイズ~盗賊と聖少女~』〈原作/鈴木央 小説版原作/岩佐まもる〉など
出版社からの備考・コメント
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《 1巻プレゼント企画 ♫ 》
『ヴォカライズ』にレビューを投稿してくださった方の中から
抽選で3名様に本書1巻をプレゼントいたします!!
是非、ふるってご参加下さい!
みなさまのレビューを楽しみにお待ちしております♪
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・応募期間終了後、当選者へはメールにてご連絡いたします
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・当選の発表は講談社からのメール通知をもってかえさせていただきます
・発送の都合上、国内在住の方が対象となります
・プレゼントは2025年7月中の発送を予定しております
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販促プラン
★
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ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。
★★★
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恐れ入りますが<講談社 コミック営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。
★★
出版情報
ISBN | 9784065394878 |
本体価格 | ¥720 (JPY) |
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彼方前方を見つめる瞳 そこに光が射し
高らかに歌いあげる歌声が響く 躍動が高鳴りが風を興す
ほんの少し前 誰が表紙絵の彼女を想像しただろう
・・・キラキラしてない 声を出すのが苦手 クラスでぼっち・・・
クラスにもう一人いたぼっち エネルギー溢れる叔母がいるという土台
ばあちゃんから教わった 悪いことが起きないようにするおまじない
声・歌・音、共通項が 「やりたい」これからへ導く
同じことは どこにでもある展開ではない
けれど 「みんなとは違う」という決定打がもたらす 自分のままでいいという教示
出会いを掴んで 自分に引き寄せて行く 楽しい!奏で
楽器がないから音楽はできない?
面白くないのに笑わなきゃだめ?
共鳴させろ! 自分だけの音

他人に「声低い」と言われてから声を出すのが苦手になった主人公。
クラスで孤立しちゃってるって日常でスタートして、共感を覚えて、応援したくなります。
絵がきらきらしてて眼福。
なんか甘酸っぱいというか、清涼飲料水というか、青春を摂取してる~ってなってイイ。
それでいて、綺麗なだけじゃなくてコミカルだったり迫力があるシーンもある。
歌や音楽分野に関心がある人にとっては大好きな世界が描かれているので「ぜひ読んで」って言いたいし、コンプレックスを持っていたり、自分の殻を破りたいけどなかなかうまくいかない、みたいな人にもおすすめしたくなる。
友情とか、人間関係とか、そういうエモさや良さもあって、素敵な作品だなと思いました。

楽しく読ませて頂きました!
声質、滑舌、吃音などという「しゃべること」に対する困難や苦手意識は、他人の目からは見えない困りごととして、子どもたちの人間関係に暗い影を落とすものなのかと。
自分も男性ですが声がとても低く、主人公と同じで自分の声が大嫌いです。そのため、ごくたまに他人からかけられる「渋くて良い声ですね」というほめ言葉は(例えお世辞や社交辞令であったとしても)人一倍嬉しく、宝石のように心のポケットに大切にしまっています。
音が聞こえないマンガというメディアならではの音の表現が見事でした!見開きのページがどれも素敵。そしてこの作品こそぜひアニメでその声を聞きたいので、声が嫌いな者の一人として応援しております!

16歳の瀬尾セラは中学のときのトラウマで自分の声が大嫌い。自分の殻に閉じこもり、クラスでも孤立。
そんなとき、後ろの席の鳴上尊も同類、同じ孤島の住人みたいだと気づく。
ある人、その尊とや隣のクラスの露木(ロキ)とふたりでアカペラで歌っているところを目撃!そこからセラが陽のあたる世界へ歩き出す。
アカペラ合唱の世界はきっとキラキラしてセラの道を照らしてくれるに違いない。

低音の声がコンプレックスの女子高校生セラは、音を聞くとその味も感じる共感覚者の鳴神と出会う。〝グレープフルーツ味の声〟を持つセラは、鳴神らと共にアカペラで合唱する道へと進んでいく。
アカペラの歌声を絵で見事に表現する様に拍手。
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私自身、大学時代は混声合唱と男声アカペラのグリークラブのバリトンだったので、興味深く読み始めた。
声のあまりの低さから周りから声をかけられなくなり、コンプレックスを刺激されなくなったのは、セラにとっては気楽だろう。キラキラした高校生活を諦めさえすれば。でも、その事を考えてしまうのは、諦めきれない証拠。
一方の鳴神は共感覚の持ち主だったとは。友人に共感覚の持ち主がいるし、実際にほとんどの人は弱い共感覚を持つと言われる。だから、イヤーマフを必要とするほど鳴神の共感覚は強くても、それは決して障害ではなく多様性の一つだと捉えた。素晴らしい特性だと。
確かに、教室での普段の姿のような〝生きにくさ〟や声の相性はあっても、鳴神には生きる喜びがある。普通の人以上に感じるから。
その鳴神が陥った窮地に、セラはあれほどの声を出すとは。自分のコンプレックス、持っている夢さえ放り出して。それは、セラ自身は押さえつけていた〝歌う喜び〟を、鳴神は実感しているのに共感していたからだろう。
鳴神の共感覚が〝握手〟したセラの声。共感覚は偽らない。鳴神とセラの相性を。声を出すのを心地よいと初めて感じたセラと、共に歌うのを楽しいと感じた鳴神。でも、セラが自分の声に自信を持てないのは、今までの負の積み重ねからか。
けれども、セラはコンプレックスを乗り越える。「一人一人がたった一つの楽器」「自分を大好きになるために」などの言葉を真っ直ぐに捉えたからだろう。更に、アカペラに挑む人々とその歌声に触れたからだろう。
あまりの拍手と歓声に共感覚が暴走しないよう耳を両手で塞いでいた鳴神。でも、彼はセラの口が動くのを見て、その中でも思わず手を下ろした。その気持ちが痛いほどわかった。だから、渦巻く味覚の中で、鳴神は〝グレープフルーツの味〟を聞き取ったはず。セラの心からの声を、絶対に。
このような、コンプレックスや特性を乗り越えていくコミックは、真正面から心を打つ。次巻が本当に楽しみになった。

彼女の世界が開き、高揚し、目に光が宿る瞬間、気持ちの昂ぶりを口にする時の表情、画から伝わってくる躍動感にあてられ、こちらまでドキドキが止まりませんでした。
人から「変な声」と言われた時の「ヒュッ」と喉が鳴り息が苦しくなるような気持ち、私も経験したことがあります。なぜああいうのって、言った当人は大したことがないと思っている感じなのでしょうね。言われた方は本当に引きずるのに。彼女たちが勇気を出したり、歩み寄ったり、新たな出会いに目を開いたりする一挙一動が眩しいです。これからの展開が楽しみ!

あまりにも低すぎる声を嫌悪している高校生のセラ。人前で声を出すことが嫌で教室でもひとり。
そのセラの後ろの席の鳴上もいつもひとり。鳴上には声を味覚に感じるという共感覚の持ち主であると打ち明けられる。
セラの声を唯一無二と認めてくれた鳴上らとアカペラで歌うというまさかの展開が、セラの凝り固まった心をほぐしていく。
自分のままで、歌いたいように、思い切り出した声は思いの外楽しいとさえ思えた。
これ以上ないくらい楽しそうに歌う人たちの姿を見て、心が揺さぶられた。自分が楽器になる喜び。セラの挑戦が始まる。
この先が早く知りたいです!

普段からいろいろな紙のコミックス・マンガアプリを読んでいる方なのですが、
なんだこれめちゃめちゃ面白いじゃん、なんで話題になってないの?どこの雑誌?と、読後検索が止まらなかったです。
声にコンプレックスがある女子高生がひょんなことから歌を通して自分の声を好きになっていく物語。
物語運びも絵柄もクオリティ高いなって思いました。
願わくばアニメでも見たい…!

絵がかわいくて、歌の表現がかっこいい!
声の迫力に圧倒される表現、胸にグッとくるものがある。
自分の声にコンプレックスを持った主人公が、アカペラを通じて、どんなふうに自分の声と向き合っていくのか。
続きもぜひ追っていきたい!

私は「アニメ声」と言われたことがあります。
傷つくような歳でもなく、褒め言葉なのか馬鹿にされてるのかもわからず、ネタにして終わってますが…。
歌を聴くのが好きで、バンドも合唱も、もちろんアカペラも大好きです。
アカペラは、ほんと凄いなぁと聴くたびに思います。
そんな私なので、とても楽しんで読むことができたのは当然ですが、青春ものとしても、音楽ものとしても読めるので、たくさんの人にオススメできる作品です。
声は聴こえないけど、迫力は伝わる不思議。
主人公たちのこれからが、アカペラがとても楽しみです。

自分の声が嫌い。低い声だから。
周りにいじられ、高校に入ってからは、ぼっちでいることで声を出さないことにしているくらいに。
また、なぜかいつもヘッドホンをしている後ろの席の男子。
先生も、クラスメートもそのヘッドホンを揶揄する。
「自分と異なるものに対しての徹底的な排除の気もち」「同調圧力」が、描かれていて
胸糞悪い。しかしそれはすべて主人公が自分に対しての自信を持てない理由として鮮やかすぎるほどの描かれ方だ。
そしてある日、出会うのは・・・・。
「アカペラ」。ヒトの声だけで構成される音楽。
高校生の子が、ピンチヒッターで歌う場面は鳥肌ものだ。
これから、主人公を含め彼らがどんな成長と困難と、成功への道を歩むのか、楽しみである。

この物語は、声変わりして声が低くなった女子高生の物語だ。ヒロインは瀬尾セラという女子校生。父を亡くし叔母と暮らしている。叔母との関係はものすごく良好だが、自分の声にコンプレックスを持ち殆ど話さない。そんな彼女がアカペラに出会い、その魅力にどんどん嵌っていく。彼女のアカペラ仲間となるのは、クラスメートで共感覚の持ち主の鳴上尊(なるがみたつと)と隣のクラスの天使系イケメンでピンク髪の露木友弥。これは自分のやりたいことを見つけた少女の物語。果たしてこれからどう展開していくのが楽しみだ。あと余談になるが、アカペラってアで切るんだね。またひとつ賢くなった(笑)

思春期に同級生から言われた言葉がきっかけで話すことが苦手になったセラ。そのせいで、高校でも友達ができず孤立していた…。
自分の声や体型など、自分ではどうしようもないことを自分のいないところで笑われるなんて、相手には冗談でも本人にとってはトラウマレベル。意外とよくあることなのではないでしょうか。
私もそういうトラウマを抱えて、人前で話すのがダメになった経験があります。
人から受けたキズは、人との出会いによって癒されることもあると思います。セラの場合は鳴上との出会いがそれだったのでしょう。
共感覚を持つ鳴上が、自分の声が苦手なセラをアカペラの世界に誘ってくれて良かった。そして、セラがアカペラライブで巳山と出会えて良かった。そんなふうに感じました。
これからセラが鳴上たちとどんなアカペラをしていくのか、ライブに出るのかどうするのか、今後の展開が楽しみで仕方がありません。
久しぶりに続きが気になる青春マンガに出会えた気分でした。

マンガから音は鳴らないけれど、主人公の目や主人公を包み込む線から音が聞こえるような作品でした
読んだ人の想像の中で、自由に、読者が思ったままの声や音が響く体験ができます
きっとこれから、たくさんの魅力あふれるライバルが登場してくると思います
その中の1人になったつもりで読むと、より臨場感が生まれます

鳥肌が何回も立った。予想以上の面白さだった。
アカペラを聴いたときに感じた、心に迫ってくる思いの塊のようなものの迫力が、画面から伝わってくる不思議な感覚。
応援したくなる登場人物達。これからどうなっていくのか、目が離せない、最後まで一緒に見届けたい。

自分自身を認めて肯定してあげる。
他人のいい所や欠点はちゃんと認めてあげられるのに、自分のことになるとあれこれ考えすぎる。
セラちゃんの声に対するコンプレックス。実に自分の青春時代の劣等感に重なってくる。
そんなときに鳴上くんの悩みや生きにくさに触れることによって、自分のことも軽くなっていく。
声の劣等感を、声で肯定してあげることができたら、
嫌いな自分も全部含めて自分を認めてあげられるけれど、
すべてを預けて進む怖さもある。だけれどここまで周囲と持ち物に恵まれれば、
このままアカペラの道に進んでほしいなとつとに思わされる作品に出合いました。