
まだ何になるかわからない
キボリノコンノ
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刊行日 2025/06/25 | 掲載終了日 2025/07/01
ハッシュタグ:#まだなに #NetGalleyJP
内容紹介
SNSで作品がバズりまくりの「木彫りアーティスト」誕生秘話を初書籍化!
自分の「好き」や「得意」を仕事にするべきなの?「なりたい自分」のような夢を持っていなきゃいけないのか?など、悩み多き若者たちの参考になるエピソードが満載。仕事の定義が変容しつつある現代の必読書。
【著者紹介】キボリノコンノ
「木彫りであっと驚くもの」をコンセプトに作品づくりをしている木彫りアーティスト。2021年、公務員をしながら趣味で木彫りを始め、本物そっくりのコーヒー豆をSNSで投稿したところ一躍話題に。「溶けかけの氷」や「シガール」「注がれるコーヒー」など数多くの作品が、フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」などのメディアでも取り上げられている。2023年に木彫りアーティストとして独立。現在は日本全国で個展「キボリノコンノ展」を巡回中。著書に『どっち?』(講談社)、『キボリアル』(玄光社)、『なにができる?』(PHP研究所)などがある。
【目次】
第1章 公務員から木彫りアーティストに
第2章 まずやってみる
第3章 「好き」と「得意」を武器に
第4章 夢はなくたっていい
出版社からの備考・コメント
刊行時には内容が若干異なる場合があるかもしれませんがご了承ください。
全ページを公開しています。
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おすすめコメント
[NetGalley担当者より]
まずは巻頭に載っている作品を見てください! 全部、木彫りです。
この驚きの作品を作った著者による、初のエッセイ本です。
うつ病を経てどのように木彫りアーティストとなったのか、作品の作り方、作品や展覧会を通して感じること、等々。
・好きなことを仕事にしたいけど、自信がない…
・将来の夢なんてない…
といった悩みをもつ若者たちにも参考になります!
[NetGalley担当者より]
まずは巻頭に載っている作品を見てください! 全部、木彫りです。
この驚きの作品を作った著者による、初のエッセイ本です。
うつ病を経てどのように木彫りアーティストとなったのか、作品の作り方、作品や展覧会を通して感じること、等々。
・好きなことを仕事にしたいけど、自信がない…
・将来の夢なんてない…
といった悩みをもつ若者たちにも参考になります!
販促プラン
読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
また、SNS等にもレビューを投稿いただき、多くの方に知らせていただけますと嬉しいです。
拡材や指定配本をご希望の書店様は
<実務教育出版 販売部>へお問合せをお願いいたします。
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784788928480 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
ページ数 | 176 |
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NetGalley会員レビュー

10年後には存在しない職業があるといわれる今の時代、将来何の仕事に就くか、ということに悩んでいる人は多くいると思います。そして、今現在何らかの仕事に就いている大人にしても、今のままでいいのかと考えることがある人も。この本は、家具のデザイナーから公務員を経て、現在の木彫りアーティストとなった著者の体験談や、自分自身の特性の発見、作品を作る時の向き合い方などを通して、楽しく生きるためのアドバイスが書かれていました。著者の柔軟な考え方や生き方が、この本を読む人にも何かを気づかせてくれたり、背中を押してくれたりするのではないかと思いました。

SNSで一躍有名になったキボリノコンノさん。
最初のシフォンケーキの写真を見ても本物にしか見えない質感!
現在のその作品たちを生み出すためにどんな人生を送ってきたかのエッセイで、
まず、観察力がすごいなと思いました。
とんぼの絵にしても、ものすごく観察されて描かれていて、昔から観察して絵にすることが好きな方なんだなあと思いました。
掘った木に色を付けるのもすごい。もう本物にしか見えない質感を色を塗ったりすることによって完成させている。
色の塗り方もすごく工夫されていて、個展に行ってみたい、本物を見てみたいと思いました。

え?これって木なの?木からできてるの?
本物みたい!
という驚きから、どうやって作っているんだろう?という興味に発展する喜びを得られるのが
キボリノコンノさんの作品。
この本はそのキボリノコンノさんがどうやって「キボリノコンノ」さんになったか、のエッセイ。
やりたいことをやってみること。
まわりの協力とコミュニケーション。
不安は当たり前。だけどこんなときどうする?
など、自分が生きていくうえでいろいろ感じて考えて、つい二の足を踏んでしまっていることを
キボリノコンノさんは形にしていく。彼自身の持つ視点をとても大切にされているのがわかる。
ちょっと勇気をもらいながら、視点に刺激をもらえる本でした。

キボリノコンノさん、絵本などを見かけて気になっていたの。家具デザイナーから公務員になり、いまは木彫りアーティストとして活躍されている方です。作品もどうみても本物にしか見えないくらいのクオリティーですごすぎる。ここまで再現度高いなんて…本当に驚き。コンノさんは観察力が子どもの頃からすごくて、そういう特性を活かした職業を見つけたのだなぁ…と感じた。作品を作るうえでの発想力も素晴らしい。子どものように柔軟な発想ができることが羨ましい。自分とは違う視点に、勇気をもらう。

キボリノコンノさんの作品や絵本は知っていましたが、なぜこのような活動を始めるようになったかは本書で初めて知りました。
文章は得意でないとお書きですが、とても丁寧に綴られた言葉に、誠実なお人柄を感じます。
ものづくりが好き、人を楽しませたい、コミュニケーションが得意、という個性を把握して今に至るまでの、紆余曲折もわかります。
「まだ何になるかわからない」というタイトルも秀逸だと思いました。
多くの若い人たちに読んでほしい素敵な一冊です。

苦境に至ると自分のことを見つめなおすことになる。
そして自己肯定感とのバランスが見直されることによって、
それほど執着のなかったものまで、愛おしく感じられるからこそ、
よりていねいな、こだわりを持った深みに至れたのだろうか。いやはや私にはよくわからない。
こうやって作品のできるまでの姿。悩みながら詰まった時のお話。
普段着の飾らないリラックスして好きなことに没頭する姿。
こういうのを見させてもらい、丁寧に再現したい想いの強さが自然体であるというのがとても強い才能だなと感じます。
感性の強い子は生きづらい。自分がもしキボリノコンノさんの場合だったらという、
感情移入できるゆったりとした文章の語り口。木彫りの技術にの語り口だけでなく、
人生というものに対して取り組む姿勢、考え方など自然なのに深すぎる納得のいく論理、
絵本や作品を見るにあたっても、これからこの人の言葉がよみがえってくると思うと、
いい読み物を読んだなという気持ちの感謝を産む本に私はなりました。

金の延べ棒、美味しそうなカステラ、珈琲を注ぐときの泡、溶けかけた氷、なぜこれを木で表現しようとしたのだろう。思考が追いつかない。なぜ透明を描こうとするのか、そこに楽しさを見出したのだろう。目に映る不思議さをイメージのままに創造するキボリノコンノさんを本書で初めて知る。この世にたった一つのものを作り出す、独創的な芸術。そこには木しかないはずなのに、木は存在していない。独学、近道のない試行錯誤。この木片が何になるか本人もわからない面白さ。袋も木のヨックモックのシガールは必見。さあ次は何が生まれ出てくるだろう。