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まぼろしの動物 ニホンオオカミ 表紙

まぼろしの動物 ニホンオオカミ

小学生、なぞのはくせいの正体を追う

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刊行日 2025/05/29 | 掲載終了日 未設定

ハッシュタグ:#まぼろしの動物ニホンオオカミ #NetGalleyJP


内容紹介

かつて日本に生息し、100年以上前に絶滅したニホンオオカミ。そのはくせいは世界に5体しか残っておらず、多くがなぞにつつまれているまぼろしの動物です。

ある日、絶滅動物が好きな日菜子さんは小学生のとき、博物館の施設でニホンオオカミに似たはくせいを見つけます。そして、周囲の大人の力も借りて調査を開始。作成した自由研究は第25回「図書館を使った調べる学習コンクール」で文部科学大臣賞を受賞しました。

そのあとも、専門家の力も借りながら、ミステリーのようにはくせいのなぞをさぐりつづけ、調査の結果を論文にまとめあげます。

この本では、ニホンオオカミと人との歴史や、絶滅までの歴史なども説明。

コラム「絶滅動物ずかん」ではほかの絶滅動物についても紹介しています。

人と動物との関わりや研究の大切さに触れつつ、とことん”好き”を追求することの素晴らしさにあふれた実話です。

かつて日本に生息し、100年以上前に絶滅したニホンオオカミ。そのはくせいは世界に5体しか残っておらず、多くがなぞにつつまれているまぼろしの動物です。

ある日、絶滅動物が好きな日菜子さんは小学生のとき、博物館の施設でニホンオオカミに似たはくせいを見つけます。そして、周囲の大人の力も借りて調査を開始。作成した自由研究は第25回「図書館を使った調べる学習コンクール」で文部科学大臣賞を受賞しました。

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784052060663
本体価格 ¥1,500 (JPY)
ページ数 144

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NetGalley会員レビュー

一気に読みました。
大好きなニホンオオカミの剥製との運命的な出会いもあったかもしれませんが、日菜子さんの最初の気づきは、彼女の日頃の知識や好奇心の積み重ねから生まれたものでしょう。本(やインターネット)に書かれていることをを丸ごと信じるのではなく、自分で納得行くまで調べる姿勢。これでお終いというのではなく、これからもずっと続く探究心。多くの研究者の方々のそんな努力が今日に繋がっているのだということが、この本を読むと良くわかります。
是非図書館に入れて、多くの子供達の目に触れさせたいと思いました。

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筑波の分館にあるはくせいが実はニホンオオカミだった!それを最初に指摘したのは小学生です。
というニュースは記憶に新しい。指摘した小学生とともに研究者が研究してニホンオオカミだと判明したという
ことも少しだけ知っていた。
なんとなくDNA鑑定とかして、分かったんだろうなぁと考えていたが・・・

この本を読んだら、とんでもなかった!
日菜子さんの探求心のすごさ。解明しようという気持ちと行動力。そしてそれを支えるお家の方。
あっさり判明なんてものじゃなかった。
あきらめずに資料をさがし思考し、推論をたてまた資料をさがす。
1つのスタンプからまた考える。はがれたラベルから推定する。

これをやってのけたのが小学生というのも素晴らしいが、その「不思議だな」「知りたい」をかなえられる大人たちも
素晴らしい。

本当にそうなのか?疑問を持つことの大切さを普段から子どもたちに口にしてはいるけれど、
それってこういうことだよね!を体現しているこの本。
読んでほしいし、行動してほしい。つづけ!子どもたち!

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小学生の真実を追求する純粋な思いが読者に伝わり、読後感も爽やか。「学び」を支える家族や、研究者の距離感、そして、ヘンに子ども扱いしない対応がとてもよくわかります。主人公と一緒に謎解きをしながら、一気に読んでしまいました。良質な学びを知るために、保護者の方、教員の方に読んでいただきたいと思いました。

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好きなことをこんなにも夢中になって探求し続けるって素晴らしい!「絶滅動物」が好きで、特に「ニホンオオカミ」が大好きだった日菜子さんは、なんと一歳頃から家にあった動物図鑑を繰り返し読み、三歳になると「絶滅動物」に興味を持ち始めた、という。そして小学四年生の時に茨城県にある国立科学博物館の研究施設で出会ったある「はくせい」。これは「ニホンオオカミ」なのではないか!?という考えから、日菜子さんの調査が始まった。もちろん、日菜子さんはまだ小学生なので、大人のように自由に行動が許されるわけではない。でも日菜子さんの「好き」「知りたい」という気持ちを大事にして、日菜子さんの希望を叶えてあげる両親の優しさに私はとても嬉しい気持ちになった。特に、筆で走り書きをしたような字で書かれていた『動物録』(東京国立博物館)を解読するのに困っていた日菜子さんを、お父さんは「くずし字辞典」を買って帰ろう、と言って、二人で読み進めた。また、専門家の二人の先生にも日菜子さんの「知りたい」という熱意が伝わり、協力を得ることができた。ただ、調べる、ということは、途中で挫折もあり、調べた結果が信じた結果と違うことだってある。それでも諦めず先へ先へと進んでいく日菜子さんの「ニホンオオカミ」に対する情熱は本物だったんだな、と思った。この本は「絶滅動物」が好きな人にはもちろん、好きなことを極めて研究の道に進んでいこうとする人にも、とてもよい本だろう。

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一人の読者として、そして一人の母親として、あまりの素晴らしさに唸りながら読みました。日菜子さん、ご両親、日菜子さんと関わった研究家の先生方…全員が尊敬すべき人で、こうありたいと思える姿です。
「好き」という気持ちはこんなにも真剣に純粋な究極の“学ぶ”に繋がっていくのですね。日菜子さんの飽くなき探求心、諦めない挑戦、地道な作業、行動力の素晴らしさは勿論ですが「とことんやってみたらいいんじゃないかな」としっかりと頼もしくサポートし続けていらっしゃるご両親の姿に痺れます。私も娘に対してそんな風に出来る親になりたいものです。
いま無性に博物館に行きたいし、なんなら娘と行きたい気持ちでいっぱいになっています。

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