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ヨークシャーの丘の幽霊 表紙

ヨークシャーの丘の幽霊

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刊行日 2025/06/30 | 掲載終了日 2025/07/17

ハッシュタグ:#ヨークシャーの丘の幽霊マーカスセジウィック #NetGalleyJP


内容紹介

家族旅行でやってきた広大な自然のなかの廃墟で、ぼくは幽霊に出会い、自身の秘密を知って…? 家族のきずなを確かめる感動作。

マーカス・セジウィック最後の作品。

少年ジェイミーは、家族旅行でヨークシャーの荒野に来ていた。旅行の目的は、父方の祖母の遺灰を彼女のふるさとにまくこと。父はこのところ家系図を作ったり先祖のルーツとなる土地を訪れたりすることに熱心だ。

でも、家族の心はばらばら。家族はそれぞれ問題を抱え、うまくいっていなかった。父は1週間前にリストラにあい、作家である母親はスランプに苦しんでいる。兄は、ジェイミーに口をきいてくれない。

そんなジェイミーは、ハイキングのとちゅう、自分の先祖だという女の子の幽霊に出会い、「ある男の子を助けてほしい」とたのまれる。女の子の幽霊についていったジェイミーは、自分に関わる驚くべき事実を知ることになる……。

家族のきずな、先祖とのかかわり、自分とは何者なのか――。

サスペンス形式で十代の少年を描く、心ふるえる物語。

YA作品で高い評価を得たマーカス・セジウィック、最後の作品。

家族旅行でやってきた広大な自然のなかの廃墟で、ぼくは幽霊に出会い、自身の秘密を知って…? 家族のきずなを確かめる感動作。

マーカス・セジウィック最後の作品。

少年ジェイミーは、家族旅行でヨークシャーの荒野に来ていた。旅行の目的は、父方の祖母の遺灰を彼女のふるさとにまくこと。父はこのところ家系図を作ったり先祖のルーツとなる土地を訪れたりすることに熱心だ。

でも、家族の心はばらばら。家族はそれぞれ問題を...


おすすめコメント

惜しくも2022年に他界したマーカス・セジウィック最後の作品。

惜しくも2022年に他界したマーカス・セジウィック最後の作品。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784198660222
本体価格 ¥1,600 (JPY)
ページ数 160

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NetGalley会員レビュー

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父の先祖は昔々この辺りに住んでいたらしいのです。彼が作った家系図には、大勢の人の名前が書かれていました。かつては大家族で楽しく暮らしていたのに、時代が変わり、仕事を求めて都会へと旅立った人たちは次第に孤独という敵と戦わなければならなくなったのです。

 少女の幽霊についていったジェイミーは、自分の家族の問題がどこから生まれてきたのかを知りました。そして、それを家族に伝えなければ!


 家族なんだけど、上手くコミュニケーションを取れないことがあります。自分の気持ちを伝えたいのに、声を掛けられなかったり、聞いてもらえなかったり、伝えたつもりなんだけどちゃんと伝えられなかったり。家族だからこそ、お互いの気持ちを真剣に伝え合うことが大事なのですね。

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家族とは時に温かい布団のような存在であり、時には雁字搦めにしてくる太い鎖のような存在だったりもする。

ヨークシャーを舞台に、家族とは、人生とは、そして絆とはをサスペンス仕立てで問いかけてくるこの本。
とある家族が、とある目的のために小旅行に来た話・・・と思ったら。

自分は何者なのか。そしてどうすべきなのか。
家族たちが抱える問題は、どうやったら出口が見つかるのか。

家族のなかで一番小さな弟が主人公だけど、読みながら父親・母親・兄の気もちが自分の中に流れ込んでくる。
読後、曇り空の下から温かい光の広場へと自分も導かれたような気分になる。

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家族での過去をたどる旅……読み進めるうちに、いろんな事柄がわかってきて、そして、ぐっと胸をつかまれて息がつまったようになった。泣いてしまったなあ。幽霊が導く物語はたくさんあるけれど、つらいながらもしっかりと希望が描かれていて、うわー、すごい作品だなあと読了した。作者さんのことを調べたら、なんとすでに亡くなられていて、そこでまた心がぐらぐら揺らされてしまった。少し怖くて、不思議さにつつまれて、でも、きっと、そうあってほしいと願う家族再生の物語。読ませていただきありがとうございました。

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ジェイミーのパパは失業した。ママは作家だけれど、今は書けていない。兄のロビーはずっと怒っている。
行きづまりを感じている一家がハイキングに出かけたある日、ジェイミーは幽霊の女の子に出会った。
昔あった鉛鉱に現れた少女の正体を追っていくうちに明らかになっていく真実は、まるで良質なミステリのよう。気持ちがばらばらに離れた家族の間で、揺れ動く少年の心理描写が純粋で切ない。短いながらも印象深い喪失と再生の物語だった。

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