空、はてしない青(下)
著/メリッサ・ダ・コスタ 訳/山本知子
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刊行日 2025/09/16 | 掲載終了日 2025/08/31
ハッシュタグ:#空はてしない青下 #NetGalleyJP
内容紹介
// 今、フランスで最も読まれている作家、メリッサ・ダ・コスタ。
衝撃のデビュー作が遂に日本上陸! //
◆読書メーター〈読みたい本ランキング〉日間・週間1位!◆
(単行本部門)
爽やかな筆致で描く、命と愛、
生きる喜びについての感動大長編!
最愛の人と――。
*
上巻をすでにお読みいただいた皆様、大変お待たせいたしました!
下巻を公開させていただきます!!
「上巻を見逃してしまった…」という方もご心配なく!
巻末に上巻ゲラも追加して引き続き公開いたしますので、
是非、ふるってリクエストをお寄せください!
* あらすじ *
“26歳、男性、
若年性アルツハイマーの診断を受け、余命2年の宣告。
最後の旅の同行者を求む。性別不問”
掲示板サイトのやり取りから始まったエミルとジョアンヌの旅。
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どこまでも続く青い空と地中海。二人は南フランスの陽光きらめく風景の中を旅していた。
猫のポックとの出会い、海辺での穏やかな日々、ジョアンヌのマインドフルネスの教え。時にぎこちなく、時に深く心を通わせながら、2人と1匹は静かに時を紡ぐ。
ジョアンヌの閉ざされた過去の扉は少しずつ開かれていた。
しかし、旅は穏やかなだけではない。
進行する病と薄れゆく記憶はエミルを徐々に、
だが確実に蝕んでゆく。
残された僅かな時間の中、互いの存在を支えに進むキャンピングカーは最期の目的地へ。
失うことの痛みと、それでも生きることの輝きを描く、愛と再生の旅路――。
* 担当編集者より *
2019年に当作でデビューしたメリッサ・ダ・コスタ氏は、瞬く間にミリオンセラーを記録し、ベストセラー作家となりました。2024年にはフランスで最も売れた作家となり、注目を集めています。
雄大なピレネー山脈の自然、旅する2人の関係性、残された時間との向き合い方が丁寧に描かれた本作。爽やかな文体と、読者を飽きさせない展開の多さが魅力です。
我々に与えられた限りある時間について考えさせてくれる物語です。
【上巻冒頭部分の試し読みができます!】
https://tree-novel.com/works/episode/159e204183112effe3061fe070a76a89.html
⇒関連リンクよりご確認ください(外部サイト)
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*書店員さんからも沢山のコメントをいただきました*
(一部抜粋でご紹介)
・大人になってこんなに何度も涙を拭い洟をすすりながら読んだ本は初めてでした。人生になすすべもなく立ちすくむ時がきたら、この本を持って旅に出たい。(マルサン書店サントムーン店/原田里子さん)
・感動という、ありきたりな言葉ではとても語り尽くせない。この物語は思い返すだけで号泣してしまう。(蔦屋書店ひたちなか店/安直美さん)
・生命の奇跡に包まれ、揺るぎない絆が結ばれていく、多くの愛が込められたヒューマン小説。(紀伊國屋書店福岡本店/宗岡敦子さん)
・永遠に続けばいいのに…と願わずにはいられない、美しいロードムービーを観ているかのような素晴らしい物語でした。(TSUTAYAサンリブ宗像店/渡部知華さん)
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著者/Mélissa Da Costa(メリッサ・ダ・コスタ)
1990年生まれ。作家。2019年に『空、はてしない青』でデビューし、瞬く間にミリオンセラーを記録。2023年と2024年にはフランスで最も売れた作家となった。他の著書に『Les lendemains』『Les femmes du bout du monde』『Tenir debout』などがある(いずれも未邦訳、講談社から刊行予定)。
訳者/山本知子(やまもと・ともこ)
仏語翻訳家。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。フィクションの訳書に『貧困の発明』『パリ警視庁迷宮捜査班』シリーズ(以上、早川書房)、『星々の蝶』『グラフィック版 ソフィーの世界(上下)』(以上、NHK出版)、『タラ・ダンカン・シリーズ』(KADOKAWA/メディアファクトリー)などがある。ピケティやマクロンの著作をはじめ、ノンフィクションも多数手がけている。
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※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。
おすすめコメント
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◆ フランスで160万部、全世界で200万部突破!
◆ 24ヵ国語に翻訳決定!
◆ Netfilxでもドラマ化!
Netflixドラマトレーラー:https://www.youtube.com/watch?v=MNtcRXeayvU
※残念ながら、日本では未公開です…。
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◆読書メーター
〈読みたい本ランキング〉単行本部門
日間1位! 週間1位!(ともに上巻)
(集計期間:[日間]2025/5/6 [週間]2025/4/30 〜5/6)
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販促プラン
★
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ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。
★★★
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恐れ入りますが<講談社 書籍営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。
★★
出版情報
| ISBN | 9784065395875 |
| 本体価格 | ¥2,100 (JPY) |
| ページ数 | 416 |
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NetGalley会員レビュー
図書館関係者 841977
エミルとジョアンヌの出会いが、運命的だったことが物語が進むにつれ明らかになっていくことにハッとしたり、同時に切なくなったりしました。あと2年と余命宣告されたエミルと、生きる目的を無くしたようなジョアンヌ。初対面の二人がキャンピングカーでの旅を通して少しづつ理解し合い、お互いが大事な存在となっていく様子や、旅の途中で出会う人々、自然の美しさや厳しさなどが魅力的でした。エミルの望みを叶えるのは、相当に難しいのではと思っていましたが、結果的にジョアンヌのその強さと愛情深さによって、とてもよい最期になったように思いました。ジョゼフは本当にジョアンヌに素晴らしい合図を送ったと思いました。
レビュアー 1469440
尾崎豊の「卒業」に一家言を持つひとの 記憶に染みいるだろう
残された時間が、減っていく
記憶が自覚として留まる時間が、短くなっていく
行ける場所、会える人の数も、限られてきた
すべてにおわりがある
26歳で若年性アルツハイマーと診断され 2年の余命宣告を受けた
ひと粒の麦は地に落ちた
読み手によって感情が疼く場面が異なるだろう
ある人は 究極の終活物語だと読み解くかもしれない
何かに押し潰れそうな心情のひとは 持ち過ぎていた荷物の量に気づく
家族の願い、最新医療、すべてを知る友、抱え続けてきた癒えない過去、
誰と何処で過ごすのか、決めるのは誰だ
人生という名の地図に道はなかった
君の歩いた軌跡が道になる
図書館関係者 601014
ただの旅に道連れだった二人の関係性が変化していく下巻。
関係性が変化したからこその、最後のジョアンヌの決断。
エミルやな奴!で上巻でやめてしまわなくてよかった(笑)。
死というのは本人にとっても非常に大きなもので、
本人の意向が最優先されるべきものだと思うけれど、
死んでしまえば本人の意向も何も消えるので、
そのあとその喪失の中で生きていかなくてはならない、
残される側の心情を汲むことの大切さについても、
自分事として改めて考えさせられたように思います。
レビュアー 781279
上下巻合わせて読ませていただきました。
若年性アルツハイマーと診断され、余命を告げられたエミルは、ネットの掲示板に旅の同行者を求める書き込みをする。
そこから始まったジョアンヌとの旅。
風景描写が美しく、地名が出てくるたびに検索し画像を見ながら、まるで二人と一緒にその土地を訪れているような気持ちになった。
病の進行とともに、エミルは少しずつ記憶を失っていく。
驚くほどの行動力でエミルの思いに寄り添うジョアンヌにも、悲しい過去があった。
二人の過去と現在が交差しながら物語は進む。
エミルは過去に戻るように。
ジョアンヌは過去の辛い記憶と決別するかのように。
旅先でさまざまな人に出会い、二人の関係も少しずつ変化していく。
きっと二人は、出会うべくして出会ったのだ。
切ないけれど、人を想うことの美しさを感じた。
空の青、海の青、湖の青。
どこまでも続くその青に包まれながら、二人の旅はエミルの望む場所を求めて続いていく。この物語で感じたさまざまな「青」は、きっと読者の心に残り続けると思う。
読後に言葉にならない思いが込み上げ、空を見上げた。今見上げた空の青さを、この本を思い出すたびに心に浮かべるのだろう。
教育関係者 540714
上巻も併せて読ませていただきました。
最初はまだお若いのに気の毒に…と思って読んでいたのですが
人生の残り時間がないからこその思い切った行動で
いろんなところに行って出会った人々と深く関わり合っていて
羨ましく思えてきました。
動けるうちに自分もあちこちに行っておこうと思います。
教育関係者 454232
とにかく風景描写がよかったなと思います。
行ったことがある地もあるのでイメージしやすいし、うちから距離的にそんなに遠くないのでちょっと遠出くらいでいけるスポットなのがすごくいいです。ドラマを見るのもすごく楽しみです。絶対見たいです。
ジョアンナとの関係が変わっていくのもすごくよかったです。
人生の残り時間がもう少なくなったとき、こういった旅という選択もいいなと思いました。
レビュアー 752611
猫のポックを迎え、エミルとジョアンヌの旅はピレネーの山へ。
穏やかで明るみを帯びた暮らしに、少しずつ影を落とすエミルの病。
確実に進行しているとわかる言動が目立つようになる。
それでも、エミルとの約束を死守しようとできうる限りの努力を重ねるジョアンヌ。
彼女もまた過去からの解放と新たなマインドのステージを拓きつつあった。
エミルと過ごすことで得てきたかけがえのないものに気づくのだ。
そこここに引かれる名言がテキストを引き締める。
エミルもまたジョアンヌと過ごす時間の豊かさを書き綴っていた。
彼なりの準備が為されていたことに深く打たれた。
逃れられない死をきちんと受け止めていたことが理解できる。
豊かな時間が続くとわかるラストにはただただ涙。エミルは生きた。生き抜いたのだ。
そして、ジョアンヌのこの先に光あれ。