無価値のポラリス
キム・ミンソ
ログインするとリクエスト可能か確認できます。 ログインまたは今すぐ登録
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2025/10/07 | 掲載終了日 2025/10/07
静山社・ほるぷ出版 | 静山社
ハッシュタグ:#無価値のポラリス #NetGalleyJP
内容紹介
あの青の向こうに、あいつが好きだった星があるーー
チャンビ青少年文学賞受賞!痛々しいほど透明な少年たちの心の傷を描いた感動作。
あの青の向こうに、あいつが好きだった星があるーー
チャンビ青少年文学賞受賞!痛々しいほど透明な少年たちの心の傷を描いた感動作。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784863899100 |
本体価格 | ¥0 (JPY) |
ページ数 | 256 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー

ブラボーだ。 強かった 誰がだろう それは神々しくて此処では言えない。
超越した。YA/児童読み物というジャンルを線引きを。
学校という期間限定狭社会をやり過ごすためだけの関係性
家族がいるから幸せってわけじゃない 他者目線の押し付け
足掻く 貧困と親とクラスメイトと大人と自分と
自分の中の 「普通」「当たり前」の引っかかりを 気がつかないふりできない
お母さん~ かっこよすぎです
うわっ!この台詞に出会うためにこの本と出会ったのかも!と心の付箋貼りまくり
~暑さは、夏だけに感じられるロマンだ~
私も変わりたい人間なんだ、いいじゃんそれで。

この物語の世界観にとても引き込まれました。
いびつな人間関係や競争社会ゆえの自分主義、貧困など韓国社会の暗い部分が書かれていますが、
心が乱れることなく夢中になって読めました。
イ・ヘドのポラリス(北極星)を見るわけを知った時、
胸が締め付けられる思いでしたが、同時にこの作品の光の部分が伝わりました。
何度も読み返すぐらい私にとってとても大切な作品となりました。

普通ってなんだろう?
当たり前ってなんだろう?
人間らしいってなんだろう?
無垢な主人公の心の内に触れていく度に疑問が浮かび、モヤモヤとした気持ちが膨らんでいく。
普通、普通じゃない、当たり前、当たり前じゃない。それは一体誰が、何処を見て、どうして決めているのか。どうしてそれが当たり前で普通になったのか。
些細な出来事から主人公の心や考え、行動に影響を与えるこの作品は思春期を迎える少年少女、そしてその家族にも読んでもらいたい。
多様性、特性、個性を受け入れようともがいている時代だからこそ必要な一冊だと感じました。

「人間関係は戦略である」とか、「ウソで固められている」とか「おべっかを使うことにした」とか、毒舌で語られる始まりに、最初不安を感じながら読み進めたのだが、実は素直な成長物語だった。主人公とそのお母さんが、掃除をする場面に、物語の説得力を感じた。ポラリス=導きになる星を希求する、道標を持たない主人公たちの存在が、ヒリヒリする。