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先生!なぜその生きものに惚れたんですか? 表紙

先生!なぜその生きものに惚れたんですか?

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刊行日 2025/08/26 | 掲載終了日 未設定

ハッシュタグ:#先生なぜその生きものに惚れたんですか #NetGalleyJP


内容紹介

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「可愛いだけでは生きていけません。お尻で敵の頭蓋骨を粉砕することもできる、それがウォンバットです」
高野光太郎(ウォンバット研究者)

★新しい生きもの本が生まれました★

この本は、生物学者10人による「研究ものがたり」

生きものと向き合い続ける生物学者(先生)たちの、静かな情熱の記録です。


ウォンバット、カモノハシ、ナメクジ、ナマコ、カラス、ナマケモノ、シャチ、アリ、ダイオウイカ、オオグソクムシ……。

少し不思議で、どこか惹きつけられる生きものたち。


なぜその生きものを研究しているのか?

どのように出会い、何に心を動かされたのか?


インタビューによって届けられる、先生たちのリアルな声。生きものの生態はもちろん、それぞれの先生によって、向き合い方が違うから面白い。


研究のきっかけ、観察のよろこび、フィールドでの苦労、思いがけない発見──

生きものとともに歩む、十人十色のドラマがここにはあります。


★ラインナップ★

・ウォンバット

「かわいい見た目で残虐な一面もある

ギャップ萌えアイドル」

サンシャインコースト大学 Detection Dogs for Conservation 研究員

高野光太郎


・オオグソクムシ

「『わからなさ』を観察することで、

深海生物の『心』に迫る」

信州大学 繊維学部 准教授

森山 徹 


・カラス

「時として人に煙たがれる生き方から見えてきた

逞しさと愛嬌」

東京大学総合研究博物館 特任准教授

松原 始 


・ナマコ

「脳を持たないナマコに学ぶ

シンプルで大胆な生き様『なまこも~ど』のススメ」

黒島研究所 特別研究員、東京大学医学部附属病院 助教

一橋和義


・キイロシリアゲアリ


「交尾は生涯一度きり。

なのに10年以上産卵を続ける

女王アリの秘密にせまる」

甲南大学 理工学部 准教授

後藤彩子


・ナメクジ

「カタツムリと明暗を分けた

不快害虫のエレジー」

岡山理科大学 生物地球学部 准教授

宇高寛子


・カモノハシ

「ヘンテコなのが魅力的!

独自路線で生き続ける 元祖・哺乳類」

愛知学院大学 教養部 准教授

浅原正和


・シャチ

「霧の彼方に背鰭(せびれ)を探して……

北の海に棲む 謎に包まれた生態を追う」

東海大学 海洋学部 教授

大泉 宏


・ダイオウイカ

「世界一巨大なイカの

精子のサイズを知りたくないか?」

島根大学 生物資源科学部 教授

広橋教貴


・ナマケモノ

「動物なのに、動かない

ナマケモノに学ぶ生き残り術」

奈良教育大学 自然環境教育センター 特任准教授

村松大輔

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おすすめコメント

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TEL : 03-3263-3515

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784768330654
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 192

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面白かったです。研究者達が語る、それぞれの研究対象に対するオタク的な(大変失礼しました)生物愛にほのぼのしました。Q&A形式になっていたのも読みやすくて良かったです。個人的には、ウォンバットが楽しかったです。ぼってりした体型に反して、ウサインボルトに比するくらいの走力を有しているとか、四角いうんちをするとか、お尻で相手を殺してしまうとか。以前動物園でウォンバットを見たことがありますが、いまは国内では2箇所でしか見られないそうです。もう一度見てみたいなと思いました。

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奇想天外の源泉を見た

その発見者たちは 
「動いている」だけで称賛される生き物を追い
本当は獣医になりたかったけど経済学部へ入学し
解剖し顕微鏡で観察し、あとは食べることに悦び
彼の失恋がなければ ナマコの心は解明されなかった

1日の81%が不動のナマケモノのから見たら
電車の遅延への憤りや 一度や二度の不合格や失敗への落胆は
どれだけ不可思議なんだろう

陸上競技の高校男子100Mの新記録が樹立されたニュースが流れた
その気になればウサイン・ボルトくらい走れるウォンバットなら
その気持ちわかるかなあ
そもそも競ってない?ってね

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本書は、10人の研究者が研究している「押し」の生きものを紹介したものだ。どうしてこんな生きものに興味を持ったのかが、なかなか興味深い。ただ本にまとめられているからには、その生きものを研究している人が少ないのだろう。本書に紹介されているものを見ると、確かに専門に研究している人は多そうにない。研究者は、これまで人に知られていないことを新に発見することが大切である。あまり人が研究していない生きものだと、新たなことを発見する確率は高くなる。これは、各研究者の興味の方向と研究分野たうまくかみ合った例であろう。

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意外と成り行きでその生きものの研究を始めたという方も多くて驚きました。それぞれの先生方が、忍耐強く実験や観察をされている様子や、研究対象だから、とクールな感じを見せつつも、やっぱりどこか愛着をもって接していらっしゃる感じ(ナメクジの研究先生はわたしもツンデレだと思いました)が伝わってきて、興味深く、面白く読みました。何かについて深く知ろうとすることの魅力が伝わる本でした。

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アリからシャチ、さらにはダイオウイカまで。10種の生きものに魅せられた研究者たちのインタビュー集である本書は、単なる生物解説をはるかに超えて、「なぜ学ぶのか」「どう学ぶのか」を読者に深く問いかけてくる。

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それぞれの章で語られるのは、学者の人生そのものと言ってもいい。対象への真摯なまなざし、長年の試行錯誤、現場での発見や驚き、そして時に失敗や迷いまで。読むほどに、知識を超えた「研究の姿勢」に引き込まれていく。

🔹 『ウォンバット』――人間に引き寄せない、対象のまなざし
高野先生が一貫して語るのは、「相手を変えようとせず、あるがままを受け止める」視点。ウォンバットの掘削能力や子育て法、疥癬という共通感染症の問題まで、動物の生活に寄り添いながらも、人間の視点に寄せないスタンスが印象的だ。

🔹 『ナマケモノ』――生きものの“例外”が、進化を照らす
あの遅さには進化的意味があったのか。「葉を食べて大型化すること」と「樹上で生きること」の両立。さらに、通常の生物では成り立つクライバーの法則がナマケモノには通用しないという例外性。村松先生の冷静な語りとフィールドワークの臨場感が、研究のリアルを伝える。

🔹 『キイロシリアゲアリ』――生殖分業という社会のかたち
女王アリが何十匹もいる研究室、精子を長期保存するアリの謎、種類ごとの生殖戦略の違い。後藤先生の語りからは、「社会性昆虫」という言葉の奥行きが浮かび上がる。研究の道のりがいかに長く、執念深く進むものかも伝わってくる。

🔹 『シャチ』――“文化”を持つ海の捕食者
地域によって食性や行動が異なるシャチの「文化」。調査・保全には、精密なデータとチーム体制が必要であり、大泉先生が語る「知ることから始まる守り」の姿勢が、研究者の社会的責任にも触れているように思える。

🔹 『ナマコ』――構造と機能の極致にある静かな革新
「キャッチ結合組織」による省エネの極致、生体内毒素の分泌、それを利用する共生魚。さらにナマコが秘める多層的な戦略が面白い。一橋先生が語る「体全体のネットワークから心が立ち上がる」という哲学的視点も魅力的で、生物観の地平が広がる思いだった。

🔹 『カモノハシ』――歯の喪失から進化の系譜を辿る
電気感覚を獲得した結果としての歯の退化だったとは。そしてゲノム解析により定説を覆していく浅原先生の研究は、まさに現代生物学の最前線。一方で研究過程の人間臭さも垣間見え、読み手の心を和ませてくれていた。

🔹 『オオグソムシ』――「心とはなにか」という問いへの旅
「心とは予測不可能性」と定義する森山先生。行動から心を読み取るというアプローチは、深海の生物にすら知性を見出すとは。上陸する深海生物という逆転の発見が、「意志の進化」というスリリングな問いへとつながる。行動抑制ネットワークの話も含め、もっと先を読みたくなってしまった。

🔹 『ナメクジ』――嫌われ者に向き合う優しさ
「不快害虫」として扱われるナメクジを、地道な観察で見つめ直す宇高先生。ナメクジとカタツムリの境界、梅雨に出るのは若い個体という意外な事実、分布の変化。すべてが「知ることによる赦し」へとつながっているように感じられた。

🔹 『カラス』――賢さと遊び心のあいだに
道具を使い、ゴミをあさり、時に遊ぶ。そんなカラスの“社会的学習”に着目する松原先生。巣のそばで8時間待ち続けるエピソードに、調査の地道さと根気が滲んでいた。賢さだけではなく、「お馬鹿さ」を含め、カラスの複雑さと面白さが伝わってきた。

🔹 『ダイオウイカ』――謎の生物は、謎のままでは終わらない
ヤリイカの精子の形態に端を発し、海流や地形、深海の構造と結びつけてダイオウイカの謎に迫る広橋先生。専門外からのアプローチだからこそ、新しい視点が生まれるのかもしれない。自然の巨大な文脈に触れたような章だった。

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本書の最大の魅力は、研究者の「生きものへの惚れこみ」が、そのまま知的冒険となっている点にある。感情に流されない冷静な視点と、それでも抑えきれない好奇心。研究とは何かを知るには、論文よりもこの一冊のほうがずっと深く、そして楽しく教えてくれるだろう。

子どもたちにとっては、「学ぶことは、こんなに面白くて、時に滑稽で、でも大切なんだ」と思わせてくれるはず。これは、生物の解説書ではなく、“学ぶという営み”そのものを描いた書物だ。

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大人になると疎遠になる大学を身近に感じようという趣旨で様々な活動している「ほとんど0大学」。そのサイトで人気の「珍獣図鑑」の書籍化。珍しい生き物達の研究者達が登場。10種類の動物たちをインタヴューを交えて紹介。写真や図解が豊富で分かりやすい。可愛い印象だが鋼の硬さのお尻を持つウォンバット、キイロシリアゲアリの女王バチは体内に精子を使用可能な状態で保存できるとか、シャチには親から狩りの仕方を教わり、教わった以外のものはほとんど食べないとか、オーストラリア以外では動物園ですらお目にかかれない珍獣中の珍獣カモノハシなど、なかなかに知的好奇心をかきたててくれる内容で読み応えがあった。サイトをのぞいてみたら、他にも興味深い珍獣達を紹介していたので、隙間時間に読んでみたくなった。

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ウォンバット、カモノハシ、ナマケモノなどさまざまな生き物の研究者10人へのインタビューをまとめた本。小学生にはふりがなが無く難しいかもしれないが、生き物に興味がある中学生以上は楽しく読めると思います。
研究者たちと研究対象との出会いもさまざまで、小さい頃から好きだったり、たまたまだったり、先行研究が少なく競争相手が居ない所を選んでいったら出会ったり。しかし研究者が少ないというのは、やりづらい相手だったり、研究手法が確立されていなくて自分で作らなければならないなど、苦労もありそうです。
カモノハシの研究者が研究しているのは化石標本で、研究で生体に触れたことは無いというのは驚きでした。
将来、生き物の研究をしたいと考えている学生に読んで欲しいです。

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インタビュー形式で読みやすかったです。
ただ小学生には難しそう。生き物に興味がある中学生くらいからなら読めそうです。
惚れポイントがわかりやすく、大変興味がわきました。
成り行きで研究している方もいて、何がきっかけで魅力にとりつかれるかわからないものですね。
個人的にはナマケモノが気に入りました。

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希少生物のウォンバットはお尻がカッチカチ。人間のあくせくした生き方をナマケモノはどう感じているのだろう。キイロシリアゲアリの長期貯蔵の仕組みが解明されると社会はどう変わるのかな。気候変動とシャチ。稀な白い個体も仲間外れにされずに集団行動する。脳のないナマコが考える。毒が人間の薬になる。カモノハシから哺乳類最初の分岐点が見えてくる。海の掃除屋オオグソクムシ。ナメクジ、カラス、ダイオウイカ。研究者は実に面白い。生物には無駄がない。人間の体にも無駄はないが、無駄がある。是非、お手にしてみてください。続編に期待!

https://hotozero.com/

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