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殺し屋の営業術 表紙

殺し屋の営業術

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刊行日 2025/08/27 | 掲載終了日 2025/08/25

ハッシュタグ:#殺し屋の営業術 #NetGalleyJP


内容紹介

//  第71回江戸川乱歩賞受賞作  //
異例の超ハイレベル最終候補作の中で、ぶっちりぎり第1位 ‼

「営業ノルマ」は、2週間で2億円。
稼げなければ、地獄行き。

「殺人請負会社」の業績、
シゴデキ営業マンがブチ上げます!

≪  選考委員大絶賛!≫          

◆ 乱歩賞作品の中でも異彩を放つ一作だろう。
――有栖川有栖

◆ この物語に惚れ込みました。
――貫井徳郎

◆ 読み手の心を摑む力に満ちていた。
――東野圭吾

◆ 主人公の内面の変化にワクワクしました。
――湊かなえ

◆ 新人賞のレベルを超えた優れたエンターテインメント作品。
――横関大
                   

【あらすじ】
銃は不要。武器は、話術〔トーク〕、度胸〔ブラフ〕、論理〔ロジック〕。
営業成績第1位、契約成立のためには手段を選ばない、凄腕営業マン・鳥井。アポイント先で刺殺体を発見し、自身も背後から襲われ意識を失ってしまう。鳥井を襲ったのは、「ビジネス」として家主の殺害を請け負っていた「殺し屋」だった。
目撃者となってしまった鳥井は、口封じとして消されそうになる。絶体絶命の状況の中で、鳥井は殺し屋相手に「ここで私を殺したら、あなたは必ず後悔します」と語り出す。
「今月のノルマはいくらでしょう? 売上目標は?」
「契約率は25%……、残念ながら、かなり低いと言わざるを得ません」
「どうしてこんな状況になるまでプロの営業を雇わなかったんですか?」
そう……これは商談なのだ。研ぎ澄まされた営業トークを矢継ぎ早に展開し、場の空気を掌握する鳥井。
「あなたは幸運です。私を雇いませんか? この命に代えて、あなたを救って差し上げます」
 契約成立。鳥井は、殺人請負会社に入社することに。前代未聞の、「命がけの営業」が始まる――。

-----------------------------------------
著者/野宮  有(のみや・ゆう)
1993年福岡県生まれ。長崎大学経済学部卒。第25回電撃小説大賞で選考委員奨励賞を受賞。『愛に殺された僕たちは』『ミステリ作家 拝島礼一に捧げる模倣殺人』『どうせ、この夏は終わる』等。「少年ジャンプ+」で漫画原作者として『魔法少女と麻薬戦争』連載中。

//  第71回江戸川乱歩賞受賞作  //
異例の超ハイレベル最終候補作の中で、ぶっちりぎり第1位 ‼

「営業ノルマ」は、2週間で2億円。
稼げなければ、地獄行き。

「殺人請負会社」の業績、
シゴデキ営業マンがブチ上げます!

≪  選考委員大絶賛!≫          

◆ 乱歩賞作品の中でも異彩を放つ一作だろう。
――有栖川有栖

◆ この物語に惚れ込みました。
――貫井徳郎

◆ 読み手の心を摑む力に満ちていた。
――東...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
 空白ページは削除して公開しております。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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○お名前・所属などに詳細な記載がなく、プロフィールにてお人柄が伺えない方
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読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 書籍営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。

★★



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ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★
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出版情報

ISBN 9784065403303
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 277

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いや、ちょっと面白すぎる・・・!

一切共感できない主人公、その内面がさらにどんどん理解できない進化を遂げる快感・・・
マジモノの化け物が一般人の顔をしている恐怖、主人公なのに・・・!?
なのに、すごくかっこよくてしびれてしまう、読み始めたらとめられなくなる求心力、いや本当に面白すぎて読み終わってもまだびっくりしてる。

ぜひともシリーズになってほしい!まだ続きが読みたい!物語の締め方も最高にクールでクレイジーで最高でした。
はやく続刊決まってください。

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善とか正義とか一つもないのに、読後感はスッキリでした。営業職の鳥井が事件に巻き込まれ、とっさの機転で殺し屋の営業を買って出て、殺し屋の営業を始めたことで、どれだけ営業成績を上げても満たされずにあった虚無感から解放される様子に恐ろしさを感じましたが、鳥井に全く良心が無いわけじゃないことも伝わってきて安心します。物語の最後にした仕事のような案件ならシリーズ化もありそうな予感がします。かなり危ない橋を渡らなければならなそうですが、鳥井ならなんとかしそうな期待感を抱かせてくれます。

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「私、ノルマを達成できなかったことが今まで一度もないんです」
一般企業で凄腕営業マンとして認められつつ、人としてどこか異常だと自覚している主人公、鳥井。彼は訪問先で殺し屋を出くわして命を奪われそうになるが、持ち前の交渉術を駆使して殺し屋の営業マンになる。
ノルマは、2週間で2億円。稼げなければ殺し屋ともども地獄行き。

『コンビニ人間』の営業版『営業人間』みたいな主人公で、超有能でスマートです。作中で「怪物」や「悪魔」と呼ばれています。鳥井さんマジかっけえ。
そんな鳥井さんが挑戦するノルマが鬼高い難易度で「そんなの無理じゃない?」って思っちゃうくらいなんですけど、同時に「これを鳥井さんが華麗にクリアしちゃうんだろうな」って安心感がある主人公なんです。
ただ、単に「すごいぞこいつ」ってなるだけでもなく、何か満たされないものや日常の違和感、空虚さを認識していて「これでいいのか」みたいに自問してくれるような一面もあり、現代社会で日常生活を送る読者は「ああ、この感じわかるよ」という共感を覚えることができます。

営業術のタイトル通り、営業ハウツー本などに書いてあるような「こんな風に接するとこんな効果があるよ」なノウハウも出てきます。営業の勉強になるので、もしかして営業ハウツー本としても売れちゃうかも(笑)
職業:営業マンがこれ読んだらやる気出そうだなって思いますもん。
俺たち営業マンすげーんだぞ、格好いいんだぞ的な……なるかな?

鳥井さんは殺し屋チームの一員みたいになるのですが(一員と呼んでいいのか微妙な立ち位置ですが)チームが個性的で有能なメンツ揃いで魅力的。
知能犯的に困難なミッションをクリアする気持ちよさがあって、『地面師たち』や『トリリオンゲーム』が好きな読者におすすめしたい。

ストーリー展開は起伏に富んでいて、グッと打ちあがらせていい気分になっていると突然どん底まで落として読者を震え上がらせる。かと思えば、一瞬で底から浮上する期待を抱かせてくれます。

その場の空気や映像が目に浮かぶ描写も素晴らしく、心地よく作中世界に浸れます。
また、豊かな経験や知識が織り込まれていて、「へえ~、そうなんだ、知らなかった」もしくは「これ知ってる」という知的な欲求を満たしてくれる快感も味わえます。

パワフルで刺激的な一冊でした。
映画化しそう。

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いままでありそうでなかった斬新な設定!
敏腕営業マンが殺し屋家業の営業担当をするなんて設定だけで面白すぎます。
徐々に心境が変わっていく主人公の様子も面白かったですし、細かく散りばめられていた伏線がしっかりと回収されていて見事でした!

個人的には、殺し屋のメンバーひとりひとりにもっと個性を出して活躍する場を作ってあげることが出来ればもっと魅力的になると思いました。

次回作にも期待しています!

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一話完結の短編でも映えそうだし、連作や映像化したら確実に話題になりそう。Netflixドラマ化、もう待ってます!
スリリングだけど、ユーモアも絶妙に香っていて、この緊張感と笑いのバランスがクセになります。
そしてなにより、斜め上すぎる営業トークが怖いくらい説得力あって(笑)、めちゃくちゃ勉強になる!
命がけの状況でも一切ブレない、プロの営業マンとしての魂がほんっとうにカッコいい!
見習いたくなるような営業の真髄が詰まっていて、ラストまで一気読みでした。

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このタイプの営業マンには出会いたくないな。

お金がたくさんかかっているハリウッド映画をみているような、ずっと楽しくて、次何が起こるかな?とワクワクして、それを見事に超えてきてくれて…
本当に面白かったです。

現実にいたらとっても嫌だけど、鳥井は大好きなキャラクターになりました。
何かに躓いたとき、彼ならどう考えるだろう、と鳥井思い出せば自分を傷つけずに済みそうとすら思えるくらいに…

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数多の業界を渡り歩きその全てで営業トップの成績を納めてきた鳥井。呼び出しに応じ訪れた営業先の邸宅で待ち受けていたのは・・・
コミカルな詐欺系の話かと思いきや、没入感が増すにつれ嘘ら寒くなってくる。いくら今まで未知の業界とはいえ、一つのミスで10を知り、その次のミスで100を知り、加速度的に業界に慣れ親しみ営業力を発揮していく姿は怪物そのもの。隠されていた素養か変容を遂げていく模様にコミカルさと同様に惧れを感じてしまう。最終局面の問いかけはその全てが凝縮されたようで感嘆をも含んだ怖さが。
3人の実働部隊もキャラがたち、そちらをメインにした展開も期待したいある業界模様サスペンス。

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普通なら絶対に不可能としか思えないノルマなのに、それを達成できるのでは、と思わせる主人公がすごかったです。自分では想像が全くつかないため、先が気になってページをめくる手がとまりませんでした。めちゃめちゃ面白かったです!

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選評員絶賛の内容紹介を読んで期待を大きくして拝読させていただきましたが、期待以上に面白く最後まで一気読みしてしまいました。

 主人公がトップセールスマンということで、数々の営業技術を披露してくれるのですが、営業に縁のない自分からしたら、すごいテクニックばかりで読みながら説得されてしまいました。ピンチを切り抜ける交渉も見応えがありますし、そのようなシーンがたくさんあるので、序中盤でも中弛みなくハラハラしっぱなしでした。

 中盤まででもかなりの頭脳バトルが繰り広げられていましたが、最後のネタバラシシーンでは自分の想像の何倍もの仕掛けが施されており、久々にハイレベルな頭脳バトルに痺れました。


エンタメ小説として、テンポや疾走感もよく、オチまでダレることないので、小説初心者や頭脳バトル好きな人にかなりおすすめしたいと思いました。

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途中からの覚醒がとても目覚ましく、眠っていたポテンシャルを十分に引き出し、先輩同業者にも引けを取らない営業術は素晴らしかったです。残酷なシーンも多いのですが、面白すぎて読後はとてもスッキリします!あと、主要登場人物の名前が鳥に因んだものになっているのもおもしろいです。

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ノルマ達成のために頭脳と心理を駆使し、しかも話術の為の様々な情報収集。裏の裏に見せかけ、更にその裏をかいて出し抜き、相手の行動を操る。
見事な営業術に読み手も必死でついて行く。
いやー、素晴らしい殺し屋の営業マン⋯って、怖すぎ!なのになぜか心躍る。「極東コンサルティング」の他のメンバーもキャラが何気にいい。
鋭くセンスのある営業トーク、私も見習いたい⋯えっ何に使うの?(笑)

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ありえない展開で殺し屋イチミに加わった主人公でしたが、痛快!爽快!エンターテイメント!ズバリ面白かった。登場人物、それぞれの個性もさることながら狂気のシーンと鳥の蘊蓄が上手に散りばめられ暴力性がストンと読み手に入り込んできました。途方もない回収金額の最後のオチがなんともお洒落。

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これはどえらいものを読ませてもらった。江戸川乱歩賞、受賞作。選考委員が大絶賛なのも頷ける抜きん出た才能だ。どれだけ成績がトップでも常に心が渇ききった営業マン鳥井が、思いがけないきっかけから殺し屋稼業に転向する羽目に。導入部分から読者を引き込むのが物凄く上手い。かなりバイオレンスな内容だが、絶体絶命の窮地に立たされた状況から徐々に覚醒していく鳥井から目が離せない。ネガティブクロージング、ドア・イン・ザ・フェイス、返報性の法則など様々な営業テクニックを駆使してクライアントや裏稼業の人間達と堂々と渡り合い、2週間で2億という途方もない目標と、プロ中のプロの殺し屋との真っ向対決にも臆することなく対峙し、数々のピンチにも怯まず問題をクリアしていく様は圧巻。緩急ついた見事なストーリーテリングと粋なラストに読者は大いにカタルシスを得る。

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第71回江戸川乱歩賞、ぶっちぎり1位で受賞ということで興味津々。優秀な営業マンが悪の社会で本領発揮していくという面白い設定だが、そうそう上手くいくはずもなく、ワルの上にはさらなるワルがいて……はじめからスイスイと読ませてくれる。どこかで停滞することなく、どんどん引き込まれていく。気がつけばガーッと一気に読んでしまっていた。人が死ぬ場面が何度も出てくるのは嫌とか言ってる隙を与えてくれないくらい。はらはらドキドキでどんでん返しもお見事!大変楽しく読ませていただきました。

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経営不振の『殺人請負会社』に雇われた凄腕営業マン!?営業ノルマが達成できなかったら地獄行き!?
もうあっという間に作品に惹き込まれました。何だこの面白さ。ぶっちぎりの第一位で江戸川乱歩賞受賞は伊達じゃない!!
プロの営業の方にも話を聞いて作中に落とし込んだ、というだけあってディテールに至るまで精巧に書き上げられている。
恐怖を糧に裏社会にも適応し、持ち前の営業力を見せ付けていく鳥井。あまりにも好きすぎる。
スリル満点、迫力満点、一度読んだら目が離せない!!本当に面白い作品でした!!

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途中まで根はきっといい人と思ってたし、そういう行動もあったけど想像以上に異常者だった。
どんどん悪いほうへ上振れしていき最後は完全に振り切ってしまった。
頭脳戦にワクワクし、鳥井の覚醒に恐怖。突き抜けすぎてもう逆にかっこいい。

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敏腕営業マンの鳥井は、ある事件に巻き込まれ殺し屋の仲間になる。
彼のノルマは2週間で2億円。達成できなければ待っているのは「死」というペナルティ。
彼はこの営業を成功させることができるのか!?

登場人物のキャラクターが最高に良かった。
私の推しは殺し屋のミミズ

個性豊かなキャラクターが多いのでアニメ化などしても面白そうだと感じました!

続編も是非期待しています!

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野宮有さんは初読み作家さんでした。
本作は優秀な営業マン(それもノルマ制の出来高払いな業種)である鳥井が営業活動中にトラブルに巻き込まれて殺し屋の営業を担うというところから物語が始まる。

表社会で有能な営業マンが裏社会の営業をどうやって成立させていくのかというところは交渉術のイロハのような話で説明がされ、後半のミッション達成に向けた案件についてはコンゲーム的な展開となり飽きさせない感じでラストまで突き抜ける読みやすさ。

漫画の原作もされているとのことでたしかに少年マンガでウケそうな展開だなと納得でした。

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うわ! これおもしろ! スピリッツとかの原作になりそう。いや、もう予定されているのでは? と思うくらいです。なんだか、これ一冊に3冊分くらいの展開が押し込まれているみたいで、嬉しいようなもったいないような、でした。ヤクザがらみ、敵対する別のプロたち、そんなのは3冊目ででてきてもいいじゃん? 詐欺師まがいのセールスマンからの殺し屋転職と、そのみごとな展開をもっともっと読みたかったですね。ちょっとこれ、3冊くらいに改題して書いてみませんか? あの女性とコンビを組んでやってきってほしかったなあ。虜になった読者からの身勝手なお願いでした。読ませていただきありがとうございました。

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最高に面白かった!営業先で殺しの現場に出会った凄腕営業マンが、危機一髪の場面で営業トークで乗り切り殺し屋の営業に…!そこで手腕が発揮されるわけだが、スキルが活かされあれよあれよと都合良く成功していくわけではないところや、ヤクザの怖さもあるところがよかった。設定からは、異世界転生のような雰囲気のコメディかなと思って読み始めたが、なかなかにシビアで意外な展開にひき込まれた。作品が出たら必ず毎回読みたいと思える作家さんに出会えて嬉しい。

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さすがは「江戸川乱歩賞」をぶっちぎりで受賞された作品だけあって、読み進むごとに上がったり下がったり、まるで秒速のジェットコースターにでも乗った感覚ような作品でした。そもそも、プロの殺し屋より怖い営業マンという発想じたいこれまでのハードボイルドやミステリーの世界にはなかったですからね。いやぁおみそれしました。鳥井一樹シリーズになるのか、まったく別の作品になるのか、とにかく次作は待ち遠しいですね。

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概要
2人の殺し屋と遭遇し殺される運命となった凄腕営業マンが、命がけの営業トークで殺し屋たちを説得し、「2週間で2億円」のノルマに挑むエンターテインメント小説。

感想
第71回江戸川乱歩賞受賞作である本作は、選考委員を務めた有栖川有栖先生、貫井徳郎先生、東野圭吾先生、湊かなえ先生、横関大先生といった著名なミステリ作家たちから絶賛された話題作で、献本いただいた作品を読了し、その評価が誇張でないことを実感しました。
本作の最大の魅力は、登場人物の魅力的な造形にあります(いわゆる「キャラが起っている」と呼ばれるもの)。主人公の凄腕営業マンである鳥井はもちろん、彼を取り巻く極東コンサルティングの殺し屋たちや競合の女性エージェントとその相棒の凄腕の殺し屋、依頼人や標的、脇役に至るまで、すべてのキャラクターが独特の魅力と存在感を持っています。著者の野宮有先生が漫画原作を手掛けてきた経験が活かされていると思うのですが、キャラクター設定に躍動感とユーモアが加わっており、読者を物語の世界に引き込む力にあふれています。
さらに、仁義なき殺し屋業界へ飛び込んだ鳥井が理性の箍が外れ「怪物」へと変貌していく構成や、終盤で展開されるコンゲームの謎解き要素も見事で、最後まで目が離せません。ビジネス用語や教養が巧みに散りばめられており、読者の知的好奇心を刺激しながら物語を進める工夫もされています。
登場人物の中にはまだ活躍の余地を残す極東コンサルティングの殺し屋もおり、続編への期待も高まります。漫画化、アニメ化、実写化にも適したエンターテインメント性を備えた作品であり、多くの読者に楽しんでいただける一冊と断言できます。

おすすめポイント
冒険活劇×謎解き×ビジネス用語×教養が融合したエンターテイメント作品で、知的好奇心と爽快な読後感を求めている欲張りな方にお勧めです。

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まず惹きつけられるのは、その斬新な出だしです。
敏腕営業マンが殺し屋の営業を担当する、という予想もしない切り口。彼を雇ったその殺し屋たちも、キャラが立っていて魅力的です。これから鳥井は培ってきた営業スキルで、クリーンかつ鮮やかに裏の世界を渡り歩いていくのではないか、個性豊かな殺し屋たちとも徐々に打ち解け、切磋琢磨し、痛快なコンゲームがはじまるのではないか……そんな私の予想はすぐに覆りました。

この小説の面白さの一つは、主人公である鳥井の心情の推移が、非常に丁寧に描かれていることです。
死の瀬戸際、営業トークで命をつなぎ裏の社会の住人となった鳥井は、それでも自身の手を汚そうとはしません。彼はあくまで営業マン、社会の規範からは逸脱しません。しかし、目の前で人間を殺され、借金が嵩み、再度死の淵に立った時、彼の中の化け物が開花します。鳥井はこの極限の状況を楽しみ、手段を選ばない非情な営業マンに姿を変えます。この推移が非常に丁寧で、すとんと腑に落ちます。
また、彼の変化とともに物語のトーンも変化していきます。痛快な騙し合いというよりは、もはや殺伐としたノワール小説。良い意味で予想を覆されました。

物語全体の構成も非常に緻密です。
例えば、鳥井の一人称で進行していくのかと思いきや、謎の女性・鷗木の物語がはじまります。目の前で人を殺された鳥井が打ちのめされた場面を切り替えての展開、というのが憎い点です。鳥井の今後が気になり読み進めていると、今度は彼女と百舌の物語に惹きつけられる。物語の構成の術中に見事に嵌ってしまいました。
もちろん、ミステリ的な仕掛けにも振り回され続けました。例えば、「鳥井が羽村とトイレで接触した」という事実をめぐる駆け引き。鳥井の意図と、それを看破した鷗木、しかしその裏には更に意図があって……と何重にも張り巡らされた真実には大変驚かされました。

そして、駆け引きの末、鷗木に勝利した鳥井と彼が手にした「3億円」。ああ、その手があったか!と気が付きそうで気が付かない絶妙な種明かしには悔しい思いが募ります。そして、鳥井の最後の一言。突如物語に幕が降ろされたようで、得も言われぬ薄ら寒さを覚えしかし、これまでの充実した物語が思い出されて、最後には確かな満足感が残ります。

終始、綿密な工夫と技巧が凝らされ、安心して物語に身を委ねられる作品でした。誰に対しても心からおススメできる、素晴らしい作品です!

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いやぁ~楽しめた。おもしろい。幾度も訪れた想定外。主人公の天才的な営業技術は恐るべし。その天才が営業時間外に訪問した先は殺し屋が始末した現場だった。生き延びるために殺し屋に入社する。ただ条件が殺し屋が存続するには二億が必要、しかも残された期日は2週間。それを達成するのが生き延びる条件。さあどうする?この営業術の最高到達点は拍手喝采だ。もう一度言う。いやぁ~楽しめた。殺し屋の営業術こそ天職かもしれない。

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めちゃくちゃ面白かった!
主人公のキャラ設定が独特、場面設定もユニーク、それなのにリアリティーがある。
営業スキルは心理戦の必勝法でもあるんだなぁ。
ラスボスもわかりやすく描写されて、スッキリしたエンディング。
「反社が出てくるのはダメ」という人でなければ誰でも楽しめそう。
さすが江戸川乱歩賞の傑作エンタメ。

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さすが!江戸川乱歩賞受賞作!!大変おもしろく読ませていただきました!!!
殺し屋さんにも営業マンがいるんですねぇ……。
主人公が変化していく様が怖いのなんの!
最後のシーンなんてホラーを読んでたのかと勘違いするほどに(笑)
めちゃくちゃ面白かったです!!

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どの会社でもトップの営業成績を叩き出す営業マン・鳥井。彼の手練手管は序盤から記されており、「鳥井に訪問されたら、私もガードを緩めてしまうだろうな」と思わされた。
 しかし、表社会での鳥井はあくまでも仮初に過ぎなかったのかもしれない。ひょんなことから裏社会へ足を踏み入れた途端、彼は“本物の爪”を剥き出しにするのだ。
 これによって、無感動で灰色だった彼の人生が色付き始めていくのも、物語の一つの盛り上がりとして非常に面白かった。
 舞台が、一歩間違えれば『死』へ直行してしまうアンダーグラウンド。全体的に殺伐とした雰囲気が漂っているが、読み味は重すぎない。
 というのも、鳥井が、持ち前の営業スキルで一筋縄ではいかぬ相手を丸め込む様が颯爽としているからだ。
 話術、度胸、論理。
 それらを使いこなす彼の姿にはつい惚れ惚れとした。
 そして中盤以降には二週間で二億稼ぐためのコンゲームも勃発し、絶えずスリリングな展開にページを捲る手は止められなかった。
 鳥井は、裏社会で虚ろな胸裡を埋められるのか。
 無事にノルマを達成できるのか。
 これは是非ともシリーズ化を望みたい。まるで映画を観ているかのような、楽しさ面白さがあった。
 「私、ノルマを達成できなかったことが今まで一度もないんです」最高に痺れる台詞じゃないか。

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どんな就業先でも必ず営業成績圧倒的一位を叩き出す凄腕営業マン・鳥井一樹。どれほど厳しいノルマを達成し賞賛されようとも彼の心は空虚なままだった。しかしその夜、会社に内緒で営業に行った家で殺し屋に出遭ったことで彼の人生は大きく変わり――?

圧倒的なリーダビリティの高さで最初から最後までグイグイ読まされた。殺される寸前で鳥井が繰り出した営業トークに殺し屋と共に惹き込まれ、殺し屋としてはまったく素人のこの男がどうやって二週間で二億円を稼ぐのか、先の展開が気になって仕方なくなる。後半ではハイブランドに身を包んだ美女同業者の美紅がライバルとして登場し、騙し合いゲームの白熱でさらにおもしろさが加速した。シリーズ化や映像化にも期待したい。

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敏腕営業マンの鳥井が訪問先で
死体を発見したことにより
殺し屋の営業を請け負うことに。
軽妙なテンポで繰り広げられる
どんでん返しの連続。
ノルマは達成できるのか!?
主人公の進化も重なって
予想外の展開続きで、あっという間に読んでしまいました。
さすが乱歩賞受賞作。
個人的には、敵役はあんな形でなく
ライバルとしてあり続けてほしかったです。

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生の実感を持てない営業マンがひょんなことから殺し屋の殺人現場に出くわしてしまう。口封じのために殺されそうになった瞬間、男は初めて自分の生への執着を感じる。磨きに磨いた営業トークで命乞いをする男、、、男の運命はいかに。登場するヤクザの描写がリアルで確かな筆力を感じた。中盤から終盤への疾走感のある展開はかなり読み応えがあり面白かった。

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「殺し屋『の』営業術」かなーとそこは少し気になるけど、とにかく面白かった。超絶やり手の営業マンだけど、人間として何かが欠落している鳥井がある事情で殺し屋に狙われ、死なないために転職活動をして生き延びる。それから「殺し屋達の営業」として金を稼ぐ話。目的達成したけど、この先も続けていくんだろうな。

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高校卒業後、営業マンとなった鳥井は周囲に呆れられるほどのワーカホリック。
常に営業成績トップを張り、90%の契約率を誇る。
そんな鳥井は深夜のアポで潜在顧客の家へ訪れ、そこの家主とみられる男の死体を発見、鳥井は殺し屋たちに拉致されてしまう。
解放されるためには二億円の売り上げをあげなければならない。

江戸川乱歩賞受賞作らしいハードボイルドかつ疾走感のある作品。

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こう言うのをハードボイルド小説というのでしょうか。次々と展開される危機をものともせず、得意のセールストークで乗り切っていく知恵と技は見事である。殺し屋たちの個性もさまざまでちょっと作りすぎかもとも思いながら、危機を乗り越えるためになくてはならない活躍させるのもなかなかのものである。もしかしたらこんな殺し屋稼業が実際に暗躍しているのかもしれないが、でこぼこコンビのようなチームを率いて無敵の殺し屋女王の裏を描き徹底的に叩きのめす策は、ドロドロとした殺人ゲームを忘れさせる爽快さがある。知恵は暴力に勝る、そしてそれを生み出すセールストークの小気味良さもまた本書の楽しさである。

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普段は煽りすぎな帯のせいでせっかくの作品の面白さが減ることが多いけれど、今回ばかりは「ぶっちぎりの1位」という帯も納得の面白さ!
零細殺人請負会社が大手に挑み大勝負に出るストーリーは実に痛快。鳥井がどんどん裏社会の営業に覚醒していく過程、スリリングな心理戦や駆け引き、二転三転するラストに読む手が止まらなかった。
事件を解決したり謎解きをするという王道ミステリではないけれど、なぜこの時これをしたのか、これはどんな目的なのか、これがどんな結果をもたらすのかなど、読んでいる時は疑問に思わないままラストで明かされ、その時に初めて読者も鳥井の術中にはまっていたことに気付いてまんまとやられるステルスロジックが炸裂。鳥井さん、すごいけど怖いよ…。
一気読みできる時間を確保して読んでほしい一冊。

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最高に面白かった!
殺し屋にも営業がつくとは!
主人公が裏社会に染っていく過程が恐ろしい。
最初から最後まで他者との関わり方がずっと営業マンなのも怖い。
命乞いもとどめを刺す時も営業トーク。
空虚な人が一番ヤバイ。

ずっと絶体絶命で読者としては心臓が持たない思いだが、面白すぎるのでシリーズ化して欲しい。

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凄腕の営業マンが、ある出来事をきっかけに「殺人請負会社」に転職する。
営業ノルマは二週間で二億円。
達成できなければ営業マン自身が殺されてしまう。

こんな営業マンは嫌だ。
まるでビジネス書に書いてあることをそのまま体現しているようで、仕事をやり遂げても感情がない。
生きる喜びさえ知らないような無機質な男だ。
それでも「殺人請負会社」での仕事ぶりは圧倒的で、顧客の望むものを瞬時に嗅ぎ取る嗅覚の鋭さ、どんなピンチでも切り抜ける精神力に、思わず惹きつけられてしまう。

“すべての顧客は商材に「安心」を求めてしまう”
この言葉が胸に刺さった。
そう、どんな商材であっても「安心」があってこそだ。
だからこそ、人はまんまと騙されてしまうのだろう。

最終候補作のなかでぶっちぎりの1位!この言葉に偽りはなかった。
凄腕営業マンが仕事用に作り上げた表情筋で笑った顔で、面白かっただろう?とドヤ顔している姿が目に浮かぶようだった。

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何これ!殺し屋の営業?あまりにも素っ頓狂に思えて戸惑ったが、鳥井の話術に飲まれたのか、何故かとても合理的に思えて、それがどういう事を意味するかわかっていても目標達成を応援したくなる。鳥井の持つそんな不思議な魅力にすっかり虜になった。そんな鳥井を筆頭に、登場人物全員が漏れなくイカれている。こんなにワクワクする命の取引があるのか、と自分の中に秘めるダークな部分がこれでもかと刺激された。

暴力が蔓延る裏社会の血腥い部分と精神的な圧力と、そこに割って入るは「営業トーク」というこのシュールさ。これは本当に堪らない。カリスマ営業マンが繰り広げる破壊力満点の一推しミステリ。

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営業マンのビジネス書を読んだ気持ちになりました。
そこら辺の入門書よりよっぽどためになりました。
しかし、やはりなぜそこまでという動機の部分で納得がいかない気がする。確かにマシンとなれば何でもできる気はするのだが。
スパイ小説で、なぜ生死を掛けてそこまでやるのかと思ってしまうのに似てるのかな。
そこ以外、娯楽小説で読む分には満天の星。

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トップの成績を納め続ける営業マンが事件に巻き込まれ、殺し屋の営業となる。仕事以外は監禁されノルマ未達の場合は殺害される。極限の状態の彼の前に現れる競合会社の凄腕営業マンと殺し屋。彼の運命はいかに…。殺し屋物は本でも映画でも大好きだが、本作も素晴らしく面白い。極限状態にある中での心の変化も、スピード感のある展開も、敵との頭脳合戦もパーフェクトに面白かった。主人公・鳥井の活躍をもっと読みたかった。ぜひ続編を描いて欲しい。映像化してもかなり面白いのではと思う。江戸川乱歩賞としては良い意味で異色な作品なのでは。

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