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時計は二度凍らない 表紙

時計は二度凍らない

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刊行日 2025/09/16 | 掲載終了日 未設定


ハッシュタグ:#時計は二度凍らない #NetGalleyJP


内容紹介

誘拐されたのは、4年前に殺された親友の妹だった──


親友が殺された事件のトラウマで、体の成長が止まってしまった志緒。

それから4年、高校生になった志緒のもとに、親友の妹が何者かに連れ去られたとの知らせが届く。


彼女の心の拠りどころ、「トーマス」と慕う小児科医の戸増は、4年前の事件との共通点を示唆。

現場に残された指紋からも、同一犯による犯行と見られ……

志緒は友人たちとともに、事件の深部へと介入していく。


第3回黒猫ミステリー賞受賞!

過去と現在が交錯する〈氷解〉ミステリー

誘拐されたのは、4年前に殺された親友の妹だった──


親友が殺された事件のトラウマで、体の成長が止まってしまった志緒。

それから4年、高校生になった志緒のもとに、親友の妹が何者かに連れ去られたとの知らせが届く。


彼女の心の拠りどころ、「トーマス」と慕う小児科医の戸増は、4年前の事件との共通点を示唆。

現場に残された指紋からも、同一犯による犯行と見られ……

志緒は友人たちとともに、事件の深部へと介入していく。


第...


出版社からの備考・コメント

【NetGalleyをご利用の皆さまへ】
・読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
・発売前作品のため、ネタバレとなるレビューはお控えください。
・いただいたコメントは各種販促活動に使用させていただく場合がございます。
※校了前のデータを元に作成しております。刊行時には内容が異なる場合がございます。
※すべてのリクエストにお応えできない場合がございます。予めご了承ください。

【書店員の皆さまへ】
書籍のご注文や拡材をご希望の書店さまは、
恐れ入りますが<産業編集センター出版部>まで直接お問合せをお願いいたします。

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おすすめコメント

第3回「黒猫ミステリー賞」受賞作、刊行決定!

黒猫ミステリー賞は、産業編集センターが2021年に創設した文学賞です。ジャンルや設定にとらわれない、広義のミステリー賞を毎年募集しています。


【編集者より】

本作の主人公は、小学生の頃に起きた事件がきっかけで成長が止まってしまった高校生の女の子。彼女を長年支え続ける主治医の戸増先生(通称トーマス)や友人らとともに、新たに起こった事件と過去の事件を重ね合わせながら、少しずつ解決に導いていく様子が描かれています。

事件そのものは非常に凄惨で心痛を伴うものではありますが、さまざまないきさつを抱えもがく登場人物たちの心象風景の描き方や、極寒に耐え雪解けと共に芽吹く草花を思わせる結末が審査員の胸を打ち、受賞への運びとなりました。

第3回「黒猫ミステリー賞」受賞作、刊行決定!

黒猫ミステリー賞は、産業編集センターが2021年に創設した文学賞です。ジャンルや設定にとらわれない、広義のミステリー賞を毎年募集しています。


【編集者より】

本作の主人公は、小学生の頃に起きた事件がきっかけで成長が止まってしまった高校生の女の子。彼女を長年支え続ける主治医の戸増先生(通称トーマス)や友人らとともに、新たに起こった事件と過去の事件を重ね合わせな...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784863114609
本体価格 ¥1,700 (JPY)
ページ数 360

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NetGalley会員レビュー

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学校で落ちてきた学生を見てしまった志緒ちゃん。
彼女は保健室で見かけたのに声をかけられなかった、そんな後悔の気持ちからこの飛び降りの真相を探しだすことに。
そこから繋がる人たちと志緒ちゃんの時間を凍らせる原因になる事件に関係しそうな事件が起こって再びの真実探しが始まる。
けれど、友だちになれそうな万里さん、位坂くんと犯人と思われる人物の評価が自分と違って悩む志緒ちゃん。ここが志緒ちゃんの思慮深さが出ていてすごくいいなと思いました。
過激な発言をするトーマス先生だけど、いつも志緒ちゃんの味方だと言い切るところが心強くて、志緒ちゃんの人生にこういう大人がいて良かったな、と思います。
佳境に入って人間関係が見えてくるとスリリングな場面が増えてハラハラでした。
重いものを抱えて過ごした彼女たちだから、友だちだよ、といえる大切な人たちができて、志緒ちゃんたちが笑顔で過ごせる高校生活が嬉しかったです。

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前半部分の学園ミステリ風な展開から、後半はガラッと変わり猟奇殺人ホラーの様相になる構成。
一読で二度おいしい作品なんですが、本当に同一作品なのか?と疑うぐらいの変わりようです。
これ、著者が意図してやっているのだとしたら相当の技量だと思います。
ヒロインやその友達たちを取り巻く環境、そして見守る大人たち。
この構図がちゃぶ台返しされたように土台がグウラグウラ。
なにを信じていいか分からない不安。ヤバいっすよ!
次の作品も絶対読もうと思います!

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あんまりにも面白い……。
志緒ちゃんの洞察力えぐいし、
トーマス何なんだ。本当に。
友達二人もめちゃめちゃ真っ直ぐで眩しい。
墨木のその後は知れたけど、山下は……。

志緒ちゃんの心や身体についてに重きを置いていて、
トラウマを解放していく類かと思いきや。
とんっでもないどんでん返しが待っているミステリ。

大宮さんのある言葉に個人的にじんと来てつい涙腺が緩んだり、最後はトーマスと一緒に志緒ちゃんの変化に喜んだし、ピザパのシーンは何だか青春を感じてボロボロ泣いてしまった……。あの二人となら、二度と時計が凍ることなく、同じ時間を刻んでいけるのかなと。
志緒ちゃんとお母さんもきっと止まらずに時計を動かしていけるだろうと信じてます。

いやぁ、面白かった……。
時間を置いてもう一度読みたいミステリでした!!

5 stars
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前半は学校を舞台にしたミステリー。割とライトな日常ミステリ系かなと思って読み進めていたら、後半からどんどん不穏で重くなってきてものすごく驚きました。私はこの後半部分の方が好みでした!
登場人物もみんな個性的でキャラ立ちしていて、掛け合いも楽しめます。

4 stars
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トラウマの影響で成長が止まってしまった孤独な少女が、持ち前の洞察力で学園で起きた事件の謎を追う。ドロッドロの事件には似つかわしくない学園もの特有の爽やかさとのコントラストがまた面白い。このまま学園ミステリとして進むと思いきや、過去の凄惨な事件の再来と、成長が止まった謎、それに付随した沢山の思惑が複雑に絡み合っていく。

結果的に悪い方に転んでしまったケースと、未必の故意とも取れるケースと、ドス黒い欲望塗れのケースと―――それぞれが意図したようには進まないからこそスリリングで面白い。人間関係の煩わしさと、それでも繋がりを求めてしまう心と、共感の多い作品だった。

4 stars
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「私の時計はいつかまた動き出すかもしれないけど、亡くなってしまった人の時計は、もう動かないから」

小学生のころ親友が誘拐されたショックから身長が止まってしまった志緒。
高校生となった志緒は144センチ。
小児科のトーマス先生に変わらずお世話になっている。

そして再び誘拐事件がおきる。
犯人の動機とその正体とは。

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正直に言うと、面白すぎてえぐいです。あまりにも過酷なものを背負った主人公・志緒ちゃんの懸命さと鋭い洞察力がぐいぐいと話を展開させていきます。志緒ちゃんの周囲にいる大人たちが予測不能でハラハラするな…と思いながら読んでいると、後半ぐらいから犯人ってもしや…と気づいてから最高潮にぞわぞわしていました、恐ろしくて。動機と犯行手順には、もう言葉がでません。勘弁してくれ、人間としてなんで生まれてきたんだ…。そんな本作品のなかで、彼女と頼もしき親友になる友人二人との関係はまさに清涼剤でした。泣きたくなるぐらい愛おしかったです。あまりにも魅力的な3人なので何かしらの続編が読みたくなってしまいました。

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主人公が精神的なショックて゛小学生から成長が停止している女子高生というのがいい。二話構成になっていて、最初の保健室登校の同級生の死の謎は、この世界観に合致しており良かった。二話目が本書のメインで彼女の親友の死、その死んだ親友の妹の拉致事件。犯人は逃走中の当時の犯人だとされる少年というのもいい。トーマスという胡散臭い医師、母の婚約者の世話好きな教師、体育会系のマッチョな男子の友達、先輩の女子。周囲に配置している人も魅力的。良質なミステリーだと感じた。

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親友が殺害されたショックで成長を止めてしまった主人公、彼女の周りで再び事件が起き止まった時間も動きだす…とてもスリリングな作品です。
主人公を通して見聞きしたものが繋がって、新しい友人とも繋がって真相に近づき、成長していく姿が眩しく応援しながら読みました。
前半の学園ミステリ様相とは打って変わって後半の過去の事件の真相に切り込んでいくところは、周りの友人や大人たちの意見との食い違いで何を信じたら良いのか足元がぐらぐらし、真犯人像も二転三転して最後まで息もつけない読み応えでした。
ラストを知ってしまった今、その真相のエグさに慄いています。

4 stars
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描かれたドラマとそれに呼応するタイトルが秀逸。
志緒とトーマスの抱えた傷が二人の時計を止め、それが再び動き始めた時の感動やいかに。
指紋のトリックがちょっとどうなのか、とは思ったものの、それはさておき、とても読まされる人間ドラマを描き切った良質なミステリだった。

5 stars
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