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読むと死ぬ本 表紙

読むと死ぬ本

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刊行日 2025/09/08 | 掲載終了日 2025/09/10


ハッシュタグ:#読むと死ぬ本 #NetGalleyJP


内容紹介


かつてロシアに実在した「読むと死ぬ本」。

日本でも翻訳され、実際に読んだ者、かかわった者が次々と亡くなっていったため、この世から消えた――はずでした。
今、私の目の前に現れた一冊の本。
この本を開いたときから、私の運命は狂い始めたのです。

――――――――――――――

今後あなたの身にいかなる事象が訪れた場合も、作者・出版社および関係各所は一切の責任を負いかねます。

それでもこの本を開こうとするあなたへ。
お急ぎでない場合は、身辺の整理を済ませておくことを強くお勧めします。
正直なところ、どこまで読んだら「この本を読んだ」という判定になるのか判断しかねるのが心苦しいところです。

警告はしました。

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【あらすじ】ベストセラー作家を夢見ながらも売れない小説を書き続ける私。ロシアで「読むと死ぬ本」と呼ばれる本を書き、謎の生涯を送ったセージャ・ダビニフスのドキュメントを書き上げ、担当編集の氷上さんに手渡すと、「実は見つかったんですよ、本物が。彩藤さん、読みたくありませんか……?」と告げられた。本当に読むと死ぬというのだろうか。その呪いは本物なのだろうか。私は興味をひかれつつもその日は答えを出さずに帰宅した。そして、その日、あの人に死が訪れた--。現代によみがえった本が、私の生活を侵食していく。
いやだ、死にたくない。だれか助けてください。
ひらけば最後、死が訪れる――。


【担当編集者より】本当にこの本を世に送り出していいのか、今も悩んでいます。読んではいけないはずなのに、読まずにはいられない。恐怖と興味の混沌を、お楽しみください。

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著者/彩藤アザミ(さいどう・あざみ)
1989(平成元)年岩手県盛岡市生れ。岩手大学教育学部芸術文化課程卒業。2014年『サナキの森』で新潮ミステリー大賞を受賞しデビュー。精緻な筆致と軽妙なキャラクター同士のやりとりが魅力。他著書に『樹液少女』「昭和少女探偵團」シリーズ『あわこさま─不村家奇譚─』「幽霊作家と古物商」シリーズがある。


かつてロシアに実在した「読むと死ぬ本」。

日本でも翻訳され、実際に読んだ者、かかわった者が次々と亡くなっていったため、この世から消えた――はずでした。
今、私の目の前に現れた一冊の本。
この本を開いたときから、私の運命は狂い始めたのです。

――――――――――――――

今後あなたの身にいかなる事象が訪れた場合も、作者・出版社および関係各所は一切の責任を負いかねます。

それでもこの本を開こうとするあなたへ。
お...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
 空白ページは削除して公開しております。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

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販促プラン

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください! 著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトやSNS等で発売前にレビューを投稿することはお控えください。(SNSにてNetGalleyレビューページのリンクをご投稿いただくことは問題ございません。)
ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

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出版情報

ISBN 9784065404843
本体価格 ¥1,900 (JPY)
ページ数 208

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NetGalley会員レビュー

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最後まで読んでしまったけれど…今の所、大丈夫です。
主人公の「私」は書くことが生きがいでベストセラー作家を夢見ているが、なかなか芽が出ない「一応」作家。
年齢的にも作家としても焦りを感じている毎日だ。
ある日、日本ではあまり知られていないロシア人作家のドキュメントを書いたところから物語が転がり始める。
「その読むと死ぬ本が見つかったんです」
編集者の一言に強く興味を持つが、その後周囲で不可解な死が相次ぎ、「私」もその不可解な渦に巻き込まれていく。
「読むと死ぬ本」の中身は一体どのようなものだったのか。
呪いは本というメディアを通して伝染してゆくのか。
「私」は死に飲みこまれてしまうのか。
謎の連続に息苦しくなってくるが一気に読んでしまった。
これから読む読者は、最後の最後のページまで気を抜かないでめくって欲しい。間違いなく、リアルかフィクションか混乱する。
リアルとフィクションの狭間を楽しみたい方はぜひ。

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絶句した。
最近はモキュメンタリーなどが流行しており「まえがき」を読んだだけではこちらの作品も同じようなものだろうと思っていたし、「読むと死ぬ本」の資料や来歴なんかは興味深く読み進め、時折調べたりと自分なりに知識を得ながら読みました。
でも気が付くと本の中に引きずり込まれていた。
夢中になって、とか、没頭していた、ではない。本に引きずり込まれた。
自分の中にこの本が持つ力が流れ込み、頭の中に自然と文章が流れ込み、自分の考えはすべて本の中で文章と共に大河となって進んで行った。
感想を書いて本を広めるのを趣味としているが上手い言葉が出てこない。
是非とも自分で読んで確かめてほしい。

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あぁ、なるほど。
これを読んだ私はきっと死ぬ。
“いつか、必ず”。

読み終えた直後の素直な感想がこれだった。
「読むと死ぬ本」は増えていくという。
“読むと死ぬ本”で調べると当然この書名もヒットする。
この本は「呪いの本」というカテゴリに名を連ねてしまったのだなと思った。
調べた方がこの本を読む。
あぁ、きっと私は死ぬ。
読み終えた後に、そう思うに違いない。

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虚構と現実の境界は崩れ、気づけば私は、物語に取り込まれ、逃れられない状況になっていました。
つまり、危険な一冊です。
やばい、本当にすごい。誰か読んで……いや、読まないで……でも絶対に読んで!
ただ怖いだけではない、心の深い場所にそっと触れてくる静かな力もあり、読み終わった今、私の胸の中にあるのは、圧倒的な「生」への執着。
こんなホラーに出会えるなんて生きててよかった。

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「読むと死ぬ」「誰もが死ぬ」「いつかはみんな死ぬ」
強烈である。が、確かである。
何を言っているのかわからないが、でもそれが正しいことだけはわかるのである。
正しいがゆえに恐ろしく、恐ろしいがゆえに引き込まれてしまう。
読み終わった後、我々がどうなるかは・・・まだ誰にもわからないが、結局いつかは死んでしまうのである。

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最近読んだどのホラー小説とも違う、歴史を絡めた構成に引き込まれた。主人公が臨死体験(?)をするシーンが幻想的で最も印象に残った。大河のような大きな流れに飲み込まれるのが死なら、あまり怖くはないのかも、と思わされてしまう。死の受容過程を追体験することで「死を恐怖しなくてもよい」という理屈に納得させられるような不思議な気持ちがした。

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私もこれを読んでしまったから、その時が来たら死んでしまうな。
早速エンディング・ノートを書くことにしよう。

介護の必要な母親と娘との関係が「わかる・・・・」となった。

この本を誰に読ませようか・・・・と考えてはいけません。

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とても怖く、そして面白かったです。著者の書いた文章、「読むと死ぬ本」、「解説」、「編集部注」それら全てが、繋がりこの一冊の本ができあがっていることが、とても面白いと思いました。人に薦めたいと思っている私ももう手遅れなのではないかと思う内容でした。

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さぁ、読んでしまいました。どうなるでしょうか。
ホラー作品が徐々に飽和しつつあるこのブームの中でまた新しいタッチのホラーが出てきていると感じました。宝島社さんからでている「なぜあしか汁〜」も著者自身が登場し物語が展開されていく。モキュメンタリーホラーの背筋さんともまた少し違うような、本人が巻き込まれていく感じとか新鮮味がありました。実際の世界との乖離が少なかったり、それこそ『講談社』とか出てくるもんだからもはや事実ですか?と疑いたくなるほど。

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【読むと死ぬ本】
#彩藤アザミ #講談社 #kodansha

9月10日、本日発売のホラー小説?です。

こんなタイトルみたら手にとりたくなりますよね。

さて、実際に読んだらどうなってしまうのでしょうか。

読んでみたら、この本、ヤバい感じする、
→自分も読んでしまった感覚に陥る恐怖がある。
→本当に呪われそうで怖かった。

死の予兆がじわじわ迫る
→最初は何も起こらないが、登場人物の周囲で不可解な出来事が少しずつ増えていく。
→最後もなかなかエグい。

本という身近なものが恐怖の媒体
→本をこんな呪いに使わないでほしい。

原因因はっきりしないまま恐怖が加速
→読んでいて、よくわからないのが怖い。

この本が怖い、呪われると思ったら読まない方がいいです。

私はこのレビューをもって内容は忘れ去ります。
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#netgalleyjp
#読むと死ぬ本
#読むと死ぬ
#ホラー #ホラー小説
#ノンフィクション #フィクション

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売れない兼業作家の“私”は、ロシア人作家ダビニフスの『読むと死ぬ本』の評論を書く。それがきっかけとなり、彼女はその日本語訳を読んでしまう。――その書名の通り、「読めば死ぬ」呪いから、彼女は抜け出せるのか?

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仕事、作家活動、そして母の介護に疲れ果てていた“私”にとって、ダビニフス仲間・氷上の死はあまりにも重かった。だからこそ、この罠にはまっていく。いや、はまらざるを得なかったのだろう。

『読むと死ぬ本』を読み始める“私”。けれど、気づけば読んでいるはずの“本”が、今起きていることの描写になっている。さらに、亡くなったはずの氷上から電話がかかってくる。――いったい、これは何なのか。

“私”のことを“私”が読んでいて、その様子を私たち読者が読んでいる?重層化した視点のめまいの中、“私”は確実に壊れていく。

人の手を渡るたびに力を増すという『読むと死ぬ本』。そしてその言葉どおりに、心を侵されながら語られる“私”の独白に、読み手も抗えなくなっていく。

〝私〟からようやく発せられた「死んでやるもんか」という言葉さえ、もはや正常の証にはならない。それは、壊れてしまった“私”がたどり着いた、ただのひとつの出口にすぎなかったとしか思えない。

水、老婆、母――幻覚とも現実ともつかぬ存在たちに飲み込まれながら、“私”は〈死ぬと知りながら生きている〉という矛盾の中を漂っていく。
読み手は、その感覚に否応なく巻き込まれ、同調させられていく。

そして、“私”は、氷上、岬、母、既に死んだ者たちと自然に語らい始める。あたかも、自らの意志で“そちら側”に改めて戻っていったように。でも、違う。これこそが『死ぬと読む本』のやり口。人の手に渡るたび、死者が増えるたびに強くなる理由がこれ。この本の力の源泉。やっと理解できた。

やがて、“私”は地元に戻る。〈死は人をよくする〉という確信に満ちた静かな顔で。そう、“私”は、いわば“伝道師”になっていたのだろう。自らの立場を使ってこの本を広めていく役割を負う者として。

『読むと死ぬ本』が望んでいたことが、やっと実現するのか?

戦慄のまま終幕を迎える物語。その先を想像することすら、拒みたくなるような読後感。

でも、終わらない。
“私”がずっと敵視していたオカルトライター・聖太郎による「解説」。そして続く「編集部注」。
その末尾に添えられた、ある“引用”によって、〝罠〟は完成していた。

そして読み手である私は、最後のページを閉じた時にやっと気づいた。『読むと死ぬ本』の著者名、Сейя Давинифс(セージャ・ダビニフス)。それは、こう読めるのだ。

〈聖者を、荼毘に伏す〉

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ロシアの作家セージャ・ダビニフスが遺した架空の書物を中心に、ベストセラー作家を夢見ながらも売れない小説を書き続ける作家の主人公が、その本に関わった周囲の人々が次々と亡くなっていく中で、本人もまた次第に狂気に侵されてゆく様子が描かれていて、描かれるのは本人に襲いかかるような分かりやすい直接的な恐怖ではなく、作家の周囲で次々と起きることでじわじわと迫ってくる静かな恐怖でしたが、読むことで本当に死んでしまったら…とは思っても、でもこういういわく付きの本はついつい気になって読んでしまいますよね。

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紛う事なき「読むと死ぬ本」。
ロシア人作家の「読むと死ぬ本」を読んた作家視点で描かれたモキュメンタリーホラー。いい意味で想像通りの流れの中で、最後の最後に超現実的な世の理が出てくる。怖いというより、その先の、死を受け入れた先にたどり着く冷静のような場所に連れて行かれた気がした。

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「読むと死ぬ本」
その強烈な言葉にホラー好きとしてはどうしても惹かれた。
読み進めるごとに物語と現実の境界が分からなくなる。とてつもなく恐ろしい。
「いつかはみんな死ぬ」
それは正しいし、確かではあるが今生きている者にはとてつもなく恐ろしい言葉。

この本を読んだ人は死んでしまう。

『いつか、必ず』

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