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冥船ステラ・ブルー 表紙

冥船ステラ・ブルー

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刊行日 2025/09/16 | 掲載終了日 2025/10/21


ハッシュタグ:#冥船ステラブルー #NetGalleyJP


内容紹介

無人の船内、皮膚が剥がれた死体、顔のない異形の集団…
「この船はもう、この世のものじゃない」

大学院生の島永祐介は、意中の女性である彩夏を大型フェリー“ステラ・ブルー”で開催されるパーティに誘い出した。しかし、待てども待てども彩夏はやってこない。出航時刻となり、傷心のまま一人で船に乗り込んだ祐介だったが、様子がおかしいことに気づく。誰一人として見つからないクルー、頭部が膨れ上がった乗客の死体、船に巣くう謎の怪物。
乗客は、「カロン」を名乗る人物によって意図的に招待されたことがわかり…。

阿泉来堂が贈る、惨劇が連鎖するパニックホラー!

無人の船内、皮膚が剥がれた死体、顔のない異形の集団…
「この船はもう、この世のものじゃない」

大学院生の島永祐介は、意中の女性である彩夏を大型フェリー“ステラ・ブルー”で開催されるパーティに誘い出した。しかし、待てども待てども彩夏はやってこない。出航時刻となり、傷心のまま一人で船に乗り込んだ祐介だったが、様子がおかしいことに気づく。誰一人として見つからないクルー、頭部が膨れ上がった乗客の死体、船に巣く...


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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784863114579
本体価格 ¥2,000 (JPY)
ページ数 472

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バイオレントなホラー小説を得意とする作家に友成純一という人がいた。
そういえば最近作品を見ないなと思っていて調べると、昨年亡くなっていた。ウィキペディアによると、その分類は「ホラー小説」「変態小説」「鬼畜系小説」となっている。なかなか凄まじいラベリングだ。だがその分類が大きく間違っていないと感じさせる小説を残している。
そんな友成純一から官能の要素を抜いたらこの小説に近い感じになりそうだ。グチャグチャでグロ。この小説にはそんなテイストがある。
最近はまたホラー小説が流行しているようだ。
「リング」から続く、心を真綿で締め付けるような日本的な怪談がベースになっているブームで、友成純一や、同じ籠に盛られている飴村行などの「グロ系」のホラー作家はなかなか再評価されていないのが残念だ。
そんな恵まれないジャンルに果敢に挑んでいく作家がいることは心強い。最近はあまりホラー小説を読まないので知らなかったが、けっこうな数の作品を発表している作家だ。
設定からして、全く一般的ではなく、このジャンルが好きでなければまず手に取ってもらえないだろう。しかし読み始めれば間違いなく、面白い。展開は全く読めないし、「そんなバカな・・・」の連続は気持ちいい。
そして鬼畜的なラスト。
今年の夏の暑さは異常だ。そんな異常な夏に誕生した異常なバイオレンスホラー。

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幽霊船と化した豪華フェリー〈ステラ・ブルー〉に招待された8人。それはなぜなのか?
海に浮かぶ船内での、怪異との苛烈なサバイバル。その先に待っているのは、想像をはるかに超える、冷たく残酷な真実。

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幽霊船といえば〈マリー・セレスト〉が有名だが、本書の舞台となる新造大型豪華フェリー〈ステラ・ブルー〉での出来事は、その比ではなかった。

プロローグから描かれるのは、視覚に焼きつくほどの阿鼻叫喚だった。

しかしその後、一転してミステリ調へ。〝その後の〟〈ステラ・ブルー〉に招待された8人は、船内が無人であることを知る。それはなぜか。招待の理由や彼らの共通点は何か。

やがて奇怪な出来事が連鎖し、招待者たちは一人また一人と命を落とす。公安まで巻き込む事態の裏には、人知を超えた怪異が潜んでいた。さらに『クリサリスの誓約』という謎の本が現れ、船の〈目的〉すら変貌していく。

逃げ場のない海上でのサバイバル。怪異の根源を断たなければ、生き残りはありえない。恋人と離れた大学院生の祐介、義手の私立探偵燈子らが、幽霊の少女の導きで地獄と化す船内を進む姿は息をのむばかりだった。

そして迎える〈ステラ・ブルー〉での最終局面。血みどろの中に垣間見えた愛が、一瞬の救いをもたらした――はずだった。だが、そこから続く真の結末は、息を呑むほど冷たく、残酷だった。

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うわぁ、おぞましい。怒涛のグロ。ねっとりとした血の映像が脳にこびりつく。
無人の客船と乗客の共通点の謎を追っていくうちに次々と遭遇する惨劇。生きて帰れるのか…
クライマックスは阿鼻叫喚。吐きそうにおもしろい。

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