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結婚共犯者 表紙

結婚共犯者

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刊行日 2025/11/12 | 掲載終了日 2025/10/31


ハッシュタグ:#結婚共犯者 #NetGalleyJP


内容紹介

一組の結婚式に集う人々、それぞれの胸の内。

「こんな風にして結婚したのに、お母さんとお父さんはどうしていつもけんかばっかりなんだろう。」

「嫁に申し訳がなさすぎてたまらん。俺なんかと結婚せんかったら、もっと幸せやったかもしれんのに。」

「私たち夫婦は、それぞれにとって、大切な人は別にいる。でも、夫婦としての愛は間違いなくそこにある。」

改めて己の幸せを考えさせられる人生の節目、それが「結婚」

一組の結婚式に集う人々、それぞれの胸の内。

「こんな風にして結婚したのに、お母さんとお父さんはどうしていつもけんかばっかりなんだろう。」

「嫁に申し訳がなさすぎてたまらん。俺なんかと結婚せんかったら、もっと幸せやったかもしれんのに。」

「私たち夫婦は、それぞれにとって、大切な人は別にいる。でも、夫婦としての愛は間違いなくそこにある。」

改めて己の幸せを考えさせられる人生の節目、それが「結婚」


出版社からの備考・コメント

※校了前のゲラにつき、刊行時とは若干の異同がありますので、ご了承ください。
※書影はダミーです。実際の表紙とは異なります。

※校了前のゲラにつき、刊行時とは若干の異同がありますので、ご了承ください。
※書影はダミーです。実際の表紙とは異なります。


おすすめコメント

作者の櫻いいよさんといえば、みなさん青春小説を思いうかべることと思います。『君が落とした青空』『交換ウソ日記』など、映画化された著作もあり、若い読者の心をがっちりつかんでいらっしゃる作家さんです。

今回の『結婚共犯者』は、若い読者だけでなく、ちょっと前に若い読者だった方、もう少し前に若い読者だった方に向けて書いていただきました。

マッチングアプリを通しての結婚が三割を超えたという調査結果もあり、結婚を取り巻く環境は大きく変化してきていますが、依然、人生の大きなイベントであり続けています。

そんな大きなイベントに対して、櫻さんは様々な角度から切り込んでくださいました。

結婚って一筋縄でいかない! 結婚ってなんでこんなにめんどくさいの! 人生ってどうしてこんなにままならないの!

そんなぼやきも悲鳴も聞こえる現状に、でもそんなに捨てたもんじゃないよね、と思える一筋の光をあててくださっています。

是非、多くの方にお手に取っていただき、このままならなさの海に揺蕩う快感を感じていただきたいと思います。(編集担当)


作者の櫻いいよさんといえば、みなさん青春小説を思いうかべることと思います。『君が落とした青空』『交換ウソ日記』など、映画化された著作もあり、若い読者の心をがっちりつかんでいらっしゃる作家さんです。

今回の『結婚共犯者』は、若い読者だけでなく、ちょっと前に若い読者だった方、もう少し前に若い読者だった方に向けて書いていただきました。

マッチングアプリを通しての結婚が三割を超えたという調査結果もあり...


販促プラン

ぜひ売り伸ばしたいという書店さんには、著者の直筆色紙、POPなどをご提供いたします。

初回指定のご希望がございましたら、光文社書籍販売部 土谷・土田までご連絡ください。

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初回指定のご希望がございましたら、光文社書籍販売部 土谷・土田までご連絡ください。


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784334108380
本体価格 ¥780 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

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経済的合理性で考えると、結婚はしない方がお得だ。さらに言うと、出産、子育ては経済合理性では絶対にしない方がいい。この2つは間違いない。
しかし人間というのは、経済合理性だけで生きているわけではない。そこには「価値観」という不合理な感情がある。
例えば50円で大きいけれどもあまり美味しくない饅頭と、100円で小さいけれども美味しい饅頭。どちらを食べるか。経済的合理性で言えば、安くて腹を満たせる方が合理的だ。しかし人は「価値観」というフィルターを持った時、高くて小さくとも美味しい饅頭を選んだりする。それが行動経済ということなのだ。
この「行動経済」というフィルターを通すと、結婚は「するもしないもお好み次第、価値観次第」ということになる。
例えば結婚のデメリットは、金銭、時間・行動の拘束、家の付き合いなどいろいろある。メリットは、気持ちの安定や将来への安心とか。共働きの結婚ならば、自分の収入以上の生活ができることもメリットかもしれない。

この作品は、一つの結婚式に集う人々のスポットを当て、結婚式の進行を時間軸で描き、その間に集う人たちの結婚エピソードを横軸として描く。
結婚はそれぞれだ。なぜ結婚したのか、結婚生活はどうなのか、相手との関係値はどうか、未来にわたってまで一緒にいるのか。
そんな「結婚」に関する「あるある」エピソードの連続に、「それってある!」と思わずうなづいてしまう。
まだまだ「結婚」の奥は深い。確かに「共犯」でもある。そうして、己の未熟さが歯痒くなってしまう。

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結婚式に参列している人々の胸の内、結婚に対する考え方、それぞれのストーリーに、共感だったり驚いたり、顔を顰めたり…結婚ってなんだろうなと、あらためて考えさせられる一冊。だからといって決してネガティブになるわけでもなく、愛のカタチ、夫婦のカタチは無限にあるんだ!と、前向きな気持ちにもなれます。
結婚したら自分たちはどんな風になっていくんだろう。または、こんな夫婦にはなりたくない!もしくは、自分の結婚式はこうだったな〜なんて、読んだ人と語り合いたいです。
様々な視点から楽しめる一冊だど思います!

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櫻さんの青春ど真ん中の恋愛小説ばかり読んできたからか、今回の作品は全く違う印象を受けました。
片思いの時が一番楽しいと思ってしまうくらい、結婚の良さが感じられない。まさに時代に合った作品。
結婚式の参加者を通して、様々な結婚に触れていく。どれも今一つ幸せいっぱいな感じがしない。でも離婚する訳でもなく婚姻関係が続いていく。
結婚の良さってなんだろうかと悩んでしまう。だけれど不思議と結婚は悪。という感じでもない。
読み手の捉え方が広がる。

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これは、櫻いいよ=キラッキラ小説と思っている人にオススメしても良いのだろうか…と思いながら読みました。
が、最後まで読んで、いや、逆に読むべきだ!と思い直しました。
お金の話とか、変わってしまう相手との関係性とか、親戚付き合いとか、考えただけで息が詰まるような話が続く。
でも、そんな中で、自分なりの幸せとか、考え方、不満だと思っていた日常が、実はけっこういいものだったことに気がつくとか、キラッキラ過ぎないレベルで、現実的な光を見せてくれる。
結婚が天国とも地獄とも思わせず、読んだ人にそっと色々考えさせる作品だと思います。

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えええっ ~ なにこれ 超いい話なんですけどーと思った 物語の終盤
サスペンス、ミステリー、作為を想起させるタイトルを 二度見してしまった

たしかに!と唸り 人を魅せて これまでの時間を嚙みしめた 
わたしの人生誰のもの?

とある結婚披露宴当日の参列者に これほど含みを持たせる著者の力量たるや
なんと言っても 各章の冒頭1行目 必ず心を掴まれた
微かな違和感、世の中のはっ!、代わり映えのしない日常の愉快と変と本音
掬うなあ

迷うこと 傷つくこと 間違えること
物語の65%で 出会った珠玉の一節
この台詞のためのビフォーアフターだったと 
関西の言葉の抑揚が テンポが 揺れる気持ちそのもの

~結婚ぐらいで、人生なんにもかわんないですよ~
ぐらい なんて言わないで~
羨ましいでしょ それでもしたいですか できるできない 
令和に寄せる結婚狂騒物語 堪能させていただきました 多謝多謝

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櫻いいよさんといえば、中高生に人気で甘く切ない恋愛小説を書かれる方というイメージがあります。勤務している学校でも櫻さんの切ない恋愛模様に胸を打たれる生徒が見受けられます。
そんな作者が書く、結婚に纏わる小説。
子供の頃はただただ憧れた結婚が歳を重ねるごとに複雑怪奇な心境になっていってしまう。そんな人々を綴った愛とは何かを描く物語でした。若い方には人間関係って複雑だよなと改めて感じてくれるでしょうし、少し歳を重ねた読者には様々な立場の登場人物に共感する、そんな小説だと思います。

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ある1組の結婚式に集う人たちを、それぞれの角度から見ていく章立てのストーリー。年代、性別、環境によって、皆何か抱え、それぞれの結婚についての考え方もいろいろ。決して愛にあふれ、幸せというだけの結婚式ではなく、それぞれの結婚のかたちや結婚に対する考え方をもつ人たちの視点で見方が変わることで、気づかされることもある。主人公らの結婚共犯者という考え方も、読み進めていくと納得もできる。心の内を知ることで、そんな考え方もあるのかと気付かされた作品でした。

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ひとつの結婚式に集う、それぞれの結婚の形や感じていることが詰まった一冊です。
結婚って一体なんでしょう。
他人同士が一緒に居たいと思って契約する制度?
付き合うだけなら「好き」の気持ちがあればいいけど、結婚となるとそれだけでは埋められない何かがある…。
そして人生は変化するし、気持ちも変化する。
なんだか深く考えさせられる、そんな一冊でした。
また読み返したいです。
ありがとうございました!

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若い人向けの作家さんと思っていたら、いつの間にか読者も成長していたらしい。
結婚を「共犯」とするあたり、20~30代あたりがターゲットの作品と思われる。
結婚披露宴に出席する人々にスポットライトをあてて、それぞれの立場から「結婚」にまつわる物語が展開。
構成もしっかりしていて、このテーマについてさまざまなことを考えさせてくれる。
巧みな書き手としては本作が特に力作というわけではないように思うが、昔話の「めでたしめでたし」で終わらない「結婚」をとらえ直す良いきっかけになりそうな作品。

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まさに結婚共犯者!
共感しかないです!

長年結婚生活続けてると、どうしてこうも愛情表現が歪んでしまうのでしょう(笑)。
子供から見た両親。子供の頃に必ず思う疑問。
「お母さん(お父さん)はなんで、お父さん(お母さん)と結婚したの?」
私も親に言ったし、私も娘に言われました(笑)
複雑な大人の事情が絡み合いますね〜(泣)

その本質を見事に描ききった小説だと思います!
どのエピソードも進むに連れ納得、そして恐ろしいことに共感!
結婚を、自分が自分らしく生きるための手段としていけるのは素晴らしいことだと思います。みんなそんな結婚ができればいいのにね…。

結婚が輝く未来だと信じている。現実にぶち当たって失望しても、あきらめずに自分らしい結婚を見つけて幸せになってね〜!

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結婚式に集まる人たちの思いに触れ、共感したり、驚いたり。「結婚って何だろう?」と考えながらも、愛や夫婦の形は自由であっていいんだと前向きな気持ちになれるお話でした。もっともっといろんな人のエピソードに触れてみたくなりました。とても面白かったです。

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結婚共犯者なので、ミステリーなのかなと思っていたけど、ミステリーではなく、結婚式に集まった人たちの心の内側。
結婚式を挙げる新郎、新婦。
結婚しないと親から心配されたり、まわりからの目もあるし、結婚したからと言って子どもはまだか、とかまだまだそう言うことを言う人っていると思う。
言いたいだけとは、わかっているけど、言われた方は傷つくし気にしちゃう…。
いろんな人の本音がわかって、読みやすかったです☺️✨

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櫻いいよさん、あまり読んだ記憶のない方です。

33歳の麻琴の結婚式に出席する人々のお話。
結婚とは必ずしも好きあってするものではないんだなと思わせる物語が並ぶ。いろんな思惑があり結婚したという事実が必要になるということだね。

たしかに結婚する時、した後の手続きとかを考えるのがめんどくさくて早くしてしまえと思ったのも事実。
今の世の中でもずっと独身だとやっぱりなにかしらいらんことを言われてしまう環境はまだまだあるし。

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一つの結婚式に集まった人々の、それぞれの結婚のかたち。
愛って何なのか、婚姻届を出す意味とは、家族とは?
うっかり、「結婚って、こうだよね」と考えがちなところを、
現実的に、かつロマンチックに否定される、そんな物語の集まりでした。
自分もそんなに型通りの結婚ではなかったはずなのに…。
いろんな世代の方に読んでもらいたい作品です。

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結婚式を執り行う一組のカップル。当人や集う親族、家族、友人・知人が見る結婚とは・・・。
賑やかで祝福の雰囲気とは裏腹に、それぞれの年代、立場で見つめる結婚は、紙切れ一枚を役場に提出することが、ライフプランの中で大きな転換点になり得ることを祝福どころか、冷静にむしろ冷徹に証明しているかのようだ。それまでの人生において考え方や他人との接し方、来し方まで含み集大成であるかのように見せるが、これはあくまでも錯覚で通過点であることまでも示してくれる。
「結婚」には似つかわしくない「共犯」という単語がいつしかしっくりきてしまう作品。

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