いえでします!
作:浜田桂子
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刊行日 2025/10/20 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#いえでします #NetGalleyJP
内容紹介
みんなの理想のおうちってどんなおうち?
ぼくは兄ちゃんと同じ部屋。兄ちゃんは部屋でサッカーするし、おやつはみんな食べちゃう、テレビも独占……ぼくには、ぼくだけの部屋がいる!
本当(理想)のぼくのうちは、ぼくだけのベッドやテレビがあって、ぼくだけの冷蔵庫にはおやつがいつも入ってるんだ。それを聞いていた友だちも、自分の本当(理想)のおうちを教えてくれます。
みんなの理想のおうちってどんなおうち?
ぼくは兄ちゃんと同じ部屋。兄ちゃんは部屋でサッカーするし、おやつはみんな食べちゃう、テレビも独占……ぼくには、ぼくだけの部屋がいる!
本当(理想)のぼくのうちは、ぼくだけのベッドやテレビがあって、ぼくだけの冷蔵庫にはおやつがいつも入ってるんだ。それを聞いていた友だちも、自分の本当(理想)のおうちを教えてくれます。
おすすめコメント
ぼくは理想の居場所を想像し、ともだちに熱く伝えます。ともだちも想像で加勢しますが、皆にも不満が。それぞれの、そして皆の想像力がはばたきます。現実と理想の溝をうめていくのは「想像力」なのかもしれません。感じて考えて描いて行動して! 理想に現実を近づける為の光る「想像力」を浴びれば、自身の想像力も、きっとたくましくなっていくことでしょう。こどもの生の気持ちに寄り添って作品を創りつづける浜田桂子の新作。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784652207154 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 32 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー

パラダイスである
空想脳のスイッチが入った
はじめは自分周りのちいさな半径で それは独占欲の塊だった
一枚の絵の中で 「したい」が どんどん展開していく
円の起点と終点はつながってなくていいという 型破り
色を塗っても 空白のままでもいいという ほったらかし
想像力に鍵をかけてはいけないという 天外
エンターテインメントの天才の玉子を見つけました
天文学研究者の新たな芽生えです
わたしだけの ぼくだって オトナもしよう
いえでします!

なんて、すてきでたのしい「いえで」なのでしょう!
だって、たいせつなのは、いえでして、ちゃんと帰ってくること。
それから、帰ってきたときに何をもって帰ってきたかということ。
「ぼく」はおにいちゃんの傍若無人が、がまんならないのです。「もう、うちにはいられない!いえでする!」
さて、さて。じゃ、どうなればいいのかな?文句だけ言っててもなんにも変わんないのです。それは、ただの逃避でしかないものね。戻ればいっしょの状況の無限ループ・・・
そこで、浜田桂子さんがくれた、ひとつのこたえ。それは、心からの友達みんなで、いっしょにいえでしちゃうことでした!これはすごい展開ですよ!みんなが、みんな、現状に不満があるのは同じなんです。
普通なら、ぐちの言い合い、井戸端会議。それが、「ぼく」とその仲間たちは一味違いました。その一味違うとは!そう、こうあってほしい理想を語り合って、足し算して、みんなのまざまざとリアルなユートピアを作り上げちゃいました。
じぶん専用の部屋、専用のトイレ、友達もいっしょに遊びはじけられる家、それは、一人ひとりが尊重されるやさしい世界。大好きな花に囲まれ育てながら生きること、生き物の全てから悲しみを取り除いてあげたい思いを持って生きること、それは、ゆたかで、あたたかな世界。
そんなみんなで作ったユートピアのありありとしたビジョンが今回の「いえで」のおみやげですね!迎えに来たお兄ちゃんもきっとこのユートピアを素敵に育てる仲間になりそうですね。わたしもいっしょに、すてきな「いえで」をさせていただきました。ありがとうございます。

実際は違うけど、こうであったらいいなあ、と空想の中で家出をする。
こういう家でもあるのか。
おもしろいね。
子どもたちが自分で白黒の見取り図のような絵を描いたものが、次のページでは、カラーで実際にあるような世界が描かれている。
大人も、こういう風に想像するのは楽しいもの。
想像力のたくましい子どもなら、なおさら夢は広がる。
それをそのまま形にした、夢の詰まった絵本だった。

ぼくには ぼくだけの
へやがいる!
お兄ちゃんと同じ部屋。
でも、ぼくのほんとうのうちはこうなんだと、理想のおうちに家出をします。
こんなトイレがいい!
もっとお花に囲まれたい!
なんて、素敵な家出でしょう。
子どもたちの理想のおうちは、大人の想像をはるかに超えて、どれも楽しそう。しかも優しさがぎゅっと詰まっていました。自分のためだけのおうちではなく、誰かのためにという思いも込められています。
私だったら宇宙がいいかな?それとも海にしようかな?なんて考えながら、一緒に家出させてもらいました。
この本を読んだ子どもたちはどんなところに家出するのでしょう。
子どもたちに教えてもらえたらたのしいでしょうね。
また、楽しく家出しようね。

にいちゃんと一緒の部屋は耐えられない!
もう家出する!
ぼくの理想の家はこうだよ!と友達に話すと、
ぼくだって!わたしだって!と
みんなが理想の家を次々披露してくれます。
鉛筆書きから始まる理想のおうち。
小さい頃こんな風に私も描いていたなぁ、と思い出しました。
個性あふれるみんなのおうち、楽しい家出でした。