キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ
井上荒野
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刊行日 2025/10/14 | 掲載終了日 2025/10/15
ハッシュタグ:#キャベツ炒めに捧ぐリターンズ #NetGalleyJP
内容紹介
小さなお惣菜屋を仲良く営む60代後半の女性3人
美味しいごはんを食べれば、いつだって大丈夫!
ポテトサラダ、キノコご飯、里芋コロッケ、ロール白菜、淡竹たっぷりタイカレー、菜の花のペペロンチーノ……
続々重版の『キャベツ炒めに捧ぐ』熱望の姉妹編。
<内容紹介>
60代後半の江子、麻津子、郁子は、都内のちいさな商店街で「ここ家」という、お惣菜屋を営んでいる。最愛の男性を亡くし悲しみを抱えつつも、にぎやかな江子、結婚して5年目の麻津子は、夫が最近よそよそしいと心配ばかり、息子も夫も早くに亡くした郁子は、ようやくひとり暮らしを楽しめるようになりーー。3人で、とびっきり美味しいお惣菜を作っているときが、最高に幸せ。そんなある日「ここ家」の立ち退き問題がふってわき、さらには江子が結婚を申し込まれたりーー。いろいろありながらも、前を向いて歩く彼女たちのたまらなく愛おしい物語。
出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784758414944 |
| 本体価格 | ¥1,760 (JPY) |
| ページ数 | 216 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
図書館関係者 685436
再度、三人に会えて嬉しく読みました。ぜひ、一作目のキャベツ炒めに捧ぐを読んでから読まれるとすんなりと入っていけると思います。しかし、読んだことがなくても人生後半戦を迎えた方には、どのシーンも刺さる一冊です。
レビュアー 1469440
「人生 大丈夫」のレシピ本
もちろん「人生」だから 思う通りになんていかない
立ち退きとか死別とか離婚とか怪しい男とかビニールレザーの椅子とかえっこの齢で移住?とか
「大好き」とずっと一緒にはいられないのだ
世の中の「走ってます」勢力に
いまはごめんちょっと距離おかせてと感じたとき
ふんわり掛けられた毛布のような物語だった
やめる言い訳よりも続ける探求
人生を味わう そう決めた
平均年齢66才の三人の彼女たちが押したスイッチ
切り干し大根の五目胡麻マヨネーズ和え 会話の最中に執拗に飛びこむたまらんメニュー
大根の柚子醤油漬け 漢字の羅列が美味しさの想像をかきたてる
おいしいねはまほう。あったかいはしあわせ。 最高じゃない?
先人のお言葉にもあるように「三人寄れば文殊の知恵」若い時の女三人はまずダメ。40歳を過ぎた頃から女三人がなんとも心地よい。結婚してようが、してなかろうが。子供いようが、いなかろうが、この年頃は正に人生の折り返し。色々考える。お話に出てきた三人のようにやりたい事で生涯働き、ガハハガハハと笑い合えるなんて素敵だ。そして奏でるおふくろのメニューの数々。歳をとるのも悪くない!女に生まれて良かったわ。
メディア/ジャーナリスト 448563
こういう小説は原田ひ香と思っていたら、作者は意外にも井上荒野。
なので「老後のお金はどうする?」みたいな生活に近いところの話ではなく、もうちょっと生活していく上での人生的な内容。同じような題材なのに、書く人によって掘っていくところがずいぶん違っていて興味深い。
前作を未読だったのでまずはそちらから。
商店街にある手作りの惣菜店を共同運営する3人の女性。オーナーは夫と別れ、その夫は年下の女性と再婚をしている。そして元夫ともその妻の女性ともいい関係を築いている。従業員のひとりは夫を亡くしたばかり。小さな時に子供を亡くしているので一人ぼっちになってしまった。もうひとりは幼馴染にずっと恋をしている女性。
3人の女性の年齢設定が60歳ちょっとというのが絶妙。若い時代の生活から抜け出し、残りの人生を考える世代。夫が亡くなることだってあるし、まだまだ新しい恋愛にも挑める。そのちょうど端境の世代だ。妙にリアリティと親近感を感じてしまう。
そしてその続編が14年後に発表される。
前作に同じく、エピソードタイトルには料理名が使われている。
設定は前作から数年後。だいたい4,5年後くらいのイメージかな。登場人物のそれぞれの生活はずいぶんと変化している。
そして、サブキャラクターの米屋のアルバイトはブラック企業である不動産業界に就職している。このいろいろな成長が楽しい。オーナーの元夫に起こった異変、従業員の2人にも色々と身辺変化が訪れている。このあたりにも経年が感じられてすぐに物語に引き込まれてしまう。。
起きる事件は色々あるが、惣菜屋に立ち退き話が起こったり、新しくバイトの女性が加わったり、そして新たな恋が芽生えたりと、なかなかに忙しい。
3人の女性は誰も完璧ではないし、色々と事情も抱えている。それが時を経ることで、軽くなる荷物もあるし、どっしりとのし掛かってくる重い荷物もある。
作者が楽しそうに書いているのが感じられていい。
しかも、ちょっと肩の力が抜けている感じもいい。
この3人のその後、もうちょっと知りたい。
よろしくお願いします、絶対に読むので。
ちなみにともに表紙がかわいい。
レビュアー 513020
還暦を超えた3人娘が営む総菜屋「ここ屋」。懐かしい味と共に今日も一騒動。
「キャハハ」と嬌声をあげる3人の様子は、酸いも甘いも噛みしめた人生後半戦に入ったからこそでありパワーに満ち溢れているようだ。そして出てくる懐かしい味には「強かさ」という隠し味が込められているのだろう。とはいうもののやはり「酸い」は避けたいし「甘い」だけにしたい本音が見え隠れするのは微笑ましい。店存続の危機という状況にもめげることなく、生活の中の彩り楽しみを求めつつ立ち向かう姿は頼もしい。
「乗り越えた」からこその満喫する姿を眺められる人生後半戦への希望の書。
レビュアー 746064
女性三人よれば姦しいというのがぴったりだ。歳も65歳66歳67歳と近く仲はいいが遠慮はない。ボーダーラインは守っている。三人は惣菜屋をやっている。どれもシンプルだが工夫、凝っている。美味しそう。近所にあれば最高。こんな店がほしいがない。身体にもいい。三人は波乱万丈とは言わないがそれなりの人生を歩んできた。店も繁盛しているが、そこは物語で色々起きる。突然ピンチがやってきて万事休すと思ったが三人は手を取り足を取り肩を押し周りに助けられ乗り越える。終着点は理想のスタート地点で明るく希望が灯る。三人よればなんとかなる。女性は強いし明るいし生き方上手だと思う。自律神経を整えられる物語かな。元気もらえるしココロが落ち着く。こんな小説はありそうでなかなかない。
レビュアー 1066163
キャベツ炒めに捧ぐという小説の続編だそうだが、前の作品は知らずに読み始めた。なので、最初登場人物の年齢も分からなかったのだが、私と同じ60代のちょっとお姉さん世代という事が分かり、一気に作品世界に入っていけた。ここ家というお惣菜やさんを切り回す60代の女性たち3人。60代といっても恋愛感情だってあるし、家族を亡くしたり色々あるのだ。謎のちょっと素敵に見える男性が登場したり、若いキラキラネームの主婦が登場したりしながらも、三人三様、色々悩みながらも、ここ家の立ち退きという大きな問題を乗り越えていく。それぞれ違うのだが、無理なく変化を乗り越えていく様子が心地よい。こんなお惣菜屋さんがあったら是非寄りたいな。また新しい展開の続編も読んでみたい。
レビュアー 530109
「ここ家」がテナントで入っている建物の大家さんが高齢になり、このビルを壊すので立ち退きの話が出てきて、3人は慌てます。この場所で店をできなくなるって、他の物件を探さなければならないって事? いつまでここで店をやっていけるの? もしかして、これを機に「ここ家」は解散?
もっと若かったら、あっさり次の物件のことだけに集中できたのだろうけど、60代後半ともなると、自分の体力や気力が持つのかという心配もあるし、悩みは膨らむ一方です。でも料理をしている間はそんなことを忘れて、幸せな気持ちになれるから、やっぱり3人ともこの仕事が好きなのね。
60代後半と言っても、女性の平均余命を考えたら、まだ20年以上あるんです。元気で働けるのはその半分くらいと考えても10年はあるわけで、その期間をいかに自分らしく生きるかと考えると、ここは大事な時期なんですよね。
収支はトントンくらいでもいいんです。毎日やることがあるということ、自分が必要とされていると感じられること、仲の良い友達がいること、お客さんとの会話だって、大事なことです。そう考えると「ここ家」のような仕事っていいですよね。辛くなってきたらペースダウンすればいいんだし、誰かに手伝ってもらってもいいんだし。こういうスモールビジネスはいいなぁ。
また、次の5年後の話もあるといいんだけど。
レビュアー 1469380
前作が大好きだったので、お帰りなさい!という気持ちで読み始めました。3人の力強さや逞しさは健在。近すぎず遠すぎずの距離感がいい。
前作からの期間に悲しい出来事こ起こっているけど、それも素敵な考え方で乗り越えていく姿が素敵でした。
とにかく今作も3人が作る料理が美味しそう!!どれだけ険悪なムードになって口を利かなくとも、ちゃんと息があってるのがすごい。
どうなることかとハラハラする展開でしたが、うまくいってよかったです。
また3人に会えて幸せでした!
レビュアー 752611
前作から14年、まさか姉妹編が出るとは思っていなくて、江子、麻津子、郁子の3人にまた会える嬉しさ。ここ家も健在で、と思っていたら結構な岐路に立たされて。わたしとほとんど年周りが同じ3人、年を感じさせない元気さと姦しさに少々気圧されながらも楽しく読了。前作よりは、人生の味わいも加味されて、でも、来し方より行く末を選び取る気概に背中を押されました。高齢になると「今日行く」と「今日、用」がだいじと言われます。なすべきことがあることは幸せなこと。
レビュアー 942723
あの、『キャベツ炒めに捧ぐ』が帰ってきた!
仲良し3人女子も60代後半に突入。
まだまだ波乱に満ちた人生がたまらなく面白い!
還暦を過ぎてから仲良くなって
一緒にお惣菜屋さん『ここ屋』を営む3人。
美味しい料理が出てくる温かいお話…って
いうだけじゃなくて、
えっと思うような重い男女関係や人間模様が描かれ、
それでも食べて、カラッと生きていく姿が
強く印象に残っています。
もう、14年も前の作品なんですね。
リターンズは、前作からおよそ5年後の物語。
全員60代後半で、まだまだ元気!
ロマンスまである。
江子、麻津子、郁子の3人の惣菜屋での会話が最高。
旬の食材を見つけては、
こんな風に食べたらどうか、
味付けはこんな風にしたら合うんじゃないか、
そして、本当にささっと作ってしまい、
それが、本当に美味しい。
夢中になれることがある、って素敵。
人生、長く生きていると色んなことがある。
抱えきれない悲しみも辛い思いも。
それでも、前を向いて
新しいことを始める
新しい生活を始める
って、何も20代じゃなくてもいい。
60代でも、70代でも、新しい出会いはどんどんあるし
チャレンジしていけばいい。
そんな希望を感じさせてくれるような物語でした。
今回は、淡竹(たけのこ)が食べたくて食べたくて。
まずは秋の味覚、きのこから味わおうか。
教育関係者 565489
お惣菜の店「ここ家」を切り盛りする三人の女性、全員60代! 年齢近すぎて、何もしていない自分が恥ずかしくなります。はたらけるうちは働かないと…。
そんな反省も、郁子さん67歳、江子さん66歳、麻津子さん65歳が作るお惣菜の香りで・実際はないのですが・吹き飛んでしまいました。「ここ家」の近くに住んで毎日買い物したい!
浮気疑惑に移住計画、立ち退き問題にプロポーズ失敗、修行希望の謎の女性ほか、「ここ家」の周辺は今日もにぎやかで、ちょっとだけふおん。楽しめました!
前作を読んでから本作を読むことをお薦めします。
レビュアー 862530
キャベツ炒めに捧ぐの続編。前作から約5年後のお話です。
惣菜店ここ家の立ち退き問題やそれぞれの人生における変化なども語られますが、物語の展開が思わぬ方向に進んでいくのでとても驚かされました。
いろんなことが起きるのが人生ですが、この3人にとっては新たな冒険と言えるくらいの決断かもしれない。これからも3人で問題を乗り越え、前を向いて歩んでいってほしいと思えるようなラストでした。
レビュアー 1666318
井上荒野さんの作品は、かなり好きです。中でも「潤一」や「切羽へ」は、とくにおもしろかったです。今回読んだ作品は、私が今まで読んだ井上さんの作品とは、かなり毛色が変わっていました。テンポよく流れていくストーリーの中に見え隠れする、ここ家のお惣菜の美味しそうなこと! 料理が苦手な私でも思わず作りたくなってしまう、どこか懐かしいようなメニューばかりです。ここ家を切り盛りする「3人娘」の、ちょっとした事情が切なくて、ホロリとさせられたり吹き出したりしながら、楽しく読みました。今後の3人の活躍がたのしみでなりません。
書店関係者 1869099
根強い人気を持つ「キャベツ炒めに捧ぐ」の続編。
60代後半の女性三人が営む都内の小さな総菜屋「ここ屋」
女三人集まれば、なんとやらというけれど、この物語の三人組は最高に最強!!と思いました。
三人それぞれに色々思うことや困難があったりするのだけれど、何とも言えない距離感で支えあいながら乗り越えていく、その感じが読んでいて清々しかったです。
また、彼女たちの作るお惣菜のなんとおいしそうなこと!
美味しいご飯の出てくる小説は良い小説が多い!と日頃から思っているのですが、「キャベツ炒め」シリーズもまさにそういった小説だと思います。
毎日いろいろあるけれど、美味しいご飯をモリモリ食べて、まっすぐに力強く歩いていったらいいじゃない!
そんな風に言われながら背中をバシッと叩かれたような気持ちになりました。
レビュアー 543709
2011年刊行前作が多分初めて読んだ井上作品で、美味しそうな小説書く人と勘違いしちゃった記憶が。(その後別の作品読んで盛大な勘違いであることに気付いた…)3人の女性が営むお惣菜屋の話だなくらいしか覚えてなかったけど、「ここ家」で旬のものを取り入れながらお惣菜を作って売る3人のイキイキとした楽しそうな姿は、読んでいるこちらまで楽しい気持ちになれた。そしてとにかくお惣菜が美味しそうだ。それぞれ私生活ではちょっとおもうところはあったりするけれど、一大事は大事なお店の立ち退き問題。変な外野が出てきたり、3人の「ここ家」どうなるかと気を揉んだが、意外な方向で決着がつく。新たな「ここ家」のその後が読める続編が、そんなに間が開かずに読めると嬉しい。井上荒野さん刊行ペース結構早い印象だから可能なのでは?
レビュアー 1114213
「あたしたちの決意は―(略)、なんなら、これからもきっちり生きていく、という決意だったのだろう」
前作から約5年の歳月が流れ、60代後半となった来る、待つ、行くのトリオ。
ここ家という惣菜屋を営む彼女らの入るテナントのビルの立て壊しが決まり、進退を迫られる。
彼女らの何気ない日常と賑やかなお喋り。
そしてシスターフッドに心温まる一作。
教育関係者 751214
憧れる生活がここにありました。
60代後半の女3人。思いびとを亡くした江子、夫も息子も亡くした郁子、結婚して5年目の夫に不安と不満を持つ麻津子。
「ここ家」という惣菜屋さんで手に入った材料で作るお惣菜の数々。
こちらは前作からの第二弾とのことでしたが、未読の私でも十分に楽しめました。
店の今後を脅かすこともあり。
ロマンスもあり。
若者のお悩みにも時には付き合って。
そして一人で暮らす家で、持ち帰ったお惣菜をつまんで一杯。
仕事も食生活も人間関係も程よくいい塩梅。
いつか、誰しも一人になります。井上荒野さんが描く老後。悪くないです。
図書館関係者 704885
ここ家の三人娘が帰ってきた。新キャラも登場!弟子入りしたいキラキラネームの若い娘はなんだか訳あり。そして、ジェントルマン勅使河原。ここ家の立ち退き問題も絡んで、新キャラたちの謎行動にも振り回されて、はらはらどきどきの続編だった。
それにしてもここ家のお惣菜は本当にどれもおいしそう!知っているお料理名なのに具材の取り合わせがお洒落で、なのにおいしさが想像できて安心できる。ご近所にあったら通っちゃうのになあ!
レビュアー 1033923
あの3人にまた会えた!!嬉しい。
キャベツ炒めに捧ぐから5年後。
今回は3人にも色んなことが降りかかる。
最大の難問に3人はどう対処するのか⁉︎
元気いっぱいの60代後半女性達の生き方に元気をもらえた。