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空木の庭 表紙

空木の庭

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刊行日 2025/11/18 | 掲載終了日 2025/10/19


ハッシュタグ:#空木の庭 #NetGalleyJP


内容紹介


あの庭に咲く空木(うつぎ)の花言葉は「秘密」。

玄関の向こうに、いったい何が隠されているのか。


ーーイーチ、ニーイ、サーン

山の中は薄暗くて、前の日に降った雨のせいか

緑と土の甘いような濃い匂いが立ち込めていた。


ーーハーチ、キューウーー十。

あれから八年。

わたしたちは高校一年生になった。

絹ちゃんとは、あの日、かくれんぼをしたときから会っていない。


あの家の庭に咲く空木の花言葉は秘密。

玄関の向こうに、いったい何が隠されているのか。

キャンプ場から姿を消した幼馴染。

マスクで顔を隠す同級生。

家庭という密室の扉を開けるのは、誰が、いつ——?


野間児童文芸賞、河合隼雄物語賞、坪田譲治文学賞、産経児童出版文化賞ほか受賞歴多数の作家いとうみくによる、いまもっとも注目すべき児童文学最新作!


【作者より】

心に刺さったとげはいつ抜けるんだろう。目をそらせば、口をつぐめば、耳をふさげば感じなくなるものなのだろうか? そうしなければ、たしかに過ごしていけなかったのだと思う。けれど、あのとげは抜けたわけではない。野亜、健太郎、絵菜子そして由希。16歳になった彼女らが立ち止まったとき、振り返って目を開いたとき、なにが見えてくるだろう。そこにだれがいるのだろう。そんなことを考え、迷いながら彼女たちを追いかけました。ーー『空木の庭』 いとうみく

ーーーーーーーーーーーーーーー

いとうみく

神奈川県生まれ。『糸子の体重計』で日本児童文学者協会新人賞、『空へ』で日本児童文芸家協会賞、『つくしちゃんとおねえちゃん』で産経児童出版文化賞、『朔と新』で野間児童文芸賞、『真実の口』で児童文学者協会賞を受賞したほか、うつのみやこども賞、ひろすけ童話賞、河合隼雄物語賞など数多の受賞歴をもち、読書感想文コンクール課題図書にもたびたび選定される。その他の著書に『羊の告解』(うつのみやこもど賞受賞)、『バンピー』ほか多数。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。

ーーーーーーーーーーーーーーー

◯出版社からの備考・コメント

校了前のデータを公開しています。カバーデザインを含め、刊行時には内容に変更がある場合がございます。

発売前の大切なゲラです。弊社では一緒に作品と著者を応援してくださる、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。

*NetGalleyへレビューを書いてくださる方

*書店の児童書・文芸書ご担当、学校図書館・公共図書館司書、読み聞かせ活動をされている方、書評を書かれている方、マスコミ関係の方など、児童書・文芸書の普及に携わっていらっしゃる方

お読みいただきもしもご自分には合わない内容だった場合には、どんなところが合わなかったかなどご意見をいただけましたら、今後の参考にさせていただきます。

※発売前の作品です。レビューでのネタバレにはどうぞご注意くださいませ

ーーーーー

作品の販促素材をご希望の書店様は静山社ホールディングス営業部までお問いあわせください。



あの庭に咲く空木(うつぎ)の花言葉は「秘密」。

玄関の向こうに、いったい何が隠されているのか。


ーーイーチ、ニーイ、サーン

山の中は薄暗くて、前の日に降った雨のせいか

緑と土の甘いような濃い匂いが立ち込めていた。


ーーハーチ、キューウーー十。

あれから八年。

わたしたちは高校一年生になった。

絹ちゃんとは、あの日、かくれんぼをしたときから会っていない。


あの家の庭に咲く空木の花言葉は秘密。

玄関の向こうに、いったい何...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784863897496
本体価格 ¥1,500 (JPY)
ページ数 224

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

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《 子どもも大人も、目をそむけずに—— 》
あのとき、言えなかったこと。
いまだから、言えたこと。
それは、誰かを守るために。
そして、自分を信じるために。

━━━━━

8年前のあの日から、野亜と健太郎の時間は止まっていた。小学3年生のとき、友だちの絹が突然いなくなった。誰もが口をつぐむ中、「忘れてはいけない」という思いの野亜は、人と距離を取るようになっていた。

そして、8年後の再会が、止まっていた時間を再び動かし始める。

絹を取り巻いていたのは、大人たちの思惑。
たとえそれが善意だったとしても、彼女を傷つけていた。けれど、傷ついていたのは彼女だけではない。真実を知らずに過ごしてきた、野亜も、健太郎も、果奈も——
みな、それぞれの苦しみを抱えていた。

「許せない」と感じた野亜。「理解しよう」と歩み寄る果奈。ふたりの違いはどこから来たのか。
読みながら、自分の中の答えを探してしまった。

一方、咲絵子の物語はその逆だった。
自分が壊れそうになっても、親を気遣ってしまう少女。その姿を見て、野亜は決意する。

「昔、友だちも、そうやって助けられたんです。」

その言葉に、野亜の変化がにじんでいた。
他人の痛みを自分の痛みとして受け取り、過去と向き合い、「逃げることを選ぶ」ことを許せるまでに、誰かを信じられるようになった野亜。

だから、咲絵子の父親にこう言えたのだろう。
「決めつけないでください。親に恵まれていないなんて。」

過去にとらわれていた野亜が、自分の言葉で、他人を守れるようになっていたとは。それは、自分を信じられるようになった証でもあるはず。

「助けてくれる人は、きっといる」
そう思えることは、きっと生きていく力になる。

装画となっている、8年前の絹と今の絹を見比べた。本質は変わらない。でも、成長している。しっかりと、はっきりと。

変わっていく野亜たちの姿が、眩しく胸に残った。そして、静かに、こぼれそうになるものがあった。

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読ませるだろうことはわかっていたんです。
いとうみく先生ですから。

けれど、これほどまでとは!

風雲急を告げる事態の行方に
没頭してるさなかに電車が動かなくなって
思わずラッキーって思いましたもの。

壮大な伏線の意味に気づかされた瞬間には、
全身に電気が走りました。

何を書いてもネタバレになりそうなので
慎重に言葉を選びますね。

主人公は高校に入ったばかりの16歳。

8年前の出来事がしこりとして残る彼女が
仲間とともに思いがけない経験を重ね、
ひときわ輝く優しさをその身に刻みます。

一筋縄ではいかない人の業が胸に迫りました。
これは魂の救済になる一冊ですね。

若い背にのしかかってくる現実の厳しさ。

けれど重い話を重く感じさせない
仕掛けが随所に散りばめられていて
軽やかにページが進みましたよ。

それでいて、胸に心地よい爪痕を
しっかり残してくれるんです。

当事者としてでなくても
同じシチュエーションでなくても
誰もがいつか何らかの形で関わるだろう
問題に物語で触れる体験は
きっと実生活でも活かされるでしょう。

今まさに崖っぷちにいる人々を
救うことだってリアルに想像できます。

秘密に潜むミステリックなエンタメ性と
より良い未来につながる社会貢献性を
見事に調和させた逸品。

これは、後悔しない選択を選び取る
勇気をくれる一冊でもあります。

二つの事象の結末に込められた著者の願い。

経験に背中を押され突き進む
少女の躍動をたくさんの人々に味わい
血肉としてほしいです。

(対象年齢は12歳以上かな?)

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キャンプ場でかくれんぼしていた野亜たち。
いつまでたっても見つからなかった絹ちゃん。
一体絹ちゃんはどこへ行ってしまったのか?
読み始めはミステリーなのか?と思わせる、ドキドキする展開です。
絹ちゃんの消息は?

それと並行して、野亜の友人の絵菜子が抱える問題が明らかになっていく。
絵菜子は母親と二人ぐらし。
学校を休むようになる絵菜子の事情とは?

子どもにはどうしようもないこともある。
けれど、声をあげて助けを求めることもできるはず。
いろいろと、考えさせられる物語でした。

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仲の良い母親達と夏恒例の日帰り母子キャンプで行った山。山中のかくれんぼで一人だけ見つけてもらえず、そのままにされてしまった8才の女の子。そしてそれから8年。。その女の子の消息は未だ分からない。一瞬、ミステリーを思わせる冒頭シーンだが、物語は家庭内の様々な問題にしっかりと深く切り込んでいく。母親たちはいなくなった当時8才の「絹ちゃん」の話には一切触れず、なにかを隠しているように見える。しかし、高校生になった子供たち、野亜、野亜の三つ年上の姉、果奈、そして小5の冬に引っ越してしまった健太郎の三人は突然、あの日姿を消してしまった「絹ちゃん」のことが忘れられない。そしてある日突然、野亜のもとに健太郎から「絹ちゃん」に似た人物を見た、と連絡が入る。8才の子どもたちには理解できないこともある。だから大人たちで考える。何が一番、その子にとって良いことなのか。しかし成長したその子どもたちが当時の大人の判断を知ったとき、それをどう受け止めるか。また、高校生とはいっても、まだ精神的にも経済的にも完全には自立していない子どもである。だが、親が(例えば)病気で倒れた時、「自分が頑張らなくちゃ」と周囲の助けを求めずに頑張りすぎてしまうと、最悪の事態を招くことにもなりかねない。子どもはいつか大人になる。自分のことを自分でしっかりと考えられるようになる。しかし辛かったとき「逃げる」という選択肢もあることを知ってほしい。この物語の根本にあるものは人間の優しさであり、また著者の人間に対する深い愛情みたいなものを感じた。

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いとうみくさんの「朔と新」を読んで、いとうさんのファンになりました。この作品も最初からぐんぐん引き込まれて、夢中で読みました。絹ちゃんの失踪に隠された秘密は驚きでした。ミステリーの要素もありながら、とても骨太の作品。登場人物ひとりひとりに感情移入できました。どうにもならない厳しい環境を背負って生きる子どもたち。彼女たちにとっての救いは何なのだろうという思いが、この本を読んだあと胸の中にずっと渦巻いていました。続編が読みたいと思います。

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キャンプ場でかくれんぼをして遊んでいた。
絹ちゃんだけが見つからない。
そして8年の時が流れ、
野亜達は高校生になった。

いつの間にか
あの日の話をしてはいけない
そんな雰囲気になっている。

野亜はそれ以来、無意識に、
友達との距離を取るようになっていた。

初めは、え?ミステリー?
いとうみくさんのミステリー?と、
思いながら読んでいましたが、
やっぱりいとうみくさんな展開でした。

キーワードは
「お節介」

今はあまり
人の事情に踏み込まない時代だけれど
でも無関心はいけない
大切な誰かは、
誰にも言えない秘密を
抱えているかもしれない 

その人の事を、
とても大切に思っている、
その気持ちを大事に抱えながら
とても気になる事があったら
時に勇気を持って
お節介、しよう。

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【空木の庭】
#いとうみく #静山社 

11月18日発売予定です。

表紙のなんだか不気味な感じと、

導入がめちゃくちゃ面白く、次読みたい欲を引き立てます。

キャンプでかくれんぼをしていたら、友達の絹ちゃんがかくれんぼが終わっても見つからなかった。

あれから8年が経ち、、、

ネタバレあると面白くないので、この辺で。

面白かったです。

#netgalleyjp で先読みしました。

#幼馴染 #失踪 #ミステリアス
#秘密 #家庭の闇
#空木

#ミステリー
#かくれんぼ

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小学3年生の時、一緒に遊んでいた友だちが突然いなくなった。きっと帰ってくると信じて8年。そりゃあ、トラウマになりますよ、深い理由があったとしても。でも、その経験から現在苦しんでいる親友を助ける行動をとれた。逃げずに考えてそれを行動に移す。まわりに助けを求めることが必要なときもあることを伝えた。未来は明るく感じた。

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誰かを守るための秘密。
その重さに覚悟を感じた。
大人より少しだけ子どもの高校生だけど、大人の事情に巻き込まれずに進んで欲しい。
最後まで連絡を絶って守り抜いた友情にも感動した。
ネタバレしそうで思いの丈を語れないのが残念ですが、いとうみくさんはやっぱりスゴイ。

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空木の庭──タイトルの意味がわかった時にハッとさせられた。子どもだから、なにも分からない。隠しておける。いつもいつも大人は都合の悪いことを隠す。今回は、事情があったのかもしれないけれど、でもきっと、それを話してくれなかったことに、子どもたちは傷ついてしまうのかもしれない。

大人の視点から見たら、子どもだと思っていても、その子たちは、彼らは十分に自分の中で考えている。内容は本当に苦しくて、重たかったけれど、でも、考えて考えて、考え抜いた先の未来が待っていて本当に良かった。海の描写がこの作品を物語っている気がした。普段は穏やかな波。でも、突然猛威を振るうこともある波。どうかどうか、幸せを掴み取って欲しい。

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現実と一瞬混同してしまうほどに読み始めすぐに引き込まれました。その理由が有耶無耶にされずしっかり分かる展開は読んでいて安心感を得られます。家族の形色々、人生色々。46歳になり恥ずかしいとう気持ちが欠如するBBA。周りに目を向けて進んで声をかけてあげようと誓う秋の夜長の読書時間

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いとうみく先生が紡ぎ出す物語は、なんというのだろう、物理的な奥行きというか、土地的な広がりがある。
その地理的距離と心・感情が交錯し、時間軸も縦糸のようにからまる。
それが子どもであっても、思春期の生徒たちであっても、彼らの世界が
紙面に書かれている以上にそこに「ある」ことを着実に読者に訴えかけてくるのだ。

主人公「野亜」は、幼いころに起きたある事柄がずっと心にとげとして刺さっている。そのとげが抜けないのは幼馴染も同じだ。
とげを抜こうと行動する幼馴染。物語は意外な事実が明らかになり、そこから「行動することの大切さ」を実感する野亜。
そして、高校の同級生、絵菜子と彼女が抱える問題。

子どもは環境を選べずに生まれてくるし、育っていくところで環境が変化したとしても、自分の意思ではない場合が多い。
でもそれを「行動する」ことで、自分が選択できる道を切り開くことはできるのだ。未知の未来だからこそ自分で変えられる。
そんなメッセージを同世代の子どもたちが受け取ってくれることを願う一冊。

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小学生の時にかくれんぼをしていたら友達が行方不明になった。そしてそのまま8年が過ぎ、私たちは高校生になったー。中里由希は誰なのか?見間違い?さらに絵菜子が早退した理由、休んだ理由は?かつて境界線に植えられたと言われる空木(ウツギ)には「秘密」の花言葉があるそう。人のものはよく見えると同じく、他人の家庭にも「秘密」はつきものだ。高校生たちがその「秘密」の先へ。18歳成人になった彼らが、大人に振り回される事なく、自分で自由をつかみ取る事ができることを願って。いとうみくさん、ザックリと斬り込んでくれました!

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世の中には、きっと知らないままがいいことがある。
隠すか、伝えるか、知りたいと望むか、分からないままでいいと理解するか。
大人の覚悟も、子どもの覚悟も、ちゃんと伝わりました。

彼らにとって、必要な8年だったと思います。
もう少し早くても、遅くても今のようにはならなかった。

自分を信じ、そして自分が信じる人達を信じて
これからも成長していってほしいと思います。

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普通に生活していると困難な状況に置かれている人と出会う機会はなかなかありません。
野亜ちゃん自身も母子家庭という環境ながら、ある理由で普通に生活出来ない友達と向き合います。

なかなかツラい環境の話もありますが、様々な事情の人たちがいるかもしれない。そして自分だったらどうしようかと考えるきっかけにもなりました。

図書館職員としては、過去の新聞を調べるために新聞縮刷版を調べているシーンがあり嬉しかったです。

主人公が高校生、学生さんにも読みやすい本になっているのでぜひオススメしたいです。

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こどもを守り育てること、自分の人生を生きること…
命を守ること…
考えさせられる1冊。
命が助けられるならこの小説のようなことがあってもいいのかもしれない。
命を守るための選択肢のひとつとしてこの小説のようなことができればいいのかもしれない。
そんなことを考えながら読んだ。

読みやすい文章ながら、テーマは重厚な小説。
私にとってはハズレのない いとうみくさんの作品。

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大切な人を守るための「秘密」と、人を騙すための「嘘」は違う。でもそれはどちらも操る側の言い分で、煙に巻かれた側がどう感じるかはまた別の話。
いつまでも蚊帳の外で守ってもらうだけの子供じゃ嫌だ。そんな想いから立ち上がった高校生男女の勇気が希望を見出す、目眩く成長の物語。

嫌な記憶も時には役に立つ。色んなものを見て、積み重ねてきたからこそ気付ける事がある。本当は子供たちにはそんなものは見せたくはないが、全てが経験になるという教訓が詰め込まれていて、とても勉強になった。そこを踏まえ、行動を起こす者が必ずしもポジティブでリーダー的な存在ではないという描かれ方も興味深かった。
自分のトラウマが、いつか誰かを救えるかもしれない。そんな風に変換して、周りに気を配れる人になりたい、と静かに考えた。

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謎に包まれたままの8年前の出来事。16歳になった野亜たちが自らの手で掴み取った本当のこと。
大人の都合で伏せられた秘密に真っ向から立ち向かう絹の決意に震えた。
その一方で、野亜の高校の同級生・絵菜子の抱える問題はまた凄絶なものだった。
家庭の中のことは他人がとやかく言いにくいもの。そこを一歩踏み込んだ野亜のぎりぎりの決断が絵菜子の心に、やっと小さな風穴を開けた。
人は自分を生きる権利を絶対に捨ててはならない。
ミステリタッチのオープニングから一転、社会派の視線へと鋭く斬り込んだ本作、胸奥深く抉られました。

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ミステリー作品のような出だしでひきこまれた。
主人公の野亜が8歳の時に起きた出来事の謎は、読者にはすぐに解明される。
その出来事を踏まえ、今、高校生になった野亜のクラスメイトの家庭で起きている出来事に、どこまで関わればいいのか、あの時のような後悔はしたくない、という思いから行動に移す。

家庭内での問題は、外部の人間には見えにくいもので、本人に「放っておいて」と言われれば、そうむやみに首を突っ込むわけにもいかない。
でも、そこで、「だいじょうぶだから関わるな「という本人の言葉を鵜呑みにすると最悪の事態が起きてしまうこともあり、それを未然に防げなかった後悔の念を抱くことになるだろう。
著者の「逃げてもいいんだよ」というメッセージが強く心に残った。

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