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花に風 表紙

花に風

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刊行日 2025/11/14 | 掲載終了日 2025/10/29


ハッシュタグ:#花に風 #NetGalleyJP


内容紹介

数々のヒット作を生み出した吉野万理子最新作!

夏帆(かほ)は小学校4年生。最近、いけばな教室に通いはじめた。いけばなは楽しいけれど、教室にはちょっと苦手な6年生のせんぱいがいる。夏帆はせんぱいから、花のいけ方を修正され、教室での態度がよくないと注意され、なんだか面白くない。そのころ、夏帆の両親も、仕事上のパワハラをうけていた。夏帆ははじめて上下関係のむずかしさを経験しながらも、いけばなを通して、新しい仲間と、新しいアイデアでつながっていく。初の“ハラスメント児童小説”!?

数々のヒット作を生み出した吉野万理子最新作!

夏帆(かほ)は小学校4年生。最近、いけばな教室に通いはじめた。いけばなは楽しいけれど、教室にはちょっと苦手な6年生のせんぱいがいる。夏帆はせんぱいから、花のいけ方を修正され、教室での態度がよくないと注意され、なんだか面白くない。そのころ、夏帆の両親も、仕事上のパワハラをうけていた。夏帆ははじめて上下関係のむずかしさを経験しながらも、いけばなを通して、新し...


おすすめコメント

「花に風」には、いいことにジャマが入ってしまうという意味があります。いけばな教室はすごく楽しいけれど、ちょっとイヤなせんぱいがいるーー小学生が初めて経験する上下関係のむずかしさに、まっすぐ向き合った物語です。

「花に風」には、いいことにジャマが入ってしまうという意味があります。いけばな教室はすごく楽しいけれど、ちょっとイヤなせんぱいがいるーー小学生が初めて経験する上下関係のむずかしさに、まっすぐ向き合った物語です。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784652207246
本体価格 ¥1,600 (JPY)
ページ数 208

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NetGalley会員レビュー

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いつの時代にも、若い読み手のための文学、エンタテインメントはある。昔は「ジュブナイル」小説と呼んでいたが、今は「ヤングアダルト」小説という。
もちろんこのジャンルに普遍のテーマはあるし、トラディショナルな描き方もある。芯の部分はあまり変わっていないと感じる。ただ、若い人の心を捉えるにはルックをその時代に合わせたものにすることが大切だ。私も40年ほど前に「ジュブナイル」をある雑誌に連載していたことがあるが、ちょっとした学園ミステリに「フロッピーディスク」を登場させた。まだコンピュータがそれほど普及していない時代で、ワープロ専用機の方が身近だった時代。記録媒体としてフロッピーディスクが登場して、最初は8インチサイズの大きなものだったのが、やがて5インチになり、そして2.5インチになった。そんな時代に謎解きの鍵に「フロッピーディスク」を用いたところ、中学生の読み手には割と好評だった。いつの時代にも子供たちは少し背伸びした未来という先を見たいもの。なので、いかにも未来を感じさせてくれるフロッピーディスクが魅力的に映ったに違いない。

「花に風」のテーマは「ハラスメント」だ。大人にも「ハラスメント」は重いテーマとしてある。そして接頭に「セクシャル」「パワー」などと付けばこれは深刻な問題になる。
この小説にもいくつかのハラスメントが登場する。明確に名付けられるものは、主人公の両親が取引先から受ける「パワーハラスメント」、訪れた飲食店で従業員を叱ったことから起こる「カスタマーハラスメント」。そして特に「ハラスメント」と名付けられてはいないが、華道教室でのちょっとした行き違いから起こった人間関係のギクシャク、これも広義の「ハラスメント」と呼んでもいいだ。
子供の世界は狭い。だから一度面倒が起きると逃げ場がないし、大人が思っているよりも深刻な事態に発展しかねない。何しろ子供は大人以上に繊細で純粋なのだ。
子供たちがこの本を読んで、いろいろなハラスメントはあるけれどもそれはいつか必ず解決することができると実感してくれるならば、それはとても意味がある。子供は問題の解決方法の引き出しが少ない。困った時どうしていいのか迷うことも多いだろう。どうすれば解決できるかは個別の問題によって異なり、それを全て本で示すことはできない。
しかしその代わりに「問題は必ず解決できる、解決する」ということを示してあげられれば、それだけで十分意義はある。この小説はその点で十分に存在意義を示せている。
楽しく読書しながら、無理なく生き方の指針を示してあげられる、それがヤングアダルト小説のいいところなのだ。
そして同時に「華道」の面白さを教えてくれているところもいい。もし子供の時から「華道」と接することができれば、世界は確実に広がっていくはず。興味を持てば、YouTubeで花を生ける映像だった見放題だ。
もちろん対象はヤングアダルトではあるが、大人にも気持ちいい一冊。

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主人公が生け花に出逢う物語に
加えられたアレンジが斬新!

想像を超えるまさかの展開に驚き、
その顛末に感じ入りました。

主人公は絵心のある小学四年生。
思わぬ流れから生け花に惹かれた彼女が、
ボケボケな相棒とともに新しい世界に
踏み出していきます。

未踏の分野に分け入る楽しさ、
知ることでふくらむワクワクが
目いっぱい伝わってきました!

だからこそ、手に入れた大切な場所で
育つモヤモヤにも共感できましたよ。

描かれるいやがらせの類いには
思い当たるものも少なからずあって
身につまされる思いでした。

これを読めば自分の置かれた状況や
過去の経験に照らして思いを巡らせる
ことになるかも?

でも、気分が落ちそうになっても大丈夫。

華道がくれる新鮮なよろこびや、
盟友から溢れるとびっきりの明るさが
きっと救いになってくれます。

知識面では、花を長持ちさせる秘技が
興味深かったですね。

生きていく上で経験する
様々ないやなことの背景を知り
いかにして向き合うかを考えさせる
力強いストーリー。

耐えるだけじゃない活路を
くっきりと照らし出してくれる導きの書。

主人公の見せる勇気は
どんなフィナーレに繋がっていくか?

是非、手に取って
新鮮な物語のすべてを満喫してください。

(対象年齢は10歳半以上かな?)

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面白かった。
最近、伝統文化をテーマにした児童書をよく見かける。
物語として楽しめると同時に、生け花のことも少し知ることができて、いいなと思う。
興味持つ子もいそう。
ただ、気になったのは、主人公の夏帆は自由にし過ぎかなあということ。
個性が出るのはいいけど、やはり基本をまず学ぶことが大事だと思うので、注意されて反抗しているところが共感できなかった。
また、洋食店の店主とのやりとりも唐突な感じがした。
けれど、小学生には楽しく読めそうで、お薦めしたいと思います。

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だれにも経験がありそうな○○ハラの言葉に当てはまらない嫌な気持ち。
小学生でも先輩後輩関係があることに驚き。
誰にでも見えない背景があり、理由があってやっている。いいか悪いかは別として、理由が分かると少し寄り添える時もある。
自分をしっかりと持った主人公はハラハラしたけど少しかっこいい。
ショージの生き方も協調性があって、それはそれでいい。
全ては相性だ。

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吉野さんの作品は、やなやつ改造計画を読んで大ファンになりました。テンポのいい、なおかつ深みのある物語で、一気読みしてしまいました。この作品もそんなイメージで読み始めましたが、まさかのいけばなもの! やなやつ改造計画とのギャップを楽しみながら、これもまた一気に読んでしまいました。夏帆は明るくて元気な小学生ですが、六年生の先輩から「スクハラ」を受けて悩みます。それでもその先輩と、付かず離れずの距離をとりながら、楽しくいけばなを学んでいきます。この夏帆の姿勢は、同じくハラスメントに悩む子どもたちへのエールになるのではないでしょうか。次は吉野さんのどの作品を読もうかな〜

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《それ、もしかしたら“ハラスメント”かもしれない》
——大人だけじゃない。子どもたちの世界にも、知らずに誰かを傷つけてしまうことがある。
思いやりの形、伝え方、受け止め方。
ひとりの少女の気づきが、見えない壁をすこしずつほどいていく。


━━━━━━━━━━━━━━━

パワハラ、モラハラ、カスハラ——「ハラスメント」という言葉を、日々目や耳にするようになった。
でも、それは“大人の社会”だけの話だと思っていた。

けれど、子どもの世界にも確かにある。
それは「スクールハラスメント」と呼ばれるような、目立ついじめや暴力ではなく、もっと小さな言葉の棘や、無意識の態度の積み重ね。
この作品は、そんな「気づかれにくいハラスメント」を、四年生の夏帆の視点から静かに描いていた。

華道教室で出会った六年生の咲奈。彼女の何気ない言葉や態度に、夏帆は戸惑い、傷つきながらも考える。
「自分は悪くないはず。でも、なんでこんな気持ちになるんだろう?」

そこから物語は、「相手の気持ちを想像する」「自分の受け取り方を見つめ直す」という方向へ進んでいく。
やさしさを教えてくれるのは、母親でも、サボリ食堂の店長でも、周囲の大人たちでもあるけれど、最終的には夏帆自身の成長だと感じた。

“ハラスメント”という重い言葉を背負いながらも、この作品には暗さが少ない。
むしろ、「自分で確かめる」「色眼鏡で見ない」というまっすぐな希望が貫かれている。
誰かの噂や印象に流されず、きちんとその人を見る——その姿勢こそが、子どもたちにこそ必要な気づきだなのだと信じる。

「つなGIRL」が並んだ見開きに描かれた、夏帆たちの笑顔。あわい先生の挿絵は、読み手の心をあたためてくれる。
主枝の扱い方などの小笠原流の所作も丁寧に描かれ、文化としての美しさも印象に残った。

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子どもたちに読んでほしいなと思った。
それしかない、そこしかない、と思い込んでしまいそうなときに。
自分は選ぶことができるんだよ、と気づくきっかけのひとつになってほしい。
手を加えることで、より自然にみえるようになるという生け花のありかたも、象徴的だと思う。
自然というのは、それぞれが手を尽くした形で均衡を保つものなのではないかと思う。人間関係の均衡もそれと同じだと思う。
この作者さんの本は、いつも気づきを子どもにくれる。その読後感にハマる子どももいる。ぜひまた一冊、学校の図書館に。

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