あの冬の流星
朝倉宏景
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刊行日 2025/11/17 | 掲載終了日 2026/01/15
ハッシュタグ:#あの冬の流星 #NetGalleyJP
内容紹介
\\自信作につき継続掲載中!!//
一人の少年、一つの家族、二つの十字星、そして無限の愛。
旭川で生活を送る佐竹家。昭和気質な父竜司、高校時代から彼を支える母詠美、絶賛反抗期の亜沙美、サッカー少年の竜星の4人が日々仲良く暮らしている。竜星の試合を観戦をしていると、ラフプレイを受けた竜星が背中の痛みを訴えて動けなくなった。
最初はただの怪我に違いない、とたかを括っていたのだが――
宣告されたのは余命半年というあまりにも残酷な現実だった。
小学生の竜星に事実を告げるか、否か。悩み、惑い、泣き、魂の痛みに寄り添った家族の軌跡。
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著者/朝倉宏景(あさくら・ひろかげ)
1984年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。2012年『白球アフロ』(受賞時タイトル「白球と爆弾」より改題)で、第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。2018年『風が吹いたり、花が散ったり』で島清恋愛文学賞を受賞。甲子園球場の整備を請け負う阪神園芸をモデルにした『あめつちのうた』で「ひょうご本大賞」を受賞。他の著作に『野球部ひとり』『つよく結べ、ポニーテール』『僕の母がルーズソックスを』『エール 夕暮れサウスポー』などがある。
出版社からの備考・コメント
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おすすめコメント
≪担当編集者コメント≫
昨年、著者の朝倉さんとともに、舞台となる旭川市を訪れました。家具の町として有名なこの地は、空気が澄んでいて、夜空は近く、とても美しい街です。
ですが、一つ大きな問題を抱えていました。
小児医療です。
旭川医科大学病院という大きな病院があるのですが、実は旭川より北と東には高度な小児医療をおこなえる病院がありません。つまり、あの広大な北海道の小児医療の多くを、この大学病院だけで担っているのです。
現場の先生に取材に伺うと、お忙しい中、小児医療について真摯にお答えいただきました。
朝倉さんとの当時の構想段階では、小学生の竜星に余命宣告をするか否か、決めていない状態での取材だったので、一言一言が重く、改めて扱うテーマにくじけそうにもなりました。
そんな私たちを見て「余命の限られた子たちと向き合う家族の皆さんも、同じように悩まれているのですよ」と、にこやかにおっしゃられました。
その言葉をきいたとき、朝倉さんのなにかが変わったように思います。
悩みつつ「家族の答え」を出す登場人物の気持ちに寄り添いつつ、自分なりの答えもだしてみよう。そんな覚悟を決められたように見えました。
子どもへ余命宣告をするかしないか、というこれまで扱われてこなかった重いテーマに挑んだ作家の矜持をぜひ、読んでいただきたいです。
そして、叶うならばこの本を必要とする方々へ届ける、応援をしていただけないでしょうか。
誰もが直面する、大切な人との別れ。
その別離のし方を哀しみだけで終わらせないためにもがいた、家族の記録を多くの人にお届けするべくこれまでの全てを込めたいと思っています。
どうか、お力をお貸しください。
販促プラン
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著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。
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ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。
★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065413708 |
| 本体価格 | ¥2,050 (JPY) |
| ページ数 | 313 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
書店関係者 466307
人は人生のうちで一度は自分に問うだろう。
「自分は何のために生きているのだろう」「生きている意味はあるのだろうか」と。
そして、生きていく中で模索し、長い年月をかけて見つけようとする。
だが、たった10年しか生きていない、しかも余命宣告を受けた少年にとって、
その問いこそ、意味のないものに思えてしまうだろう。
ただただサッカーが好きで、将来の夢は天文学者で、、
普通に抱く夢を普通に叶えることができない竜星。
そして、その夢をずっと応援していくことができなくなってしまった家族。
自分ならどうする、どう思う?
この家族の記録の中から、自分をどう当てはめても答えは出ない。
余命宣告が家族にとって良いのか悪いのか。
同じように辛く、暗闇の中を歩いているように感じている人たちが、
この家族のように生きられるかどうかはわからなくても、
一筋の光になることを願って、是非読んで欲しいと思う。
書店関係者 1670311
あらすじを読んで、「あ、これあかんやつや」と読むことを躊躇しました。
だけど、読まなければいけない気がして、悩みに悩んで読み始めました。
ページを捲るのが怖かった。
残りのページ数が意味するだろうものを想像するだけで、胸が締めつけられました。
亡くなった父のことを考えながら読みました。
大人だって、本人も周りも、怖くて、悲しくて、なんでって叫びたくなる。
それがまだまだ夢も希望も、輝かしい未来もある子どもだったら…。
自分なら…仮定ですら答えが出せないのに、頭が真っ白になった時に、冷静に考えられるわけがない。
正解を教えてくれるわけじゃない。でも、悩んで出したことを正解にすれば良いのだということを、今を生きるということを教えてもらいました。
向き合うことから逃げずに読んでよかった。
読み終わって、光を見た今、心からそう思います。
メディア/ジャーナリスト 448563
昼食のために入った店で読み始めたが、読み始めたら止められなくなって、飲み物も頼み、デザートも頼んで、そしてすっかり陽が落ちた頃に読み終わった。子供の難病という最も苦手なジャンルの小説だが、リーダビリティーも高い上に、所々に設けられている感涙ポイントが実に巧くツボを突いてくる。技巧的に巧いというよりも、感情に沿った感動の盛り上がりが実に自然で読者に寄り添ってくれている感じ。引き込まれては泣かされ、そしてまた物語に引き込まれていく。参った。
正面から全力でぶつかってくる物語に、読み手は涙を流すことしかできない、そんなピュアな小説だ。
サッカー少年の竜星は、試合中に感じた背中の痛みで病院を訪れると、すぐに大病院に行くように言われる。そして検査の結果、骨の癌であることが発覚、両親はわずか半年という余命を告げられる。小学生の本人に病気のことを告げるべきなのか。中学生の姉に病気のことを知らせたほうがいいのか。サッカーチームで竜星に思いを寄せる女の子がいるが、この子にどう伝えればいいのか。周りの人はあまりの状況にどう接していいのかわからない。それがもどかしいが、実際のところ、そうだろう。しかし試行錯誤しながら、ちょっとずつ接し方を探っていく。その様に思わず手に力が入ってしまう。
医療もののテレビ番組を作っていたことがあるが、ドキュメンタリーを撮影していると、全てが成功してよかったとはならないのが実際だ。いい結果にならず、ときには放送できなくなることもある、それが現実だ。だが多くの成功があるからこそ、視聴者に安心して見てもらえる。そこのバランスが大切。医師だって「絶対」とは言わない。医療に「絶対」はない。5年生存率30%ということは統計でしかなく、その人にとっては生き続けられるか、そうでないかということでしかない。こんなに医療は発達してきたが、そもそも人間の身体のことは99%以上わかっていないという。それが現実。
人が亡くなるとき、無念を残すことは不幸だと感じる。無念を残さないよう、周りの人は頑張る。無念を残さないことは本人にとっての幸せであり、周囲の人にとっての幸福でもある。そんな爽やかなラストに、自然と涙が出る。
出版事業関係者 869218
泣かないわけないですよね。余命宣告されるのは小学生の息子。もちろん自分には子どもはいませんが、何がどうなって、何をしたらそんな“罰”みたいなことが降りかかってしまうんだ。またそれに向き合おうとする周りの人間も様々で誰も間違ってない(最初の祖母の言動には腹立つ)からこそ、胸が痛くなるばかりでした。本人に告げる場面はそれぞれ違う顔を見せてくれました。本当に一つ一つの選択が、人生と命に関わるからこそ思いが湧いてきているようでした。結末はどうであれ、幸せにしたいとこには変わりがないのに悲しい涙が止まらない家族。どうしてもやるせなさが募ることが多かったですが、真っ直ぐ向き合おうとする家族にたくさん背中を押される作品でした。
図書館関係者 601014
巷によくある余命もの、個人的には受け付けられず。
でも、アメリカ映画の『私の中のあなたに』とかは好きで、
『あめつちのうた』がよかった印象があったので、
この作品はどうなんだろうかと気になってリクエスト。
余命を扱っていても好意的にとらえられるものと、
そうではないものの差はどこから生じるのだろうかと、
考えながら読み進めたものの確たる答えは出ず。
余命や病気といった、当事者がいるものに対して、
誠実に向き合っていると感じさせてくれるかどうかなのでしょうか。
私が苦手とする余命や病気ものは、
恋愛のエッセンスとして便利に使っている印象を抱かせるから、
そのあたりに据わりの悪さを覚えるのかもしれません。
事故などで急に幼子を失うのも相当つらいことではあるけれど、
余命宣告を受けた子どもと過ごすという場合には、
大人自身の動揺だけでなく子どものそれも受け止めなければならないぶん、
別のきつさがあるということがじんじん伝わってきました。
天使のような子ほど早く天に呼び戻されてしまう、
という俗説も頭をかすめながら、
家族がどうそれぞれの決着をつけるのか気になってページをめくっていました。
図書館関係者 841977
まだ小学生の竜星ががんと診断されてから、佐竹家の家族や親戚、身近な人々が竜星にどう向き合い、寄り添ってゆくか、生とは、死とは何かを考えさせられる話でした。答えのない問いはいつも堂々巡りで、誰も正解を教えてくれない。佐竹家も悩み、苦しんで自分たちの選んだ道を正解にしようとする。死んでも、誰かの大切な部分を支える何かになれたなら良かったと、自分も思えるような人になれたらと思いました。病に苦しむすべての人、特に子どもたちが、少しでも苦しまずに穏やかにいられるようにと思いました。
教育関係者 528943
ほんの10年しか生きていない少年に、半年後にはキミはこの世界からいなくなる、という事を伝える必要はあるのか。告知や治療法など、容易には決められない究極の選択を迫られた家族の絆を描いた物語。
選択選択選択。否応なしに降り掛かってくる重要な局面で、常に後悔のない決断が出来るのか。誰もが手探りの中で、自分達で正解とする道を切り拓いていく。直情型の父親とクールな姉との対比が絶妙で、先入観にとらわれずに向き合う事の大切さがこれでもかというほど伝わってきた。
サッカー、天体観測、建築、病、と共通点のない点と点が線で結ばれていく姿も美しかった。
教育関係者 1049327
涙が止まらなかった。
こどもは宝ものだ。
それなのに理不尽に奪われてしまう命がある。
何ができるのか、どうすることが良いのか・・・悩みもがいている家族といっしょに、
読んでいる自分ももがいていた気がする。
永遠の命はないけれど、無になってしまう命もない。
だれかの心に確かに残って、人はつながっていくのかもしれない。
そう思わせてくれた。