哀を飲む
木爾 チレン
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刊行日 2025/11/13 | 掲載終了日 2025/11/20
ハッシュタグ:#哀を飲む #NetGalleyJP
内容紹介
大ヒット作『二人一組になってください』、『神に愛されていた』…
ベストセラー作家、木爾チレンの最新刊がいよいよ登場!
作家デビュー15周年記念作品、
愛を失くした女子たちの、性と生についての痛切な短編集。
苦しくも美しい、哀と狂気を召し上がれ。
水のように無味無臭で摑めない男との日々「水みたいな人」、
明けない夜、名前も知らない恋人との関係に耽る「ジンジャーエールに似ている」、
私の体に飽きてきた彼氏に感じる切なさ「ぬるいラムネ」、
死んだ夫の骨を飲む妻の物語「骨を飲む」……など、全7話収録。
愛を手に入れた時の高揚感、そして愛を手放した時の喪失感、哀しみを飲み込む辛さなど、本書には男女の恋愛が持つ美しさと苦悩と痛みが、瑞々しく描かれている。
これは、木爾チレンが描く、「究極の愛と狂気」。
人生のほんのひとときくらいは、
哀しみを味わうのも悪くない。
――飲み込んだ哀しみは、いつかあなたを生かす血肉になる。
【著者・木爾チレンさんからのメッセージ】
何かを失った哀しみというのは、飲み込んだところですぐに消えるわけじゃない。けれど、いつかは体のなかから出ていく。
だから、人生のほんのひとときくらいは、哀しみを味わうのも悪くないのかもしれない。そんなことを考えながら、この短編集を編みました。この本が、誰かにとっての「生きる薬」になることを願っています。 —————木爾チレン
〈著者略歴〉
木爾チレン(きな・ちれん)
1987年生まれ。京都府京都市出身。2009年、大学在学中に執筆した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で新潮社「第9回 女による女のためのR-18文学賞」優秀賞を受賞。2012年、『静電気と、未夜子の無意識。』(幻冬舎)でデビュー。主な著書に、『みんな蛍を殺したかった』『私はだんだん氷になった』(ともに二見書房)、『そして花子は過去になる』(宝島社)、『神に愛されていた』(実業之日本社)、『二人一組になってください』(双葉社)、『夏の匂いがする』(マイクロマガジン社)などがある。
出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784408538914 |
| 本体価格 | ¥1,750 (JPY) |
| ページ数 | 240 |