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白狐魔記 ① 源平の風 表紙

白狐魔記 ① 源平の風

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白狐魔記 第1巻

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刊行日 1996/02/02 | 掲載終了日 未設定


ハッシュタグ:#白狐魔記①源平の風 #NetGalleyJP


内容紹介



戦の時代に、生きる意味を問うのは――

人を知ろうとした一匹のきつね、白狐魔丸(しらこままる)。

斉藤洋が紡ぐ、静かにして壮大な“生”の叙事詩、その始まり。


森に生まれ、ひとり立ちしたばかりの若いきつねがいました。名は白狐魔丸。

母の教えにしたがい、人間を恐れながらも、なぜかその存在に強く惹かれていきます。

ある夏の夕暮れ、白狐魔丸は思い切って里の近くへと足を運び、人間の暮らしをのぞき見る。

火を使い、言葉を交わし、祈り、そしてときに争う――。


驚きと疑問を覚えながら、次第に「人間とは何か」を考えはじめた白狐魔丸は

やがて僧侶の語る昔話や、人々の戦いの気配を耳にしながら、

源平の戦のただ中へと歩みを進めていきます。

のっぺらぼうの怪談、白駒山の仙人伝説、そして赤と白の旗がはためく戦場――。

風に導かれるように進むその旅の中で、白狐魔丸は成長していきます。


稀代のストーリーテラー斉藤洋さんが描く本作は、歴史の息づく時代を舞台に、

きつねのまなざしを通して「人間の光と影」を静かに見つめる物語です。


自然と人間、知恵と愚かさ、命の尊さ。

戦いの風が吹きぬけるなかで、きつねが感じ取る“ほんとうの強さ”とは――。

読むたびに新しい発見があり、心の奥で静かに余韻を残す一冊です。





戦の時代に、生きる意味を問うのは――

人を知ろうとした一匹のきつね、白狐魔丸(しらこままる)。

斉藤洋が紡ぐ、静かにして壮大な“生”の叙事詩、その始まり。


森に生まれ、ひとり立ちしたばかりの若いきつねがいました。名は白狐魔丸。

母の教えにしたがい、人間を恐れながらも、なぜかその存在に強く惹かれていきます。

ある夏の夕暮れ、白狐魔丸は思い切って里の近くへと足を運び、人間の暮らしをのぞき見る。

火を使い、言葉を交...


おすすめコメント


刊行30周年となる2026年に新刊刊行予定の「白狐魔記」シリーズ

第一作目『源平の風』をすぐ読みで皆様にお届けします。

続刊も読んでみたい!と思われた方はぜひレビューにてお知らせ下さい!


刊行30周年となる2026年に新刊刊行予定の「白狐魔記」シリーズ

第一作目『源平の風』をすぐ読みで皆様にお届けします。

続刊も読んでみたい!と思われた方はぜひレビューにてお知らせ下さい!


販促プラン


【著者紹介】


作/斉藤洋(さいとう ひろし)

東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞、『ルドルフ ともだち ひとりだち』で野間児童文芸新人賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞。作品に「白狐魔記」シリーズ、「西遊記」シリーズ、「なん者・にん者・ぬん者」シリーズ、「おばけずかん」シリーズ、『K町の奇妙なおとなたち』『オイレ夫人の深夜画廊』『らくごで笑学校』などがあり、出版点数は300を超える。


絵/高畠 純(たかばたけ じゅん)

1948年、愛知県に生まれる、愛知教育大学美術科卒業。絵本『だれのじてんしゃ』(フレーベル館)でボローニャ国際絵本図書展グラフィック賞を受賞。『オー・スッパ』(講談社)で日本絵本賞、『ふたりのナマケモノ』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞受賞など。絵本作品に『ピースランド』『おどります』(絵本館)、『わんわんわんわん』(理論社)、『いぬはともだち』(佼成出版社)、挿絵作品に「白狐魔記」シリーズ(偕成社)、「モンスター・ホテル」シリーズ(小峰書店)など多数ある。


【著者紹介】


作/斉藤洋(さいとう ひろし)

東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞、『ルドルフ ともだち ひとりだち』で野間児童文芸新人賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞。作品に「白狐魔記」シリーズ、「西遊記」シリーズ、「なん者・にん者・ぬん者」シリーズ、「おばけずかん」シリー...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784037442101
本体価格 ¥1,300 (JPY)
ページ数 222

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斉藤洋さんは、大好きな作家です。言わずと知れた「ルドルフとイッパイアッテナ」はもちろんのこと、「ドローセルマイアーの人形劇場」や「K町の奇妙なおとなたち」など、心に残る素敵な作品がたくさんあります。この「白狐魔記シリーズ」は初めて読みましたが、やはりとてもおもしろい作品でした。人間を疎んじ、憎みながらも人間に惹きつけられてしまう、白狐魔丸。このきつねの目から見た人間の、なんと愚かなこと。けれどもそこに、必死に生きる人間たちのささやかなドラマがあることに、白狐魔丸は気づきます。次の作品も、早速読んでみたくなりました。

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大好きな、壮大なこのシリーズ。
きつねは、とある噂を聞いて東へ向かう。
向かった先にあるのは、仙人が住むという白駒山。
そこできつねは・・・

人に化けることができるようになったきつね=白狐魔丸。
きつねの一歩引いた目線は、時に出会った人に寄り添う。
戦、いさかい、内紛、外冦などを見つめながら、なぜ人は
殺し合うのか。人の一生とは何か?を問いながら、日本を
生きていく。

誰もが知る歴史上の人物と、誰も知らないけどきっと生きていた
であろう市井の人たち。白狐魔丸は、彼らに対してフラットに付き合い
彼らの心を知り、白狐魔丸自身も経験を積んでいく。
きつねの気持ちは、読者の想いとも重なり、先を見届けずにいられない。

このシリーズは、なかなか手に入らず、この1巻と途中未読の巻があり
今回きつねが白狐魔丸となり、義経一行と出会い佐藤忠信に心を寄せる
というストーリーをきちんと読めて幸甚である。
2026年はなんと刊行30周年とのこと。
しかも新刊刊行予定とな!これは楽しみである。
これを機に、すべてをもう一度追い、新刊に備えようではないか。

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