10分後にココロに効く アオハル ショート ストーリーズ 自分だけの秘密
編/日本児童文芸家協会 作/五十嵐美怜 伊藤クミコ 卯月みか 風野 潮 櫻いいよ 四月猫あらし にかいどう青 宮下恵茉 村上雅郁
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刊行日 2025/12/12 | 掲載終了日 2025/12/25
ハッシュタグ:#アオハルショートストーリーズ #NetGalleyJP
内容紹介
多感なYA世代の等身大の青春を 9 人の作家が描く、アンソロジーシリーズ新創刊!
登場人物たちの葛藤や成長を通して、YA 世代の多感なココロに深い共感を届け、1話 10 分で楽しめる「10 分後にココロに効く」9篇の短編読みものです。
YA 層の読者を得意とするベテランから現在注目を集める児童書作家、さらに、青春小説で定評のある人気と実力を兼ね備えた文芸作家の9作品が、YA 世代を読書の世界へと誘います。
シリーズ第1弾、12月刊『自分だけの秘密』は、思春期特有のささやかな悩みから、誰にも打ち明けられないような秘密まで、多様な「秘密」を抱える主人公たちが登場。閉ざしていた心の扉を開き、新たな一歩を踏み出す主人公たちの姿が、自分自身の心に向き合う勇気を与えてくれます。
- シイタケ氏の秘密 村上雅郁
- 推し友 宮下恵茉
- ぼくのワンピース 風野 潮
- 致命傷フレンズ にかいどう青
- わたしの宝物 五十嵐美怜
- なりすましの手紙 伊藤クミコ
- 秘密アリ〼 四月猫あらし
- 聞いて、見る 卯月みか
- わたしだけの幸せな夢 櫻いいよ
今回、公開するのは「シイタケ氏の秘密」「致命傷フレンズ」「わたしの宝物」3作品です。
出版社からの備考・コメント
発売前の大切なゲラを公開させていただいております。作品と著者を応援してくださる方のリクエストをお待ちしております。
なお、これから楽しみにされる読者の方のために、ネタバレのないレビューをお待ちしております!
*校了前のデータを元に作成しております。刊行時には表現など異なる場合がございますので、ご了承ください。
発売前の大切なゲラを公開させていただいております。作品と著者を応援してくださる方のリクエストをお待ちしております。
なお、これから楽しみにされる読者の方のために、ネタバレのないレビューをお待ちしております!
おすすめコメント
誰にも言えない思いを抱えているキミに——。
青春(アオハル)を駆け抜けていく10代へ、ココロの扉をひらく、9つのショートストーリー。
誰にも言えない思いを抱えているキミに——。
青春(アオハル)を駆け抜けていく10代へ、ココロの扉をひらく、9つのショートストーリー。
販促プラン
***レビュー投稿限定企画 締め切り:11/25(火)***
tabiさんのカバーイラストのしおり付!紙版書籍『10分後にココロに効く アオハル ショート ストーリーズ 自分だけの秘密』3名様にプレゼント!
※リクエスト好調により、レビュー投稿の締め切りを11/25(火)まで延長しました
【お願い】 頂戴しましたレビューは新刊販促のために、大事に使わせていただきます。書店向けパネル、チラシ、弊社SNSでの発信も予定しておりますので、ご理解ください。
*NetGalley登録メールアドレスを出版社に開示設定されている方が対象となります。プレゼントは国内在住の方への発送となりますのでご了承ください。
出版情報
| ISBN | 9784577053935 |
| 本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
| ページ数 | 224 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 781279
一話10分で読めて「10分後にココロに効く」短編集。
読み終えた10分後のあなたのココロにも、変化が訪れているはずです。
誰かに話したい、誰にも話せない、そんな「秘密」を持っていませんか?そして自分だけではなく、周囲の人の秘密を知ったこともあるでしょう。
どう解決したらいいのか分からない。だけど思い切って一歩踏み出してみたら、ほんの少しだけど自分が変わるきっかけになるかもしれません。
この本のなかの誰かに自分を重ねる人もいるでしょう。
ぜひ彼らと一緒に、10分間を過ごしてみてください。
そして10分後に訪れるココロの変化を感じてほしいです。
レビュアー 814465
豪華な作家さんたちによるショート・ストーリーズ。
村上雅郁さん、にかいどう青さん、五十嵐美怜さんの3作を読みましたが、まったくテイストの違う「秘密」、読んでいてワクワクしました。
「シイタケ氏の秘密」シイタケ氏って、そっち!?笑 そして焦らす〜〜〜!!
「致命傷フレンズ」切れ味バツグンのヒリヒリ感が半端ないっ!
「わたしの宝物」登場人物、みんな、かわいいなぁ。めっちゃハートフル!
さくっと読めて、じわっと残る上質な読後感。
早く他の作品も読みたいので、出版が待ちきれません!
レビュアー 1049450
短時間で読める青春アンソロジー。
村上雅郁さんの『シイタケ氏の秘密』は、母の再婚で姓が変わり、「しいたけし」になった中二男子の話。
自分が気にしないからって、他の人も気にならないとは限らない。
主人公の「しいたけし」君の軽いながらも周りを思いやる姿が愛しい。
にかいどう青さんの『致命傷フレンズ』は、きわどい表現を恐れない、にかいどう節全開だった。
激しい言葉、危ない表現を用いて、十代のヒリヒリした心の内を書くにかいどうさんの話が大好きだ。
いじめられたもの同士、堅い絆で結ばれていたと思っていたのは、自分だけだったのかと思っていたら……。
五十嵐美怜さんの『わたしの宝物』は、親友にボーイフレンドができて、親友をとられてしまったように感じた中二女子の話。
自分でも自分の気持ちがよくわからず、自分の気持ちを持て余してしまう様子がよく伝わってきた。
友だちのボーイフレンドの阿部君の「あいつは誰のものでもない」という言葉がよかった。
教育関係者 645139
《「秘密」は、誰かと分け合っても“自分だけのもの”》
『シイタケ氏の秘密』 村上雅郁
受けるのが大好きな健史。
「シイタケ氏」と呼ばれたことが、きっと嬉しくて仕方なかったのだろう。あの連呼も、ノリすぎてしまったのも、ぜんぶが“楽しい”の勢い。読んでいて少し頭を抱えたけれど、彼が望んでいたのなら、それはそれでいい。
けれど、この世界には“望まないあだ名”で苦しむ人もいる。
健史はそのことを知り、半分は受け狙いの勢いで、でも確かに“誰かを守るため”に啖呵を切った。渦の中心にいる人間の言葉が皆に響くのは、健史が良くも悪くもそういう力を持っているからなのだろう。
そして、賞味期限が切れた「シイタケ氏」に代わる、健史の新しい秘密。
今度は絶対に明かさない。その理由も、轟ならきっと気づいている。
あの表情がすべてを物語っていた。健史の秘密も、健史の変化も、轟は絶対に誰にも言わない、と。
こうしてふたりは、親友になっていくのだろう。
⸻
『致命傷フレンズ』 にかいどう青
“わたし”が5年生のときに経験したいじめ。
同じようにいじめられていた“彼女”。
ふたりだけが知っている秘密の“遊び”。それを知った瞬間、背中にゾクッとした。
“ごっこ”とは真似事であり、境界線を踏む儀式。
死に近づくことでしか、生きていられなかったふたりの均衡――それを壊したのは“彼女”。理由はもう分からない。でも、ひとりで越えるには重すぎるラインだったことだけは確か。
椅子を思い切り振り下ろした瞬間、“わたし”はたしかに“彼女”の痛みに触れていたのだろう。
だからこそ、手遅れだった自分を罰するため、3年間の懲役を科したのか。
そこからの展開は、まさかの本音の応酬。とんでもない方向に進んでいく様に、読んでいて思わず息をのんだ。
でも、それで吐き出しきれた。だからこそ、最後の最高の言葉にたどり着けた。
新たな刑期――最高の3年間に、心から祝福を。
⸻
『わたしの宝物』 五十嵐美怜
“好き”という気持ちの中には、いろんな色がある。
「おめでとう!」と祝える気持ち。
1番でいたいと願う気持ち。
独占したくなる気持ち。
嫉妬。
距離を置くこと。
代わりに怒ってしまうこと。
美月はそのすべてを経験したからこそ、雫に謝ることができたのか。
“好き”だから、“大切”だから、そして雫の幸せをちゃんと考えることができるようになったから。
誰だって、好きな相手の前ではマイナスな気持ちを抱えてしまうもの。
でも、それを越えて相手の幸せを願えるとき、自分のことも少し好きになれる。
それが、とっても尊いことだと信じたい。
⸻
3作を読み終えてから、巻頭文をもう一度読み返して思った。
秘密は、語られても“秘密のまま”でいてほしい。
だって、それこそがアオハルで、一生に一度しかない“自分だけの青春”だから。
たとえ誰かに話したとしても、それはやっぱり“自分だけの秘密”でいていいのだ、と。
レビュアー 1582019
友達との距離感を感じたり切なかったりほっこりしたりなアオハルショートショート集。
読みやすくわかりやすい。気軽に友達に勧められる。綴られている文に透明感があって、心に沁みる。
切ないな、わかるな、と思って読んでいたら、思考を切り替えて新しいものの見方を教えてくれる。パッと目が覚める思いがして、「ああ、ココロを救ってくれるってこういうところなんだ」って思った。
秘密は可愛くてピュアで、煌めいていました。
綺麗なココロを感じられて、心が洗われる。
好きです。
書店関係者 985780
それぞれのストーリーに違った友情の形と表現の仕方。どの作品も読了後じんわり広がるあたたかさに、こころの中が優しい光に包まれたようでした。
自分の心の声だけを聞くのではなく、相手の気持ちを考える事ででつながる世界があると教えてくれました。
喧嘩をしてしまったり、思うように気持ちが伝わらず落ち込んだ時に読みたくなる1冊です。
レビュアー 1052636
村上雅郁「シイタケ氏の秘密」は、主人公のしょうもないウケを狙うキャラがリアルな男子中学生っぽい。けれどそんな彼も、自分の言動が誰かを苦しめている可能性に気づいてちょっぴり成長する。軽い気持ちで楽しめるが、最後にナゾが残った。
にかいどう青「致命傷フレンズ」は、女の子同士のヒリヒリする関係性の物語。大人目線だとヒリヒリを通り越してハラハラしてしまう場面や展開もある。しかし読後感は爽快だ。最後の一文に痺れた。
五十嵐美怜「わたしの宝物」も、女の子同士の友情を描いている。主人公と周囲の子どもたちの揺れる気持ちが丁寧になぞられていて、じわじわと温かく、切ない青春ストーリーになっている。
教育関係者 897563
3つの短編が読めました。
『シイタケ氏の秘密』
秘密のプレゼントは、おそらくアレだろうなあ。
二度読みして、やっとわかりました。
秘密にすることで、なんだかワクワしたりドキドキすることあるよね。
健史くんの明るさがきもちよいお話でした。
『致命傷フレンズ』
きつい、ヒリヒリする。
思春期ってこういうことある。
今から思えばバカみたいって思えることでも、その当時は真剣だった。
ラストは良かった。
『わたしの宝物』
主人公の切ない気持ちが伝わってくる。
仲良しの友達だけに、本当の気持ちがなかなか言えないよね。
他の短編も読んでみたくなりました。
書店関係者 814855
人のココロにあるホントは、どうやら、ひとつだけじゃないのかもしれません。
嘘のホントもある。ホントのホントもある。嘘のホントに見えて、ホントのホントだったりすることもある。
でも、どのホントも、ホントなんです。
胸いっぱいに、頭ん中いっぱいに、一瞬一瞬の疑いのないリアルなホント。
登場人物たちは、それぞれのテンションでそれぞれのホントを語りかけてきます。
ときにひょうきんに、ときにあぶなっかしく、ときに冷めたようにたんたんと。
それは、どの子にとっても、実はココロいっぱいのホント・・・
その子たちはホントのまっただ中。その実況中継に、わたしは聞き入ってしまします。
わたしのココロは、主人公の子たちといっしょに、リアルな一瞬のホントに翻弄され、取り憑かれ、押しつぶされる。
そうだよね、これじゃ、きっと、だれだって無理、どうにもならないんだよね・・・
1話 10 分で楽しめる「10 分後にココロに効く」
ああ、なるほど、こういうことなんですね。わたしのココロのホントが、ひっくり返ってしまったようです。
ココロって、10分で、光るんですね。まっサラになるんですね。
どのホントも一生懸命にまっすぐでした。まっさらなわたしをいただきました。ありがとうございます。
書店関係者 1449757
10分という朝の読書などでちょうど1話読みきれるくらいの長さでありながらも、色々と考えさせられる話だと思いました。再婚やいじめ、友人関係など、きっと全国の学校で同じような思いや考えをしている子ども達がいると思います。その子達やその周りの子、先生にこの物語が届くといいなと思います。