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嵐の中で踊れ 表紙

嵐の中で踊れ

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刊行日 2025/12/25 | 掲載終了日 2025/12/25


ハッシュタグ:#嵐の中で踊れ #NetGalleyJP


内容紹介

"好きな同級生に素直になれない男子高校生の厳(ごん)。夫婦関係に埋めがたい溝を感じる詩伊(しい)。女性に不自由したことはないが忘れられない元カノがいる山内(やまうち)。妻子にとある女性との情事を隠している真面目な銀行員の日出樹(ひでき)。見た目のコンプレックスで人前でマスクを外せない女子中学生の小梅(こうめ)。大切なものを探すため故郷へ戻ってきた亜揮(あき)。

嵐が近づき、期せずして同じ避難所へ集まった彼らが再会したのは、それぞれの「いちばん会いたくなかった相手」。夜の嵐に閉じ込められた体育館で、本来交わるはずのなかった人々の間に新たな化学反応が生まれ、過去との決着を求めて止まっていた時計の針が動き出す。誰もが、愛する人を求める心や捨てたい感情、秘密を抱え、もがいている。果たして嵐がもたらすのは、災厄か、それとも僥倖か――。"


"好きな同級生に素直になれない男子高校生の厳(ごん)。夫婦関係に埋めがたい溝を感じる詩伊(しい)。女性に不自由したことはないが忘れられない元カノがいる山内(やまうち)。妻子にとある女性との情事を隠している真面目な銀行員の日出樹(ひでき)。見た目のコンプレックスで人前でマスクを外せない女子中学生の小梅(こうめ)。大切なものを探すため故郷へ戻ってきた亜揮(あき)。

嵐が近づき、期せずして同じ避難所へ集ま...


おすすめコメント

"“誰もが誰かの、台風の目。スリリングで笑えて、変てこで温かな嵐の一夜。” 一穂ミチ氏、共鳴!

「最高なことは、最悪のときに起きるのかもしれない」

もしも自分にとって「いちばん会いたくなかった人」に再会してしまったら――嵐を前に避難所に偶然集った中高生や大人たち。そこで期せずして再会したそれぞれの“黒歴史”の相手。湧き起こる恋心、後悔、秘密、恥、宙ぶらりんの夢。そして、漆黒の過去との決着……。

時に不条理で、時に甘酸っぱい運命に翻弄されながらも、本気で笑って、泣いて、もがく大人や若者たちの様をノンストップでエモーショナルに描く、一気読み必至のエンタメ青春群像小説!"

"“誰もが誰かの、台風の目。スリリングで笑えて、変てこで温かな嵐の一夜。” 一穂ミチ氏、共鳴!

「最高なことは、最悪のときに起きるのかもしれない」

もしも自分にとって「いちばん会いたくなかった人」に再会してしまったら――嵐を前に避難所に偶然集った中高生や大人たち。そこで期せずして再会したそれぞれの“黒歴史”の相手。湧き起こる恋心、後悔、秘密、恥、宙ぶらりんの夢。そして、漆黒の過去との決着……。

時に不条...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784140057582
本体価格 ¥1,750 (JPY)
ページ数 288

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面白い 冒頭抱いた登場人物像はことごとく裏返される
早々 直球で寒々とした感情が心臓に飛び込んできた
「嘘と咀嚼音が嫌いなこと」と登場人物のひとりを伝える
好きになる欲情を抑えられなくなった
どうしようもなく抑えきれない まさかの風雨に晒された
嵐の夜、避難所という閉鎖空間では起きた事実もさることながら
常識と激情 深層倫理と諦念 先入観と偏見
ひとつの事象を登場人物の目線を変えながら
物事をA面からB面から巧みに展開させる
ひとって常に何かを見て 瞬間瞬間思っている 
畳み掛けるような気持ちの揺れが わんこそばのように止め処に難儀する

人生には三つの坂があります 上り坂 下り坂
そして まさか
まさかのすべては積み重ねだった 落胆の 不信の 諦めの

夜明け近く 嵐はやんだ
ちゃんと足掻こうと思った 運命を動かす力を教えてもらったから

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嵐の夜の避難所という非日常で、みないつもは上手く取り繕っていることを忘れてしまったのだろうか。
最初に読んでいた登場人物の印象が読み進めるにつれ変わってきたことが多かった。
登場人物は多めだけど、名前が珍しくてすぐに覚えられた。

4 stars
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すごいな。100冊以上読んでもほんの数冊でしか味わえないような鮮烈な印象を胸に叩き込んでくれた。各々事情を抱えて避難所に集まった人物達が自分がいちばん会いたくない人物に出会ってしまうという今までお目にかかったことのない奇想天外なシチュエーション。こんなの面白くならない訳がない。思いがけない繋がりが積み重なりどんどん絡み合い、混沌となっていく様子に目が離せなくなっていく。あらゆる感情がトレモロのように同時に心に入ってきて処理が追いつかず右往左往しそうな感覚に陥ることすら楽しい。とはいえ、それは詩伊や日出樹、厳、小梅、亜揮、ひとりひとりの心情がとても丁寧に描かれているからこそ。山内と詩伊、日出樹と海果子の関係が少々艶っぽ過ぎるのが難だが、登場人物それぞれが一夜の出会いの中で長年の悩みに踏ん切りをつけて前に進める爽やかなラストを迎えるので、読み人を選ばず楽しめる作品になっている。

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たくさんの主人公が点と点で繋がり線となる。
避難所という非日常空間に続々と集まり…。
「好きな人を思う自分の心を捨てる」忘れたいのに忘れられない恋の恐怖があちらこちらに。
ただただ幸せいっぱいな人は出てこない。それがよりリアルに感じる。
コンプレックスも少しずつ解消されていきそうな予感。希望を感じさせるラスト。一夜を描いただけなのに、感情の起伏が激しい。まさに嵐の日。

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避難場所でのまさかの出会いに
登場人物の心の中も大嵐。

甘やかで苦い古傷に
あたふたする彼らと一緒に
わたしも自分自身の消したい過去と
向き合えました!

物語がくれたのは
マイナスをプラスに変える力です。

どうしようもなく会いたくない。
けれど再会を熱望する自分もいる。

そんな人々が運命の巡りあわせで
相まみえ、揺り動かされていく物語。

本作ではおびただしい修羅場が描かれます。

はた目にはおかしすぎる動揺ぶり。
けれど、当人たちはみんな
切実で、真剣で、なお面白い。

しかも、ただの悲喜劇で終わらず、
再生への道筋が細やかに描かれているんです。

笑って読んで、ハイおしまいではない
しっかり胸に刻まれるものがある物語でした。

特に、”クラッシャー”の価値観には
くよくよするのが馬鹿らしくなるような
圧倒的パワーがありましたね。

その弟もラストにかけて迷いながらも、
強靭にアピールするメッセージを連発してくれました。

その一つ一つにグッときましたよ。

そして物語の締め方がこれまた憎いの。
マジ、かっこええラストだった!

本作は、序盤の場面転換の早さに
はじめは戸惑うかもしれませんが、
人物が多面的に描かれる効果で
徐々にキャラの輪郭が濃くなっていきます。

冒頭で違和感を覚えても先に進んでください。
きっと見たこともないユートピアが待っていますよ~。

(対象年齢は14歳以上かな?)

5 stars
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面白かった〰️。
眠い目をこすりながらも、読み始めたら一気に読んでしまいました。
詩伊は、不思議ちゃん。
近くにこんな女性がいたら
ちょっとイライラしてしまうかも。
そんな彼女に振り回される山内は愛しい。
日出樹は、一番感情移入しにくい人物。
小梅ちゃんには幸せになってほしい。
巌にも。
大人の恋愛と若者の恋愛が入り混じって、
登場人物は多いんだけど、キャラがはっきりしているので混乱はしない。
楽しく読めました。

5 stars
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台風接近で近所の中学に避難で集まってきた面々。秘めてきた黒歴史に関わる人と再会する中で狂乱の夜は過ぎてゆく・・・。
それぞれが抱える恋や不倫、自尊心に関する悩みで生じる感情のうねりはまさしく暴風雨のようで、対抗する為に身に着けてしまった凪はあたかも台風の眼の中に入ったかのよう。しかして通過後はまた反対の風向きで暴風に晒される。そしてそれは何も為さずにいたのに何かに達したかのように感じる台風一過そのもので感情の転機と重なっていく。
封印したい過去と向き合い転機の様をある意味に激烈に、ある意味清冽に、ある意味見苦しく、ある意味鮮やかに描きつくした群像劇。

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過去をまるごと愛して、未来を好きなだけ夢見ていいと思える、奇跡の言葉が詰まった宝箱のような物語でした。
登場する全ての人々がそれぞれに愛おしく、これからも続く彼らの人生に幸せが訪れることを祈らずにはいられません。

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台風で、中学校の体育館に避難してきた人たち。絡みあった人間関係。悩み、苦しみ、コンプレックス。登場人物たちそれぞれが抱えている欠落が、嵐の水飛沫のようにキラキラして見えた。家族にうとまれている真面目な銀行員。マスクを外して人から顔を見られるのが怖い女の子。ファンの言葉をスクリーンショットに撮ってお守りにしているユーチューバー。多々いる主人公たちのなかで、私はこの三人が特に心に残った。

4 stars
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恋の嵐が吹き荒れる、なんと濃い1日か!
会いたかった人、会いたくなかった人、はじめましての人。
その人達によって思い出し、考えさせられる、幸せ、切なさ、悲しみ、後悔、そしてあの時の自分。
自分を見つめ直し、見えたのは、きっと嵐のあとの爽やかな空。
逃げてばかりじゃいけないと、向き合う勇気をくれる作品でした。

4 stars
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初読みの作家さん。
R-18っぽいと思って読んでいたら、やはりそうでした。
避難所という非日常の環境を舞台にしたのは巧みだと思いました。
人物の関係性がやや読み取りにくいところがありましたが、心情描写が細かく、一穂ミチさんに近い印象。

ただ、読者によって登場人物の好き嫌いが出るかもしれません。
私はだんだん主要人物ふたりが嫌いになっていき、ちょっとイライラし、結末で納得できるところに着地してくれたのでホッとしました。
今後のさらなる活躍に期待したい作家さんの一人です。

3 stars
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なんという絶妙な設定だろう。

ある街にくる台風。
避難を余儀なくされる街の人たち。
時々ニュースで見かける光景だ。

しかしそこに集わざるをえない状況は、それが故に人間関係の鎖を復活させてしまう。
困るな。嫌だろうな。私だったら避難しないかも・・・
そんな想いを抱きながらページを繰る。ああ出会ってしまった。どうするの?
回想と述懐、現実に起こる出来事、これらが層となって描かれているのだが、書き分けがすごい。
わかる。

外は嵐。避難所となった体育館のなかは、それぞれの感情の小さな嵐がぶつかり合う。それも人知れず。
抱えた感情や自分の思い。
ときどき聞こえてくる音楽もまた、自分のなかにすっと入ってくる。
ピアノの旋律が、かれらが起こす小さな嵐を浄化してくれる。

最後の1行が、とても、良い。

5 stars
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ある嵐の夜の避難所での様々な人間模様。登場人物たちが、会いたいけれど会いたくない人と避難所という同じ空間で大勢の人と共に一晩を過ごすことになってしまう。それぞれの秘めた想いが非日常の空間での思わぬ化学反応で心の中でも嵐を巻き起こす。逃げ場のない避難所という設定が状況的には不謹慎ですが面白かったです。

4 stars
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