お菓子の船
上野 歩
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刊行日 2026/01/15 | 掲載終了日 2026/01/14
ハッシュタグ:#お菓子の船 #NetGalleyJP
内容紹介
新米の和菓子職人・和子は、祖父の味を再現しようと調べるうち、
太平洋戦争で沈んだ海軍の船で和菓子が作られていたと知り──?
おいしい和菓子には、秘密がある。
和菓子屋だった祖父のどら焼きを再現するため、浅草で和菓子職人になるため修行を始めた和子(わこ)。
調べていくうちに、祖父が太平洋戦争中、海軍の船で和菓子を作っていたと知る。
忘れられない味を求め、奔走する先に待っているものは──。
たったひとつの和菓子が、時代を超えて人を突き動かす。
心温まる、おいしい青春譚。
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著者/上野 歩(うえの・あゆむ)
1962年、東京都生まれ。専修大学文学部国文学科卒業。1994年に『恋人といっしょになるでしょう』で第7回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。著書に『キリの理容室』『ご近所トラブルシュータ―』『葬る』『あなたの職場に斬り込みます!』『天職にします!』『わたし、型屋の社長になります』『就職先はネジ屋です』『市役所なのにココまでするの!?』などがある。
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★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065415641 |
| 本体価格 | ¥830 (JPY) |
| ページ数 | 324 |
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NetGalley会員レビュー
レビュアー 513020
幼い頃に食べた祖父のどら焼きを再現するため、人気和菓子店で修業し始めたワコ。厳しい上司、仲間と共に切磋琢磨しながら腕を上げていくのだが・・・
心に深く刻まれた味と浮かんだ風景を追求する修業は、祖父の生き様を辿る旅でありつつ、ワコ自身を大きく成長させる糧であるようだ。またエキセントリックな食感や舌がしびれるほどの甘さではない、むしろ軽やかで身近にいつもあるようような、さりとて洗練された技術の粋でもあるような和菓子の世界が広がっていくようで心地よい。
鮮烈な光景を残しながらも心地よく時代を引き継ぎ、さらには変化を受け入れていく和菓子の奥深さを心暖かく描いた作品。
レビュアー 1246685
亡き祖父の作ったどら焼きの味の再現と店の再開を目指す女性和菓子職人・和子。
修行自体の日々、和菓子に取り組む姿、料理人、スイーツ系の本好きには楽しい展開。
祖父のどら焼きの味の秘密を探すうちに、間宮羊羹の謎に出会い、給糧艦・間宮について調べ始める・・・
給糧艦・間宮のことを知らなかったのでとても興味深く読ませていただきました。
戦時下、甘いものを楽しみにしている兵士に甘いものを届ける、使命が伝わってきました。
本書 単行本の桜色にどら焼きが描かれた単行本も可愛くて好きでしたが、文庫では内容が伝わりやすいレイアウトになっていてこちらも良いと思いました。
レビュアー 781279
六歳のとき祖父のどら焼きを食べて、ある景色が見えたワコ。 その味と風景を求め和菓子職人を目指す。 二十歳で製菓専門学校を卒業し、奥山堂という和菓子屋に就職する。奥山堂には昔ながらの仕事は見て盗めという先輩と、論理的に後輩に指導しようとする先輩もいた。ワコは 和菓子作りに必要な五感を研ぎ澄ませていく。
読む前は『お菓子の船』というタイトルから、可愛い和菓子がたくさん登場するお話なのかと思っていました。 しかし祖父の味を再現するためには、決して忘れてはいけない歴史の大きな出来事がありました。私はこの船のことを知らなかったので大きな衝撃を受けました。
世の中が豊かになり子どもたちが喜ぶためのどら焼きを作ろうとする祖父の深い思いや、間宮羊羹を大切に伝えていこうとする思いに心打たれました。 祖父からワコに受け継がれたのは、味だけではありませんでした。祖父が言葉にしなかった家族への思いや、一緒に生還できなかった仲間たちへの思い、お菓子を作るだけでなく人との繋がりも受け継がれていきます。
ワコはこれからも、人と人を繋ぎながら本物の職人としてお菓子を作り続けていくことでしょう。 ワコのどら焼きは、いったいどんな風景を見せてくれるのだろうかと思いを馳せました。
レビュアー 1469440
~お菓子には不思議な力があるんだよ~
とはじまる本書は、創業は曾祖父、老舗和菓子店。
「女性和菓子職人の奮闘物語」
それだけで十分な物語に仕上がったかもしれない。
たとえば「おいしい」
強烈な印象をもたらす出会いがあったとして
その背景を知りたいと行動する人が どれだけいるだろう。
物語の途中途中で、この辺で終わらせることも出来たのではと思う節目があった。
職業として「食」に就く覚悟は そんな生半可ではなかった。
妥協なき探求心は やがて思いもしない人の輪をつくり
関わりが「これだ!」に繋がり
直接会って会話しなければ知り得なかった、それぞれの人としての矜持を得る。
出会いを自分で引き寄せる。
どら焼き、水菓子、羊羹。餡の炊き方、餡を包む手技。
ないない尽くしからの出発だった。一朝一夕ではなかった。
けれど、報われる、その時はくるのだと。
書店関係者 575593
和菓子職人さんの苦労を初めて知りました。
戦争中に間宮なる補給艦があったことや、艦内で和菓子が作られていたことなども初めて知りました。
今度和菓子を食べる時は、ワコちゃんと間宮羊羹を思い出しながら食べてみます。
レビュアー 746064
和菓子職人の祖父がつくってくれた「どら焼き」和子が六歳の時の記憶が蘇る。もう一度食べたい思いでワコが和菓子職人になる決意となる。専門学校を出て一週間後デビューする。しかしそこは男社会、茨の道だった。食べたい!つくりたいを貫きられるか?この作品は読んでいて読み始めですぐ蘇りました。文庫化で多くの方に読んでほしい。あとがきもよかったです。
レビュアー 1111935
戦争の時のつらい、部分もあったけど、優しさが溢れていて、和菓子を食べた人は、みんなあたたかい心になっていく…
家族愛も、よかった❗
とっても素敵☺️
なにかを追い求めて行く職人魂を感じました。
おいしい和菓子食べたくなる✨
レビュアー 1666318
とても面白く読みました。
お菓子の船というかわいらしい題名とは裏腹に、骨太の読み応えのある本でした。女性としては珍しい和菓子職人として奮闘する和子に感銘を受け、こころからエールを送りたくなりました。ですがそれだけではなく、同じく和菓子職人の祖父が戦時中、間宮という船でお菓子を作っていたというエピソードがとてもよかったです。思わず間宮について調べたところ、現在も間宮ようかんというのが売っていると知り、食べてみたいと思いました。
和子の今後の活躍を描いた続編をぜひ読んでみたいです。
レビュアー 1065457
登場人物たちの人柄がみんな良い。心地よく読み進められる。
主人公、和子(ワコ)は駆け出しの和菓子職人。ワコがこどもの頃、一度だけ祖父の作ったどら焼きを食べた時見た、「春」と「海」の風景。とても美味しいお菓子を食べた時に風景が見える、ことがある。なぜ、見えるのか。なぜ、「春」と「海」なのか。同じどら焼きを作りたいと願うワコの修業話と並行して、かつて日本海軍の給糧艦でお菓子を作っていた祖父の話が次第にあきらかになっていく。主人公の成長物語でありながら、ちょっとミステリータッチな楽しさのある作品。
レビュアー 1953731
お菓子の話だけでなく、第二次大戦の海軍の話も出てきたので興味深かったです。
和菓子に対して真剣に取り組む主人公に先輩が次第にこころを開いていくのが良かった。
重めのテーマですが、文体が読みやすかったです。
羊羹とどら焼きが食べたくなりました。
メディア/ジャーナリスト 448563
テレビ番組を作っていると、これぞ鉄板という題材がある。
「訳あり店の再建」ならば、元ヤンキーの娘が老舗の和菓子屋を建て直した話が有名。
桶川の老舗和菓子店は、若者の和菓子離れで経営が行き詰まっていた。元ギャルの娘が店に入り、葛を使った「溶けないアイスキャンディ」を開発、それが大ヒットして店が復活するというストーリー。
何度もこすられている話だが、こするたびにけっこう視聴率を稼いでくれる。
別の和菓子店では、重くて甘すぎて全く売れない羊羹を薄くシート状にスライスし、パンに載せて食べるという活用法で店を建て直した女将が有名。これもまたテレビの和菓子鉄板ネタだ。
かように「和菓子」は視聴率を持っている。甘くて敬遠されがちな和菓子だが、実は潜在的なニーズを抱えているのだ。年末にある鯛焼き店に立ち寄ったが、なんと1時間以上の待ち時間だった。
この小説の主人公は和菓子職人を目指す女性。祖父のどら焼きを再現するために調べ始めると、実はそのルーツが意外なところにあったことがわかってくる。
ミステリという感じではないが、しかしちょっとした謎解き風の展開にページを捲る手が止められない。
夜中に読み終わって翌日、もちん和菓子店に行って、いくつか購入してしまった。たまの和菓子、けっこう美味しかった。
レビュアー 1469380
お菓子の船というタイトルから勝手に明るい物語かと思ってました。
しかし内容は戦時中に給糧艦でお菓子を作っていた祖父のどら焼きの再現に挑む勇気ある女性の物語で、戦争の悲惨さに胸が締め付けられる思いでした。思えば戦時中に前線に行っていた親戚は自分が生き残ってしまったこと、あまりにも人間として傷つきすぎて当時のことは語ってくれませんでした。きっと主人公の祖父もそれほどの痛みを負ったのだと思います。
想像もできないような悲惨な場所にお菓子を届ける船は、きっと色々な方の心を支えていたのだと感じました。
主人公が修行する奥山堂のメンバーも性格が良く、再現を手伝ってくれる周りの人たちも素敵なキャラクターでした。
時代ゆえに女性軽視もされますが、主人公の負けず嫌いな性格と、前向きで明るい性格のおかげで暗くなりすぎずお仕事小説としても楽しめました。
あとがきも読み、給糧艦という大切な役割の船があったことを小説にしてくださった作者さんには感謝の気持ちでいっぱいになりました。