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夫妻集 表紙

夫妻集

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刊行日 2026/02/13 | 掲載終了日 2026/02/20


ハッシュタグ:#夫妻集 #NetGalleyJP


内容紹介

結婚して三十年、初めて意識した妻との乖離。
仕事に子育て、中年の夢……。
四組の夫婦が相手に向き合い、乗り越える人生の分岐点。

♢♢♢

娘が婚約者を連れてきた。
他人の分の寿司も遠慮なく口にする、だらしのない男。
娘が選んだ人ならば。自分は、心が広く先進的な父親。そう思っていたはずなのに。

神保町にある出版社、景談社で働く佐原滝郎は、娘の結婚に心が揺らぐ。
「娘が結婚すべきではない」と感じた婚約者は、意外にも滝郎の妻には好印象。
妻もあの婚約者のことは気に入らないと思っていたのに、一体なぜ?
積み重ねてきた夫婦生活の中で初めて見えた、自分と妻の間にあるひずみ。

もしかして、妻と自分はーー。

社内の三組の夫婦の姿を見ていくうちに、滝郎はある決意を固める。
転勤、再婚、中年の夢……。
四組の夫婦が直面する、結婚生活の危機。

連れ添ってきた相手と向き合い、それぞれが出した答えとは?

------------------------------------------
著者/小野寺史宜(おのでら・ふみのり)
1968年千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。2008年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。2019年に『ひと』が本屋大賞第2位に選ばれ、ベストセラーに。著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズや「タクジョ!」シリーズ、『縁』『とにもかくにもごはん』など多数。


結婚して三十年、初めて意識した妻との乖離。
仕事に子育て、中年の夢……。
四組の夫婦が相手に向き合い、乗り越える人生の分岐点。

♢♢♢

娘が婚約者を連れてきた。
他人の分の寿司も遠慮なく口にする、だらしのない男。
娘が選んだ人ならば。自分は、心が広く先進的な父親。そう思っていたはずなのに。

神保町にある出版社、景談社で働く佐原滝郎は、娘の結婚に心が揺らぐ。
「娘が結婚すべきではない」と感じた婚約者は、意外にも滝郎...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
 空白ページは削除して公開しております。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトやSNS等で発売前にレビューを投稿することはお控えください。(SNSにてNetGalleyレビューページのリンクをご投稿いただくことは問題ございません。)

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出版情報

ISBN 9784065426449
本体価格 ¥770 (JPY)
ページ数 356

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NetGalley会員レビュー

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一人娘・楓が彼氏を連れてきた。結婚も視野に入れている彼は大手出版社人事部長・佐原の目にはどう映るのか・・・。
様々な結婚歴の夫婦4組の姿と断章として独身女性作家の姿が描かれる。それぞれの歴に応じて様々な局面の中で示されるのは絆の在り様であるが、それはお互いへの愛情が根底にあるのと同時に、夫婦が「最も近い赤の他人」同士で且つ「同一」人物ではないという事実を突きつける物であり、、安心と不安を同時に感じさせる。それぞれがそれぞれの決断を下し結末を迎えるも、関係性は続くものとみなされているのが温かく人の在り様そのもののように思える。
時代が変わり、価値観がうつろいつつも、根底にあるものの大切さに気付かせてくれる物語。

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夫婦関係だけではなく、本好きの視点でも楽しめました。
人の名前にルビがあっても、つい自分の読み方で読んでしまう時もあり申し訳ない感じ。
夫婦関係は周りから見て円満でも実はそうじゃなかったり、いつまでたっても仲良しだったり、さまざま。今回出てきた夫婦も結末が予期せぬものだったりもしましたが円満で温かい人たちでした。
途中に挟む作家さんの章もなかなかのスパイス。
結婚に良い印象を持っていない若者、本が大好きで編集にも興味がある人に読んで欲しい。

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日常の何気ない光景や人々の繋がりの温かさや優しさを描けば天下一品の著者の最新作は何と4組の夫婦とこれから夫婦になろうとする二世世代が一組、そして不倫歴のある気鋭の女流作家。まあ、何という取り合わせ。これを見事に美味しく料理した著者は流石ですね。誰が主人公なのだろうか、と迷うほどどのキャラも引き立ち輝いている、私は同世代感から佐原滝郎さん推しだが、読む人により異なるだろう。みんな、そのキャラの立場になって考えながら読む。ステキ過ぎます。

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すでに単行本で読んだ作品でした。
独身なので楽しめるのかな…と思っていたものの、会話劇が面白くてあっという間に読み終わった作品です。
当たり前ですが夫婦っていろんな形があるのだなぁと勉強になりました。出てくる旦那さんたちが素敵な方ばかりです。小野寺先生らしいほっこりした物語でした。

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大手出版社に勤める4人のそれぞれの夫婦の物語。新婚夫婦に熟年夫婦、別居、離婚、再婚。色々な夫婦の問題や形があって面白かった。一番近い他人とも言える夫や妻との関係は、身近でありながらそれぞれ違っていて、どの夫婦にもドラマがあるのだなと思った。小野寺さんらしい読みやすい本でした。

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佐原夫妻と足立夫妻の話が印象に残りました。

佐原夫妻の話は、娘の結婚相手で一番嫌なタイプだと思いました。
話し方や何者かよく分からないところが怪しいと感じたため、私が親なら娘のことがとても心配になるなと思いました。

足立夫婦の話は序盤から驚かされ、続きが早く読みたくなるお話でした。
文中に何度も鮭の言葉が出てきたので、鮭を食べたくなりました。
また、食べ物の描写が多かったのが良かったです。
遠距離結婚という題材があまり見たことがなかったので新鮮でした。
赤ちゃんの話のところでは、自分の息子を産んだときのことを思い出して思わず顔がほころびました。

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なんか読んだことあるなと思ったら単行本で既読でした。とはいえやっぱり忘れてるところもありなんやかんや新鮮で。

登場人物の中ではやっぱり作家の小倉さんがいいなぁと思ってしまいます。出版社の面接でここで落とされても作家としてここへ来ますと言えるくらいの尖がないとやはり成功しないんだろうなと。
小倉さんとの繋がりでは人事部長のやり取りもこれもまた普通にありそうだなと。

4 stars
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よしっ ちいさなガッツポーズ。 
気づいたらすぐそばで「よかったじゃん」って言ってくれる人がいた。
どれも終わりにしない。
結婚や転勤や出産や離婚、人生曲がり角、岐路だらけを迷いながら決意してゆく。

人事評価の基準の会話や入社面接での落としどころ
男のぼやき だっただった節
漢字のなかに風が入っている名前
おれおれ目線 そんなに偉いか出版社
書評家への一家言 
惹かれた理由 防災用品を取り扱う会社員の志望動機
見たい風景 副部長が学生時代再来の趣味を始めたお披露目ライブ
粋な味を魅せるバーのマスター
社員ではない生き方のそれ以上に本気感、参ります。

「人間が経験する一番大きい環境の変化でしょ」が結婚ではなかった。
「会社も仕事も好きなんですよ」働くひとへ小さな小旗を振る。
「書く人は、書きますよ。どんな状況でも書きますよ」覚悟を決める。
本はいいなあ。

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佐原さんは出版社の人事部長です。彼の娘が、将来結婚したいと思っているという男を家に連れて来ました。どんな男かと思っていたら、なんだかパッとしない奴なんですよ。どうも印象が悪くて、「あんな男と」なんて思っていたのに、妻はけっこう好印象だったらしくて、意見が合いません。娘からは「お父さんの態度が悪かった」って言われて、どうやら嫌われてしまったようです。

 同じ会社に勤める人たちと配偶者の話がいくつか登場します。新婚なのに奥さんの転勤が決まってしまった話。シングルマザーが年下の彼と付き合う話。突然夫が植木職人になりたいと言い出した話。どのシチュエーションも、誰にだって起きるかもしれない話です。

 それぞれ、自分に起きた「事件」のことを考えてモヤモヤしています。それを誰かに話してみたいんだけど、その誰かが難しいんですよね。意見は言わずに、ただ聞いて欲しいという事をわかってくれる人、そういう人っていそうでいないんだなぁ。

 夫婦って、そもそもは他人だってことを忘れてしまって、ある日突然、その違いに気がついて驚くってこと、夫婦あるあるです。小野寺史宜さんだからこその夫婦たちの話だなぁって思いました。

 今回も「三つ葉エール」が出てきたり、小説が映画化された時の俳優として百波と春行の名前が上がっていたリ、他作品とのリンクも見つけましたよ。

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組み合わせの数だけ愛があり憎があり、優しさがあり、強さがある。それは混ざり合うものではなく積み重なるものです。夫婦ってなんだろうって思う。自分にとっては親くらいしか毎日観ることはない。試しに先輩に聞いてみたりしたけれど、新婚でも修羅場は発生するらしい。友だちから恋人になり夫婦になる。変わってるんだろうか。友だちだとしてもずっと仲良く、気の置けない仲なら夫婦よりも知っていることもあるだろうし、恋人時代がなんだかんだ一番うまくいっていたみたいな話もよく聞く。でもそれでいいんだと思う。それでよくて以上とか以下でもなくて。そのまんま。すーっとずーっと続くんだと思う。

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夫と妻の形も様々だ。
どの夫妻の話が自分たちに近いだろうか?
それぞれ「あ、すごくわかる!」という部分もあるし、「そうだったなー」と過去を振り返ったり。
将来こういう問題が起こるかもしれないと思ったり。
読んでいてとても寄り添ってくれる作品だと思った。

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「楓ちゃんが結婚するのは楓ちゃん自身の権利です。楓ちゃんだけが持つ権利です。親は何の権利も持ちません」
売れないお笑い芸人と結婚すると言う娘をもつ夫婦。

円満離婚をする夫婦、学生時代の同級生と結婚した夫婦や8歳上の姉さん女房の連れ子婚などそれぞれの苦楽や葛藤を描いた物語。

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面白かった。もっと不穏な夫婦も出てくるのかと思ったけど、みんな最後は良い方向に進んだ。でも中でも佐原夫婦が、ものすごく将来の自分なら…となり他人事とは思えなかった。一人娘との三人家族。まだ娘は小学生だから早くても15年くらい先のことだと思う(思いたい)。基本的に「娘が選んだなら」と思うし、自分より妻の選択を全面的に信じてる。でも、自分一人が「無し」と別れた時どうなるだろうか。妻と娘を信じる自分でいたい。

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