グッドサービス! 特別お客様相談室・十南幸助
嶋戸悠祐
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刊行日 2026/02/16 | 掲載終了日 2026/02/20
ハッシュタグ:#グッドサービス特別お客様相談室十南幸助 #NetGalleyJP
内容紹介
家電量販店でおこる謎を「カスハラ対策室」の二人が解き明かす!
≪心に電気をつけるお仕事小説!≫
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著者/嶋戸悠祐(しまと・ゆうすけ)
1977年北海道旭川市生まれ。北海学園大学卒。2010年に『キョウダイ』が島田荘司選 第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作となり、デビュー。他に『セカンドタウン』(講談社ノベルス)『裏家電』『漂流都市』(すべて講談社)がある。
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★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065425756 |
| 本体価格 | ¥1,750 (JPY) |
| ページ数 | 269 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
図書館関係者 1038994
お仕事小説でありながらミステリー要素も含んでいて楽しく読ませていただきました
寒川さんのキャラが大好きでした。空気を読まずにパフェを食べるだけの若い女の子だと思いきや、実は観察力もあり毅然とした態度でカッコいい
電機屋さんの裏も知れて、売り場スタッフの知識量にも驚きました
だんだんチームになっていく4人の活躍に心が熱くなりました
私も思い込みを止めて柔軟に考えていきたい
クレーマー対応だけではなく、寄り添って解決してくれるところも、この特別室ならではの良いところです
レビュアー 1469440
野球のやの字もないけれど
戦力外通告を受けた選手が、9回裏に総力でガッツポーズを手中にした。
サヨナラ逆転ホームランではない。
致命的なミスを犯し、チームを去ろうとした時
「チャンスは等しく与えられるべき」と残留を進言した指導者がいた。
致命的なミスを目撃した後輩は、真実を前に肩を震わせていた。
凡ゴロをチームを一つにする途中経過は、日ごろのトレーニングの賜物。
語学に長けた優れ者、元県警、スィーツ大好き、そして。
事実がある。背景を想像する。信頼を得るための努力の骨頂。人間力と行動力が並外れた新チームの成長。
因みに本書 家電量販店の裏の裏の物語
いつものコーヒーショップも必然
仕事って、何をするかも大事だけれど、誰とするかも重要。
メディア/ジャーナリスト 448563
家電量販店をテーマとする作品を描き続けている作者の新作。
今回は家電量販店の強力クレーマーに対処するための特別お客様相談室が舞台。
前に「スーパーの上手な裏ワザ利用法」みたいなテレビ番組を作ったことがある。
その時にある地方スーパーでロケをさせてもらった。放送後、番組の仕上げに関してスタッフにクレームが入った。ロケ前にスタッフがしたある約束が守られなかったというのだ。私はプロデューサーという責任者として対処することになった。スタッフを信用しているので「うちのスタッフはそんなことは約束していないと言っている」と聞いた通りを先方に話した。
するとスーパーの店長はスピーカーを取り出し、ある電話の音声を流した。ロケの交渉時にADが店とやり取りした一部始終だった。たしかにそこではADかせ店にある約束をしていた。参った、完敗である。ADがその場凌ぎで嘘をついていたのだ。当然、私は深くお詫びをすることになった。
なぜロケ交渉の通話が残されていたのか。聞けば、スーパーにはクレームの電話が多くかかってくるので、全ての通話を録音し、かなりの期間保存しているのだという。だからロケ交渉時の通話も残っていたというわけだ。
日本人はおとなしい人が多いので、面と向かってクレームを訴える人は少なかった。
ネットが発達して、クレームはSNSで晒されるようになった。電話で寄せられたクレームの多くは無視されたり、当事者間で解決され表に出ることはないが、晒された事実は炎上する。実に恐ろしい時代だ。
だからクレーム対応は企業にとって死活問題になっている。まさに時代の求めているテーマ。
この本では特別お客様相談室で働く主人公の活躍をミステリタッチで描く。
なぜこんなクレームが寄せられたのか、相手は本当に悪質なクレーマーなのか、その訴えの背景、裏側には何があるのか。
まさに時代の一面、非常に興味深い。
最近は、メーカーからの派遣店員のいない家電量販店が人気なのだという。メーカーからの派遣店員はどうしても派遣元のメーカーを薦めがちで、だから嫌がられる。
そんな家電量販店の様変わりも描いていってほしい。
レビュアー 1564344
家電量販店を舞台に繰り広げられる謎解きお仕事小説。メンター要素たっぷりの頼れる統括部長榊原、北海道警察の元捜査一課長の童門課長、何事にも動じずあっけらかんとした性格で主人公を支えるパフェ好きの寒川、そんな個性豊かな〈カスハラ対策室〉のメンバーと共に、若き係長十南幸助の爽やかな活躍が描かれる。初めこそ暴力事件を起こして自宅謹慎という穏やかではないスタートだが、それも充分納得出来る理由があるのでまずはご安心あれ。あまり窺い知れない家電量販店の内情と共に、各店舗のお困り事をチームワークで解決していく様が見事で軽快に読み進められる。多少現実離れした展開も否めないが、快刀乱麻の如く事件を解決していくので爽快感が得られる。タイトルにお客さま相談室とあるが、悪質クレーマーを打破する話ではなく、店舗に勤めるスタッフの悩みに焦点を当てているのがこの作品ならではの魅力だった。
レビュアー 781279
最近お店や病院に行くと、こういう行為はカスハラに該当しますという事例のポスターが貼ってある。しかしそのポスターの前で、該当しそうな言葉を発している人を見かけてしまうことがある。
だから、この物語の【カスハラ対策室】もこういう困ったお客さんに対することについて書かれているのかと思ったら全然違った。
著者らしい家電屋でのお仕事ミステリとなっている。
カスハラ対策室が対応するのは様々な問題だ。店員さんだけでなくお客さんが抱える問題にも踏み込んでいく。
店員さんは自分なりに対応しようとするが、解決しきれず店の対応としてはアウトになりそうなこともしてしまう。
だが店員さんは真摯に対応しているからこそ悩み、誰にも言えないことをカスハラ対策室が対応してくれる。読後感がとても爽快だ。
カスハラ対策室のメンバーのキャラも良かった。
特に、寒川さんが好きなので、これからの活躍もぜひ読んでみたい。