ギアをあげて、風を鳴らして
平石さなぎ
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刊行日 2026/02/26 | 掲載終了日 2026/04/30
ハッシュタグ:#ギアをあげて風を鳴らして #NetGalleyJP
内容紹介
第38回小説すばる新人賞受賞作。
小学四年生の吉沢癒知は、宗教団体「荻堂創流会」の近畿支部で「降り子(=創父の生まれ変わり)」として信徒から崇拝されていた。幹部の母からは、神聖な身体を持つ者として食事や他者との触れ合いを厳しく制限されていたが、自分に寄せられる信徒の信仰心や日々の「儀式」に抵抗をおぼえはじめていた。そんな癒知の前に現れたのは、家庭の事情で何度も転校を経験している渡来クミ。引越し当初、近所を散策中に見かけた「めっちゃきれかった」癒知に興味深々。ある日、学校のトイレで遭遇したことをきっかけに、ふたりは距離を縮めていく。そして繋がりを持ったのは癒知とクミだけでなく、母親同士も親交を深めるようになり……。
【著者略歴】 平石さなぎ(ひらいし・さなぎ)
1997年京都府生まれ。大阪府在住。本作で第38回小説すばる新人賞を受賞。
出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784087700428 |
| 本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
| ページ数 | 256 |
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NetGalley会員レビュー
図書館関係者 603863
新しい作家さん、とても期待が持てると思いました。
いわゆる「宗教二世」を扱った作品が増えてきていますが、本作は宗教団体の「降り子」として育てられた10歳の少女ゆちと、夫婦の不和の最中にある同級生クミの物語。
ゆちは教戒によって母親から触れてもらうことができず、しかし宗教儀式で自身の裸の腹部を信者に触らせねばならない。
クミは楽しい家族だったのに母親がウツで寝込んで父親はそれを不満に感じて離婚寸前という状況。
この二人のキャラクター設定と状況設定がとても巧みでリアル。
特に、「10歳の少女」同士というところが良かったポイントです。
ゆちの母は宗教団体の幹部でもあり、クミの母に接近していく・・・という展開もリアルでした。
最後はどうなるのかハラハラしながら読み進めましたが、やはり、そのあたりまでか、という感想です。
どう転んでもうまく行きそうにないので、まあ、そうだよね、としか言えないのですが。
今後どんどん素晴らしい作品を生み出してくれそうな作家さん、大いに注目していきたいです。
図書館関係者 1694122
宗教って人を不幸にするものではダメでしょう。まして子どもに辛い思いを強いるなんて!自分の力でどうすることもできない、何も選べない。そんな中でゆっちとクミは抗う。友のために何も恐れず行動する姿に胸が熱くなりました。ずっとずっと二人で走り続けてほしい!