今日もぼーっと行ってきます
中島 京子
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刊行日 2026/02/03 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#今日もぼーっと #NetGalleyJP
内容紹介
直木賞作家のお散歩エッセイ。
情報や仕事、雑事に追われる日常生活から離れ、気持ちのいい空間を、ただひたすらぼーっと散歩したい。野鳥公園に天文台、植物園、水族館、美術館。大山詣りに雨の梅園、時にはフェリーに乗って、あるいは天然の冷蔵庫、石の採掘場へ。日本地図を作った歴史的人物に思いを馳せたり、ハイキングをしたり。ささやかなお土産を買い求め、銭湯に入り、居酒屋で一杯。極上のお散歩エッセイ。
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【目次】
われわれはみな川鵜にならうべきだ 東京港野鳥公園
林と野原に出現するスペースファンタジー 国立天文台三鷹キャンパス
山上から眺める海、そして風呂と富士 大山阿夫利神社
植物と友だちになれる場所 小石川植物園
雨の梅園で歴史に思いを馳せる 池上梅園
一身二生は人生百年時代の夢? 伊能忠敬記念館
「やぐら」と「シャガ」 鎌倉ハイキング
小湊鐡道の謎に迫る 市原湖畔美術館
地球の神秘に触れる天然の冷蔵庫 大谷資料館
行って帰ってくるだけで 東京湾フェリー
回遊するマグロと東京の未来 葛西臨海水族園
著者紹介
中島京子 1964年、東京都生まれ。2003年『FUTON』で小説家デビュー。10年『小さいおうち』で直木賞、15年『かたづの!』で河合隼雄物語賞、歴史時代作家クラブ作品賞、柴田錬三郎賞、同年『長いお別れ』で中央公論文芸賞、20年『夢見る帝国図書館』で紫式部文学賞、22年『ムーンライト・イン』『やさしい猫』で芸術選奨文部科学大臣賞、同年『やさしい猫』で吉川英治文学賞を受賞した。他に『眺望絶佳』など著書多数。
出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784041159712 |
| 本体価格 | ¥2,200 (JPY) |
| ページ数 | 240 |
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NetGalley会員レビュー
レビュアー 1469440
悔しかったこと 東大生協天文台店の閉店
食べるべしリスト 鎌倉でベトナムのフォーと駅近くのジェラート
乗るべしリスト 小湊鉄道
なんか好き ホンビノス貝
なんか好きその2 チーズナン4枚をテイクアウトしたおじさんの常連観
びっくり! 年に一度のペリー祭り。ペリーは大谷翔平より背が高い
新発見 中島京子さんの食レポの旨さ
肝に命じた 伊能忠敬を知らずして労苦を語るな
わかる~ 「街歩きの締めは居酒屋に限る」
気持ちが動けなくなった言葉 星斗欄干たる時
たくさんの見たことのない面白いだらけだった
携帯を見なければ、その時間はぼーっと時間に換言できる
求めよさらば与えられん
レビュアー 530109
『ぼーっとするためには、いくつかの重要な条件があることに気づいた。
1. 空間的な広さ
2. 人間が多すぎないこと
3. 疲れすぎないこと』
ぼーっとしようとしに行ってるのに、予定を細かく立てて疲れちゃったら本末転倒です。行く先だけ決めて、そこで見つけた説明板を読んで「そうだったんだ~」って思うくらいがいいんですよ。でも、その内容からご自身の教養があふれ出て、違う所へ妄想が膨らむところが、さすが作家さんです。
野鳥公園、天文台、植物園、水族館、美術館。大山詣り、梅園、石の採掘場、などなど、ちょっと思い立ったらすぐに行けそうな場所で、のんびり「ぼーっと」する。近くを散歩して、地元のおいしいものを食べて、お土産を買って帰る。こういう小さな幸せを見つける旅を、わたしもマネしたくなりました。
レビュアー 1114213
「学校でひとりも友だちができなくても、一本の木と友だちになっておけば、人はさみしい思いをしないものだ。どこにある何の木でもいいから、この木と決めて、友だちになるといい」
WEBで連載されたお散歩エッセイ。
国立天文台や鎌倉ハイキング、小湊に行かない小湊鉄道の謎など中島さんが見聞きしたものをつづった一冊。
レビュアー 1604179
雨の中の梅の花がいかに美しいか。池上梅園や小石川植物園などを散歩し、春の訪れを体感できる。ぼーっとすることって意外と大事かも。大切なことを思い出したり、愉快なことを思いついたり、悩みが消えていったり。11の日常が丁寧に記されている、中島京子さんの感性豊かなエッセイ。身近なところにあるほっとできる場所。ゆっくり歩いては立ち止まり、作者と一緒に小旅行をしているよう。スマホから開放されて街に出かける楽しさを再発見。夕日が沈むと切なくなって、夜空の星に照らされて、朝日を探し歩いている。思いのままに咲いていたいな。
出版事業関係者 2014287
本書は、「ぼーっとする」という行為を、単なる怠惰ではなく“創作や自分自身を取り戻すための行為”として描いている点が印象的だ。
ストレス社会の中で「役に立つ」「おもしろい」を求められ続ける日常から一歩引き、あえて“目的をもたない時間”に身を置くことの価値が静かに伝わってくる。
寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』が出た1967年には、書物が今のスマホのように世界を占領していたのかもしれない。
現代ではネットに没頭しすぎることで陰謀論に染まったり、熱中しすぎることで偏る危うさすらある。
その対比からも、著者が提案する「ぼーっとする」は極めて現代的な必要性を帯びて見える。
作中の小石川植物園の描写や、カイザースラウテルン広場の話は、東京の中にまだ“高いビルが視界に入らない場所”が残っている驚きや、読者自身の生活とリンクする発見の楽しさがあった。
読みながら、自分の人生の一場面と重なる瞬間があるのも魅力だ。
また、伊能忠敬の家訓をきっかけに、“何かがふと心に入ってくる瞬間”への興味も生まれた。
ぼーっとするからこそ届く言葉や想像があり、それ自体が創造の源になるのだろう。
今回は仕事の合間に読んでいたため、ぼーっとする感覚には浸れなかったが、だからこそ「本来はこういう読み方をしてはいけない本なのだ」と気づかされる読書でもあった。
レビュアー 781279
ひたすらぼーっと散歩したい。
ぼーっとするために、東京近郊からお出かけするお散歩エッセイ。
ぼーっとするということは案外むずかしい。
だからこそ、自分の気の向くままこんなお散歩できたらいい。
川鵜を眺め、植物と友達になり、伊能忠敬に思いを馳せる。
もうそれだけでも十分楽しそうだ。
SNSの情報に触れることなく、ネット上の根拠ない過剰な情報を断つということにおいては、ぼーっとすることの効用は大きそうだ。
特別な場所に行くだけでなく、いつもと違う風景を見て、風を感じ、雨のなかに咲く梅を見に行ってみる。ぼーっとできる場所は案外近くにたくさんある。
本もスマホも手放して、こんなぼーっとできるお散歩がしたくなりました。
レビュアー 1246685
中島京子さんのエッセイ 小説とは違う一面を知ることが出来、とても面白かったです。
最初のお話に書かれている中島さんの「ぼーっとする」の定義は「ただ、ぼんやりと、なにをするでもなく過ごす」
最初の場は【東京港野鳥公園】ここでただただ野鳥をみてぼーっとする。
鳥、それぞれの描写も綺麗でカワセミの姿が見えてきました。
国立天文台、伊能忠敬記念館 あ~、行ってみたいなぁと思う場所がいくつも。
私の地元、鎌倉、金谷港からの東京湾フェリー、そうそうあそこ行ったんですね、とそれも楽しめました。
気が付けば、名所旧跡をみて、美味しいもの食べて、お買い物をして・・・と結構ハードに動かれていましたが、気持ちがぼ~っと出来ればそれは旅の目的としては正しい。
中島さんが訪れた中にいくつか行ってみたい場所が出来ました。