10分後にココロに効く アオハル ショート ストーリーズ 気になるあの子
編/日本児童文芸家協会 作/如月かずさ、額賀 澪、長谷川まりる、光丘真理、緑川聖司、村山早紀、吉野万理子、夜野せせり、令丈ヒロ子 装画/tabi
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刊行日 2026/03/13 | 掲載終了日 2026/03/23
ハッシュタグ:#10分後にココロに効くアオハルショートストーリーズ気になるあの子 #NetGalleyJP
内容紹介
多感なYA世代の等身大の青春を 9 人の作家が描く、アンソロジーシリーズの第2弾!
登場人物たちの葛藤や成長を通して、YA 世代の多感なココロに深い共感を届け、1話 10 分で楽しめる「10 分後にココロに効く」9篇の短編読みものです。
YA 層の読者を得意とするベテランから現在注目を集める児童書作家、さらに、青春小説で定評のある人気と実力を兼ね備えた文芸作家の9作品が、YA 世代を読書の世界へと誘います。
シリーズ第2弾は、3月刊『気になるあの子』。
この気持ちは、友情なのか、恋なのか、それともまったく別の感情……? 気になる誰かへの思いでいっぱいの心に勇気をくれる9つのショートストーリー。
参加執筆者/如月かずさ、額賀 澪、長谷川まりる、光丘真理、緑川聖司、村山早紀、吉野万理子、夜野せせり、令丈ヒロ子(敬称略)
今回公開するのは、夜野せせり作「雨粒リズム」、額賀 澪作「ギブアンドテイク」、長谷川まりる作「相合い傘に入るまで」の3作品です。
出版社からの備考・コメント
発売前の大切なゲラを公開させていただいております。作品と著者を応援してくださる方のリクエストをお待ちしております。
なお、これから楽しみにされる読者の方のために、ネタバレのないレビューをお待ちしております!
*校了前のデータを元に作成しております。刊行時には表現など異なる場合がございますので、ご了承ください。
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おすすめコメント
誰かへの想いでいっぱいのキミに——。
アオハルを駆け抜けるYA世代へ
ココロの声に寄り添う
9つのショートストーリー。
誰かへの想いでいっぱいのキミに——。
アオハルを駆け抜けるYA世代へ
ココロの声に寄り添う
9つのショートストーリー。
出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784577053942 |
| 本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
| ページ数 | 208 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
教育関係者 645139
《気になる誰かと、気づいていなかった自分に出会う物語》
🌈シリーズ第2弾より、3作を読了。
第1巻の“攻め”の印象とは少し異なり、今作はより地に足の着いた感情の掘り下げが印象に残った。
尖らせるのではなく、心の揺れを丁寧に追う構え。
YAという世代の「今」に、まっすぐ向き合う姿勢を感じる。
⸻
■『雨粒リズム』 夜野せせり
周囲の言葉に揺れ、自分の才能を疑い始めた花音。
人目を気にするうちに、「楽しむ」ことを忘れていったのだろう。
吹奏楽部をやめたのは逃げではなく、自分を守るため。
それでも、ドラムへの熱は消えていなかったはず。
練習音を耳にするたび、歩くリズムが自然と重なるから。
絶対的な自信を持つ榎本の練習を目撃したとき、花音はその笑顔に光を見た。
「楽しむ」ことを思い出した瞬間、花音はリズムに身を委ね、音楽とひとつになる。
自分が音楽になった、その瞬間。
花音の「気になるあの子」がもたらしたものは――
⸻
■『ギブアンドテイク』 額賀澪
相手に喜んでもらうことで、自分の気持ちを証明したい。
その思いで動いてきた美優。
けれど気づかぬうちに、彼女は自分の気持ちに囚われ、相手の姿を見失っていたのかもしれない。
そんな美優を見てきた琴音。
親友だからこそ見えるものがある。
親友だからこそ、踏み込めないこともある。
それは〈心のギブアンドテイク〉なのか。
それとも〈ギブアンドギブ〉の連鎖なのか。
琴音の選んだ行動は、
ただ優しいだけではない“本当の親友”の姿だった。
琴音が「気になるあの子」に贈るクリスマスのプレゼントに込められたものは――
⸻
■『相合い傘に入るまで』 長谷川まりる
雨の日だけ、バスに乗る〈彼女〉。
そこに乗り合わせる、名も知らぬ〈彼〉。
彼女の視点と彼の視点が、行を空けずに交互に語られる構造は、まるで触れぬまま呼応し続けるデュエットのよう。
相手の些細な変化を見つめ、その背景を想像し、知らないふりを続けながら、心だけが近づいていく。
やがて、その語りは「パ・ド・ドゥ」へと向かう。
言葉を交わさぬまま縮まる距離。
雨の日の空気に包まれながら、二人が相合い傘に入るその瞬間を、祈るように思い浮かべた。
互いに「気になるあの子」の、その先へ――
⸻
今回読んだ3作は、“誰かを気にする”というささやかな揺らぎを、それぞれ異なる角度から描き出していた。
残る6作がどのような色を見せてくれるのか。
そして、全体の輪郭がどう浮かび上がるのか、とても楽しみ。
レビュアー 1469440
自信はない。自己肯定感の低さには自信があるかもしれない。
そんな世代の物語を今回三作読ませていただいた。
出会う人の数が増え、自分の意思で動ける行動範囲も広がり、
生きる土壌も変えることが出来る。
終るんじゃない。終わらせた。そしてはじめる。
句読点の物語。
私事、読書中、とある曲を脳内で奏でていた。
それは家族の卒業式の最後、卒業生退場の場面で
吹奏楽部が演奏した楽曲だった。
震えた。
大きすぎる震災を経験し、
それでもそれでも、上の大会に出場した吹奏楽部の音の粒。
卒業生全員がいま此処に集える奇跡、
先しか見えていない背中、ひとりずつ歩き出す迷いなさ。
とある曲は、槇原敬之さんの「林檎の花」という。
白鳥たちの飛び立ちの助走を見かけるこの時に
帯同させたい作品たちである。
レビュアー 781279
YA世代の青春を描いた短編集。
1話10分で読めるというところがいいですね。
私は読むのが遅いのですが、公開されている3話とも10分以内で読み終えることができました。
「気になるあの子」と聞いて思い浮かべる相手はいるでしょうか。
その「気になるあの子」はいったいどんな子なのでしょう。
恋する気持ちなのか、友情なのか、憧れなのか、あの子のことをたくさん考えて、あの子に笑顔でいてほしい。そんなアオハル世代の気持ちがぎゅっと詰まっています。
公開されている3話とも好きです。
あの子のことを考えて、ちょっと心が苦しくなることもあるけれど、自分の気持ちを伝える大切さを感じました。
等身大のYA世代の葛藤は、世代関係なくココロに響く物語になると思います。
レビュアー 946550
読みやすく、そして心がふるえる、青春の「もどかしさ」と一歩踏み出す瞬間の「輝き」が詰まった素敵な短編集でした。
自分の殻に閉じこもっていた主人公が、ある出会いと「リズム」によって解き放たれていく物語。好きなものを好きでいる自由さがいい。
親友の歪な関係に「それは違う」と声を上げる物語も現代を反映していて、とてもいい提案をしている。本当の優しさや対等であることの意味を深く考えさせられます。
そして、互いに相手の正体を勝手に妄想し合っていた二人が、ある偶然から素顔を知るエピソードは、勘違いが解けた後の初々しい空気にニヤニヤしてしまいました。
どのお話も、読み終えた後に心が少し軽くなり、友達との時間が愛おしくなるような温かさがあります。短い時間で読めて、前向きな気持ちになれる一冊です。他の作品も読みたいので、刊行を楽しみにしています!
図書館関係者 1038994
YA世代に丁度いい作品。
読みやすいので時間が無い時でもサクッと読めて心が軽くなる。
額賀さんの作品。親友だからこそ感じる違和感を、言うべきか言わざるべきか。悩むけど、きちんと言えたところに友情を感じた。そして受け入れた相手にも。恋すると周りが見えなくなる時がある。そんな時に気付かせてくれる存在は大切。
恋だけじゃなく、気になる人たち。誰にでもいるからこの作品も共感できるものが多い。
レビュアー 1049450
「気になるあの子」という共通のテーマのもと、9名の作家がそれぞれの視点で描いた短編集。
その中から三作を読んだ。
「気になるあの子」は、同じクラスにいながら一度も話したことのない子だったり、ボーイフレンドに振り回される親友だったり、通学バスで見かける他校の生徒だったりと、作品ごとに姿を変える。同じテーマでありながら、その描き方や距離感に作家それぞれの個性が表れているのがおもしろい。
どの作品にも、等身大の中学生の揺れ動く気持ちが丁寧に描かれており、自然と物語に引き込まれた。
「青春」という言葉にはどこか気恥ずかしさが伴うけれど、本作を読んでいると、まさに青春そのものだと思った。