ふつうの家族
辻堂ゆめ
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刊行日 2026/03/16 | 掲載終了日 2026/03/18
ハッシュタグ:#ふつうの家族 #NetGalleyJP
内容紹介
≪最注目作家・辻堂ゆめ最大風速更新! 令和の家族小説の決定版がついに登場。≫
大停電の夜、玄関で倒れた見知らぬ青年。
意識不明の彼は何者なのか?
招き入れたのは誰?
桜石一家には、全員裏がある。
「あなた」も「私」も、みんな嘘をついている。
「ふつうの家族」に隠された秘密。暗闇の中、照らし出される「過去の記憶」。
湘南の地に一戸建てを構える桜(さくら)石(いし)家。
何か特別なところがあるわけではない、絵にかいたような「ふつうの家族」の、はずだった。
ある嵐の夜、停電した桜石家に現れたのは一人の若い男。
高熱をだして倒れ込んだ男は家族の誰かが引き入れたに違いない。
誰が、なんのためにこんなことをしたのか?
家族が互いに疑念を募らせていくうちに、それぞれ家族には言えなかった「秘密」があぶり出されていく――。
四国新聞、大分合同新聞、愛媛新聞、神奈川新聞、千葉日報、沖縄タイムス、山梨日日新聞、秋田魁新報、北日本新聞、福井新聞に連載され、多くの読者の心をつかんだ、令和の家族のカタチ。
読み終えたとき、あなたも私も、みんな家族に秘密をうち明けたくなる!
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著者/辻堂ゆめ(つじどう・ゆめ)
1992年神奈川県生まれ。東京大学卒。第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、『いなくなった私へ』でデビュー。
2021年『十の輪をくぐる』で第42回吉川英治文学新人賞候補、2022年『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞を受賞した。
他の著書に『コーイチは、高く飛んだ』『悪女の品格』『卒業タイムリミット』『あの日の交換日記』『今日未明』など多数。
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★★★
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出版情報
| ISBN | 9784065363348 |
| 本体価格 | ¥2,350 (JPY) |
| ページ数 | 472 |
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NetGalley会員レビュー
図書館関係者 603863
地方紙に連載されていた新聞小説ですが、連載時に読んでいなかったので初めてでした。
猛烈な台風の日に玄関に倒れていた若い男性を軸に、家族それぞれのストーリーが語られます。
読みやすく、わかりやすく、リアリティーもあり、さすがの筆致。
全員のターンが終わったところでラストがどうなるかは見通せてしまったのですが、飽きずに読了しました。
やはり若干ご都合主義な納め方だと感じましたが、まあ、無理というほどではなく・・・。
もう家族小説までお書きになるようになったのか、と、作家さんの成熟を感じた作品でした。
書店関係者 1658497
普通に幸せそうな4人家族の前に現れた謎の青年。
台風到来で家に閉じ込められた4人家族。誰にも言えない秘密が明らかになってゆき胸がざわつく。
丁寧に細かく書かれた学校、職場、家庭での出来事が私自身の後悔や迷い、不安と重なり人ごとじゃない感が押し寄せてきました。
つらい場面もあるけれど、それぞれのキャラが面白く立ち回る姿に救われる。
互いに全てを知らなくても、家族として信頼し、程よい距離感を保つ関係は素敵だ。
人生色々あってもみんなで朝ごはんを食べる。無条件に安心してしまう瞬間だと思う。
終盤涙が止まらずも、読み終えた後の爽快感がたまりませんでした。
できることなら、彼らのこの先にもうちょっと触れていたい。
楽しい作品をありがとうございます。
書店関係者 681228
おそらく周りに聞いたらきっと皆が「ごく普通の平和な家族」というであろう彼らのもとに、ある嵐の日現れた謎の青年。彼をきっかけに見えてくる「ごく普通の平和な家族」の“そうじゃない”部分…そして青年の正体と、嵐のあとの彼ら。
もう、めっちゃくちゃ面白かったです。すでに来年の本屋大賞に推したい気持ちでいっぱいです(気が早すぎる)。そうなんですよね、他人からは見えない部分がたくさんあるのが「当たり前」で、「普通じゃないのが普通」ですよね。私自身だって抱えていることはありますし、きっと私の家族にだってある。身内が亡くなったあとに聞いた全然知らなかった話もある。それでもこの家族、好きです。多分皆好きになると思います。
貴方はこの家族の「誰」に共感しますか?と読んだ人に聞きたくなる。青年の正体にうっすら気づいてからのクライマックスが胸に突き刺さってからの、読み終えた後の清々しい気持ちは、是非多くの読者に味わって頂きたいです。
図書館関係者 1920058
タイトルや設定からして、「怖そう。いつどうなるんだろう?」と登場人物と一緒にドキドキしながら読みました。時代の変化についていけない父の煩悶、女性であるがゆえに諦めざるをえなかった母の屈託、睡眠を削られ仕事に追いつめられる兄の苦しさ、ただ一つ選んだはずの道から外れてしまった妹の憂鬱。どれも共感できる話なのに、それぞれが抱える辛さゆえに、抱いてしまう秘密。台風による密室状態で珍しく家族4人が揃ったところに、不審な闖入者。これだけで既に怖さ満点。台風一過の青空の下、穏やかで、それでも昨日までとは違う日常を迎えることができて、ホッとしました。
出版事業関係者 869218
それぞれ思い描いていた家族の形が少しずつ合わさっていくようなもどかしくも新しい家族小説でした。
一つずつ影が明るくなるような物語の中で、固定概念みたいな試練と怠慢みたいな試練があってどちらも日々感じることが多くて焦燥感があった。
正解なんてないくせに追い求めることをあきらめきれない。
みんな明るく外に飛び出すような未来がきっと待っている。力強く押し出すような反面、こんなに現実はうまくいくんだろうかと一抹の疑問も残しつつ。
それでも本作の良さはその真っすぐさにあるように思う。雨の中で傘をさして水音で周りの音がかき消されるようだった世界をみんなで濡れようと言ってくれた。そんな存在がいてくれるだけでどんなに幸せか。
家族と生活する中でいいことも嫌なこともあるはず。
それはいつまでも続くようでそうでもない気がする。
いいことも悪いことも続くことはない。
書店関係者 472079
台風による嵐の夜に起きた、桜石家での思いもよらない事態。
冒頭から衝撃的な展開に、思わず息をのんでしまいました。
そんな驚きの状況下で、家族それぞれが抱えていた秘密が少しずつ明かされていく。
その様子にどんどん引き込まれていきました。
周りから見たら、アットホームな「ふつう」な家族。
しかし、「ふつう」とは一体何なのか?
「幸せな家族」とは、どんな状態なのか?
読み進めるたびに、そのような複雑な問いが沸き起こりました。
そんな中で最後に明かされた真実。
その核心に「ああ…そういうことだったんだ!」と、
ノスタルジーを感じる温かな気持ちがあふれました。
それはまるで、心にたまっていたモヤモヤがゆっくりと溶けていくようです。
家族の役割に縛られない、
自分らしく生きることを肯定し、優しく抱きしめてくれるようなホーム・ミステリー。
読み終えた後、嵐が過ぎ去った後の穏やかな空が、やわらかな光と共に目の前に広がりました。
書店関係者 421556
どこにでもいそうなある家族の台風の一夜のお話。
新聞連載時に読んでいて毎日が待ち遠しかった。
台風の夜に密室状態になった一家に正体不明の若い男性が入り込んできたという状況にミステリか?と身構えたら、謎の男は熱を出して寝込んでしまいミステリ的何かは起こらなかった。それでも目が離せなかったのは、家族の一人一人が秘密を抱えていたから。
家族には何でも言える訳ではなく、むしろ家族だから言えなかったことの数々、
家の外は大嵐だが家の中でも個々に嵐(問題)を抱えているのが明らかになっていう様は謎が解き明かされていくミステリ的快感に似ている。
一見ふつうの家族も謎がいっぱいで、でもやっぱりふつうの家族で。多分すべての家族がみんな自分たちはふつうの家族だと思ってる。
ふつうって得体が知れなくて。でもみんな自分たちは普通と思ってる。
そこが一番面白い。
書店関係者 1670311
父、母、兄と妹、よくある家族構成の“ふつう”の家族。
百年に一度、四半世紀生きてきた兄の中で、半世紀(少々サバ読み)生きてきた父の中でも史上最悪の大嵐の日、玄関で倒れていた家族の誰もが知らないという若い男性。
その彼から、家族それぞれが思い浮かべる、連想して思い出す、家族にも、家族にだからこそ、話せない悩みや葛藤。
親にだってあるよね、黒歴史…などと気軽に読んでいたら、少しずつ空気が重くなっていき…。
同じ悩みやモヤモヤを抱えている人は、世の中にきっといて、珍しくはない“ふつう”の、わかってしまいそうな悩みやモヤモヤだからこそ、胸が苦しくなり…。
でも、この“ふつう”の家族の優しさと、前を向く姿に、嵐の過ぎ去りとともに晴れ晴れとした気持ちに!
我が家も、停電になったつもりでテレビも電気も消し、携帯も触らず一緒にいれば、自分を見つめ直し、家族の見えていなかった一面に気がつき、素直になれるかな。
それでもやっぱり、黒歴史は話せないけどね!
書店関係者 426127
隠し事を抱えてふつうの家族のふりをする。いや、ふりではないのだけど、家族のことを思って隠し事をしてしまう。誰しも経験があるのではないだろうか。
この作品を通してそんな自分の過去を思い出してしまう人もいるのではないだろうか。ミナトという謎の人物が介入することで、それぞれ悩みや隠し事に向き合う。何があったのか気になって仕方がなく、読んでいてドキドキした。台風一過の晴れ渡った空のように気持ちの良いラストシーンだった。
図書館関係者 970815
昭和のバブル時代をギラギラとサラリーマン生活を驀進してきた「ふてほど」感満載の父親、優秀な女子大生から総合職勤務を経て能力をもて余している専業主婦の母親と兄と妹の二人の子供。
「ふつうの家族」というか、政府の統計などに用いられる「一般的だと考えられている家族構成」の一家にイレギュラーな人物が非日常なシチュエーションで現れると⋯という家族の化学変化を見るようなお話。
父親と息子が解りやすくクズっぼくて、いくら何でもこれは⋯と感じていたのだけれどお互い生まれ変わったかのように新しい姿になる、嵐+見知らぬ人の侵入という「非日常パワー」の凄さ!
侵入者ミナトの素性も含めてミステリー感に引っばられての一気読みながら、結局は家族賛歌にまとまってしまったのがちょっと残念だった。
(この一家の未来が明るくなりそうな予感は嬉しかったけど。)
メディア/ジャーナリスト 1899398
非常に面白く、読み応えのある作品でした。一見どこにでもいる「ふつうの家族」ですが 、実は4人それぞれが仕事や恋愛、過去の後悔など、誰にも言えない「疚しいこと」を抱えているという設定がリアルで 、物語に強く引き込まれました。超大型台風が接近する夜 、停電した家に謎の青年・ミナトが倒れ込んでいるのを発見する展開は、彼はいったい何者で、家族の誰が招き入れたのかというミステリー要素が映像化した際も非常に先が気になる予告編になると思いました。
書店関係者 1869099
辻堂ゆめさん、初めて読みましたが、うん!面白かった。
とある嵐の夜、久しぶりに家族全員がそろったごくごく普通の家に、嵐でびしょぬれになり高熱を出した一人の青年が現れる。
設定からして私の好きそうな匂いがするぞ!と思っていましたが、まさに好みのど真ん中の作品でした。
ごくごくふつうの家族のそれぞれの秘密が、一つ、また一つと解き明かされていくドキドキ感。
現れた謎の青年は誰なのか。
「ふつうは○○でしょ!?」という発言が誰かから飛び出した時、我が家では「すべてのふつうはローカルルールだよ!!」という言いあうことが流行っています。
ふつうはという決めつけが嫌だっから始まったことなのですが、
この作品を読んで、やはり「すべてのふつうはローカルルール」だな、と再確認しました。
台風の中に閉じ込められている設定は映画化しても面白そうだなと思います。