こどもたちのための最悪事典
林木林/酒井駒子
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2026/04/22 | 掲載終了日 2026/03/31
ハッシュタグ:#こどもたちのための最悪事典 #NetGalleyJP
内容紹介
自らの行いによって「最悪」な結末を迎えてしまった10のお話を収録。寓話のようでいて、決して他人事ではない気持ちになる1冊
自らの行いによって「最悪」な結末を迎えてしまった10のお話を収録。寓話のようでいて、決して他人事ではない気持ちになる1冊
出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784591189603 |
| 本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
| ページ数 | 143 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 946550
ハッピーエンドが一切ない、まさにタイトル通りのほろ苦い作品集でした。
どの物語も救いがない結末を迎えますが、決して不快な読後感ではありません。むしろ、登場するキャラクターたちの姿に、自分自身の心の中にある小さな見栄や欲望、過信といった弱さを突きつけられるようで、ハッとさせられました。
一見すると残酷にも思えますが、実は私たちが生きていく上で本当に大切にすべきものは何かを、静かに、そして鋭く教えてくれるような、大人のための道徳の教科書みたいな一冊です。
それにしてもルビもほとんどないし、ビターだし、ターゲット層はどこなんだろう……。YA世代なのかな?
この本を作ろうとした経緯を知りたいですね。出版社提案? 作家さん提案? 企画はだれが……とか。ぜひ、どこかで教えてほしいですね。
図書館関係者 1038994
こわい!最初からずっとこわい!
さくさく読めるのに、じっくり味わいたいからゆっくり読み解く。
全くもって救われない後味の悪い話ばかりだけど教訓になる。
騙されるのは悪いことじゃない。この言葉だけ救われた。
子どもたちに読ませた時の反応が楽しみ。
道徳でも使えそう
レビュアー 781279
私は本に救いを求めることがある。
だが、この本には救いはない。
10の寓話はどれも後味が悪い。
嘘をついたことがないなんて言えない。
正しい道だけを歩いてきたなんて言えない。
どの寓話のなかにも私がいた。
あの時、私はどうしてあんなことを言ったのだろう。
どうして、あんな行動をとったのだろうと、自分の過去の記憶が蘇ってきた。
寓話の最後に教訓が書かれているが、その言葉を読むたびに自分の過去と向き合った。
教訓のデザインが素敵でそのままスマホの壁紙にして、常に目に入るようにしたいくらいだった。
この本には救いはない。
だけど、もっと大切な考えるということを学んだ。
私はこれからも考え続けるしかない。この本が考え続ける道標となるだろう。
『こどもたちの最悪辞典』というタイトルだが
かつてこどもだった全ての世代に読んでほしい。
図書館関係者 609141
子どもたちには、それぞれのお話の後味の悪さに色々考えてほしい。後悔とか、傲慢とか、テーマ立てにより、そういった感情を理解する手がかりになるといいな。装丁(ページの色味とか)が雰囲気あって、それに惹かれる子もいそう。ただ、「こどもたちのための」と銘打つならばルビを入れてほしかった。
書店関係者 571250
どこまで読みすすめても救われないお話ばかりが11編。
欲をかいては損をする、ほどほどで良しとする、そんな教訓めいた寓話ばかりなのかと思いきや、この物語を読んでなにを考えどんなことを思うのかはあなた次第ですよ、と、ある意味読者側に委ねるタイプの物語で、ページ数や文字のつまり具合から想像できないくらいガツン!とくる作品でした。
レビュアー 529296
本書に収められた11の話は、いずれも人間というものの本質(人間以外の動物を扱った話もあるが)を描いたもののようだ。ハッピーエンドになるような物語はひとつもない。私には人間なんてそんなものさと言っているように思える。ただ各話の最後に教訓が載っている。要するにどんな悲惨な話にもそこから学べるものがあるということだろう。
図書館関係者 1694122
表紙、ページ、文字。すべてが禍々しい感じ。気味の悪い寓話集だった。一話は短いがすべて読後感が悪い。なのに読むのをやめられない。一話読んでは、深いため息が出る。そして考えさせられる。「怖い話が読みたい」と言う子に手渡してやりたい本だ。愚かな話の中からきっと得るものがあるだろう。深く考えることは子ども達にとって大切なこと。簡単に読めてしまう本だが、じっくり考えながら読み進めてほしい。
おとぎ話というのは、子供たちにわかりやすく優しい言葉で語られるが、
だからと言って優しい話ばかりではないというのを表したような一冊。
本書では「価値」や「嘘」といったテーマに結びつく10の物語が紡がれる。
そのどれもが「めでたしめでたし」ではなく、タイトル通りの最悪な結末を迎える。
その最悪な結末を教訓とするために。
確かに「花咲か爺さん」でも、いいお爺さんの話だけでは「よかったね」だけで印象に残らないかもしれない。
悪いお爺さんが出てくるからこそ、強く印象に残り、教訓となる。
「最悪」は反面教師になるのだなとしみじみしてしまった。
子どもの・・・とあるが、大人こそ読むべきかもしれない。
図書館関係者 762785
横書きでスマホで読んでいるような感覚で読めるので子どもにも読みやすいかも。本の雰囲気もよく、「凝っているなぁ」と思いました。
内容ですが、面白かったのですが、内容とタイトルがあまりマッチしていないように思いました。「こどもたちのための最悪事典」でまず私が想像したのが、「実例」を元にしたフィクションの話です。それを寓話的に書いているのかと思いました。いざ、読み始めてみると「自業自得」を比喩的に描いた現実とは違う世界観の物語。伝えたい「自業自得」なことも、私は伝わりづらく感じました。
ただ、何が伝えたかったのか(教訓)が最後に書かれていたので、そこが良かったなと思います。
レビュアー 1025593
後味の悪さが、考えるきっかけになる。
価値・しあわせ・知識など、この言葉も最悪を引き起こすのかというお話集。
それぞれの物語の終わりに、ぴりっとした教訓のページが入ります。
酒井駒子さんのイラストがたくさん入っているといいな…。
図書館関係者 704885
どうして「最悪」ばかりを集めた本を作ったのだろうか。全ての物語を読んだ後、林木林先生のあとがきを読んでその想いを理解する。生きていく上で、人と出会い触れあうことで犯してしまう過ちや罪。自分に置き換えて考える。どうしたらよかったのだろう、これからなにをすべきか?大人が本気で子どもたちにメッセージを込めて贈る一冊だ。
レビュアー 1049450
後味の悪い話ばかりの寓話集。
「こどもたちのための」というのが面白い。
現実の世界は苦いというのに、最近の物語は柔らかいコットンでくるまれたような物ばかりで現実味がなくなっていたところに、こういう本がでるというのは、とても興味深い。
甘い物ばかりに囲まれている子どもたちには、刺激的なのではないだろうか。
今の子どもたちに読んだ感想を聞いてみたい。
レビュアー 1666318
これは児童書というより、ホラーだと思いました。
どの作品も、胸が苦しくなるほど冷徹な眼で書かれていました。
それでも夢中で読んでしまう作品ばかりです。
子どもたちが読後、どんな印象を持つのかとても興味があります。
私は、「交換しないか」という話が一番印象に残りました。
最後に書かれていた、
自分にとって価値あるもの、大切にしなければならないものは見えにくい。代わりになるものが他にないというのに。
という教訓も心に刺さりました。
書店関係者 421556
「こどもたちのための」となっているけど大人だって読みたい。
ただ大人が読むとすでに手遅れな案件があるかもしれないけど、各章の教訓は身にしみる気がする。
ただ8章の「白と黒」はたとえ話の内容と教訓は合ってはいるけど、これでいいのかという感想を持った。
「たとえ何度かうまくいったとしても、次もまたうまくいくとは限らない」
これはウサギの側からの光景で、読んでいる身からするとウサギの行いは「最後にはうまくいかなくて良かった」と思える所業なので教訓に対して何か違和感を覚える。
図書館関係者 601014
「怖い話が読みたい」という声は一定数あるので、
(その割に個人的にはホラー系は読めなくて勧めにくいので)
この本はそんなときにすすめるストックとして持てそう。
自業自得といえる状況も多いため最悪というほどでは…、
と思わなくもないけれど、我が身を振り返らされるところは多分にあり、
幼いうちからこのような視点で振り返れるのは大事かと思いました。
書店関係者 1670311
表紙からしておどろおどろしい。
物語は一見童話風で、読んでいる途中はハッピーエンドを思い浮かべるのに、すべてが後味が悪い。
各章の説明と教訓にハッとさせられる。
バッドエンドではなく、ハッピーエンドになる分岐点を見つけ、考える。
「こどもたちのための」だけど、大人にとっても衝撃で、こどもだけではなく、まだまだ自分の物語を生きる大人にもオススメしたい作品。
レビュアー 860035
人は他者の成功と失敗、どちらから学ぶことのほうが多いだろう。
この本には自らの行いによって「最悪」な結末を迎えてしまった11のお話が収録されている。
他人にも自分にも常に誠実でいるのは難しい。だからこそ、ふとした気の緩みや打算が思わぬ「最悪」を引き起こしてしまう。「最悪」に絡め取られないよう、気をつけて生きていきたい。
本はキーワードとなる単語の意味、寓話、教訓、の順で構成されていて、目次を見て、気になるものから読んでも面白いかも。
口絵には酒井駒子さんのイラストで寓話にも出てくるうさぎとカラスが描かれていて、この絵がすごく好きでした!