透明なぼくらのレモンとキス
神戸遥真/作
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刊行日 2026/05/15 | 掲載終了日 2026/05/15
ハッシュタグ:#透明なぼくらのレモンとキス #NetGalleyJP
内容紹介
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きみの言葉が、だれかの救いになる──
日常の中で起こる理不尽な出来事に、どう向き合えばいいのか。 どう立ち向かうべきなのか。
透明化される痛みを見つめる友情と勇気の物語。
満員電車で痴漢に遭い、そのために通学が怖くなってしまった高校1年生の湊斗。誰にも言えず、心の中で「大したことない」と自分に言い聞かせる日々は湊斗の心に暗い影を落とす。
そんなある日、湊斗は同じように傷つきながらも前を向こうとするクラスメイトの凪と知り合う。 凪もまた、部活の先輩から突然キスをされ、周囲からのからかいや噂に悩んでいた。凪が声をかけてくれたことで湊斗は少しずつ心を開き、凪と言葉を交わすようになっていく。
日常の中で起こる理不尽な出来事に、どう向き合えばいいのか。 どう立ち向かうべきなのか。悩みを抱えた高校生たちが、声を上げることの難しさに翻弄されながらも、支え合い、成長していく物語。
出版社からの備考・コメント
ここに掲載している作品データは刊行前のものです。
刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。
【ご注意下さい】
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おすすめコメント
【著者紹介】
作 神戸遥真(こうべはるま)
千葉県生まれ。著書に「ぼくのまつり縫い」シリーズ、「カーテンコールはきみと」シリーズ、『25センチの恋とヒミツ』(以上偕成社)、「恋ポテ」シリーズ(日本児童文芸家協会賞)、『笹森くんのスカート』(児童福祉文化賞・以上講談社)、『視線の先のきみと』(くもん出版)などがある。
【著者紹介】
作 神戸遥真(こうべはるま)
千葉県生まれ。著書に「ぼくのまつり縫い」シリーズ、「カーテンコールはきみと」シリーズ、『25センチの恋とヒミツ』(以上偕成社)、「恋ポテ」シリーズ(日本児童文芸家協会賞)、『笹森くんのスカート』(児童福祉文化賞・以上講談社)、『視線の先のきみと』(くもん出版)などがある。
販促プラン
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出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784037575204 |
| 本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
| ページ数 | 252 |
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NetGalley会員レビュー
48歳BBA。学生時代にタイムスリップ。読書のお供は間違いなく三ツ矢サイダー。あ〜女子高じゃなくて共学に行きたかった。自転車通学じゃなく電車通学したかった。セピア色の思い出が色をつけて蘇る。男だから、女だから、性別の固定観念。そういう気遣いが希薄だったあの昭和時代。娘から言わせるとお母さんそれありえないよ。でも楽しかったのよ。
教育関係者 645139
《すれ違いの痛みの先で、ようやく“自分の声”にたどり着く》
文化祭へと向かう高校生たちを描いた群像劇。
けれどこれは、ただ人間関係が交差していく青春小説ではなかった。
人は誰かと関わらずには生きていけない。
だからこそ、そこにはどうしても“すれ違い”が生まれる。
自分の本音と、周囲に見せる態度とのすれ違い。
男子高校生でありながら痴漢に遭い、深く傷ついた湊斗は、電車に乗ることさえ苦しくなっていく。けれども、そのつらさを知られたくなくて、ひとりで抱え込もうとする。
相手との思いのすれ違い。
早紗先輩から突然キスをされた凪は、彼女の想いと周囲の視線に苦しめられていく。自分にはその気がないからこそ、なおさら逃げ場がない。
偏見や思い込みによるすれ違いもある。
漫画家のハルカと、その道を認めようとしない父親との断絶。
勇気を振り絞ることができない辛さもある。
痴漢被害に遭いながら、誰にも打ち明けられずにいる女子高生。
そうした一人ひとりの痛みが描かれていくたびに、苦しみを抱えているのは自分だけではないのだと、静かに突きつけられる。
人は皆、外からは見えない重さを抱えながら生きているのだ、と。
列車に乗ることが限界に近づいていた湊斗に声をかけたのが、凪だった。
内にこもってしまう湊斗と、優しさが先に立って本音を言葉にできない凪。
ぎこちないまま一緒にいるようになっても、すぐに心の内を語り合えるわけではない。そのもどかしさが、この物語ではとても誠実に描かれている。
文化祭で上演する劇のシナリオを書くことになった湊斗。
何もしていないのに、早紗との関係が既成事実のように形づくられていく凪。
そしてついに、二人は互いの悩みを打ち明ける。
それはきっと、二人にとって勇気を振り絞った瞬間だったのだろう。
けれど互いにその言葉を受け止められた。理解しようとすることができた。
その小さくて大きな出来事が、二人を前へ進ませて言ったのだと信じる。
湊斗は両親の前に立ち、凪は早紗の前に立つ。
そのとき二人の心には、きっと互いの存在があったのだと思う。
そして文化祭。
湊斗がシナリオを書いた演劇『声をあげるとき』が始まる。
クラスTシャツに記された「VOICE」という言葉の意味を、本当の意味で受け取ったのは凪だけだったのかもしれない。
けれど、それで十分なのだろう。
その劇のラストには、観ている人たちすべてに向けたメッセージがあり、同時に湊斗自身がこれまでの自分と決別しようとする切実な思いも込められていたのだから。
内面と外面を、初めて一致させることができた二人。
外から見ても、その心の内が少しだけ透けて見えるような“透明さ”を手にした二人。
大好きなレモン味ののど飴をこれからも味わいながら、彼らはそれぞれの人生を生きていくのだろう。
すれ違いながらも誰かと関わり、ようやく自分の声を見つけていく。
そんな青春の痛みと希望が、やわらかな筆致で描かれた一冊だった。
図書館関係者 1038994
レモンの飴が気分を変えてくれる大切な魔法。
それぞれに抱えた、人には言いにくい想い。誰かに言うだけで心が軽くなる。
支えあっている2人。
劇のタイトルに隠された想い。
おばあちゃんの引っ越し理由も納得。自分もそうでありたい。
男女関係なく、やられて嫌なことは嫌だ。声をあげる勇気は必要だけど、声をあげた後の自分は爽快だ。
透明な彼らに、嫌な女の対比。恋の醜い部分も描かれている。
レビュアー 1469440
数多ある本の中から「透明な僕ぼくらのレモンとキス」を選んだのは
たった一言に出会いたかったのかもいしれない。
高校1年生男子、ここに気付くのか。
主流でないけど、書き表す意味のある会話がどれもこだわり。
「なのだ」で終わる言葉じりが当てはまりすぎた。
「そのくらい」ってどのくらい?
「もったいない」距離の詰め方の尺度と試行。
よりによってなんで、俺?
高校生の春と夏、部活の先輩と後輩、家に居る母と祖母。
理不尽に振り回され、他者との温度差に気を遣い、
本当を、嫌を、いつもどおりの自分を、呑み込む。
企て不要の出来事が、なんでもないを絶対に昇華させる。
主人公は俺。幕が上がる。幕間はない。
レビュアー 781279
この本がどれだけの人を救うだろう。
でもそれは彼らが理不尽な出来事に向き合ったからだ。
そんな理不尽な環境を許してはいけないんだ。性別なんて関係ないし、悪意のある加害者を、自分勝手な行動を許してはいけない。
でも、それに対して声を上げられるだろうか。
私は声を上げられなかった。若い頃に仕事帰りの夜道で痴漢にあった。でも声を上げられなかった。ただ固まってしまった。そしてその加害者が「減るもんじゃあるまいし」そう言った言葉が今でも聞こえてくる。その被害を言うのに何年もかかってしまった。その間私の心は擦り切れた。夜道を歩けなくなった。今なら色んなツールがあるし、それを使って助けを求めただろう。
被害にあった彼らの話を知るうちに、自分ごとのように腹が立った。それと同時にあのとき声を上げなかった私がいたから今でも、同意なき行為が行われるのだと痛感もした。
文芸部の湊斗も、バスケ部の凪も、キャラは違うけれど、お互いを知り成長していく。
だが心を閉ざしたとしても、ヘラヘラと平和的に過ごそうとしても解決はしない。二人とも痛みを伴いながらも、声を出すことの難しさを感じていく。
もし、人に言えない悩みがあったり、周囲との温度差に悩む中高生にぜひ読んでほしい。
あなたが勇気を出して言った声を、聞いてくれる人は必ずいる。
そして、私のように若い頃声を上げられなかった大人にもぜひ読んでほしい。心の傷は癒えることはないけれど、私は湊斗と凪の言葉や思いに救われた。そう感じるのはきっと私だけではないと強く信じたい。
レビュアー 1025593
大丈夫…大丈夫。
男なのに痴漢に遭ったなんて、どう消化してよいかわからない。
大したことない、と思い込もうとしたけれど無理だった。
共感してくれた隣のクラスの男子も、好きでもない女子からの一方的なキスや、からかいに頭を悩ませていた。
「男だって、嫌なものは嫌だ」
自分の気持ちは大事にしていいんだ。
背中を押してもらえる作品です。
レビュアー 1582019
爽やかで繊細な作品です。
読んでいて、せ、青春ー! ってなりました!
人間ってロボットじゃないから最適な行動とかできなくて、なんかタイミング逃したり後になってから気づいたり、あの時こうしていればなーって思うけどIFはなくて、じゃあこれからどうするよって人生だと思う。
共感たっぷり、感情移入できて、なんか道徳の教科書みたいにいいこと言うじゃんって思いました。素敵なメッセージが丁寧に綴られていて、気持ちよかったです。
SNSで「同じことを女性がされたら問題になるのに男性がされたら騒がれない」っていうのを見かけるのですが、それを思い出しました。
レビュアー 946550
他人の痛みを想像することの大切さや、嫌なことを「嫌だ」と声に出すことの難しさと尊さを教えてくれる、優しくて爽やかな青春小説の傑作だと思います。読後感も清々しく、心が洗われるような一冊でした。全く違うタイプに見える二人が、不器用ながらも互いの存在を拠り所にして、少しずつ勇気を取り戻していく過程に引き込まれました。表紙絵もとってもいい!!
図書館関係者 1366886
男女関係なく理不尽な出来事があれば傷付くものです。そしてその理不尽な出来事に声を上げるのはもっと大変なことです。
心が傷付いてモヤモヤしてしまった男子高校生の湊斗くんと凪くんのお話です。
「男なら気にしないものだ」という考えに囚われ苦しくなってしまったら読んでほしい。
ジェンダーについての本として中高生にオススメしたい小説です!
メディア/ジャーナリスト 1036613
自分にとって嫌なことは嫌で、相手に「大したことない」と決められるものでもない。言いたいことはきちんと声に出して言わないと相手に伝わらないどころか、返って自分にも相手にも嫌な思いがずっと残ってしまう。ー高校生になったばかりの、性格も見かけも全く正反対の二人の男子高校生、湊斗と凪。朝の通学電車で痴漢被害にあい、それ以降トラウマのようになって電車に乗ることが怖くなってしまった湊斗。好きでもない部活の先輩から突然キスをされ、嫌だった気持ちを誰にも打ち明けられずに悩む凪。混じ合うことのないこの二人が出会い、徐々に心を通わせ、勇気を出してお互いの「嫌なこと」に向き合っていく過程はとても清々しかった。また「男だから」と常識にとらわれない生き方をしている湊斗のクラスメイトの鎌谷くんと母の学生時代からの親友の息子で凪の命の恩人でもあるハルカくん。この二人の明るいキャラクターは物語に明るさと希望を与えてくれた。高校生たちの繊細な感情がたくさん詰まったとてもよい作品だった。