スウィッシュ!
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刊行日 2025/10/24 | 掲載終了日 2026/05/31
ハッシュタグ:#スウィッシュ #NetGalleyJP
内容紹介
第72回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 高等学校の部
運動音痴のキャプテンと骨折した絶対的エース。
ふたりの絆が奇跡を起こす、号泣の青春バスケ小説。
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全力で応援しすぎて(涙)、声が枯れた、と思う。
俳優・坂井真紀
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熱くて爽やかで手に汗握る本格青春バスケ小説!
怪我をしたエースの親友との友情物語かつ、
拗れてしまったスポーツドクターの父親との再生物語。
医師作家がスポーツ小説家としてデビューする決意で筆を取った渾身の一作です。
是非お楽しみ下さい!(著者より)
【あらすじ】
スウィッシュはボールがリングにまったく触れない完璧なシュート。
澄んだ音は味方を奮い立たせ、試合の流れを引き寄せる。
息詰まる攻防であるほど、一本のスウィッシュが勝敗を左右する。
しかし、決められる選手はほんのひと握り。
そんなシュートを打ったこともないバスケ部の愛奈は、
骨折をしてしまったエースの羽瑠とともに高校生最後の大会に挑む。
しかし羽瑠は全治四ヶ月。このままだと大会には間に合わない。
愛奈はチームのために、疎遠だったスポーツドクターの父・竜介に相談するが――
【目次】
ティップオフ
第一Q 折れた足
第二Q 愛奈と羽瑠
第三Q 親子の絆
第四Q スウィッシュ!
延長戦
出版情報
| 発行形態 | ソフトカバー |
| ISBN | 9784198660758 |
| 本体価格 | ¥1,800 (JPY) |
| ページ数 | 304 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 946550
最初はすれ違っていた親子の関係が、競技へのサポートを通して少しずつ修復され、深い絆で結びついていく過程も非常に丁寧に描かれており、思わず涙腺が緩みました。
また、単なる根性論ではなく、しっかりとした医学的・栄養学的なアプローチが物語の鍵になっている点が新鮮で、大人や指導者が子どもたちの未来をどう守り、どう背中を押すべきかという深いテーマにも考えさせられました。
図書館関係者 1038994
久々にスポーツ小説で胸が熱くなった。力の限り叫んだ。
真面目で勉強熱心な女の子。父親とのすれ違いはあるけれど、専門家として信頼し関係性を見直す。
仕事熱心でサービス精神満載。娘を溺愛しているが伝わらず疎外されている。
登場人物一人一人が前を向いている。困難があっても乗り越え方を知っている。乗り越え方を模索していく。
前向きになれるストーリー。
バスケットボール小説は児童にも人気なので即購入したい。絶対皆物語にのめり込む。
レビュアー 1123234
リングに全く触れない完璧なシュート・スウィッシュの「スパン」という音が聞こえてきそうな爽やかな話でした。
同時に、高校バスケ選手の羽瑠を通して、家庭の貧困による栄養不足が原因のケガや、生理の影響など、産婦人科医の著者ならではの高校部活の掘り下げが見事。
試合の描写もとっても読み応えありました。
すごく面白かったです。
図書館関係者 1694122
エースの怪我をきっかけに、かかわった皆の成長物語は、バスケット部の子やスポーツに関わる仕事を目指す子にお勧めしたいです。
親視線で読むと辛い話でもありました。子どもは環境を選べないこと。貧困家庭で育つ子は未来の選択肢を諦めざるを得ないこと。貧困家庭でなくても、親が子どもの行く道を安全な方へと思うがために決めつけて押し付けてしまうこと。子ども達が自分の人生を生き生きと羽ばたけるよう親の役割は大切だと痛感しました。親世代にもぜひ読んでほしいです。
レビュアー 1469440
読了後、真っ先に思い浮かんだひとがいる。
全国高校野球選手権大会で初優勝した仙台育英高校野球部の須江監督だ。
「スウィッシュ!」は一意専心を体現する。
他部からレンタルしなければ試合出場が叶わない
高校女子バスケットボール部。
熱量の差異、身体能力、引率環境、切り離せない怪我、家庭の援助。
言い訳しようと思えば、いくらでも語れる。
だがしかし、だからタイトルに「!」が付く。
シャトルランの臨場感、そう来たかの凄腕、無謀な挑戦、
なんとキラキラした煽り方、じっとしてはいられなくなる。
すかしてないで 俯いて世界を狭めていないで
一生懸命やる。それ以外の選択肢が浮かばない。
彼女たちの気炎万丈を、周囲の大人たちの一蓮托生を
心に汗を搔きながら伴走できた。達成感。
須江監督と言えば「青春って、すごく密なので」の一文が注目されるが
その前後のことばがあって、導かれていると思っている。
~殻を破ってよ愛奈~
レビュアー 1666318
素敵な作品に出会えました。
爽やかで気持ちの良いバスケ小説。でもこれは、やはり愛奈と羽瑠の友情物語というより、愛奈と竜さんの父娘のストーリーですね。とびきり不器用なふたりのハートウォーミングな物語でした。バスケットボールを知らない人にも、わかりやすく丁寧にルールやプレイを解説してくれています。栄養学や医学に関する説明も的確で、興味深く読むことができました。
願わくは愛奈のその後の物語が読みたいです。愛奈にはぜひともバスケを続けてほしいな!
レビュアー 750665
いやぁ久しぶりにとても爽やかな青春小説を読ませていただきましたよ清涼感半端ないですね!友情、ライバル心、親子愛、そして親子の葛藤…絡み合う人間関係の中で物語は展開するが、登場する一人ひとりキャラがとてもイキイキと輝いている。こんなお姉さんに、こんなお母さんに、こんなオヤジさんになりたいなぁと思わさせてくれるキリッとしたストーリーです。ネタバレなので詳しくは書けませんが、思わず振りあげた拳はどこに下ろせば良いのだろうか。
図書館関係者 612127
高校バスケの青春もの、ではあるんだけど、メインは父娘の確執かな。スポーツドクターの父を見る娘とバスケを頑張る娘。お互いの姿を見て変わって行く2人が良かった。試合はドキドキしたけど、題名の意味もいいところでわかったし、読後感よしな作品でした。
書店関係者 571250
運動が苦手なのに突然高校からバスケを始めた愛奈。同じチームにはバスケのセンスが抜群で絶対的エースの羽瑠。彼女は何故かケガが多い。今回も春の大会で骨折してしまう。高校最後の夏の大会前になんとか治して、一緒に試合に出たいと願う愛奈は一番頼りたくない存在であるスポーツドクターの父親に助力を請うのだが…。
愛奈が今まで抱えていた葛藤、羽瑠が身を置く環境の厳しさ、現状で女性アスリートが向き合っている問題など、爽やかな青春をベースに様々な事情も絡み合い読み応えあるうえに、若者の柔軟性とまぶしさがとどまらず、とにかく、とてもとても良かった!
P39から始まる、羽瑠が言葉を尽くすメンバー紹介には笑みがこぼれ、『医療は魔法じゃない』と真摯に伝える竜介の言葉が心に刺さる。大満足の一冊です。
書店関係者 681228
この作品を課題図書に選んだ方々に「ナイスプレー!!」と心から伝えたい。二人の少女の物語ではありますが、根幹にあるのは親と子の物語です。父親側の気持ちになってオロオロドキドキ、娘側の気持ちになってピリピリザワザワ、両方をしっかりと味わうことが出来ます。スポーツ小説でありながら、家庭環境の違いや身体づくりについての医学的な話、色々盛りだくさんなのに気持ちよくスッキリと読むことができます。終盤の試合描写、息をするのを忘れるところでした。自分の周りの音が、ボールの音以外無くなったのかと思いました。
メディア/ジャーナリスト 1036613
バスケットボールというスポーツを私は正直よく知らない。たまにテレビのニュースで映し出されるコート上の選手達の俊敏な動きとしなやかに伸びる手で弾き出されたボールが弧を描いてネットにストンと落ちる美しさに魅了されてはいたが、ルールも全く知らず、選手たちがどのような思いで動いているのかも全く知らなかった。この物語の主人公徳田竜介はスポーツドクターで地元(居間市)の女子バスケットボールチームの大スター天谷宙のリハビリも担当した。33歳というベテランの年齢で全治8か月の大怪我をした宙を11か月でプレー再開にまでもっていった竜介の力は本物だ。そんな時、一人娘の愛奈から持ちかけられた相談。愛奈のチームメイトで親友の羽瑠が春の大会で全治4か月の怪我をした、このままだと高校生最後の大会に間に合わない、お父さんの力で羽瑠を治して欲しい、というものだった。疎遠だった娘から2年ぶりに持ちかけられた相談。娘との距離を少しづつ埋めようと承諾した羽瑠の「リハビリ計画」だが、竜介はスポーツドクターという仕事を通して気づかなかった娘のもつ強い力を知り、仕事ばかりで家族のことを顧みなかった自分を恥じ、また選手たちの熱いプレーにバスケットボールというスポーツの新たな魅力に気がついていった。この物語はバスケットボールというスポーツをスポーツドクターであり、父親でもある竜介の視点から、見逃されがちな選手たちの栄養管理面や女子アスリートへのバックアップ体制など、医者でもある作者の正確な知識によって、分かりやすく描かれている。そしてもちろん、バスケットボールというスポーツの魅力も存分に知ることができる。バスケットボールに無知な私でも、ディフェンスのすごさや躍動感、司令塔の大切さ、チームワーク、そして何よりその美しさを感じることができた。スポーツ大国アメリカでは、バスケの人気も凄まじい。今度、テレビでバスケを観戦してみたいと思う。きっと今までとは違った見方で楽しめると思う。
図書館関係者 982502
バスケットボールは体育の授業で経験したくらいで、ルールに詳しい訳でもない私が読んで、果たして存分に楽しむことができるのだろうか?という疑問は、全くの杞憂でした。自由時間全部を使って一気に読ませていただきました!
ほかの部活の助っ人部員て大丈夫なの?とハラハラもしましたが、それぞれの良さを活かし成長していく過程は、心から応援したくなります。
この物語を通して、スポーツドクターの重要性が広く認知されていくことを願います。
勉強に部活に忙しい高校生ですが、ぜひ読んでもらいたい1冊です。
教育関係者 468529
バスケの試合の音が聞こえてくるような小説。
チームで戦うスポーツのひとつ「バスケ」を軸に、成長まっさかりな高校生が、家庭の環境や
家族との関係などを抱えつつ、さらに前進していく様子は、読んでいて羨ましくなるほどだ。
スポーツドクターで父親の目線。
父親は、色々なことが分かっているがゆえに娘のやることを心配し、ブレーキをかけがち。
それによって親子関係が冷えている。でも親になってみるとわかるのは、決して自分の目線が
正しいわけでもないし、子どもの行動にブレーキをかけるのは大人ならではの妙な先見性のためで
プラスになるとは限らない。
この小説の登場人物は、自信に満ち溢れているわけでもなく、かといって卑屈になっているわけでもなく
きちんと物事に相対し、ベストな道を考えること、まわりの意見を素直に受け止めて自分の糧にしようとしている
ところがまた、良い。
それがゆえに、物事が好転したり思わぬ結果になったりもするけれど、岐路に立った時にどのような行動がとれるのか
というのは年齢を問わずに、大切なことだ。
爽やかなラスト。彼らの今後が輝くものであるように、と笑顔でおくり出したい気持ちになれる。
レビュアー 1497848
反抗期と相まって冷え切った父娘関係。
解きほぐしたのはバスケだった。
友人のケガの快復とチームの強化。
父娘の利害関係が合致する。
友人の家庭問題。
純粋に「援助してあげてよ!」
と思う反面、大人の現実思考が
「そのお金はどこから?」
とストップをかける。
それを見事に物語に反映させて
実現させたことに安堵。
見事に青春を描き切った!
図書館関係者 601014
「熱くて爽やかで手に汗握る本格青春バスケ小説!」
…と思って読み始めたのに、え?主人公おじさん?
表紙、女子じゃなかったっけ??…と読み始めは戸惑い、
でも読んでいるうちにそんなことは気にならなくなり、
読み終わった後に看板に偽りなしだと感じました。
スウィッシュ、という言葉も初めて聞きましたが、
そんな(ことを表現するための)言葉が存在するんだ!という驚きと、
よくわからないけれどぴったり!という気持ちがわきました。
日常でバスケをしないし見ないので今後使うことはないかもしれないけれど、
それぞれの世界にその世界でだけ役立つ言葉がいろいろある、
ということを知るのは世界が広がる感じがしてやはりおもしろいです。
(この本には出てこないアリウープとかも、某漫画で覚えました)
さすがお医者さんだけあって、スポーツを技能という面からだけでなく、
身体作りの面、栄養の面などからも切り込んで描いているのが印象的です。
生理の話題は女子同士でも大っぴらにしずらい空気はまだあるようなので、
そういうあたりを解きほぐすきっかけにもなるのではないかと期待します。
スポーツは観戦オンリー、という人はもちろん、
自分が身体を動かしてなんぼ、という人にもぜひ読んでほしいし、
読んだらたのしめる1冊だと思います。