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洞窟のなかの女王 表紙

洞窟のなかの女王

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刊行日 2026/06/15 | 掲載終了日 2026/05/31


ハッシュタグ:#洞窟のなかの女王 #NetGalleyJP


内容紹介

夢にみた、ふしぎな世界をかけぬけて…これまで知らなかった自分と向き合う、心の冒険。

ある夜、フランカは夢を見ました。ずっとむこうの森の奥にある洞窟に、女王がすんでいるという夢。

フランカは、その夢が頭からはなれず、妹のカルメラとトマシーナを連れて、出かけることにしました。庭を出て、丘をくだって、森のなかへ……

とつぜん自分たちが小さくなる世界、次々に現れるへんてこな生きものたち――『不思議の国のアリス』を思わせる奇想天外な物語へ、あなたも迷い込んでみてください。

“モヤモヤ”からはじまる、心の成長をえがく物語。

長女であり、思春期の入り口に立つ主人公が抱える、言葉にならない不安や葛藤。

ドキドキに立ち向かい、ときには大胆に行動しながら、さまざまな体験を通して揺れ動く気持ちに向き合っていきます。

それは、これまで知らなかった自分に気づくための冒険でもありました。

読む人に、新たな世界へふみだす勇気と、その成長を見守るまなざしをそっと与えてくれます。

注目の作家ジュリア・サルダが絵も文も手がけた初の作品。

どこかエキゾチックなイラストと、幾重にも意味がひそむ文章が、読む人それぞれの中で物語を広げ、ふしぎな余韻を残します。

夢にみた、ふしぎな世界をかけぬけて…これまで知らなかった自分と向き合う、心の冒険。

ある夜、フランカは夢を見ました。ずっとむこうの森の奥にある洞窟に、女王がすんでいるという夢。

フランカは、その夢が頭からはなれず、妹のカルメラとトマシーナを連れて、出かけることにしました。庭を出て、丘をくだって、森のなかへ……

とつぜん自分たちが小さくなる世界、次々に現れるへんてこな生きものたち――『不思議の...


おすすめコメント

1、注目の作家ジュリア・サルダが、初めて絵も文も手がけた作品。幻想的なイラスト、いくつもの意味を思わせる文章で、奥深い世界をつくりだしている。

2、思春期を前に不安や葛藤を抱える主人公の姿をえがく。読みながら自分自身を重ねたり、見つめたりするきっかけをくれる。

3、『不思議な国のアリス』を彷彿とさせる奇想天外なストーリー。現実と夢を行き来する先の読めない展開に、ワクワクしながら没入できる。

1、注目の作家ジュリア・サルダが、初めて絵も文も手がけた作品。幻想的なイラスト、いくつもの意味を思わせる文章で、奥深い世界をつくりだしている。

2、思春期を前に不安や葛藤を抱える主人公の姿をえがく。読みながら自分自身を重ねたり、見つめたりするきっかけをくれる。

3、『不思議な国のアリス』を彷彿とさせる奇想天外なストーリー。現実と夢を行き来する先の読めない展開に、ワクワクしながら没入できる。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784759824476
本体価格 ¥2,300 (JPY)
ページ数 64

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NetGalley会員レビュー

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このお話は、ブランカ、カルメラ、トマシーナの3姉妹が、ブランカが夢で見たという洞窟の女王様に会いに行くというお話です。3人は森を抜けて女王様の住む洞窟にたどり着きます。そこであった女王様は意外や意外・・・。考えてみればちょっと怖いお話です。カルメラ、トマシーナは先に家に帰りますが、夜にブランカが帰ってきます。何かあったのと聞くカルメラに、「いつかわかるよ。カルメラにも、そのときがくるから。」と答えます。それまでの話を考えると、このブランカは・・・。ゾッとします。ところで、いじわるなリボットおばさんとその取り巻きは何のために出てきたのでしょう。きっと「ざまあ」されるだろうという展開を期待していたのですが。

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可愛くて不思議な世界観のイラストにわくわくしました!!
思春期の兄弟、姉妹の気持ちがすごく伝わるお話だなと思いました。
一緒に冒険を楽しむ姿から、途中で二人だけで帰る姿には切なさもあり、
大冒険のように見えていたお話が、じつは近所の場所だったような雰囲気も感じました。
思春期とファンタジーな世界観が混ざり合っていて面白い作品です。

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学校図書館に置くにあたっては、イラストが子どもたちの目にとまりにくいかも。あと、もう少しフォントが大きいほうが、内容の対象年齢からすると読みやすいのかも。ページごと絵の細かい部分を見るのを楽しみたい本

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誰もが成長の過程で経験する、言葉にできない心の揺らぎや衝動が、不思議で奇妙な異世界への冒険として見事に描かれた素晴らしい絵本でした。
子どもから大人へと変化していく際の自立への第一歩が美しく表現されており、読後には清々しさが広がりました。自分も、心の奥底にある不思議な場所をのぞいてみたくなりました。

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フランカの物語を読みながら、自分の子ども時代の冒険を思い出していまいした。友だちと語り合った架空の秘密基地めざして、普段の遊びのテリトリーから一歩踏み出して、未知なる世界へ。と言っても、今思えば近所ですが。フランカのように女王にも会えなければ、それをきっかけに成長する事もありませんでしたが。それでもお日様の下で普段と違う場所に行くのは、自分たちの勇敢さに酔いしれ、ワクワクして楽しかった記憶があります。秘密基地はなかったけれど、少し開けた場所を秘密の地と定めたりして。今の子ども達もそんな冒険に胸躍らせているのかしら…。子ども達が色々と想像を巡らせながら読んでくれるといいなあと思います。独特なタッチのイラストは、子ども達が手に取るのを躊躇しそうな懸念はありますが、色々な絵に触れる事で子ども達の世界が広がっていけば素敵ですね。

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芸術性豊かな描写が印象的でありながら不穏な雰囲気を漂わせる物語は、恐怖へと導かれていくかのよう。読み手によってはそれが心躍る煌めきに映っているのかもしれない。光が届かなくなる洞窟の奥へ強い興味を抱く長女フランカが、カルメラとトマシーナを連れて出かける冒険。お喋りが止まらないほどの楽しさは、徐々に不安へと変わっていく。いつの間にか物音を立ててはいけないほど辺りはしんと静まっていた。元には戻れないかもしれないのに、現実と夢の狭間を無意識に渡っていく子供たち。誰もが通らざるを得ない儀礼の先には何があるのだろう。

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読み終えた瞬間、ホラーかと思った。でも作者が描いたのは、思春期の成長らしい。改めて読むと、主人公のモヤモヤに身に覚えがある——もっとも、その時期はとっくに過ぎているけれど。
読後しばらくして、ようやく懐かしさと、久しぶりのあのモヤモヤを思い出した。正直、ヤな気持ちになった。それでも、絵の美しさがすべてを上回った。

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《子どもはいつか、自分のなかの女王と出会う》

長女のフランカに取り憑いたモヤモヤ。

それはやがて女王の呼び声に変わり、フランカは妹のカルメラとトマシーナを連れて、地下の洞窟へと向かう。

見開きいっぱいに広がる絵は、エキゾチックな造形と色に満ちている。
場面ごとに姿を変えていくその世界は、美しく、不思議で、どこか不穏。
見ているだけでめまいを覚えてしまう。

その中で、フランカたちの気持ちも変わっていく。
びくびくしていた心が、少しずつわくわくへと変わる。
けれど、最後には逃げ出してしまう。

そしてたどり着いた洞窟の中のでフランカ達を待っていたのは、ちょっと薄汚れた女王。
その姿は、フランカそのもの。

フランカはモヤモヤから解放されて、女王と踊り出す。

それが自由。
フランカがやっと手にした自由。

でも、読み終えてから、ふと立ち止まる。

それは本当に自由なのだろうか。
いつか、カルメラとトマシーナも手にするものなのだろうか。

子どもから大人へ向かう途中で、誰もが出会うかもしれない、言葉にならない心の揺らぎ。
純真なままではいられなくなること。
それでも、自分の足で進んでいくこと。

この絵本は、それを美しくも不可思議な冒険として描いている。
けれど、その美しさの奥には、寂しさが隠れていた。

自由とは何か。
大人になるとは、何を手に入れ、何を手放すことなのか。

そんなことを考えながら、そっと絵本を閉じた。

5 stars
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