本文へスキップ
海が天に届くとき 表紙

海が天に届くとき

ログインするとリクエスト可能か確認できます。 ログインまたは今すぐ登録

出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。


1

KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。

2

Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。

刊行日 2026/07/02 | 掲載終了日 2026/06/30


ハッシュタグ:#海が天に届くとき #NetGalleyJP


内容紹介

僕が出会った復顔師

あなたの心を守りたいーー

祈りと復元、心揺さぶられる傑作長篇

『あの日の風を描く』(第16回角川春樹小説賞)で鮮烈にデビューした著者、さらなる高みに。


    <あらすじ>

三麓美術大学の大学院で復顔(遺骨から生前の顔を復元する技術)を専門にする綾木遥花(あやぎはるか)は、復顔が社会の何の役に立つのかと悩む日々を送っていた。ある日、遥花はバイト先の科学博物館の理学博士・郷間俊樹(ごうまとしき)から呼び出される。有名私立大学の東京春天大学から郷間の元に、行方不明になっていたある教授の復顔の依頼が来ていた。『教員アンドロイド化計画』によってアンドロイドとなるその教授の顔の復元を、遥花は請け負うことになる。

東京春天大学広報課の星悠月(ほしゆづき)は、復顔を記録するために遥花のもとに通い始める。行方不明の教授の事情を知って倒れた悠月は、遥花との交流によって次第に己の過去に向き合い始める──。

悠月に隠された秘密と遥花の悩みが交錯する。これは、過去から未来へと時間を追い越す感動の物語。


愛野史香〈あいの・ふみか〉

1992年佐賀県嬉野市生まれ。福岡大学薬学部を卒業。薬剤師。2024年、第16回角川春樹小説賞を北方謙三、今野敏、今村翔吾、角川春樹、選考委員満場一致で受賞。受賞作を改題し、同年10月に『あの日の風を描く』を刊行し、新聞、雑誌など多くのメデイアで絶賛され、忽ち重版した。他の著書に受賞後第一作『天使と歌う』がある。「小説新潮」「小説すばる」「西日本新聞」などにも寄稿。また、本年度佐賀銀行文化財団新人賞を受賞。

僕が出会った復顔師

あなたの心を守りたいーー

祈りと復元、心揺さぶられる傑作長篇

『あの日の風を描く』(第16回角川春樹小説賞)で鮮烈にデビューした著者、さらなる高みに。


    <あらすじ>

三麓美術大学の大学院で復顔(遺骨から生前の顔を復元する技術)を専門にする綾木遥花(あやぎはるか)は、復顔が社会の何の役に立つのかと悩む日々を送っていた。ある日、遥花はバイト先の科学博物館の理学博士・郷間俊樹(...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784758415095
本体価格 ¥0 (JPY)
ページ数 304

閲覧オプション

NetGalley Reader (PDF)
NetGalley Shelf App (PDF)
ダウンロード (PDF)

NetGalley会員レビュー

5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars

「あの日の風を描く」で没入した
美大学生たちの熱量が忘れられず、
あらすじを読む間も惜しんで読み始めた。
結果、正解だった。
設定される憧憬、物語の先見、想定される読後感、
先入観なく、描かれる充満な空気に取り込まれた。

~何の役にたつのか
やりたいことをやる
 生かされた命 
 我慢の限界で生きている~
いいこともそうでなかったことも含め、出逢ってしまった。
世のなかには、復顔師という仕事があること
過去は乗り越えなければならないのか
家族、災害、かけがえのない人、仕事、恋愛
盛りだくさんなのではなく、わたしたちには構成不可欠な要素。
深層を探る。歩調に合わせて遡る。
80年、15年、半年。
時間の連なりを、真綿で結び編むような物語だった。

本文中に射し込まれる、
北方謙三の「三国志」や今野敏の「雨水」を持つ手があった。
ひとを語る。

~炭酸飲料と骨を溶かす
 兄弟だから後頭骨が似てそう
 鼻の些細な造作で変わる印象~
顔への造詣の深さを知り得る、発見も読みどころだった。

そこまでやるかのスペシャリストが描く世界は
楽しくもあり深淵でもあり。

いやはや、今回も読みごたえをありがとう。
力作でした。

5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
このレビューは参考になりましたか?
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars

読んで、東日本大震災のことを思い出していました。この地震は日本橋にあった会社の事務所にいたときに起きました。地震の影響で何もかもがストップし、夕方になっても電車は動きませんでした。何時だったかわかりませんが、帰る方向が同じ同僚と二人で歩いて帰ることにしました。当時、新小岩に住んでいましたので、時間はかかりましたが、その日のうちに家に帰れ、無事な家族にも会えました。その時の気持ちが思い出され、作中の人物の気持ちがよくわかりました。ありがとうございました。

5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
このレビューは参考になりましたか?
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars

決して戻らない過去を「復元する」という作業。
余計なことを書くとネタバレになるので控えますが、過去の深い悲しみによって時間が止まってしまった人と、自分の進むべき道に迷いを抱えていた主人公が、ひとつの不思議な仕事を通して少しずつ心を通わせていく。なんとも美しく、感動的な物語でした。

5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
このレビューは参考になりましたか?
4 stars
4 stars
4 stars
4 stars
4 stars

人はなぜ過去を振り返るのだろう。
私たちは、もう会えない人とどう生き続けるのか。
忘れられないからか。手放せないからか。
本書を読んでいると、その答えは少し違うのかもしれないと思えてきます。
過去を振り返るたびに浮かび上がるのは、喪失ではなく、その人が確かに生きた時間です。
記憶は後ろを向くためではない。
未来へ歩き出すためにあるのだと教えてくれる、どこまでも人間の痛みと希望に寄り添った一冊です。

4 stars
4 stars
4 stars
4 stars
4 stars
このレビューは参考になりましたか?
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars

純度100%な若い二人の交流に
身も心も清められた気分です。

素敵すぎて、でも、もどかしくて、
ドーンと背中を押したくなりましたよ。

主人公は心に欠けた何かがある男女。

戦時中の地震被災者の容貌を
現代によみがえらせるプロジェクトに
関わった彼らが、驚きの経験を重ねながら
じっくりと壁を乗り越えていきます。

なにこのストーリーの絶妙さ!

骨格から顔を復元するのに並行して
二人の心にあいた穴も塞がれてくとか、
うますぎるんですけど。

茶目っ気たっぷりな教授の
あからさまなアシストには良き苦笑い。

下手したらなんとかハラスメントだけど
憎めない優しさに心をくすぐられましたよ。

驚かされたのは古い骨組織からわかる
情報量の多さですね。

ゲノム解析のような
普通に生きていたら一生知ることのない
科学的な知見などは興味深いものでしたよ。

頭蓋骨の眉の出っ張りの有無を見れば
性別が解るというのもナルホドな知識。

このあたりの物語に奥行を与える
専門的な描き込みからは、
丹念に調べ尽くした著者の苦労もうかがえました。

おかげで感情面だけでなく
知識面でも得るものが多い読書になりましたよ。

過去に囚われた男の意義深い気づき。
器用でない女が見せる度胸と行動力。

これは見どころたっぷりな一冊ですね。

気になって仕方ない二人が
惹かれあうさまに酔いしれて
私の心も前向きに解き放たれました。

(対象年齢は13歳以上かな?)

5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
このレビューは参考になりましたか?
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars

美大の大学院で彫刻を彫る主人公の女性「社会に役立つものでない」と悩んでいた。遺骨から生前の顔を復元する技術「復顔」のプロジェクトに参加することになる。遺族の思いを知るにつれ人間的にも成長していく。作風が若き作家さんらしい。山の手線をひとの顔のパーツなどのヒントに何周もするシーンが印象に残った。遺された人々の心に寄り添いながら復元していく物語です。素敵でした。

5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
5 stars
このレビューは参考になりましたか?