咲く。 宇野千代の生涯
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刊行日 2026/09/04 | 掲載終了日 2026/09/11
ハッシュタグ:#咲く宇野千代の生涯 #NetGalleyJP
内容紹介
今秋の朝ドラ"ブラッサム"で話題!
逆境をバネに、自らの手で運命を切り拓いた宇野千代の波乱に満ちた98年の生涯を描く。
生涯で四度の結婚や同棲を経験し、時に世間から猛烈な批判を浴びながらも、自身の恋愛を赤裸々に綴って大反響を巻き起こす千代。
小説家としてだけでなく、日本初のファッション誌『スタイル』の創刊や、きものデザイナーとしても時代を牽引していく。
今秋の朝ドラ"ブラッサム"で話題!
逆境をバネに、自らの手で運命を切り拓いた宇野千代の波乱に満ちた98年の生涯を描く。
生涯で四度の結婚や同棲を経験し、時に世間から猛烈な批判を浴びながらも、自身の恋愛を赤裸々に綴って大反響を巻き起こす千代。
小説家としてだけでなく、日本初のファッション誌『スタイル』の創刊や、きものデザイナーとしても時代を牽引していく。
出版情報
| 発行形態 | 文庫・新書 |
| ISBN | 9784267025167 |
| 本体価格 | ¥1,000 (JPY) |
| ページ数 | 320 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 2149588
2026秋のNHK連続テレビ小説『ブラッサム』のモデルとなった宇野千代の生涯について描いた物語。
寡聞にして宇野千代という人物について存じ上げなかったため,本書を拝読することとした。
本書は飽くまで「史実に材を取り創作された物語」とのことだが,通読することで宇野千代という人物について少し解像度が上がったように思う。
これを機に宇野千代本人が遺した作品群についても読み進めていきたいと感じた。
レビュアー 1469440
くじけない。あきらめない。自分を貫く。
恋多き女性、着物のひと、ドラマ「おはん」の原作者、
著者への断片的な記憶は、本書により体系化された。
今ここを生きることの天才は、わたしの中で
「強く生きるには」とラベリングされた。
秋から始まる朝ドラに先駆けて読めたのは幸い。
好きの魂、のめり込みの極み、良い仕事への執念、
98年のつまづき人生の颯爽は
どこを切り取っても素敵でした。
<いくつになっても人生は今日が始まりよ>
<私、何だか死なないような気がするんです>
明日を照らす、光のような本です。
咲く、自分という蕾を咲かせることに
渾身した貴方が眩しい。
生涯という言葉に違わない、力強き生でした。
お見事です。
レビュアー 530109
宇野千代さんは、作家であり、雑誌編集者であり、着物デザイナーでもあった多彩な方であり、それ以上に恋多き女でした。
何度も恋愛し、結婚し、離婚し、そのたびに一瞬は意気消沈しますけど、その気持ちが(いい意味で)長続きせず、次の恋や仕事に向かっていく千代さんのバイタリティに驚きます。
嫌なことをいつまでもグチグチいうより、新しいことを始めちゃった方が楽しいじゃないって、千代さんはいつも思っていたのでしょうね。いつでも、自分にとって好きなこと、楽しいことを求め続けた千代さんの生き方は本当に素晴らしい。だからこそ、「私何だか死なないような気がするんですよ」なんて言えたのでしょうね。
出版事業関係者 2094297
これを波乱万丈といわずして、何を言うのか。怒涛のパワーと勢いにあふれた、宇野千代さんの生涯が描かれた一冊。ページをめくる手が止まらない・・・というか、1ページ先はもうひっくり返るような展開の渦が待ってます。濃密すぎて、読み終わった後、宇野千代さんのパワーにぐったりとしました。エネルギー吸われちゃった感があります。でも、吸われた分を補って余りある何かを読み手に与えてくれます。26年後期の朝ドラのモチーフにもなっているようなので、是非読んでおくとよりドラマが楽しめると思います。
レビュアー 1066163
今回初めて、私の中では、晩年綺麗な着物を着て、お化粧しているおしゃれな作家、宇野千代として認識していた人の生涯を読むことが出来た。明治、大正、昭和を生きたというと、私の亡くなった祖母の世代だと思う。生母の記憶がなく、継母に育てられた千代。厳しい父親の元、制約の多い中で、勉強が出来、裁縫も出来、というように、のちのマルチの才能が幼少の頃から発揮されている。継母にとても大事にされたことは、自分を大事にすることにつながったのかもしれない。それにしても、千代は自由奔放というのか、自分の気持ちの赴くままに、仕事も男性との関係もすべて周りを気にすることなく突き進んでいく姿は本当にあっぱれとしか言いようがない。結果、離婚や別離ということになっても、泣くことはあっても、決してめげないところがまたすごい。着物作りも若い頃からやっていた生活のための大事な仕事だし、雑誌交読の営業をしたり、絵を売り歩いたり、女給もしたり、雑誌まで創刊するなど、ただの奥さん、小説家に収まらず、多彩な才能を生きていく糧につなげていく力強さも感じる。梶井基次郎、小林秀雄、菊池寛、川端康成などの著名な人々や、東郷青児などの画家たちとの交流や愛憎劇もあり、その時代の寵児のような才能ある人たちと、当たり前のように同時代を生きてきた力強さを感じる。家を何件も建てて住むという、誰にでもできないことを軽々とやってのける才覚も本当に素晴らしい。晩年になっても、その勢いは衰えず、色々なことに頭をつっこんでいき迷いがない。そして生涯をかけて、ずっと小説を書き続け、常にそれが人々に読まれていたということも、やっぱり小説家、宇野千代という私の認識は間違えではなかったのだと思えた。明治生まれの強い女性、宇野千代が私の中に降臨した瞬間だった。
レビュアー 573233
岩国出身の宇野千代さんのお名前や言葉の碑は知っていたけれど、こんなにいろいろな出来事、恋、紆余曲折があった98年の人生だと初めて知りました。想像していたより、行動的で前向き、時代の先をいっていた方だったと文章やお料理、お着物についてのお話も踏まえ、背景が知れて興味深かったです。2026年後半の朝ドラが宇野千代さんがモデルということで、より楽しめそうです。
レビュアー 1604179
父しか読んではいけなかった新聞から輝きを放つ、小説という存在が刻まれたのだろうか。幼少期の葛藤、村のしきたり、このまま社会の型にはまりたくない。苦しみ悲しみ抜いた末に人生の転機が訪れる。じっとしていられない性分。上京してから多くの芸術性あふれる人物と出会い、随筆家、編集者や着物デザイナーへと、戦争を越えて秘めた才能が大きく開花する。千代の手から生み出される物語は情熱的。現実はそれ以上に濃厚。太陽のように照り、沈んでも燃え続ける。これは誰もができることではない。振り返ると人生は長い。その時々は短いのだけど。
教育関係者 468529
宇野千代さん。「死なない気がする」と生前おっしゃっていたのが印象的だが、詳しい彼女の人生を知らなかった。
なんと波乱万丈なのだろう。なんと自分の気持ちに正直なのだろう。
晩年のデザイナーとして活躍のほうが、自分としては身近だったが、自分の認識の甘さ、浅さをこの本から知った。
また、彼女の魅力は男性が感じる魅力だけではないということも。
身近に彼女がいたら、果たして自分は魅力を感じるだろうか?とイメージのみで考えていたけれど
性別を超えた行動力や、考え方。近くで見ていたらまた違う感想とともに大好きになっていただろう。
ブラッサム、楽しみである。