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ミズルの図書館 表紙

ミズルの図書館

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刊行日 2026/10/30 | 掲載終了日 2026/09/24


ハッシュタグ:#ミズルの図書館 #NetGalleyJP


内容紹介

数々の賞に輝く柏葉幸子のファンタジー。
ふしぎな図書館にある本、「魔女と娘の物語」と絡み合うように進む女たちの物語。

どこからともなく現れる不思議な図書館。
黒いワンピースに身を包んだ異国風のなぞめく司書。
そこで読まれる本は、どれも同じ本のようで……

本のなかの魔女と娘の物語が進むにつれ、図書館に呼ばれるかのように登場する母、娘、祖母、養母ーー女たちの人生が絡み合う、不思議な連作短編集。

*本書は「鬼ヶ島通信」73号(2019年11月発行)から76号(2021年5月発行)に掲載された連載『ミズルの図書館』(全4回)に加筆・修正をしたものです。
*佐竹美保による挿絵13点入り
*小学5年生以上で習う漢字にふりがなつき


装丁・デザイン:中嶋香織


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著者/柏葉幸子(かしわば・さちこ)
岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクル・ファミリー』(講談社)で第45回産経児童出版文化賞を受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で第54回産経児童出版文化賞を受賞。『つづきの図書館』(講談社)で第59回小学館児童出版文化賞を受賞。『岬のマヨイガ』(講談社)で第54回野間児童文芸賞を受賞、2024年バチェルダー賞オナー選出。『帰命寺横丁の夏』(講談社)で2022年バチェルダー賞を受賞。近著に「モンスター・ホテル」シリーズ(小峰書店)、『人魚姫の町』、「竜が呼んだ娘」シリーズ(いずれも講談社)など。

絵/佐竹美保(さたけ・みほ)
富山県生まれ。『魔女の宅急便』(3巻~6巻)(福音館書店)、「守り人」シリーズ(偕成社)、「ハウルの動く城」シリーズ(徳間書店)など、ファンタジーや児童書の分野で多くの装画・挿絵を手がけている。

数々の賞に輝く柏葉幸子のファンタジー。
ふしぎな図書館にある本、「魔女と娘の物語」と絡み合うように進む女たちの物語。

どこからともなく現れる不思議な図書館。
黒いワンピースに身を包んだ異国風のなぞめく司書。
そこで読まれる本は、どれも同じ本のようで……

本のなかの魔女と娘の物語が進むにつれ、図書館に呼ばれるかのように登場する母、娘、祖母、養母ーー女たちの人生が絡み合う、不思議な連作短編集。

*本書は「鬼ヶ島通...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
 空白ページは削除して公開しております。<br>
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○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
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著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと幸いです。
※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 児童書営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。    


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★★★

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恐れ入りますが&...


出版情報

ISBN 9784065435137
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 208

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霧の中にぽつんと現れる建物と、無愛想な司書さんがすごく印象に残りました。満月の本を手にしたところから、母と娘の気持ちが少しずつ近づいていくのが静かでやさしいです。
オレンジの香り玉や青い石、手編みのぬくもりなど、小さな描写がどれもあたたかくて、親子の思いが自然に伝わってきました。佐竹美保さんの絵もきれいで、物語の世界にすっと入れました。
読み終えたあと、心がほっとしました。

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柏葉幸子さんの物語に佐竹美保さんの挿絵。
この組み合わせを見ただけで「読まなくては!」と思ってしまいました。

いつの間にかそこに存在した不思議な図書館。
外観も不思議だし、司書はサービス精神など持ち合わせていなさそうな雰囲気で。
縁あってそこに足を踏み入れた人々が出会うのは、ある一つの物語。
その物語に出会うことで、それぞれの心に潜むわだかまりがあたたかく、やわらかく変化してゆく。

全体ももちろん良かったのですが、特に中の物語がわたしの好みにぴったりで、少しずつ登場するそちらを先に全部読んでしまいたい誘惑と戦いながらの読書でした。
「母と娘のファンタジー」とあとがきにあるとおり、いろいろな「母と娘」が描かれています。
そこに、誰もが幸せになってほしい、という作者さんの思いを感じました。

この作品は児童やYA用とくくってしまってはもったいない。
大人も、いえ、大人にこそおすすめしたい物語です。

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霧の中にいつの間にか現れる不思議な図書館と、黒いワンピースを着た謎めいた司書さん。
もうこの設定からめちゃくちゃ好きでした!!
ちょっと不気味で幻想的なのに、どこか優しくてあたたかい雰囲気があって、私もこの図書館に迷い込んでみたい……!と思ってしまいます。
そして図書館で読まれる「魔女と娘の物語」と、現実を生きる母、娘、祖母、養母たちの人生が少しずつ絡み合っていく構成がとっても素敵でした!
最初は別々に見えていた女性たちの物語が、本を通して繋がっていくのが本当に綺麗です。
それぞれが親子だからこその愛情や寂しさ、言葉にできなかった思いを抱えていて、そのわだかまりが少しずつやわらかくほどけていく様子に胸がじんわりしました。
オレンジの香り玉や青い石、手編みのぬくもりなど、小さなものに込められた思いもすごく好き!
派手な言葉ではなく、こうした何気ないものから「大切に思っている」という気持ちが伝わってくるのが、とても優しくてあたたかかったです。
そして何より、本の中の「魔女と娘の物語」がものすごく好みでした!!
現実のお話も気になるのに、「こっちの続きも早く読みたい!」となってしまって、本の中の物語だけ先に全部読ませて〜!という気持ちになるくらい夢中になりました。
母と娘といっても、その関係や抱えている事情はそれぞれ違います。
近い存在だからこそ分かり合えなかったり、傷つけてしまったり、それでも心の奥では大切に思っていたり……。
いろいろな形の「母と娘」が描かれているからこそ、みんな幸せになってほしいなぁと自然に思えました。
少し不思議で幻想的な世界に包まれながら、人と人との間にある固くなってしまった気持ちが、ゆっくりあたたかく溶けていくような物語。
佐竹美保さんの美しい絵も世界観にぴったりで、ますます物語の中へ吸い込まれました!
読み終わったあとは、優しい魔法をひとつかけてもらったみたいに心がほっとして、この不思議な図書館と「魔女と娘の物語」のことをずっと覚えていたいなと思える、大好きな一冊でした!!

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不思議な図書館は、どこからともなく現れます。
その図書館にたどり着いた女性たちの物語と、図書館のなかの本の物語がリンクしながら進んでいきます。
とても不思議な図書館なのに、この図書館の物語を必要とする人に現れるのがとても素敵です。
母と娘、養母、祖母。女性たちの関係は色んな形をとります。
母と娘が全てわかり合えるわけではありません。
女性たちの関係が、全て良好なものとして描かれていないところに心を刺されました。この図書館があれば私は母と違った関係が築けたのかもしれません。

図書館という本と出会う場所。
物語を必要としている人に、素敵な出会いがありますようにと願わずにいられません。
児童書だけれど、悩める大人にこそ届いてほしい物語です。
あなたの前に、ミズルの図書館が現れますように。

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そこには何もなかったはずなのに、突然図書館が現れます。そこに入ってみると黒いワンピースを着た愛想のない司書さんがいました。そこで見つけた本は、とても不思議な魔女の物語です。

 現実の世界の祖母と母と義母と娘の暮らしと、本のなかの魔女たちの物語が、最初は全く関係ないように思えていたのですが、いつの間にやら交錯していきます。

 生みの母と育ての母、本当のことと本当ではないこと、夢と現実、不思議な図書館が、ふたつの世界をつないでいきます。


 母親を疎ましく思ってしまうのは、それだけ愛がほしいということだろうし、余りに愛されても重く感じてしまうだろうし、ちょうどよい距離感の母と娘の関係って難しいなぁ。

 物語の中で、手編みの帽子を喜んでいた王様。どんなに高価な贈りものよりも、心を大事にする王様なのに、お妃様からは、そういうものをもらったことがなかったのかしら。

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突然街中に現れる、不思議な形の図書館。
その図書館は、いろいろな母と娘を迎え入れる。
そして、図書館を訪れた人は、魔女と養女の物語の本を読む。

図書館を訪れる人も、本の中の登場人物も、母として、娘として、暮らしている。
実の子ではなかったり、生みの親ではなかったり、あるいは血は繋がっているけどコミュニケーションに悩みがあったりと、いろいろだ。
そんな中でも子を愛し、母としての責任を感じ、喜んだり悔いたりする彼女たちに、共感する。

図書館にいる不思議な司書の女性と、本の登場人物がリンクしていくラストは、「おっ」と思わせる。
何者かわからない老婆の不可解な行動など、ミステリのような読み心地もある。

母娘の物語としても、謎解き要素のある物語としても楽しめる、一石二鳥な本でした。

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なんて美しくて幻想的な表紙でしょうか。
表紙にある不思議な図書館の入り口に引き込まれるようにして読みはじめましたが、読み終わっていちだんとラピスラズリ色の表紙に魅せられました。
本の内容もミステリアスで、時と場所を超えて繰り広げられるストーリーを夢中で追いかけたり、知らない間に追い越されていたり。母や娘、祖母といったさまざまな立場の女性たちが織りなす物語に、ドキドキが止まりませんでした。いろいろな事情を抱える登場人物たちは、一歩離れて見るとそれぞれみな懸命に生きていることが感じられて、とても切ない気持ちになりました。
さすが柏葉幸子さんと思わせる作品です。

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ミズルの図書館というのは緑の小山のような不思議な形をした図書館です。出現も不思議です。何もなかったところに、忽然と現れるのです。ミズルというのは人の名のようですが、実は違います。霧雨といったような意味のようです、このミズルの図書館を巡る8つの物語。作中作も含めて、何とも幻想的なお話です。挿絵も私の好きな感じで、素敵です。この挿絵だけでも本書を読む価値があるでしょう、

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忽然と街中に姿を現す図書館。そこに所蔵された、魔女と娘の寓話を軸に、現代の母娘たちのさまざまな葛藤を描いた連作小説。王道のファンタジーと、今を生きる母やその娘がリンクして、読み応えがあり、噛みしめるように深く味わえる素晴らしい作品でした。章ごとの魔女の話のはじまりでは、まさに自分が物語の中に吸い込まれるような引力を感じます。深いテーマであり、人間根本を問われるようなお話でありながら、次へ次へと読みたくなる展開が素晴らしかったです。
娘時代に読み、母になってまた読めば、また違った思いを抱くのでしょう。
一生ものの上質な物語。柏葉先生に脱帽です。

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神出鬼没な図書館を舞台に繰り広げられる母と子の物語。
なにかに導かれるように図書館に辿り着く登場人物たちが出会う謎の書籍。そこには魔女と娘の物語が描かれていて、本を読む人々の心へ静かに働きかける。
愛情の表現はみんな同じじゃないから、伝わりにくかったり、受け取りが上手くいかなかったりするけど、読んでいると、あなたは愛されているのよ、ってじんわり満たされて幸せなため息がもれてしまいます。
自分の立場が変化する度に読み返したら様々な感情を味わえるであろう1冊。

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オムニバス形式の物語の中に織り込まれる作中作が、とても面白かった。
そして、その話の中の彼女がここにいたのか、と作中作とこちら側とのつながりもあって、なんだかうれしくなった。
母と娘の物語が、リアリティいっぱいに書いてあったので、児童書というよりは大人向けなのかもしれない。

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母、娘、養母、祖母…女性ならどれかしらに必ずあてはまる。
そんな人たちが主人公の物語。
母の愛情を求めている人もいれば、満ち足りた愛情の中で育つ人もいて…
愛情表現も、愛情の注ぎ方も人それぞれで…
時折ズキッと痛みを覚えながら、読んだ。
登場人物たちが何かしら抱えているものを持ちつつ読む本の内容が、絶妙に登場人物たちの思いとリンク。読み手である私自身もどこかしら重なるところを感じた。
すべて共感できるわけでも、理解できるわけでもないけれど、自分と似ているところを探しながら読み、本の世界へ没頭した。
忽然と現れる小山のような図書館を絡めながら進んでいく物語は、リアルさも感じるファンタジーだった。

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ミズルの図書館。
小山を半分にしたようなかたちをしているカエルの片目のような建物。
ミズルは霧雨という意味だそうだ。
突然あらわれ、突然消える。
あったのかなかったのかわからない図書館だからだろうか。
ミズルの図書館は時間も場所も超えてしまうようだ。

この本に書かれているのは、このミズルの図書館にやってくる母と娘のファンタジーだ。
登場人物である母娘は、どこかでつながっていたる。そして気にかけたりしている。

登場人物たちをつなぐのは図書館だけではない。一冊の本だ。この本の表紙と同じ「青みかがった夜の空に大きな満月がかかっている」絵を表紙にしている図書館にある本。この本に描かれているのも母娘の物語だ。
そして、この物語と図書館のある現実がリンクしている。ファンタジーだけれどリアル。

母親と娘、本当の母娘でなくても「本当かどうかなんて関係ない」、「ただ愛すればいい」んだと伝えてくれる。
父親的なものは、ほとんど存在しない。それでいいと思う。だってこの作品は、作者の母としての娘としての物語だから。

装画・挿絵は佐竹美保さん。ピッタリ!

『満月王の娘』は単独で出版してもらいたいくらいにおもしろい。想像を膨らませながら読んだ。

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