モンゴメリショートセレクション 男ぎらい女ぎらい
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刊行日 2026/10/20 | 掲載終了日 2026/10/04
ハッシュタグ:#モンゴメリショートセレクション男ぎらい女ぎらい #NetGalleyJP
内容紹介
『赤毛のアン』で知られるモンゴメリの、「アン」の気配を感じる物語6篇。失敗して世をすねている人、まわりから軽んじられている人、他人を見下している人…。そんな人々の憎めない姿が辛口のユーモアに包まれて描かれます。
【目次】
ありふれた一生 5 知らない人と過ごした午後 67 スピードをあげたルドヴィック・スピード 97 失敗したきょうだい 123 ミス・エミリーの茶色い手帳 149 男ぎらい女ぎらい 167
おすすめコメント
アンやギルバート、ダイアナなど、本巻には「赤毛のアン」の気配が漂っている。さまざまな面をもつ、時にめんどうで時に愛らしい人々が数多く登場する。モンゴメリと我々とでは100年ほども生きる時代が異なるにもかかわらず、認知バイアスがどちらにも浮遊していることは興味深い。どの作品にも、登場人物の、みられている姿とはべつのさまが描かれる。周りから見たひとひとりのさまなど、たった一面に過ぎないのだと感じる。
アンやギルバート、ダイアナなど、本巻には「赤毛のアン」の気配が漂っている。さまざまな面をもつ、時にめんどうで時に愛らしい人々が数多く登場する。モンゴメリと我々とでは100年ほども生きる時代が異なるにもかかわらず、認知バイアスがどちらにも浮遊していることは興味深い。どの作品にも、登場人物の、みられている姿とはべつのさまが描かれる。周りから見たひとひとりのさまなど、たった一面に過ぎないのだと感じる。
出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784652207048 |
| 本体価格 | ¥1,300 (JPY) |
| ページ数 | 215 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 2116865
赤毛のアンシリーズは、有名な第1作は読んだが、他作品はきちんと読んでいない。なので始めは、どこかに雰囲気がするだけで直接関係ない時代や場所の話だと思った。
読み進めているうちに、聞いたことがある地名やキャラクター、アンやギルバート本人も時折顔を出す。アンの生立ち、性格、成長等はだいたい把握できていたので読みやすかった。
この作品はシリーズ他作品とは違い、たぶんドラマで言うところのスピンオフものだ。
アンの成長を追う正当路線も良いが、これはこれで面白い。挿し絵の効果か短編集だからかどこか軽妙で楽しく読めた。
レビュアー 781279
物語に直接登場しないのに、アンたちを感じアヴォンリーの景色が広がるような物語でした。ヨシタケシンスケさんの絵がこれから始まる物語の入口を彩ってくれてとても楽しかったです。
特に好きなのは「ありふれた一生」です。タイトルとはかけ離れたような波乱万丈の女性の生涯。女性の命の火が消えかけているときに、周囲の人の本音は辛辣で、でも女性は宝物のような思い出を心に持ち旅立とうとしている。当時の時代背景も感じながらも、大切な人を思う気持ちはいつだって変わらないのだなと女性の思い出を通して感じました。
モンゴメリ作品は『赤毛のアン』の数巻しか読んだことがないので、こんな短編もあるのだと驚きました。
この物語の登場人物たちはちょっとひねくれていて、クセが強い人ばかりです。ちょっと笑えて、切なくもなるけれど、とても魅力的なお話が詰まっていていました。
図書館関係者 906578
モンゴメリの作品にまた会える!
「赤毛のアン」のアンやギルバート、ダイアナもチョイ役で出てきたり、話題の中に出て来たりして、学生時代に楽しんだ読書の続きに出合えた気がした。
短編集だけど、どの作品の登場人物たちも魅力的で、どの作品も面白かった。
痛快なラストを迎える作品が多かったけど、ちょっとしんみりする作品も。
今よりずっと、女性たちが生きづらい時代だったけど、そんな時代の中でも、ユーモアを忘れず、芯の強さで生きていく彼女たちは、みんな好きだなと思った。
今だからこそ味わえる読後感もあり、よい読書時間を過ごせたと思う。
書店関係者 1816442
『赤毛のアン』とはまた少し違った角度から、モンゴメリの世界を楽しめる短編集でした!
登場するのは、ちょっとひねくれていたり、失敗を引きずっていたり、人を見下していたり……と、なかなかクセの強い人たちばかり。
「もう、めんどくさい人だなあ!」と思うこともあるのですが、なぜか憎めなくて、読んでいるうちにどんどん愛着が湧いてきました。
特に面白かったのは、周りから見えている姿だけが、その人のすべてではないというところです。
一見すると嫌な人や変わった人に見えても、その人なりの事情や想いがあって、別の角度から見ると印象がガラッと変わる。
人間って一面だけでは分からないんだなあと改めて感じました。
100年ほど前に書かれた物語なのに、人間関係の面倒くささや思い込みは今とあまり変わっていないのも面白いです!
そして何より、アンやギルバート、ダイアナたちの気配を感じられるのが嬉しかったです。
本人たちが少し登場したり、知っている名前や場所が出てきたりすると、「あっ!」とテンションが上がりました!
『赤毛のアン』本編とは違い、アヴォンリーの周りに暮らしている人たちを覗いているような感覚で、スピンオフ作品のように楽しめます。
クスッと笑えるお話もあれば、ちょっぴり切なくなるお話もあって、短編集なのにとても満足感がありました。
時代が変わっても、人は恋をしたり、意地を張ったり、勘違いしたり、大切な人を想ったりする。
そんな不器用で面倒くさくて、それでも愛おしい人間の姿がたっぷり詰まっていました!
『赤毛のアン』が好きな人はもちろん、モンゴメリの作品をあまり読んだことがない人にも楽しんでほしい、軽やかで温かい一冊でした!
レビュアー 1666318
モンゴメリが私の青春でした!
アンシリーズ全10巻をはじめ、エミリーシリーズ、パットお嬢さん、果樹園のセレナーデはもちろんのこと、もつれた蜘蛛の糸などマイナーな作品も全て読み尽くしました。たまたま、もう何十年も手に取ったこともなかったモンゴメリの作品を読み返していたところ、この本を知りました。まだ自分が知らなかった作品があったことにまず驚きました。そして読み進めていってさらにびっくり。これ、ほんとうにモンゴメリが書いたの? と、意外な感じがしました。でも、アンやダイアナっぽい登場人物の影もちらつき、これはたしかにモンゴメリが書いたものですね。
全ての作品を読み終えて、すっかりモンゴメリの新しい世界に魅了されてしまいました。
とくに、男ぎらい女ぎらい。これは珠玉の名作です。
なんとなく筋が読める展開なのに、胸が震えました。またいちだんと、モンゴメリがすきになりました。