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私のおすすめ度
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2022/10/10/29 NetGalleyで紹介されていて、表紙がちょっと面白そうなので読むことにしました。 主人公は、やさしく怖がりだけど好奇心もある わりと普通な少年、小5の拓くん。 さて、彼に怪奇現象が・・・。 最初に現れたのは、透けて見える鶴。 そのページのイラストは、表紙の華やかなカラー版とは大違い。 鶴の恩返しや雪女でも出てきそうな、暗く恨みがましい姿です。 これはもしかして 不気味な本なのかな? そう思いながら読み続けます。 拓少年は、新しい家族にも暖かく迎えられ、学校でもいじめられることなく ホッ! しかし、曰く有りげな家に住むことになって、なんと 他の人が見えないものが見えるため、家の中や近所でも妖怪?に悩まされます。 こわいよね。こんな家に住まなくちゃいけないってなると。!!(>д<)ノ そんな 拓に心強い? 友人ができます。 クラスメートの雨宮風花という妖怪オタクの女の子。 ハリー・ポッターにでてくる ルーナ・ラブグッドを ちょっと思い出しました。 登場人物は、普通のいい人たちばかりなので、気持ちよく読むことができます。 文章も 自然で読みやすく グイグイと話に引き込まれました。 最初は怖がってばかりだった「妖しいやつら」に対抗しようとして、彼らと話をしその気持ちを知った拓は、腹にどんと重いものを据えたしっかりした少年になっていきます。 「妖しいやつら」は、古い家とそこに住む人達を守る「家守神」。 彼らがずっと古い家にいられるよう 勇気を持って祖父や家族みんなに気持ちを伝えます。 これから、拓少年と「家守神」たちとの暮らしが始まるよ! 続きが楽しみ!
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