会員のレビュー
レビュー投稿者
教育関係者 645139
《子どもの“ギモン”を、研究の形に変えていく。
自由研究の入口を、ここまで具体的に下げてくれる本はありがたい》
本をめくると、最初のページにチャート図がある。しかも、そのタイトルは「キミにあった自由研究を探せ!」。
自由研究に取り組むうえで、最初の大きなハードルは「テーマ決め」。その入口を、このような形で示していることに、まず驚かされた。
チャート図は、自由研究に取り組むスタイルが「すぐに」なのか「じっくり」なのか、というところから始まる。
さらに、観察のしかたや好きな分野だけではなく、夏休みをどのように過ごしたいかまで選択肢に入っている。
そして、その結果として、自分に合った自由研究のテーマと該当ページが示される。
自分の性格や過ごし方からテーマに近づいていく。
これは斬新であるだけでなく、それぞれの子どもに沿うことを目指した、非常に効果的な方法だと感じた。
自由研究の最初のハードルを下げる、有効な仕掛けになっている。
漫画の主人公は、小学6年生のユウと4年生のケン。
3年生で理科にふれたあと、少しずつ理科が分かってきた4年生と、最高学年の6年生の姉弟。
自由研究に向き合う学年として、ちょうどよい学年だと言える。
次に登場するのは、各分野の「ガチ勢」たち。
肩書きだけではなく、その名に恥じない具体的な実績をもった人たちが選ばれている。
そこから、この本の使い方の説明が始まる。
「やってみたい研究を探そう!」では、「ギモン」と、そこから生まれる「予想」が大切にされている。ここがしっかりしていると、子どもは自分の問いとして自由研究に取り組んでいける。
「研究を進めよう!」では、ユウとケン、そして担当するガチ勢とのやり取りが、「タイムライン」という流れで示されている。考えるヒントや解説、具体的な手立てが、会話の形で無理なく示されているのがいい。
「まとめよう!」では、レイアウト例の中に「予想」や「結果」の書き方だけでなく、混ざってしまいやすい「わかったこと」と「感想」の違いまで、きちんと内容を示して区別している。
ここには感心した。
さらに「ふりかえろう!」では、発展的な課題を示すだけでなく、その活かし方や参考図書まで紹介されている。
そして始まる、6つのテーマによる自由研究。
一つ一つについて書くと長くなるので割愛するが、「恐竜の足の速さ」や「石垣の石の由来」など、ユニークな視点から入るものがあり、それぞれ専門家が関わっているだけに、きちんと納得できる内容になっていた。
自由研究は、子どもにとっても、見守る大人にとっても、意外と難しい。
けれどこの本は、「何をすればいいのか分からない」という入口の不安を、楽しく、具体的にほぐしてくれる。
続く第2巻にも興味深いテーマがあるので、ぜひ読んでみたい。
自由研究の入口を、ここまで具体的に下げてくれる本はありがたい》
本をめくると、最初のページにチャート図がある。しかも、そのタイトルは「キミにあった自由研究を探せ!」。
自由研究に取り組むうえで、最初の大きなハードルは「テーマ決め」。その入口を、このような形で示していることに、まず驚かされた。
チャート図は、自由研究に取り組むスタイルが「すぐに」なのか「じっくり」なのか、というところから始まる。
さらに、観察のしかたや好きな分野だけではなく、夏休みをどのように過ごしたいかまで選択肢に入っている。
そして、その結果として、自分に合った自由研究のテーマと該当ページが示される。
自分の性格や過ごし方からテーマに近づいていく。
これは斬新であるだけでなく、それぞれの子どもに沿うことを目指した、非常に効果的な方法だと感じた。
自由研究の最初のハードルを下げる、有効な仕掛けになっている。
漫画の主人公は、小学6年生のユウと4年生のケン。
3年生で理科にふれたあと、少しずつ理科が分かってきた4年生と、最高学年の6年生の姉弟。
自由研究に向き合う学年として、ちょうどよい学年だと言える。
次に登場するのは、各分野の「ガチ勢」たち。
肩書きだけではなく、その名に恥じない具体的な実績をもった人たちが選ばれている。
そこから、この本の使い方の説明が始まる。
「やってみたい研究を探そう!」では、「ギモン」と、そこから生まれる「予想」が大切にされている。ここがしっかりしていると、子どもは自分の問いとして自由研究に取り組んでいける。
「研究を進めよう!」では、ユウとケン、そして担当するガチ勢とのやり取りが、「タイムライン」という流れで示されている。考えるヒントや解説、具体的な手立てが、会話の形で無理なく示されているのがいい。
「まとめよう!」では、レイアウト例の中に「予想」や「結果」の書き方だけでなく、混ざってしまいやすい「わかったこと」と「感想」の違いまで、きちんと内容を示して区別している。
ここには感心した。
さらに「ふりかえろう!」では、発展的な課題を示すだけでなく、その活かし方や参考図書まで紹介されている。
そして始まる、6つのテーマによる自由研究。
一つ一つについて書くと長くなるので割愛するが、「恐竜の足の速さ」や「石垣の石の由来」など、ユニークな視点から入るものがあり、それぞれ専門家が関わっているだけに、きちんと納得できる内容になっていた。
自由研究は、子どもにとっても、見守る大人にとっても、意外と難しい。
けれどこの本は、「何をすればいいのか分からない」という入口の不安を、楽しく、具体的にほぐしてくれる。
続く第2巻にも興味深いテーマがあるので、ぜひ読んでみたい。