保育園浪人

子どもを産んで、なぜ罰ゲームを受けなきゃならないの?

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刊行日 2017/10/31 | 掲載終了日 2018/04/16

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内容紹介

「保育園落ちた日本死ね!!!」のブログが、ネット上で拡散し、国会でも取り上げられたのは、昨年のこと。匿名のブログに、多くのママたちが共感し、流行語大賞にまで選ばれました。

 あれから、1年半。「待機児童問題」に変化はあったのでしょうか? 期待されたものの、現実的には前年を上回る結果となっています。

「待機児童ゼロ」への道は、険しいものがあります。保育園用地、保育士不足など問題は山積しています。しかし、このままでは、明るい未来はやってきません。

 著者は、東京都の区議会議員で、自らも「保育園浪人」を経験し、日々、「待機児童解消」をはじめとした子育て支援政策の拡充を訴えて活動しています。

 本書では、「保育園浪人」になったママたちの悲痛な叫びを取り上げ、「待機児童ゼロ」を実現するための提言、さらに、新米ママが失敗しないための「保活」の基礎知識とQ&Aを掲載しています。


「保育園落ちた日本死ね!!!」のブログが、ネット上で拡散し、国会でも取り上げられたのは、昨年のこと。匿名のブログに、多くのママたちが共感し、流行語大賞にまで選ばれました。

 あれから、1年半。「待機児童問題」に変化はあったのでしょうか? 期待されたものの、現実的には前年を上回る結果となっています。

「待機児童ゼロ」への道は、険しいものがあります。保育園用地、保育士不足など問題は山積しています。...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784798047171
本体価格 ¥1,300 (JPY)

NetGalley会員レビュー

子育てに関係ない人ほど読んで頂きたい。
私の家庭は転勤族なので専業主婦と決めている。
この本を読むまで保育園のことはよそ事だと思っていたがその考えは間違いだった。
どれ程の家庭が待機児童問題で苦しんでいるのかを知る事が出来た。
これらは大きな社会問題として国民全体で考えるべくこの本を強く薦め広めたいと思う。

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保活最前線の情報が得られました。
所得や働き方が多様すぎる現在で、それぞれの置かれた境遇や環境の中で、それぞれがみんな「保育園に入れない」日本。
何が原因なのか、そしてこれからどうすべきかを提唱し、希望をもたらしてくれる一冊だと思います。
絶対実現してくれると信じて、私も保活頑張ろうと思いました。

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全ての国民に読んでもらいたい。
待機児童という言葉を知る人は多いが、そのうち実情を知る人は少ない。
この本を読み、実情を知り、他人事ではなく自分達の問題として向き合って欲しい。
待機児童問題は、日本が抱えるとてつもなく大きな問題であり、一刻も早く効果的な対策が必要だと改めて思い知らされる1冊。

最後の章は、「保活の基礎知識」新米ママが失敗しないQ&A となっており、具体的な保活の進め方が分かりやすくまとまっている。これから子供を保育園に入れたいと考えている人は必見の内容。

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私もかつては保活をした経験があるが、当時より保育園への門がせばまっていると感じている。その状況をこの本を読んで痛感することとなった。
つまり、私が娘を保育園に入れた15年前に比べて仕事をしながら母親になることがスタンダードになってきたのに、受け皿がまったく確保されていないという現実を目の当たりにしたのだ。
待機児童が増加を続ける理由は、とどのつまり「この時期に入れなければ困るから早めに準備しておこう」という意識であると私は思う。
この4月に入れなければ、保育園の空きはなくなるし職場への復帰ができなくなる。その不安が子どもをより早く預けようという意識につながるのだ。
極論を言うなら、好きなだけ子供と過ごしても職場には籍があり、必要なときに預け場所が確保されているという安心感があれば、すべての人がゼロ歳児から長時間保育を望むわけではないのではないか。
しかし、母親は早くから場所を確保しておかないと不安なのである。父親も激務で親は遠方にいる。保育園がなければ生活は破綻するのだ。周到に準備を重ね、出産時期さえも計画する。しかし妊娠中とて思い通りにいくものではないし、出産後は言わずもがなだ。そしてそれは保育園を卒園してからも続き、小1の壁、小4の壁…いくつもの壁が立ちはだかっているという。このような状況を乗り切れる若者が果たしてどれだけいるのか?少子化になったのは必然であり、現状それを助長する環境であることは疑いもない。
保育園の確保だけでなく、もっと子供とともにある時間を確保できる社会(企業文化)を醸成するよう、政治家の皆様にはより働きかけを強めていただきたいと切に願っている。

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著者は元記者の方ということで、非常にわかりやすく、スッと入ってくる文書だった。保活の話はどちらかというとおまけであり、本題は格差や貧困、虐待などに対する福祉としての保育の必要性と、その先の少子化対策に関する部分。待機児童問題とは直接的に関係のない人にこそ読んでほしい、この問題は私たち子持ち世帯に閉じた話ではなく社会全体の問題なのだと知るきっかけとなってほしいと思った。なので、タイトルやコピーで煽っていくスタイルはむしろこの本にとっては邪魔(まず個人的に「日本しね」主張は好かない)。けれど同時に、多少過激にしなければ届いてほしい人には届かないのだと思うと悲しくもある。

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共働き世帯がスタンダードになってきた現代、待機児童問題は深刻なもので若者たちが近々直面する問題でもあります。
最近では幼児教育無償化の話などがありますが、あれも穴だらけの政策で、そもそも保育園をはじめ学童クラブなども母数の不足が第一問題で、そのために激戦たる保活が発生するのであり、親ならず保育関係者もかなりの負担を強いられているのが現状。国が子どもを育てるという意識は大分薄らいできているようで、日本の子育てに対する姿勢の不満は、作者と共感せざるを得ませんでした。
また、本著では子どもの虐待や、良妻賢母という価値観が未だ抜け切れない日本での父親の育児休暇取得や働き方の改善等にも触れられており、将来親になる世代にぜひ読んでほしい一冊である。

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超少子化超高齢社会の現実から、逃げてはいけない。他人事ではないのだ。私は、自分の子どもが小さかった時は、仕事を辞めていたので保育園は望めなかった。土俵に乗る以前に諦めていた。本来ならその頃から声を上げるべきだったのだ。ほんの何年かしか経っていないのだけど、この本に書かれている世代の少し前の私たちにも責任の一端はあるのではないかと感じながら、読んだ。ずっと前から核家族化と言われていたのに、育児は母親ワンオペですか。税率の問題、労働制度の見直しなどここに書かれていないさまざまな問題が通奏低音の如く鳴っているのが、聞こえてくる一冊である。

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