罪人が祈るとき

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刊行日 2018/02/23 | 掲載終了日 2018/04/19

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内容紹介

『ジャッジメント』の著者渾身の初長編ヒューマンミステリー小説!

自殺を決意した少年と、息子を自殺で喪くした父親……。

同じ空を見上げた時、ふたりは何を祈るのだろうか。

涙無くしては読めない感動のラスト!!

『ジャッジメント』の著者渾身の初長編ヒューマンミステリー小説!

自殺を決意した少年と、息子を自殺で喪くした父親……。

同じ空を見上げた時、ふたりは何を祈るのだろうか。

涙無くしては読めない感動のラスト!!


出版情報

ISBN 9784575240788
本体価格

NetGalley会員レビュー

前作の「ジャッジメント」の時も感じたのだが、終始ノンフィクションを読んでいるような気分であった。
完全にストーリーに入り込ませず読み手に一定の距離を保たせておいて、ラストの1行でナイフのように襲いかかる。
あの1行は著者自身の祈りでもあるだろう。であるならば、あれを読んで何も感じない人などこの世に存在しないで欲しい。それが私の祈りである。

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面白く読ませていただきました。
学校という孤立した社会の中で、こども達はもがき苦しんでいる。
巧妙で残忍な悪意に大人は気付くのが難しい。気付いたときは手遅れになってしまっている。
イジメは無くならないと誰かはいっていたけど、どうかイジメが無い社会になってほしい。

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日本に巣食う病理は、大人だけでなく子どもたちをも蝕んでいる。不条理の中で子どもたちの居場所はますます無くなっている。この小説はそんな大人や子どもたちの慟哭を、フィクションという手段で描くことによって、強く訴えているのだと思う。子どもたちの未来や、大切な人を失う苦しみを誰もが真剣に考える世の中にならないといけない!と思った。

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いじめを苦に自殺した息子の真実を追求する父親。
その父親に復讐する気持ちを芽生えさせた、いじめの犯人とそれを放置した社会。
どんな状況でも復讐殺人はだめだなんて、きれいごと。
登場するピエロは誰のために・・・
小説と分かっていても、現実の社会でありえることが恐ろしい。
いじめのない社会になってほしいと心から願いました。

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