英語教育の危機

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刊行日 2018/01/10 | 掲載終了日 2018/03/15

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内容紹介

大学入試、小学校英語、グローバル人材育成戦略・・・、2020年施行の新学習指導要領をはじめ、日本の英語教育は深刻な危機にある。第一人者による渾身の一冊!

大学入試、小学校英語、グローバル人材育成戦略・・・、2020年施行の新学習指導要領をはじめ、日本の英語教育は深刻な危機にある。第一人者による渾身の一冊!


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784480071095
本体価格 ¥780 (JPY)

NetGalley会員レビュー

内容自体はそこまで目新しいものではなく、ニュースなどで耳にしたりしたものが大半。でもなかなか考えさせられた。私は英語もフランス語も(専門用語などは難しいけれど)問題なく話すことができる。どちらの言語でも医者にかかったり、トラブルに巻き込まれたり、現地の人とコミュニケーションをとったりは問題ない。おそらく国が求めているのはこのレベルなのかなと思う。日本語と英語では文法なども全く違うので、やはり切羽詰まらないとここまでできるには難しいと思う。中学からの交換留学制度などももうちょっと広く進めていくべきではないかと思う。

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英語教育のここ数十年の歩みと現状、そして更なる方向が実によく書かれていたと思う。
学習指導要領関連の引用では、お役所作文の典型のようなものが続き、頭の中だけで描いたような理想にめまいがし、その他の部分では鳥飼氏の思いのこもった論調が好ましく感じられた。
個人的には以前から「内容と言語統合学習」と「内容中心指導法」の違いを知りたかったので、タイムリーだった。また、ミルトン・ベネット氏の「異文化感受性発達モデル」の部分も以前から個人的に思っていたことと共振しなるほどと日記に書き写した。「あとがき」にあった大村はま氏のことばの引用もこの本にふさわしいものと感じる。
著者の鳥飼氏が広く良識を持って「言語教育=教育そのもの」と考えておられるのが伝わる一冊であった。特に迷える教育関係者は必読だと思う。勇気づけられる一冊。

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誰に読んでもらうべきか、、という意味で結構難しく思ったので★3とさせて頂きました。
※レビュアー自身は10年前に英語教員系の大学院を卒業、現在は英語を使う出版系の仕事に従事する2児の親です。

本書は2020年の新学習指導要領の施行に際して、これまでの英語教育を概観し、これからの問題点・課題を紹介したものとなっています。いま現場で尽力されている先生方の場合、これを読んだところで手に余る、というか、手の届かない範囲の話のようにも思えます。また、行政側や英語教育研究者にとっては、すでに知られた基礎的な内容です。

そういった意味では、これから英語教育のことを考えよう、調べよう、という人のための入門書、または、学校に自分の子供を預けることになる親達が英語教育現場で何が行っているのか、先生方と協力してやれることやれないことは何なのか、そういったことを把握するための1冊という気もしました。

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日本人がグローバル社会に怯え、うまく対処する術を英語教育に求め続けた迷走の結果を憂えた一冊。当の文部科学省がグローバルな人材とは具体的にどのような素質を持つべきか、そのためにはどうすべきかを極めて曖昧にしか表現できていないことがよくわかる。
著者の言う落としどころは、英語を言語として相対的にとらえて日本語との違いを認識し、非ネイティブ同士で伝わる英語を身につけることだろう。
教育現場が取り入れるのに即役立つ手法は本書に明記されてはいないが(そのあたりは三森ゆりか氏などが詳しいか?)、現状を再確認するのに本書は役立つであろう。

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