南西の風やや強く

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刊行日 2018/07/20 | 掲載終了日 2018/08/08

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内容紹介

<内容紹介> 

二人の少年と、一人の少女の、鎌倉を舞台にした青春グラフィティ。

12歳、伊吹と多朗は深夜、江の島をめざして歩いた。

15歳、伊吹は、誰にも言えない秘密を持った。

そして18歳、ぼくらの未来は ……?

 

親に言われるがまま、難関中学をめざし、勉強づけの日々を送っていた狩野伊吹。

夏の夜、思いがけない出会いが、伊吹を変えていく ……!

 

「12歳」の章は、「小説新潮」に掲載された作品を加筆。「15歳」と「18歳」の章は、書下ろしです。

【著者紹介】

吉野万理子

神奈川県出身。上智大学文学部卒業。新聞社、出版社で編集業務に携わった後、2002年、『葬式新聞』で、日本テレビシナリオ登龍門優秀賞受賞、脚本家としてデビュー。2004年『仔犬のワルツ』の脚本執筆。2005年『秋の大三角』で第一回新潮エンターテインメント新人賞を受賞。2011年『想い出あずかります』(新潮社)を原作としたNHKラジオドラマの脚本を自ら執筆。主な作品に、『チームふたり』をはじめとする「チーム」シリーズ(学研)、『赤の他人だったら、どんなによかったか。』(講談社)、『いい人ランキング』(あすなろ書房)など。


<内容紹介> 

二人の少年と、一人の少女の、鎌倉を舞台にした青春グラフィティ。

12歳、伊吹と多朗は深夜、江の島をめざして歩いた。

15歳、伊吹は、誰にも言えない秘密を持った。

そして18歳、ぼくらの未来は ……?

 

親に言われるがまま、難関中学をめざし、勉強づけの日々を送っていた狩野伊吹。

夏の夜、思いがけない出会いが、伊吹を変えていく ……!

...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784751528617
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

この年頃の男の子とは、こんなに色々考えているものなのだろうか?と思いながら読んでいました。
というのも、わが家には中2と高校3の男の子がいるので、この人たちもこんな風に色んなこと考えているだろうか?いやー考えてないよね、と思ってしまったからでした。
お話はキュンキュンするし、ハラハラするし、ワクワクするし、ホロリとするし、とてもおもしろかったです。

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12歳、15歳、18歳、それぞれにままならない出来事には直面するけれど、友人と家族と好きな人との繋がりの中で視野が拡がっていくことに希望を感じました。
もがき苦しんだあの頃も、いつかは鎌倉の風にのって飛んでいき、そしてまた帰ってこれるといいね、と。

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主人公伊吹の成長を軸に、周りの友達、家族の人生を描いた一冊。多郎の包み込むような大きな優しさと、洞察力は、きっとこの先の伊吹の人生にも、時々道を照らしてくれることだろう。病いを発症してからの由貴は少しシビアだ。甘えられない性格からくる、どうしようもないやるせなさを伊吹にぶつけるあたり、自立しているようでそうではない部分が、そのことで伊吹を傷つけてしまうことに気づいているのかいないのか。馴染み深い鎌倉の海、横浜の風景を舞台に、海風とおみくじが印象的だ。決して甘酸っぱくない青春も、たくさんあるんだろうな。

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12歳。多朗と出会った伊吹は、親への反抗心から南西に向かって歩き始めた。
15歳。中学受験をやめ、公立中学へ通う伊吹。密かに心を寄せた彼女は、親友の多朗のことが好きだった。おまけに父親病気がわかり、やりきれなさいっぱい中学時代。
そして18歳。彼女が病に侵され、父親の病気も再発。自分が今何をするべきかを考え行動する、伊吹の成長が見えた高校時代。
人は出会う人によって大切なことを学び、人間として成長できる。そうやって人生を積み上げて行くのだ。

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全部読んで、タイトルがちょうどぴったりハマる感じがしました。
どこにでもいる少年の、成長と青春を描いた物語。
思うままにいかない恋やコンプレックスになっている父親との関係など、若干のほろ苦さを感じました。

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〝大人になると、思い通りにいかないことが増えていくかわりに、思い通りにできることも増えていくんですね。〟
そうだった。
子どもの頃、なんの根拠もなく、大人になればなんでも思い通りにできるようになると思っていたっけ。
だけど、年齢を重ねるにつれて、大人になると思い通りにしてはいけなくて、諦めなくてはいけないこともあるってことにも気がついた。
まっすぐで甘酸っぱい恋、小さい頃にみていた将来の夢、大切な人たちとの別れ。
そういうどうにもならないことを一つずつ諦めて、泣いて、乗り越えて、大人になっていく。
苦くて、痛くて、涙がでそうだ。
でも、青春ってそういうものだったなと思い出した。

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