ぬばたまおろち、しらたまおろち

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刊行日 2017/09/15 | 掲載終了日 2018/09/10

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内容紹介

第2回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞作

妖怪の存在が今でも信じられている村に住む綾乃は、ひょんなことから魔女学校で妖怪たちと机を並べて魔法を学ぶことになる……。第二回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞作。


■著者紹介

白鷺あおい(シラサギアオイ )

岡山県出身。筑波大学第2学群比較文化学類卒業。2016年、第2回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞。

第2回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞作

妖怪の存在が今でも信じられている村に住む綾乃は、ひょんなことから魔女学校で妖怪たちと机を並べて魔法を学ぶことになる……。第二回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞作。


■著者紹介

白鷺あおい(シラサギアオイ )

岡山県出身。筑波大学第2学群比較文化学類卒業。2016年、第2回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞。


出版社からの備考・コメント

シリーズ第2弾『人魚と十六夜の魔法』も近日掲載予定です!

シリーズ第2弾『人魚と十六夜の魔法』も近日掲載予定です!


おすすめコメント

(担当編集より)

物語の舞台は岡山の片田舎。両親を事故で亡くし、伯父の家に引き取られた孤独な少女綾乃は、幼い頃に出会った一匹の白蛇と図書館の本を友に成長します。なるほど、これは妖怪の言い伝えがいまも残る、横溝正史の世界を彷彿とさせる村で、少女が成長する話なのか……と思っていると、とんでもない、そのあと、事態は急転直下、(ここでは書けませんが)ある出来事を境に物語はその様相を一変させます! いきなりハリーポッターのホグワーツ魔法魔術学校もかくや、という魔女学校に舞台は移り、しかも、そこで学ぶのは人間ばかりではなくのっぺらぼうや小豆洗い、雪女といった日本の妖怪たち。主人公綾乃は訳あって(どんな訳かはここでは書けませんが)妖怪と魔女が一緒に学ぶ、筑波山のふもとにあるディアーヌ学院で学園生活を送ることになるのです。

この学校生活がとんでもなく楽しい。みんな寮生活で、ルームメイトは妖怪だし、魔女と言えば箒というわけで、箒に乗る授業があったり、なぜか衝突ばっかりしているけどちょっと気になる男の子ができたり。

でも、油断してはいけません、この物語にはもうひとつ大きな仕掛けが……。これ以上書くとネタバレになってしまいますので、ここでやめておきます。でも、二転三転するストーリーにあっと驚くこと保証付きの、学園ファンタジー。妖怪好きにも、魔法好きにも、学園もの好きにも絶対おすすめです!

(担当編集より)

物語の舞台は岡山の片田舎。両親を事故で亡くし、伯父の家に引き取られた孤独な少女綾乃は、幼い頃に出会った一匹の白蛇と図書館の本を友に成長します。なるほど、これは妖怪の言い伝えがいまも残る、横溝正史の世界を彷彿とさせる村で、少女が成長する話なのか……と思っていると、とんでもない、そのあと、事態は急転直下、(ここでは書けませんが)ある出来事を境に物語はその様相を一変させます! いきなりハ...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784488588021
本体価格 ¥1,000 (JPY)

NetGalley会員レビュー

ど、どうしよう・・・完全無敵のファンタジーと出会ってしまった・・・!
そういう運命の1冊に出会ってしまったときには周りの人にもぜひ読んで欲しくて言葉を尽くしてすすめまくるのだけれど、想いを込めるすぎるあまり称賛の言葉を並べすぎて、つい安っぽくなってしまう。
まさしく本書がそうなのだ。

あらすじを読んで和テイストのファンタジーなのかな?なんて軽い気持ちで読み始めたのだけれどこれがもう・・・!
・主人公の婚約者は大蛇(オロチ)です(真珠色の蛇さん!)
・主人公がひょんなことから通うことになったのは色んな種族の妖怪たちが集う魔女の学校(しかも全寮制!)
・同級生はのっぺらぼう、雪女、山姥、ろくろっ首、白狐、小豆洗い、塗壁、人狼、つらら女と和洋折衷勢ぞろい!
・授業は「薬草学」に「飛行術」、「トランプ占い」、「お菓子の家の建築学」、「コックリさんの科学」、「手乗りドラゴンの飼育法」なんて聞いただけで心踊る科目が盛り沢山・・・!
・そして、最後の最後には驚愕ロマンチックな結末が・・・!!!

この設定だけで既にもうお腹いっぱいなのですが、その他にも読書好きさんならば反応せずにはいられない、読書ネタがあちらこちらに散りばめられていて、既読であれば共感できるし、未読であれば読んでみたくなってしまう罠も仕掛けられておりました。

夏目友人帳もRDG レッドデータガールもハリッポッターもあなたのお好きなファンタジー全部詰め放題ってくらいの極上のファンタジーでした!

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1匹の大蛇と共に田舎で育った少女・綾乃が、とある事情で妖怪と魔女の学校(と言っても共学ですが)ディアーヌ学院で学生生活を送る事になる学園ファンタジー。
うーん、面白かった!
優しいお話に、魅力的な学園生活に、愉快な妖怪達に、かっこいい男の子もいて。
それだけでも十分面白いんだけど、最後に待ち構えている衝撃の展開がまた!
まさかこんな秘密が隠されているとは思ってなかったので、びっくりすると同時にすごい満足感がありました。
唯一の欠点は、主人公が中学生とまだ幼い年齢なのに、性的な表現がちょっと俗で直接的過ぎるかなということかな(「やる」だの「寝る」だの……)。作品の雰囲気にちょっとそぐわない気がしました。
とはいえ、ファンタジー、学園もの好きには是非読んでもらいたい作品です。
続編も楽しみにしてます!

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「和」ファンタジー、「洋」ファンタジー、どちらのファンにもイチオシ!!

とにかく楽しんだ。夢中で続きを読んだ。一度読みだしたら止められないファンタジーと
久しぶりで出会った。自分の不勉強をさらしだしてお恥ずかしい限りだが、このシリーズ
を1年間知らなかったことが、もったいなさすぎた。司書として後悔しきりである。

読み終わったと同時に、ネット書店に自分の分を注文、同時に自分の担当学校でも入れよ
うと決めた。夢中で読みながらも、同時にこれを夢中で読むであろう子どもたちの姿が次
々と思い浮かんだ。その顔触れが「和」ファンタジーを好む子、「洋」ファンタジーを好
む子、両方だったところがこの本の特徴をあらわしているのではないだろうか。

筆者は「和」ファンタジー(具体例でいうと「勾玉シリーズ」、「RDG」などの荻原規
子、「月神の統べる森で」のたつみや章、「封殺鬼シリーズ」の霜島ケイ、などなど)が
好みである。同時に上橋菜穂子の大ファンでもある。その傾向のファンタジーが好きな
人に、自信をもって本作はおすすめできる。

ネットギャリーの本書紹介にもあるように、物語はあるところから急転直下、「洋」ファ
ンタジーの様相もみせてくる。文章を引用すると「物語の最後の仕掛け」につながりかね
ないので、あそこも引用したい、ここも引用したい、と色々あるが、……書けない!!

司書として、これはとにかく読んでほしい、と言うしかないだろう。

次作、「人魚と十六夜の魔法」もネットギャリーにお願いし、出版社から快諾いただいた。
さっそく読破体制に入ろうと思う。

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